Kirk Hammettはギターの復権を願っています。
— sin Хентай (@Sin23Ou) February 28, 2021
「もうギターヒーローは絶滅種だ。新世代には達人が多いが、大抵は音楽的な体操なんだ。ギターヒーローになる条件は一つ。楽曲が優れていること。いくら達人でも、曲がつまらなければ聴き手が感動するのはせいぜい15分くらいだよ。そして他のSNSを見る。」 pic.twitter.com/CbqLteJqtK
Kirkはこう言うけどさぁ…
Kirkの言ってることが老害とは言わんけど
今の時代、求められてないってのもあるんじゃないかな。
楽曲が優れているのには同意するけど、
曲が良くてもギターヒーローなんていなくても、ねぇ…
新世代に達人が多い、とKirkが言う通り
技術的には現行バンドマンの方が上
なんて聞くのも珍しくなくなってきましたが、
ギターヒーローねぇ… うーん……
どうも、トトです。
ギターヒーローのことはさておき、
前回に続き、今年8枚目の新譜レビュー。
今やホームであるUKでは絶大な人気を誇る
メタルコアバンドの新譜です。
このバンドのレビューも我ながら意外や意外、
今回で3枚目になるんですね。
前作から徐々に変化や新しい要素を加えつつ
果たして最新作はどうなっているのか?
気になる作品はこちら!
Architects
『For Those That Wish To Exist』
01. Do You Dream of Armageddon?
02. Black Lungs
03. Giving Blood
04. Discourse Is Dead
05. Dead Butterflies
06. An Ordinary Extinction
07. Impermanence ft. Winston McCall (Parkway Drive)
08. Flight Without Feathers
09. Little Wonder ft. Mike Kerr (Royal Blood)
10. Animals
11. Libertine
12. Goliath ft. Simon Neil (Biffy Clyro)
13. Demi God
14. Meteor
15. Dying Is Absolutely Safe
UKを代表するメタルコアバンドArchitects
3年ぶり、通算9枚目となる作品
『For Those That Wish To Exist』が、2/26に
お馴染みEpitaph Recordsからリリースされました。
前作は他界してしまったTomへの追悼作でした(´;ω;`)
前々作はそうではないけど、彼に向けたような
彼のことを描いたような曲もありました。
そして迎えた最新作は、バンドの新境地となるか否か。
それを聴いて確かめていきましょう。
Do You Dream of Armageddon?
"あなたはアルマゲドンの夢を見ますか?"
というタイトルから始まる1曲目。
vo/Samの優しいクリーンから入り、
壮大な映画のオープニングのような展開を見せる。
そこからピアノサウンドと神聖なコーラスも加え
壮大かつ、静かな雰囲気で本作の幕を開ける。
Black Lungs
MVのサムネがまさに"黒い肺"な2曲目。
最初からバンド特有のヘヴィサウンドで始まり
これまで通りのSamのシャウトも健在。
従来のArchitects式メタルコアではあるけど、
Samは早くもクリーンボーカルを展開してるのが
これまでとは少し違う部分でしょうかね。
サビではバックにはストリングスを鳴らし壮大さもプラス。
アルバム序盤から、その雰囲気に圧倒されます。
呟くような、囁くようなボーカルから
フラグ通りに叩き落とすブレイクダウンでは、
Samの咆哮と共に厳ついシンガロングパートもあり。
そしてラストは再び、壮大なストリングス隊と共に進み、
短いブレイク&シャウトで締めます。
Giving Blood
3曲目は、パニックアラームのようなギターから。
本作のプロデュースも務めるds/Danの
小気味良いドラミングが何気に個人的にもツボります。
Samのクリーンと共にコーラス的に歌う、
gt/AdamとSamの裏声のようなクリーンパートも○
雰囲気にも超クリーンな静のパートが展開する終盤も良く、
さらに1曲目にあったような神聖なコーラスも入り
割とどのパートでもバッキングボーカルや
コーラスの存在が良い味出してる感じします。
Discourse Is Dead
イントロ明けからヘヴィサウンドで迎え撃つ4曲目。
ここでも壮大なストリングスと共に展開します。
しかし、その後は大いにコア方面に寄った
アグレッシブなパートへと突入。
サビでまたクリーンパートに入るも、最後に
Discourse Is Dead!!
と、叫んで入るブレイクダウンがgoodですΣd(゚∀゚ *)
そのまま再びアグレッシブになるのがまたgoodです。
しかし、ここまでの曲はどれも上がって下がって
山あり谷ありのような起伏の激しさ、
静と動が入り乱れる展開が多く、聴いてて飽きませんね。
この曲の終盤でも神聖コーラス&ストリングスのあと
叫びまくりのブレイクダウンで終わるのが
スカッとして良いですね!
Dead Butterflies
続く5曲目は、よりオーケストラな雰囲気バシバシの
ストリングス隊と共に幕を開けます。
サビは同じワードを繰り返すキャッチーさがあり
そんなキャッチーさを(良い意味で)ぶち壊すように
壮大なオーケストレーションが耳を突く。
昨年でしたっけね?Royal Albert Hallでのライブは。
そういった大会場でのこういう壮大なオケ要素は
間違いなくめちゃくちゃ映えるだろうし、
そういうとこでのライブをしたのも影響してるんですかね?
MVの舞台が大会場ですもんね。
こういう曲を聴くと、確かに中小規模の
ライブハウスじゃまず実現不可能だし、
そんな箱でやっても不完全燃焼になりそうw
An Ordinary Extinction
6曲目は、Architectsには珍しいシンセから始まり
重さ満点のブレイクダウンからスタート。
シンセも十分際立つけど、
クリーンパートはAnnisokay的であり
叫ぶサビはむしろバンドサウンドが前に来る。
むしろサビの慟哭のようなシャウトは
これまでの作品で幾度となく聴いてきたSamのシャウトで
このへんはある種"いつも通り"な安心感がある。
しかし後半のエコー増しなクリーンパートなんかも
少しアニスっぽくもあり、新たなArchitectsを見た感じ。
意外と嫌いじゃないです、この曲(* ゚∀゚)
Impermanence ft. Winston McCall (Parkway Drive)
7曲目は再び神聖なコーラスと、それと反する
シャウトとミドルテンポなヘヴィサウンドで幕開け。
サウンドは重いのにどこか切なさがあるのは
バックを彩るコーラスに因るものかな?
しかし、2コーラス目開始のブレイクダウンで雰囲気が変わる。
無機質で重いブレイクダウンは、
コーラスの神聖に対して悪魔的でもあって良いな(* ゚∀゚)
そして控えるParkway DriveのWinston
先ほどと同じようなブレイクダウンに
Winstonの咆哮が乗り、より悪魔的に\(* ゚∀゚)/
最後はそんな神と悪魔の戦いに終わりを告げるような
そんな雰囲気で幕を閉じます。
Flight Without Feathers
Samってこんなクリーン出せるんだな!
って驚きのボーカルから始まる8曲目。
曲のアンビエントな雰囲気も相まってだろうが
サウンドとボーカルのクリーン感すごい。
前曲があんなだったから、その次がこれっていう
真逆な雰囲気の曲だからこそ、よりギャップが際立つのかも
タイトル的に、神(天使)が羽根をもがれたのかしら?笑
タイトルを見ちゃうと余計に↓こういうのが頭に浮かぶほどに
クリーンな雰囲気が満ち満ちている曲です。
Little Wonder ft. Mike Kerr (Royal Blood)
9曲目ものっけからデジタルノイズ的な
シンセから始まります。
適度でアップテンポなところが聴きやすく、
サビのメロディは非常に耳馴染みが良い。
2コーラス目のクリーンがゲストである
UKのロックデュオRoyal BloodのMikeかな?
この曲の突き落とすブレイクダウンも、
Samの全力シャウトと共に展開していて良いですね。
Animals
前作の"Doomsday"に代わるのはこの曲か?
今作で最初にMVが公開された10曲目。
重戦車みたいなイントロからかなり印象的で
1周目からMVで見た、聴いたことを思い出します。
ちょっとニューメタルっぽくもあるかな?
終盤のサイレンのようなSEと同時に
ゆっくり落とすスローなブレイクダウンも
より重さを感じられて○
音で重さを強調してるのもあってか、
Samは全然シャウトしてない曲ではあるけど、
ここまでにもクリーンパートはけっこうあったし、
むしろ音の重さが際立つ分、気になりませんね。
MVの再生回数が、公開からおよそ4ヶ月で
800万に迫るレベルなのは
やはりバンドの人気と期待の高さを改めて実感する。
Libertine
反面、今度は頭っから全力シャウトかます11曲目。
これでもかと叫びまくりのSamも、サビではクリーンに。
元々、Samのシャウトは地声をいかしたシャウトだと思うし
そのおかげもあってか、クリーンに拒否感は出まませんね。
しかし、叫んでるところは漏れなくサウンドも攻めてて
ここでも静と動のメリハリがハッキリしてます。
終盤はアンセミックなおーおーコーラスをバックに展開し
壮大さを出しながらも、Samのボーカル的には
静けさを保ったまま、静かに締めます。
Goliath ft. Simon Neil (Biffy Clyro)
のっけからザクザクズクズク刻むリフが良い!
アグレッシブさで言えば、今作でも上位では?
と思えてしまう12曲目。
しかし、サビでのSamの裏声がまたギャップ萌えだなぁ。笑
後半のブレイクパートでは、この曲でのゲスト
Biffy ClyroのSimon Neilがクリーンを披露したあと
Samとは毛色の違う獣じみたシャウトで叫ぶ!
ラストサビにはストリングスを加えて壮大さ出しつつ
締めはそんなストリングスでもって幕を閉じます。
Demi God
ゴリアテといい、半神といい、今作って実はコンセプト作?
なんて思ってしまうタイトルの13曲目。
そのタイトルに相応しい壮大かつ、荘厳な
オーケストレーションからこの曲もスタート。
バンドサウンドもその壮大さに乗ったような形で
Samによるボーカルもクリーンのみで展開します。
この曲はやはりそのストリングスによる壮大さが耳を突く。
最後はエフェクトをかけたようなボーカルに
ピアノサウンドを取り入れ、ストリングスによる
オケ感はそのままに展開しつつ、最後はストリングス控えめ
ピアノの弾き語り調で締めます
Meteor
Architectsに関しては雰囲気明るめというか…
珍しい感じのサウンドで始まる14曲目。
MV的にはリリース4日前に公開した最新MVに。
ここでもボーカルのメインはクリーンだけど、
それに比例するようにサウンドもメロディック。
後半で一旦落とすも、そこから徐々に上がっていく
お約束だけど、そんな展開がまた良いです。
そしてラストサビはおーおーコーラスを携えながは
壮大に終局へ向かっていく感じも◎です。
このコーラスはライブでこそ映えそうですね。
Dying Is Absolutely Safe
静かにアコギを掻き鳴らしながら、
バックに鳴るストリングスも控えめに始まるラスト15曲目。
そんなサウンドに合わせるように、Samもしっとりと歌う
死ぬことが絶対的な安全
というタイトル通り、最後は天に召すように
ストリングスとコーラスを展開して終わりへ。
映画のように壮大に幕を開けた本作のエンディングには
ピッタリの雰囲気だと思います。
ただ、タイトルから察するに
死ぬことが唯一の救いかのような
ハッピーエンドで終わらない雰囲気も
どこか切なさがあってて良いですね。
google翻訳で歌詞を見てみましたが、
やっぱ内容が、終わりか方が…(´;д;`)
絶望とまでは言わんけど、それに近いような
何とも言葉で表すには難しい感情で
心をギュッとされる感覚に陥ります。
以上、
Architects『For Those That Wish To Exist』
でした。
金太郎飴バンドだと言われつつも、
そうして言ってる連中からは不評買いそうw
しかし、個人的には全然アリですね。
クリーンパートが増えたことで、
これまでの作品に比べたら聴きやすいだろうし
Architectsを初めて聴くって人にはオススメできる。
続けて聴いてる人には物足りなさもあるだろうし
個人的にも、さすがに前作には及ばないかなーとは思うけど
金太郎飴を脱却するには十分な変化や
新たな要素のあるアルバムだと思いました。
そういった部分も受け入れられる要素だったし、
詩的であり、映画的な作風は大いに好きでした。
これまでもそういう作風だったのかもしれないけど
今作ではサウンド面からもそういったものが感じられ
Do You Dream of Armageddon?
あなたはアルマゲドンの夢を見ますか
に、始まり
Dying Is Absolutely Safe
死ぬことが絶対的な安全
で、締める曲構成、曲順が素晴らしい。
ストリングスによる壮大さ、オケ感は
前作くらいから本格的に取り入れられ、
今作にもそれが継続されてるのも良かったです。
大きな会場で映える曲が増えますねー( ´∀`)
エクトリームシーンの現行バンドの中で
UKではやはりBring Me The Horizonと
Architectsの2強感がありますね。
BMTHはより広い音楽性に変化したけど、
Architectsはまだコア寄りな音楽性で、
ここまでの支持を得てるのも凄いなと思います。
今作、前作の曲を是非ともホールで見たい!
けど、日本でArchitectsがそんな会場でやるのは無理だ…orz
てか、来日すらもね…
Crossfaithが呼んでくれた時に見れて良かったわ。
しかも、その時リリースしたアルバムにサインもらえたしね。
思えばCFってArchitects呼んで、
海の向こうじゃBMTHともツアー回ってたのに、
いつの間にかこの2バンドに大差つけられましたね…(。-∀-)w
もうCFがこの2バンドに絡むの無理でしょw
と、ホームであるUKではBMTHと共に
絶大な人気を誇っているバンドの最新作
Architects『For Those That Wish To Exist』
自身の良さ、強みも残しつつ、
新たな要素を取り入れた作品です。
是非ぜひ、チェック!
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参加ゲストのバンド
前回に続き、今年8枚目の新譜レビュー。
今やホームであるUKでは絶大な人気を誇る
メタルコアバンドの新譜です。
このバンドのレビューも我ながら意外や意外、
今回で3枚目になるんですね。
前作から徐々に変化や新しい要素を加えつつ
果たして最新作はどうなっているのか?
気になる作品はこちら!
Architects
『For Those That Wish To Exist』
01. Do You Dream of Armageddon?
02. Black Lungs
03. Giving Blood
04. Discourse Is Dead
05. Dead Butterflies
06. An Ordinary Extinction
07. Impermanence ft. Winston McCall (Parkway Drive)
08. Flight Without Feathers
09. Little Wonder ft. Mike Kerr (Royal Blood)
10. Animals
11. Libertine
12. Goliath ft. Simon Neil (Biffy Clyro)
13. Demi God
14. Meteor
15. Dying Is Absolutely Safe
UKを代表するメタルコアバンドArchitects
3年ぶり、通算9枚目となる作品
『For Those That Wish To Exist』が、2/26に
お馴染みEpitaph Recordsからリリースされました。
前作は他界してしまったTomへの追悼作でした(´;ω;`)
前々作はそうではないけど、彼に向けたような
彼のことを描いたような曲もありました。
そして迎えた最新作は、バンドの新境地となるか否か。
それを聴いて確かめていきましょう。
Do You Dream of Armageddon?
"あなたはアルマゲドンの夢を見ますか?"
というタイトルから始まる1曲目。
vo/Samの優しいクリーンから入り、
壮大な映画のオープニングのような展開を見せる。
そこからピアノサウンドと神聖なコーラスも加え
壮大かつ、静かな雰囲気で本作の幕を開ける。
Black Lungs
MVのサムネがまさに"黒い肺"な2曲目。
最初からバンド特有のヘヴィサウンドで始まり
これまで通りのSamのシャウトも健在。
従来のArchitects式メタルコアではあるけど、
Samは早くもクリーンボーカルを展開してるのが
これまでとは少し違う部分でしょうかね。
サビではバックにはストリングスを鳴らし壮大さもプラス。
アルバム序盤から、その雰囲気に圧倒されます。
呟くような、囁くようなボーカルから
フラグ通りに叩き落とすブレイクダウンでは、
Samの咆哮と共に厳ついシンガロングパートもあり。
そしてラストは再び、壮大なストリングス隊と共に進み、
短いブレイク&シャウトで締めます。
Giving Blood
3曲目は、パニックアラームのようなギターから。
本作のプロデュースも務めるds/Danの
小気味良いドラミングが何気に個人的にもツボります。
Samのクリーンと共にコーラス的に歌う、
gt/AdamとSamの裏声のようなクリーンパートも○
雰囲気にも超クリーンな静のパートが展開する終盤も良く、
さらに1曲目にあったような神聖なコーラスも入り
割とどのパートでもバッキングボーカルや
コーラスの存在が良い味出してる感じします。
Discourse Is Dead
イントロ明けからヘヴィサウンドで迎え撃つ4曲目。
ここでも壮大なストリングスと共に展開します。
しかし、その後は大いにコア方面に寄った
アグレッシブなパートへと突入。
サビでまたクリーンパートに入るも、最後に
Discourse Is Dead!!
と、叫んで入るブレイクダウンがgoodですΣd(゚∀゚ *)
そのまま再びアグレッシブになるのがまたgoodです。
しかし、ここまでの曲はどれも上がって下がって
山あり谷ありのような起伏の激しさ、
静と動が入り乱れる展開が多く、聴いてて飽きませんね。
この曲の終盤でも神聖コーラス&ストリングスのあと
叫びまくりのブレイクダウンで終わるのが
スカッとして良いですね!
Dead Butterflies
続く5曲目は、よりオーケストラな雰囲気バシバシの
ストリングス隊と共に幕を開けます。
サビは同じワードを繰り返すキャッチーさがあり
そんなキャッチーさを(良い意味で)ぶち壊すように
壮大なオーケストレーションが耳を突く。
昨年でしたっけね?Royal Albert Hallでのライブは。
そういった大会場でのこういう壮大なオケ要素は
間違いなくめちゃくちゃ映えるだろうし、
そういうとこでのライブをしたのも影響してるんですかね?
MVの舞台が大会場ですもんね。
こういう曲を聴くと、確かに中小規模の
ライブハウスじゃまず実現不可能だし、
そんな箱でやっても不完全燃焼になりそうw
An Ordinary Extinction
6曲目は、Architectsには珍しいシンセから始まり
重さ満点のブレイクダウンからスタート。
シンセも十分際立つけど、
クリーンパートはAnnisokay的であり
叫ぶサビはむしろバンドサウンドが前に来る。
むしろサビの慟哭のようなシャウトは
これまでの作品で幾度となく聴いてきたSamのシャウトで
このへんはある種"いつも通り"な安心感がある。
しかし後半のエコー増しなクリーンパートなんかも
少しアニスっぽくもあり、新たなArchitectsを見た感じ。
意外と嫌いじゃないです、この曲(* ゚∀゚)
Impermanence ft. Winston McCall (Parkway Drive)
7曲目は再び神聖なコーラスと、それと反する
シャウトとミドルテンポなヘヴィサウンドで幕開け。
サウンドは重いのにどこか切なさがあるのは
バックを彩るコーラスに因るものかな?
しかし、2コーラス目開始のブレイクダウンで雰囲気が変わる。
無機質で重いブレイクダウンは、
コーラスの神聖に対して悪魔的でもあって良いな(* ゚∀゚)
そして控えるParkway DriveのWinston
先ほどと同じようなブレイクダウンに
Winstonの咆哮が乗り、より悪魔的に\(* ゚∀゚)/
最後はそんな神と悪魔の戦いに終わりを告げるような
そんな雰囲気で幕を閉じます。
Flight Without Feathers
Samってこんなクリーン出せるんだな!
って驚きのボーカルから始まる8曲目。
曲のアンビエントな雰囲気も相まってだろうが
サウンドとボーカルのクリーン感すごい。
前曲があんなだったから、その次がこれっていう
真逆な雰囲気の曲だからこそ、よりギャップが際立つのかも
タイトル的に、神(天使)が羽根をもがれたのかしら?笑
タイトルを見ちゃうと余計に↓こういうのが頭に浮かぶほどに
クリーンな雰囲気が満ち満ちている曲です。
Little Wonder ft. Mike Kerr (Royal Blood)
9曲目ものっけからデジタルノイズ的な
シンセから始まります。
適度でアップテンポなところが聴きやすく、
サビのメロディは非常に耳馴染みが良い。
2コーラス目のクリーンがゲストである
UKのロックデュオRoyal BloodのMikeかな?
この曲の突き落とすブレイクダウンも、
Samの全力シャウトと共に展開していて良いですね。
Animals
前作の"Doomsday"に代わるのはこの曲か?
今作で最初にMVが公開された10曲目。
重戦車みたいなイントロからかなり印象的で
1周目からMVで見た、聴いたことを思い出します。
ちょっとニューメタルっぽくもあるかな?
終盤のサイレンのようなSEと同時に
ゆっくり落とすスローなブレイクダウンも
より重さを感じられて○
音で重さを強調してるのもあってか、
Samは全然シャウトしてない曲ではあるけど、
ここまでにもクリーンパートはけっこうあったし、
むしろ音の重さが際立つ分、気になりませんね。
MVの再生回数が、公開からおよそ4ヶ月で
800万に迫るレベルなのは
やはりバンドの人気と期待の高さを改めて実感する。
Libertine
反面、今度は頭っから全力シャウトかます11曲目。
これでもかと叫びまくりのSamも、サビではクリーンに。
元々、Samのシャウトは地声をいかしたシャウトだと思うし
そのおかげもあってか、クリーンに拒否感は出まませんね。
しかし、叫んでるところは漏れなくサウンドも攻めてて
ここでも静と動のメリハリがハッキリしてます。
終盤はアンセミックなおーおーコーラスをバックに展開し
壮大さを出しながらも、Samのボーカル的には
静けさを保ったまま、静かに締めます。
Goliath ft. Simon Neil (Biffy Clyro)
のっけからザクザクズクズク刻むリフが良い!
アグレッシブさで言えば、今作でも上位では?
と思えてしまう12曲目。
しかし、サビでのSamの裏声がまたギャップ萌えだなぁ。笑
後半のブレイクパートでは、この曲でのゲスト
Biffy ClyroのSimon Neilがクリーンを披露したあと
Samとは毛色の違う獣じみたシャウトで叫ぶ!
ラストサビにはストリングスを加えて壮大さ出しつつ
締めはそんなストリングスでもって幕を閉じます。
Demi God
ゴリアテといい、半神といい、今作って実はコンセプト作?
なんて思ってしまうタイトルの13曲目。
そのタイトルに相応しい壮大かつ、荘厳な
オーケストレーションからこの曲もスタート。
バンドサウンドもその壮大さに乗ったような形で
Samによるボーカルもクリーンのみで展開します。
この曲はやはりそのストリングスによる壮大さが耳を突く。
最後はエフェクトをかけたようなボーカルに
ピアノサウンドを取り入れ、ストリングスによる
オケ感はそのままに展開しつつ、最後はストリングス控えめ
ピアノの弾き語り調で締めます
Meteor
Architectsに関しては雰囲気明るめというか…
珍しい感じのサウンドで始まる14曲目。
MV的にはリリース4日前に公開した最新MVに。
ここでもボーカルのメインはクリーンだけど、
それに比例するようにサウンドもメロディック。
後半で一旦落とすも、そこから徐々に上がっていく
お約束だけど、そんな展開がまた良いです。
そしてラストサビはおーおーコーラスを携えながは
壮大に終局へ向かっていく感じも◎です。
このコーラスはライブでこそ映えそうですね。
Dying Is Absolutely Safe
静かにアコギを掻き鳴らしながら、
バックに鳴るストリングスも控えめに始まるラスト15曲目。
そんなサウンドに合わせるように、Samもしっとりと歌う
死ぬことが絶対的な安全
というタイトル通り、最後は天に召すように
ストリングスとコーラスを展開して終わりへ。
映画のように壮大に幕を開けた本作のエンディングには
ピッタリの雰囲気だと思います。
ただ、タイトルから察するに
死ぬことが唯一の救いかのような
ハッピーエンドで終わらない雰囲気も
どこか切なさがあってて良いですね。
google翻訳で歌詞を見てみましたが、
やっぱ内容が、終わりか方が…(´;д;`)
絶望とまでは言わんけど、それに近いような
何とも言葉で表すには難しい感情で
心をギュッとされる感覚に陥ります。
以上、
Architects『For Those That Wish To Exist』
でした。
金太郎飴バンドだと言われつつも、
そうして言ってる連中からは不評買いそうw
しかし、個人的には全然アリですね。
クリーンパートが増えたことで、
これまでの作品に比べたら聴きやすいだろうし
Architectsを初めて聴くって人にはオススメできる。
続けて聴いてる人には物足りなさもあるだろうし
個人的にも、さすがに前作には及ばないかなーとは思うけど
金太郎飴を脱却するには十分な変化や
新たな要素のあるアルバムだと思いました。
そういった部分も受け入れられる要素だったし、
詩的であり、映画的な作風は大いに好きでした。
これまでもそういう作風だったのかもしれないけど
今作ではサウンド面からもそういったものが感じられ
Do You Dream of Armageddon?
あなたはアルマゲドンの夢を見ますか
に、始まり
Dying Is Absolutely Safe
死ぬことが絶対的な安全
で、締める曲構成、曲順が素晴らしい。
ストリングスによる壮大さ、オケ感は
前作くらいから本格的に取り入れられ、
今作にもそれが継続されてるのも良かったです。
大きな会場で映える曲が増えますねー( ´∀`)
エクトリームシーンの現行バンドの中で
UKではやはりBring Me The Horizonと
Architectsの2強感がありますね。
BMTHはより広い音楽性に変化したけど、
Architectsはまだコア寄りな音楽性で、
ここまでの支持を得てるのも凄いなと思います。
今作、前作の曲を是非ともホールで見たい!
けど、日本でArchitectsがそんな会場でやるのは無理だ…orz
てか、来日すらもね…
Crossfaithが呼んでくれた時に見れて良かったわ。
しかも、その時リリースしたアルバムにサインもらえたしね。
思えばCFってArchitects呼んで、
海の向こうじゃBMTHともツアー回ってたのに、
いつの間にかこの2バンドに大差つけられましたね…(。-∀-)w
もうCFがこの2バンドに絡むの無理でしょw
と、ホームであるUKではBMTHと共に
絶大な人気を誇っているバンドの最新作
Architects『For Those That Wish To Exist』
自身の良さ、強みも残しつつ、
新たな要素を取り入れた作品です。
是非ぜひ、チェック!
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参加ゲストのバンド
コメント
コメント一覧 (5)
今回のArchitectsの新譜自分も購入したのですが、まだ手元に届いてないので、トトさんのレビューを読んでワクワクしていますっ!
Architects以外にはbring me the horizonや、while she sleeps、bury tomorrow、asking alexandriaも大好きで、新譜が出れば購入しています。
US勢のメタルコア等も聴いてますがここまで視野を広げてこれたのはトトさんのこのブログとcross faithのおかげです!
cross faithは10年以上前にどハマりして、これまで対バンしたバンド、交流のあるバンドを調べていくにつれ、メタルコアというジャンルが大好きになりました。
今回Architectsの新譜のレビューの最後にCFはbring me the horizonやArchitectsに大きく差をあけられた旨のセリフがありましたがやっぱり格が違うんですかねー?
去年コロナのせいで延期になりましたがslipknotのマニラ公演でゲストとしてcross faithが参加するという記事を読んで、「デカいバンドになりつつあるんかなー」って思ってたんですけど先は長そうですね。
コイちゃんは中々マルチなボーカルやと思いますが、トトさん的に何が違うと思いますか?
めちゃくちゃ長文送ってしまい、すいませんっ!
トト (toto_not_ba
nd)
がしました
コメントありがとうございます。
また、とても嬉しいことを言ってかださり、重ねて感謝<(_ _)>
Architectsの新譜も、お手元に届き、試聴するのを是非ぜひ楽しみにしていてください!
んで、自分も少し長くなると思いますが、CFのことに関して。
BMTHとArchitectsと比べたら、間違いなく格は違うと思いますね。笑 わかりやすいところでは、各SNSやサブスクのフォロワー数や、MVの再生回数などを確認してもらうと、見るよりも明かだと思いますよ。Spotifyでリスナーの所在地を確認しましたが、BMTHはUK/US/Ausと音楽主要国がバランス良く入っています。ArchitectsはUKが断トツ、USが少し弱いですが、AusはUKの次に多いです。
CFもトップはUKですが、同じUKのリスナー数を比べてもArchitectsの約1/15、BMTHの約1/53です。これだけでも桁違いってのが一目瞭然だと思います。
そういうのって活動ペースにも関わってくるかとも思いますが、CFに限らずですが、日本のバンドってホンッッットに『アルバム』を出さなくなりましたからね。そういうのも影響してるかもしれません。
トト (toto_not_ba
nd)
がしました
ボーカル面に関しては、確かにコイちゃんはバリエーションが豊かになったと思います。先日リリースされたVoid Of VisionのRedux盤にも参加してますし。しかし、前ブログから再三言っているように、個人的にはコイちゃんのクリーンがなぁ……って感じです。昨年のEPの時の蔵出しレビューでも言いましたが、クリーンじゃなくてラップなら良いと思うんですが、CFに於けるコイちゃんのクリーンボーカルって、ストロングポイントどころか、ウィークポイントになってるような気しかしないんですよね…
もちろんバンドにとってボーカルって重要な要素ですし、もちろんボーカルによっての良し悪しもありますが、大前提は『バンド』としてどうか?『作品(楽曲)』としてどうか?ってところを見ると、自ずと差がついてくるのかもしれません。
CFが『日本』のバンドってのも少し足引っ張ってるかもしれませんが、日本のバンドでも海外人気の方が高いバンドもいるし、それはやり方だったり、活動拠点の違い、ジャンルの違いだったりもするので、一概には言えませんけど。
バンドの人気や知名度自体、一言二言でまとめられるような話ではないので、返信も2つに分かれてしまって申し訳ないです<(_ _)>
ざっくりとですが、自分が思うのはこんなところですね。
トト (toto_not_ba
nd)
がしました
いえいえ、よっぽどおかしいコメントでない限りは返信しますよ。笑
それに自分がそもそも短くまとめるの苦手なので、長文コメントでも全然おっけーですよ( ´∀`)ノシ
まぁSpotifyに限らず『数字』で確認できるものは、それだけでもパッと見でわかるものも多いので便利ですよ。
自分は"MADNESS"で、えぇ…ってなりましたねw そのへんから客層も変わり始めてきましたし、こりゃアカンと(。-∀-)w
やっぱCFは後にも先にも『ZION』がいちばん良い気がしますよね。あのEPをキッカケに海外での活動も一気に増えたようにも思えますし。
WSSも楽しみですが、個人的には前作がちょっとうーん…な出来だったので、期待と不安が半々くらいですね。良い感じだったらレビューもしますが、微妙だったら蔵出し、駄目だったら陽の目を浴びずに終わるかもなので、そのへんはご容赦ください。
こちらこそ、普段はあまりコメント来ないブログなので、長文でも嬉しかったですよ。これからも講読よろしくお願いします<(_ _)>
トト (toto_not_ba
nd)
がしました