何年か前に同じようなことが起きてた

ライブのセトリとかもそうだけど、

こんなもん自衛で何とでもなるのに

炎上する理由がわからんな。

ネタバレ見たくないなら

ネット断ち、SNS断ち、情報断ちするだけで済むのに。

それもしないで騒いでるなら自己責任だろ

って思っちゃいますけどね。

面倒臭ぇ世の中だこと(。-ω-)-3

そもそもソースがTwitterってのも何を今更じゃないかw

どうも、トトです。



面倒臭ぇなと思いつつも、

そういう連中に絡まれる方がよっぽど面倒臭ぇので

新作映画、新作ゲームの感想記事を書くときは

ネタバレと、

わざわざタイトルに入れてるんですが。

そんな今回は、『ガンズ・アキンボ』以来

今年5本目の新作映画。

延期するのが通常営業でもある本作ですが、

待ち遠しかったのは言うまでもありません。

今回はコロナもあり、それによる延期もあったでしょう。

それがようやく3月8日にお目見えしました。

自分は公開日2日目である、3月9日に

『スパイダーバース』以来、人生2度目となる

IMAX

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シン・エヴァンゲリオン劇場版







長い制作期間、そして延期を経て、

ようやくの公開となりました。

初日の興収は8億を突破。




現状でこの結果は立派なロケットスタートでしょう。

まぁ、これくらいは想定内の作品ではありますが。


で、

観終わった率直の感想としては…

良かった(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

まず冒頭は、これまでの新劇場版のおさらい。




そして、花の都から見る影もなくなった

真っ赤に汚染されたパリの街から始まり、

これまでの新劇場版同様、

オープニングの"掴み"に入る。

そしてこれも『』からお馴染み、

マリの鼻歌から始まるのも定番ですw

まぁ、第一にエヴァ(特に初号機)が好きな自分にとって

最初にキャラで好きになったのはマリなので。笑

もはや『破』以降のオープニングはオレ得ですw

可動域はヒトに寄せて欲しい

と、マリが文句垂れてた改8号機は

腕部がホイール型になり、360度全方位射撃が可能になり

迫り来るエヴァMark.44シリーズを撃墜していくのは

何とも気持ちが良い!(* ゚∀゚)

エヴァってこういうメカニック部分や

変形するものとか、見てて面白いよね。

最後に出てきた4444Cとか、

『序』で日本中から電力集めて

ようやく撃てた陽電子砲を

秒で連射できる高性能さにシビれましたね(* ゚∀゚)

改8にエッフェル塔ぶっ刺されて

あえなく撃墜されましたがw


と、やっぱりオープニングから

心をガッシリ鷲掴みにしてくるのはさすが。


で、155分もの長時間作品

気になるとこだけ挙げていっても

どんどんどんどん文字が増えていくので。

ざっくり箇条書き風に書いていくなら…


トウジぃーーー!(* ゚∀゚)

ケンスケぇーーー!(* ゚∀゚)

トウジの嫁さんに

委員長ぉーーー!(* ゚∀゚)

アスカがケンスケのこと

"ケンケン"って呼ぶの何?!w

アスカのDSSチョーカーを見て

思い出しゲロしちゃうシンジくん…

シンジくんが着てるのトウジのジャージ?

この第3村でヒロイン力爆増するアヤナミ(仮)

碇くんに名前を付けて欲しい


おはようって何?おやすみって何?
さよならって何?ありがとうって何?


村の人々が使う言葉や感情に疑問を持ち、

委員長に意味を教えてもらう様は

子どもと親のようであり、園児と先生のようであり

とてもほっこりしました(*´ω`*)


それとは別に

放っておいて欲しいのに…
みんな何でこんなに優しいんだ…!


シンジくんのこの絞り出した言葉には

正直ちょっとグッときた(。´Д⊂)


このへんの序盤~中盤は

アニメ版からお馴染みだったキャラメインで

第3村での出来事を綴ったシーン。

『Q』みたく、ホ○ホ○しい感じが皆無だったので

フツーに楽しく見てられましたね。笑

14年経って、大人になったトウジやケンスケも

ちゃんと思考も立派に大人になっていました。

委員長めっちゃ良い妻、良い母だったしね。

アヤナミ(仮)にとっても。

しかし、そんなヒロイン力爆増もしたアヤナミ(仮)も

Nervを離れるとカタチが保てず

シンジくんの前でLCL(液)化…(。´Д⊂)

このあとシンジくんが立ち直り

トウジやケンスケから

Q』時点では不透明だったニアサード後の状況を聞く。

生き残りが暮らす第3村

支援と補助はWILLEが

WILLEの存在理由

Nervと敵対する理由

ミサトさんと加持さんの息子"加持リョウジ"

ミサトさんの本当の心情

このへんも語られていきます。


で、終盤の決戦。

サクラは情緒不安定すぎw

ミドリは優秀なツッコミ役w

特にミドリは『Q』のシンジくんほどじゃないけど

けっこう視聴者の代弁者的であるとも言えますw

旧劇でもお馴染みだった巨大アヤナミ(ユイ)

傍らでリツコさんが淡々と作業を進めつつ

現状を冷静に分析していらっしゃいましたが

巨大アヤナミ(ユイ)を見たミドリは

こんなの絶対、変!

と言いきったのは面白かったw

『Q』からの新キャラだったけど、

割と現代っ子風のキャラでしたからねw


さらに進むと

アスカの眼帯の意味

アスカの存在意義

アスカの心情

初号機 vs 13号機

ゲンドウの心情

あたりが話の中心に。


アスカが『Q』の時に

シンジくんをぶん殴りたかった意味

これも、シンジくんが自分で答えを出します。

『シン』のシンジくん(* ゚∀゚)イィネ!

『序』はアニメ版とほぼ同様

『破』で覚醒してシンジ"さん"に

『Q』で逆戻りかそれ以下…(でも仕方なし)

『シン』でしっかり成長してます。

成長のキッカケはやっぱり友達だった

トウジやケンスケの存在が大きそう。

アスカにも成長を認められてました。

アスカも『破』時点での気持ちに正直に。

これがラストの一角を担う

重要なフラグになっているとは!

で、

アスカの新2号機、使徒化(* ゚∀゚)カコイィ!!

あっさり13号機にやられちゃうけど。

初号機vs13号機シーンでは

ミサトさんちで
教室(2-A)で
すいか畑で

槍をガッキーン!

って笑うわw

吹っ飛ばされて壁をぶち破った先に、セット裏見えてんぞw

みたいな、このへんからエヴァのややメタい感じが徐々に出てきますw

しかし、やっぱゲンドウが出てくると

話がワケわからんくなるな…

『シン』だけでも○○○インパクトの種類増えすぎでしょw

ただ、アニメ版、旧劇にもなかった

ゲンドウの心情

が、ここまで詳細に語られたのは初めてでしたね。

ユイに会いたかった

ここはアニメ版からずっと一貫してるけど

何故、そこまで執着していたのか

ってのが、これまでの作品では描かれなかった過去を

こうして掘り下げてきたのは良かったです。

しかし、これを見ると

思った以上にユイに執着しすぎてたのがな…

それほど大きな存在だったってことなんだろうけど。

まぁ、親子ともども性格不器用すぎでしょってことでw


ゲンドウのあとにホ○ホ○しい謎の存在

カヲルくんの存在理由も。

彼の存在、これまでの発言からして

ネット上では『ループ説』の考察が多かったですが

それも概ね当たりみたいなもんでしょう。

で、結局はシンジくんの対になるような存在だったこと。

シンジくんを幸せにすることで自分が幸せになる

っていう、自己満が過ぎるのはどうかと思ったがw


で、

アニメ版にもあった原画シーンを差し込みつつ

旧劇のラストとリンクさせるような海岸で

あの時とは違う、アスカに好きって言われて

ありがとうって返すシンジくんw

ここで頬を赤らめるアスカのヒロイン力がトップにw


そして、ある種の重要な鍵でもある

マリの存在

初登場だった『破』の時から

ゲンドウ、ユイのことを知ってる風だったので

3人の同僚か何かだったのでは?

なんて思ってた当時の自分の予想とほぼ合致。

最後に冬月先生が異名?っぽいので呼んでたけど

ゲンドウとは違うカタチで

ヒトを捨てた(超越した)存在になってたってことかな?

『シン』での役割も考慮するとね。



そうしたマリの存在もだけど

初号機にユイの魂があった理由

ってのも、最後の最後に明かされます。

シンジくんは自分を犠牲にして

エヴァがない世界
新世紀 NEON GENESIS


を作るって時に、代わりになってくれた。

何だかんだで夫と息子を救うためってところに

妻たるもの、母たるものを感じました。

しかし、『シン』を作る際の後付けだったとしても

こうなることがわかってて、

自分の魂をエヴァに入れたユイって…スゴすぎない?w



と、いうように

旧劇でのこともガッツリ回収してたり、

所々で、過去の新劇場版やアニメ版、旧劇を

彷彿とさせるようなシーンもけっこうあって

自分と同じく、そのへんちゃんと見てる人たちは

おっ(* ゚∀゚)

って思うシーンはけっこうあったと思います。

4人の白い巨人を、ヴンダーの1~4番艦で代替にしたとか。

上から見下ろすマリの表情がカヲルくんを模してたり

ゲンドウと対峙したとき、旧では撃たれたリツコさんが

本作ではガンガンヘッドショット決めるとかw

2号機のぐちゃぐちゃになった頭が転がってるとことか

旧劇みてる人はすぐ気付くとこでしょw

とかね。



最終的に両親の助けがあり、

無事にエヴァのない世界を作り出したシンジくん。

劇中でヒロイン力を上げまくった

旧作から継続してるヒロイン2人を余所に

結果、マリとくっつくとは!

わかってるな庵野くん!(* ゚∀゚)

マリは良い女!(* ゚∀゚)

マリみたいな彼女欲しい!(* ゚∀゚)←

大人シンジくんは中の人変わってたけど

パッと聞いた感じ誰かと思いきやエンドロールで判明しました。

神木(隆之介)くんじゃん!(* ゚∀゚)

シンジくん=緒方恵美のイメージ強すぎて

全っ然わからんかったわw



そしてエンディングに流れる

宇多田ヒカル"One Last Kiss"



音楽好きとして、宇多田ヒカルとして、エヴァ好きとして

宇多田ヒカル × ヱヴァンゲリヲン新劇場版

として始まって14年…

ホンット、個人的に得しかない組み合わせで良かった。

ただ、1月リリースだった今回の曲、

映画の延期に合わせて音源も延期とか

ふざけんな!(# ゚Д゚)ゴルァ

なんて思ったのは言うまでもありませんが。

しかし映画の公開翌日に公開されたMV

これがまた庵野が監督をしてるとのこと、

さらに言うなら可愛い宇多田さん盛り盛りのMVで

許した(*´ω`*)←

これが流れるエンドロールでは、

"One Last Kiss"のあとに、『序』の主題歌

"Beautiful World"の別アレンジverが流れて

これもまた良かったですね。




しかし、"One Last Kiss"

改めて歌詞に注目してみると

本作の内容的にもそうだったと思えるように

この曲もゲンドウのことを歌ってるのかな?

なんて思っちゃうな。

やっぱりゲンドウのことを『エヴァ』の中で

最も語られた作品だと思うし、

それ故のインパクトの強さは

旧作を見てる人ほど感じるでしょうしね。

パンフレットに載ってたキャストインタビューでも

何人かにゲンドウのことツッコまれてましたねw



主題歌は言わずもがな、

劇中に流れる音楽もとても良かった。

新劇場版で鷺巣 詩郎さんを初めて知りましたが

何気に序破Qすべてサントラ買ってますしね。

今回も出たら買いますかね。




ってことで、前作から8年

シリーズ累計25年の歴史に幕を下ろした最終作

シン・エヴァンゲリオン劇場版

の感想でした。

『Q』を最初に観たときは

…( ゚Д゚)ハァ?

と思いはしましたが、それも後々になって

『Q』の評価は次作で変わるかも…

なんて思いにいたり、『Q』の結果

『シン』が生まれたのなら

内容的には受け入れ難くも、必要な作品であったと思います。

あんなもん作って、最後どうすんだよ

なんて思ってたのも、本作を見て杞憂に終わりました。

『Q』で語られなかったことの多くは

『シン』で語られたこともたくさんあったし、

旧作から繋がるようなところもあって

本当に終劇なんだなぁ…

と、寂しいような安心したような気持ちにもなりました。

今作のタイトルに付いている記号が色々物議を醸してましたが

あれって譜面上では『繰り返し』の記号でもあることから

まだ続くのでは?みたいなこともよく言われてましたね。

でも、本作みたら続くなんて思えんな。

繰り返しでもあるけど、そこまで行ったら

『終わり』の意味もあるじゃん。

『Q』でエヴァの呪縛のことが出てきましたが、

いちばんエヴァの呪縛に苦しんでたのは

他でもない監督自身だったんじゃないかなと思うくらい。

そういった意味でもやっぱり今回で終わりでしょう。

ある種、ワケわからんエヴァっぽさは残しつつ

説明セリフも多めに、エヴァにしてはわかりやすすぎるくらい

これだけスッキリ完結させてくれたワケだし。

エヴァはこれで終わり!

繰り返させたい人は、またアニメ版に戻ればいいんだよw



劇中でゲンドウが言っていた

小難しい理屈や何やは

ネットに無数に散らばる考察先生方が

色んな意見を出してくれることでしょう。笑

何で"ネブカドネザルの鍵"~を使うと人間やめれるのか

なんてのは、考察チームに任せりゃいいでしょw

ネブカドネザルの鍵を使うと人間やめれるんだな

くらいのていで、ワタシは劇中に出てたまま情報で

おおむね満足ですw



しかし、そうした考察する人たちの存在があって

25年もの間、巨大なコンテンツとして続いてきたのも、

1つの理由な気がします。

アニメ版放送当時、

自分の地元はテレ東が映らないド田舎だったので

親が契約していたWOWOWで

劇場版含めての一挙放送で知り、ハマったという

リアルタイム世代だけど、少し遅く入りました。

その当時、中学か高校くらいでしたかね。

そんなワタシも今や35、今年36になりますよ。

我ながらよく追ってきたもんです。笑

昨年はFUNKOも買っちゃいましたしねw

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『Q』の時は、その内容ゆえに

『破』の時ほど関連アイテムの購入欲に駆られませんでしたが

今作でまた少し熱を持ってしまったかも…w



パンフレットでもキャストインタビューで語られてましたが

こうして25年も続く作品ってなかなかないでしょう。

製作チーム、キャスト陣の思い入れがひとしおなのはもちろん

それは追ってきた視聴者、ファンも同じだと思います。

こうして完結作に立ち会えたのも

長く追ってきたからこそ。

それが無駄にならなかったと思うくらいには

この完結作も楽しめました。


この1回で終わらせるなど到底なく、

公開中にあと数回行くとは思いますが、笑

その都度、初回と同じように楽しみ、

初回には気付かなかったところに気付き、

ちょっと視点を変えて見てみたり、

色んな楽しみ方をしつつ、公開終了まで、

BD発売まで、追っていこうと思います。

初回の感想は、ひとまずこれにて。