ゲームや映画、もちろん音楽も聴きつつ

何とか発売月内、21日(日)に読破しました。

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呪術廻戦 公式ファンブック

面白かったー。

アニメはもちろん見てるし

連載1話目から本誌でリアルタイムで読んでて、

単行本(電子版)も買ってる作品なので、

ファンブック発売日当日、TSUTAYAにあんなに人が並ぶとは…

で、後日に買えたファンブックですが

引き出しが多い?というか、

まぁ、漫画家なり、映画監督なり、音楽家なり、

そういう表現者たちは引き出しが多くて当たり前ですが

当の芥見先生は自分よりも7つ年下(!!)ですが

エヴァ』とか『BLEACH』とか

自分の好きなものや影響受けたものが被っていて、

且つ、それが作品に影響出てるものって面白いな。

巻末の久保帯人先生との対談も楽しく読めました。笑

単眼猫(芥見先生)、BLEACHのガチファン過ぎてw

ファンブックとかデータブックとか

他にも持ってる作品あるけど、

やっぱ色々と深く知ること、裏側を知ることは面白い。

どうも、トトです。



前回、見逃しとしてAlicewellの新譜レビューをし、

今回は記念すべき、今年10枚目となる新譜レビュー。

思えば、3月リリース作品は今年初かw

第1週目にも出たは出たんですが…ねぇ(。-∀-)

ま、それは蔵出しで思いをぶちまけるとして。


今回のバンドは、過去に一度来日を果たし、

そのライブクオリティに惚れ込み、

こうして本作リリースを心待ちにしてました。

個人的に馴染みあるメンバーも新加入したことですし。

そんなバンドの新譜はこちら!




LANDMVRKS_LostInTheWaves
LANDMVRKS『Lost In The Waves』
01. Lost In A Wave
02. Rainfall
03. Silent
04. Visage
05. Tired Of It All
06. Say No Word
07. Always
08. Shoreline
09. Overrated
10. Paralyzed





フランス産メタルコアバンドLANDMVRKS

3年ぶり、3枚目となるアルバムLost In The Waves

3/19、Arising Empireからリリースされました。


前作リリースの翌年、2019年には

MHz FESTの尽力により、晴れて初来日。



音源として良いのはもちろんのこと、

それ以上に、紛れもないライブバンドぶりに

会場にいた人で、LANDMVRKSに惚れ込んだ人は

決して少なくないんじゃないかと思います。

ぶっちゃけ、ライブに関してはPolarisより良かったしねw

もちろん、Polarisも良かったのは当然として。

それを上回る良さを見せつけたのがLANDMVRKSでした。


そんなバンドが、昨年から新曲を先行公開しつつ

遂に新譜をリリースしてくれました。

今月のリリース作品の中では

いちばん楽しみだった新譜かもしれません。

それでは早速、聴いていきましょう。




Lost In A Wave
オープニングからタイトルトラックがお目見え。
不穏な雰囲気で鳴るギターから始まる1曲目。
その不穏さは勢いあるバンドサウンドともに消え、
I can't breathe, I'm suffocating!!
のシンガロングパートからのブレイクダウンで幕を開けます。
冒頭のアグレッシブさそのままに勢いに乗りつつ
その後展、疾走パートへ突入─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
そんなメロディックハードコアさながらな展開を見せ、
その後のサビはメロディ重視で歌い上げます。
Cane HillElijahのような引く怪しく歌い、
サウンド面でもフラグを存分に立てたあとに待つは
ブレイクダウンで落とします。
ここではかなり迫力のある低音グロウルも聞けます。
これってFlo?って思うけど
MVを見ると紛れもなくFloが出してることに驚き!
普段は高音のシャウトだし、ここまで低く
ドスの利いたのも出せんだな!

そんなMVは、公開からおよそ3ヶ月で
50万再生手前まできています。
前作の各MVの再生回数をサクッと抜き去り、
バンドでNo.1の再生回数を記録しています。
この再生数の伸びも注目度の表れなんですかね?
だとしたら何とも嬉しい限り。





Rainfall
ヾ(*≧□≦)ノ Born!! to!! fall!!!
と、のっけからシンガロングパートで迎え撃つ2曲目。
リフと交互に短い吐き捨てのパートが個人的に良い。
こーゆーとこ、ちょっとWhile She Sleepsっぽいよね。
そして前曲同様、再び低いグロウルからのブレイク!
攻め感が良いよー攻め感がー(* ゚∀゚)
そこからさらにシンガロングパートを挟み、
アグレッシブなサウンドで展開していきます。
さらにさらにシンガロングを挟みつつ、
入りすらもハードコア感たっぷりで
スローなブレイクダウンをぶち込んできます。
そこで追い討ちかのように低音グロウルを。
この頭2曲でガッツリ掴まれましたね!

MVでは冒頭からPaulがムーブしまくり…
Oh!! と、Paulの悲痛な呻き声が聞こえたと思ったら
左膝を骨折
しかし、その状態のまま車椅子でプレイしてるのが
MV公開時に話題になりましたねw
不謹慎ながら笑っちゃうけど、そのプロ根性には脱帽。





Silent
3曲目は掻き鳴らすギターと静かなボーカルから。
頭2曲に比べるとLANDMVRKSらしさ溢れるサウンドに。
しかし、まだまだアルバム序盤、
サウンドの勢いは落とすことなく
サビは耳によく馴染むややエモなメロディに。
しかし、もちろんブレイクダウンも忘れない。
前作から思ってたけど、LANDMVRKSのギターって
他のバンドよりギョンギョンビョンビョン?してるよね。
我ながら言葉のチョイスが頭クソ悪すぎだけどw
音楽的知識はもちろん、楽器の知識なんて
ゴミみたいなものなのでご勘弁をw


Visage
アグレッシブなサウンドはかなり抑えて始まる4曲目。
ここでは母国語であるフランス語ラップを展開。
フランス語のラップってのも新鮮ですね!
懐かしいこと思い出したけど、IWGPのきたろうが、
ブラックエンジェルスの頭のフランス語に
鼻から息抜いて喋んな!
ってキレてたなぁw その表現は言い得て妙だわw
ラップとクリーンボーカルのあとは、
お馴染みのギョンギョンギターと共に
スクラッチと共に激しいバンドサウンドを展開。
ベースのグルーヴも良く、さしずめLANDMVRKS式ニューメタル。
どんどんキーが上がっていくサビすごいな。笑

フランス産ニューメタルと言えばPleymoですが
近年ではDjent+高速ラップのSmash Hit Comboもいるし
そこにLANDMVRKSも名乗りを上げるか?
って言ってもいいくらいに良い感じです。


Tired Of It All
リリース当日に公開されたMV曲である5曲目。
おーおーコーラスから始まるキャッチーさを見せ、
メロディ自体も非常に取っつきやすい感じが
どこか日本っぽさもあるというか…
普段から海外のバンド聴いてる人、
今も昔も海外バンドしか聴いてない…って人いるのかな?
そんな人にはあまり馴染みなさそうだけど
国内バンド聴いてる人は馴染みやすいというか、
気に入りそうな雰囲気がひしひしと。
でも、ブレイクダウンはやっぱり海外産!
そのブレイクダウンから、掻き鳴らすギターに入り
ラストサビ前のおーおーコーラスまでの展開は
個人的にも大いに好きな感じです。





Say No Word
キャッチーな曲のあとは、冒頭から超クールな6曲目。
ブラストからのブレイクダウンで幕を開け、
そのあとからのギターの高速刻みがクソ気持ち良い!
それに合わせてFloの捲し立てるような
早口ボーカルがまためちゃくちゃ良いぞ!
ここでもハードコアライクな展開で進みつつ、
ブレイクダウンもかなりハードコアライクな感じ。
ラストのブレイクダウンも、入りから落とす
スローなブレイクダウンが完全にハードコアのそれで
これはこれで上がりますね(* ゚∀゚)
こういうハードコア色が濃厚なのも、
Paul加入が影響してたりするのかな?


Always
7曲目は、掻き鳴らすギターから
キャッチーなメロディで始まり、
コア色強い曲からまた聴きやすい曲に。
若干R&Bっぽいオシャレ感もあるかな?
サビの一部と終盤にシャウトはあるけど
全体的にはクリーンがメインってのもあり
それがまた耳触りの良い雰囲気を生み出してる気がします。
しかし、最後は思っきし叫んで締めます。


ShorelineOverrated
波打ち際のような、30秒弱の短い小波SE
"Shoreline"で一瞬の癒し実感したあと
のっけからアグレッシブに攻め立てる"Overrated"へ。
頭からザックザクに刻むリフが超クール!
サビはツーステが映えそうなサウンドとシンガロング!
速く、リズミカルで、勢いある曲イィな!(* ゚∀゚)
それだけでなく、もちろんブレイクダウンも忘れない。
終盤にはブラストも展開しつつ、
最後まで勢いを落とさず走りきるのも気持ち良いな!


Paralyzed
ガッツリ攻めたあとのラスト10曲目は
今作唯一の聴かせる曲。
歌ものもしっかり歌えるFloさんさすがです。
微かに鳴る鍵盤サウンドがエモーショナルさを掻き立てる。
そんなサウンドも控えめな歌もので展開していき、
終盤に入るとバンドサウンドと共にFloも叫ぶ、
コーラスも映える力強いパワーバラードに。
MVの撮影場所のように、大きなアリーナ会場でこそ
映えるような雰囲気ですね。
バンドもそういう展望を見据えてなのかもしれません。
こういった曲をMVにしたことも含めて。
最後にしっとり歌って終わりを迎えます。







以上、

LANDMVRKS『Lost In The Waves

でした。

気付けば何周も聴いてる作品ですが

全10曲の総尺が30分弱ってのも

リピート率をも上げるサクッと感を実現してる。

何はともあれ

(* ゚∀゚)イィ!

前作も良かったけど、個人的には前作を凌ぐレベルで

とても(* ゚∀゚)イィ!

バンドの作品初視聴となった前作の時から

メタルコアにカテゴライズされつつも、

既存のメタルコアの型に嵌まらない

ってのは大いに実感していましたが、

そういったLANDMVRKSサウンドは今作も健在。

それに加え、今作ではハードコア感が増量。

レビューでも言いましたが

EASYCOREバンドとはいえ、"コア"な部分は

ゴリゴリのハードコア感のある

Chunk! No, Captain Chunk!から

gt/Paulが新加入したのも影響あるんだろうか?

Paulの存在が影響してようがしてまいが、

その要素は大いにプラスに働いていると思います。

メタルコアとしては、Architectsの新譜も良かったけど

Architectsとはまた別のベクトルのメタルコアである

LANDMVRKSの新譜も非常に良かったです。

思えば前作リリースの時も、

Architectsとリリース日近かったな。笑


冒頭、ライブレポのリンクを貼りつつ

このバンドのライブの良さを軽く語りましたが

あのライブを見たからこそ、

ここまでLANDMVRKSを好きになり、注目し、

期待をするようになったんだと思います。

やっぱ呼んでくれたMHz FESTには

改めて感謝感謝ですね<(_ _)>


ボーカルのFloを中心に、ライブは文句なしにカッコイイ

そして今作も非常に素晴らしい。

LANDMVRKS『Lost In The Waves

コロナが終わったら、2度目の来日を切に期待してるバンド

フランス産だからと侮るなかれ。

良い音源、良いバンドに、国は関係ありません。

是非ぜひ、ご一聴。





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