As It Isはスクリーモ路線はやめたのかな?

POP PUNKの中でも

ぶっちゃけそんなに上位に好きなバンドでもないけど

やっぱりPOP PUNKしてくれた方が良いしね。

更なる新曲、続報に期待。

どうも、トトです。



今月最初の金曜日を迎えましたが、

まだまだ7月リリース作品が残っています。

そんな今回取り上げる47枚目の新譜は

かなり注目度の高い作品だと思います。

長らく止まっていたバンドが再び動き出し、

実に6年ぶりとなるアルバムをリリースしました。




20210514_014324
Chunk! No, Captain Chunk!
『Gone Are The Good Days』
01. Bitter
02. Drift Away
03. Gone Are The Good Days
04. Marigold
05. Made For More
06. True Colors
07. Good Luck
08. Complete You
09. Blame It On This Song
10. Painkillers
11. Tongue Tied
12. Fin.





フランスを代表するPOP PUNK/EASYCOREバンド

ここ、日本でも人気があり、親日でもある

Chunk! No, Captain Chunk! が、

6年ぶり4枚目となるアルバム

Gone Are The Good Days

Fearless Recordsから7/30にリリースしました。


メンバーそれぞれの活動はあっても、

CNCCとしての活動は停滞していたこの6年

待望の新譜がリリース\(^o^)/

しかも、この6年の間に契約を切らず

再び、お馴染みのFearlessからのリリースってのが良いですね。

国内からは、こちらもお馴染みICE GRILL$から。


先行曲から期待を持てた今作、

久しぶりの新譜は果たしてどんな作品に?

そいつを確かめていこうと思います。




Bitter
過去、PRIDEとかで選手名アナウンスをしてた
おばちゃんのような声でのバンド名アナウンスから
幕を開ける1曲目。
今作リリースに伴って最初に出た曲だったかな?
前作はそこまで好きではなかったけど、
これを聴いたときはひと安心したもんです。
POP PUNKとハードコアを上手く組み合わせ、
CNCCならではのEASYCOREサウンドは健在で、
ブレイクダウンも重く、クリーンからは想像できない
厳ついスクリームも健在でした。
これぞCNCC!ってを改めて大いに実感した
1曲目から今作のキラーチューンだと思います。

MVもこれまでのツアーやライブ映像、過去のMVなどを使った
復帰を存分に感じさせるものとなっています。
日本での様子もバッチリ入ってますね\(^o^)/





Drift Away
2曲目はPOP PUNK感強めな展開に。
サビに入ると、エモーショナルな雰囲気も。
それこそ前作からの継続が伺えるような曲です。
良い感じのブレイクダウンはあるんだけど、
スクリームなく、クリーンで歌いきるってのが
個人的にちょっと勿体ないなー…と(。-ω-)
最後はコーラスを合唱するタイプのシンガロングパートで締め。


Gone Are The Good Days
3曲目は今作のタイトルトラック。
ここも頭からエモーショナルな雰囲気が漂いますが、
We held our ground, Through the
ヾ(*≧□≦)ノ building fucking pressure!!
っていうシンガロングパートがあるのが良い。
曲調的にはポップな面が強いけど、
サビには再びシンガロングパートもあるし、
2コーラス目はテンポアップし、疾走もし、
vo/Bertの厳ついスクリームも飛び出すので
前曲よりも個人的な満足度は高めです。

さっきのMVはバズから始まって、
このMVではウッディから幕開けしててわろたw
5月に公開された"Bitter"30万再生超え、
6月に公開されたこっちは20万超えと、
順調に再生回数も伸ばしてますね。





Marigold
冒頭のアコギとリズム感の良いクラップで
どこかラテン系の香りがする4曲目。
スクリームはないものの、シャウト気味で
少しハスキーな感じに聞こえるボーカルと
グッドメロディなサビが自分のツボを刺激し、
周回したことによりお気に入りの1曲に( ´∀`)b
変にエモーショナル押しになるようなら、
これまでになかったこういう感じの曲の方が
遥かに良い!って思っちゃうなw
どこかYellowcardっぽさがあるようにも感じる。
ラストサビなんかは、よりYCっぽさが浮かびます。


Made For More
これこれ!(* ゚∀゚)
というイントロから再び幕を開ける5曲目。
イントロからテンション上がるのはこーゆーヤツ!
てか、イントロだけで"Taking Chances"が浮かぶんだよね。
お陰さまでサウンド面は従来らしさがあって良い!
曲調的には縦ノリ系のPOP PUNKな面が強いか。
後半はフラグ通りにブレイクダウンで落とす。
厳ついスクリームと共に落とす!
こういうのでいいんだよこういうので
的な展開もあり、こんなCNCCが好きだって人も
少なくないんじゃないかと思う1曲。

ここまでのMV、LVも
そういったらしさのある曲にビデオが当てられていて
そういうとこはとても良いです。





True Colors
のっけから耳を突くギターが響く6曲目。
ミドルテンポではあるけど、
シンガロングで盛り上がるポイントあり。
後半には再びスクリーム&ブレイクをぶちかまし、
今作の中ではスクリームパートも多い方で、
曲調的にもポスコアらしさが勝る感じになってます。


Good Luck
7曲目は掻き鳴らすアコギから始まります。
リズム隊を担うドラムはアップテンポで良い。
そんなリズム感が良いクラップパートから入るサビも
そのままアップテンポで、エモーショナルながらも
重いサウンドで楽しいPOP PUNKを展開しています。
サクッと終わるけど、タイトル的にも良い曲。


Complete You
重さやハードな部分はない始まりを見せる8曲目。
早くも登場するBertとは違う声質に違和感。
これも表記はないけど、The Dangerous Summer
AJ Perdomoがゲストとして参加しているようです。
ってことで、声の主はAJかなと。
POP ROCK的な展開ではあったけど、
後半には短いブレイクを入れてきます。
そして最後に待ち受けるのは、この曲いちばんの聞き所!
至極のサックスソロ
最初の音から
気持ちイィ───ヾ(* ゚∀゚)ノ────!!!
っていうサウンドを響かせてきます。
この曲は、この部分の為だけにあると言っても
過言ではないほど、素晴らしいサックスの音色。
最近サックス入れるの流行ってんのかな?
ってくらい、色んなところでサックス聴きますね。
それとも自分の聴くバンドが、
サックス取り入れがちなだけなのかな?





Blame It On This Song
再び、イントロのヘヴィなリフから
そーそー!これよこれ!(* ゚∀゚)
と、聴いてるこちらのテンションを上げてくれる9曲目。
コーラスによるシンガロングパートもあるし、
やっぱこういうCNCCならではの感じのヤツが
聴きたいんですよねぇ(*´ω`*)
CNCC_BIOTS
このシングルのアートワークさながら、
夏感も大いにあり、まさに今の時期にピッタリ。
終盤のクラップパートも楽しさを上げる要因の1つに。
サウンド面に関してはCNCC式の陽性POP PUNKで
文句なしだけど、唯一スクリームないのが惜しい。
Paulもスクリームできるんだから、
Bertがやらんなら、Paulがやればいいのにね。笑

とはいえ、これが前作から今作までの間、
2016年に唯一、リリースされていたシングルなので、
まだ少し初期の雰囲気を感じるものにしたのかも?



Painkillers
80?90?年代くらいのエレポップ感のあるリフで
それを上手いことCNCCサウンドに昇華してる10曲目。
良い意味でCNCCっぽくはない感じ。
ここも厳ついスクリームは聞こえてきませんが、
それを許せる曲調と、シャウト気味なボーカルが◎
ブレイクダウンもこれまでのものと違い、
打ち込みと共に展開する感じも面白いです。


Tongue Tied
静かな喧騒SEからアコギが響く11曲目。
終盤には素敵なストリングスまで取り入れている
アコギがメインの癒し系エモーショナルナンバー。
そして早くも聞こえてくる女性ボーカルに、
なーんか最近聴いたような声だなぁ…と思って調べてみると
昨年リリースした新譜からボーカル解禁した
マスロックバンドCovetYvette Youngでした。
そしたら、もしかしてアコギもYvetteが弾いてるのかな?
何にせよ、こういうサウンドに女性ボーカルってのは
抜群に相性が良いので、良いコラボだと思います。
てか、feat.ゲストの名前入れといてよw


Fin.
ラスト12曲目は、タイトルからも終わりの1曲。
終わりに相応しいエモーショナルな雰囲気増し増し。
シンガロング必須なコーラスからスタートします。
この曲では、そんなコーラス的シンガロングが
映えるところが盛りだくさんです。
ラストサビ前の静かなリフが何気に良い。
ラストには大合唱シンガロングが起きればいいなー
っていうコーラスで締める。





以上、

Chunk! No, Captain Chunk!
  『Gone Are The Good Days


でした。

良くも悪くも…w

という、今回の復帰作。

やはり、前作『Get Lost, Find Yourself』

あんまり……だった自分にとって、

今作も2周、3周してる段階では

蔵出し濃厚かなー、なんて思ってました。

その後、さらにリピートを続け、

こうして本レビューできるまで来ました。

まぁ、それでも1~3周目の名残が

しっかり出てしまってる部分もありますが(。-∀-)w


音楽とか、人間関係とかでもそうだけど

明るく楽しく元気だったヤツが

おとなしくなってたりすると

なんかこう複雑というかね…

つまんないな(´・ω・`)って思ってしまいがち。

前作、今作共にアートワークデザインにも

遊び心とか、面白みがないってのも感じてたし。

だから、大人になってもバカできるヤツのが好きなんです。

人も、音楽(特にPOP PUNK)も。

だからこそ、自分の中では

NFGが不動のKING OF POP PUNKなんですよね。


とはいえ、

そんなものは人(相手)によるし、

もちろん音楽だって

バンドによるし、曲によるし、作品によります。


ってことで、

個人的には1st・2ndよりも劣りはしますが

シーンへの復帰を、何よりも喜びたいと思います。

Chunk! No, Captain Chunk!
  『Gone Are The Good Days


POP PUNK/EASYCOREシーン注目の1枚です。

是非ぜひ、チェック!





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