これって何で問題視されてるのかわからんのだけど…

ディズニーみたく、配信限定になるんだったら

( ゚Д゚)ふざけんなクソが!

ってなるのはわかるんだけど、配信もするけど

劇場でも公開してくれるんでしょ?

それなら個人的には全然アリだと思うんだけど。

どうも、トトです。



今回の記事から1年の総まとめに入っていきます。

その第1弾を飾るのは

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BEST MOVIE 2020


ウチのサブコンテンツのひとつである『映画』です。

こんな状況ではあっても、

とても多くの作品を観ることが出来た1年でした。

そんな中からまずは、

新作映画のTOP 3を挙げたいと思います。






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リチャード・ジュエル
(原題:RICHARD JWELL)


今年、個人的にNo.1に挙げたいのはこちらの作品。
近年では実話を基にした作品を撮り続けている
巨匠クリント・イーストウッドが手掛ける作品。

アトランタ五輪が開催されるオーストラリアを舞台に
会場の警備を任された、本作のタイトルに起用された
リチャード・ジュエルに起こった出来事を綴った作品です。

メディアや警察(FBI)のクソっぷりも胸糞、
しかし、リチャードの弁護人を務める
サム・ロックウェルが演じるワトソンが名演だったり
最後の最後にリチャードがやり返してスカッと終わる。
イーストウッドの手のひらで転がされながら
こちらも楽しく観ることが出来ました。笑

事実は小説より奇なり

もちろん映画になるように脚色はされてるだろうけど
それでも、やはり実際に起きた出来事なので、
創作物よりも遥かにドラマ性があります。
それが自分が実話系映画を好む由縁なのかもしれません。

本作のメディア側を現代のネットユーザーに見立てれば
現代への風刺として見ることも大いに可能。
そういった意味でも、2020年No.1に選びたい作品です。

監督を務めるイーストウッドも、御年90を迎える
かなりの老体なのは紛れもない事実。
いつまで映画を撮れるかわからないけど、
1作でも多く、まだまだ彼の撮る映画を観たいものです。




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幸せへのまわり道
(原題:A Beautiful Day in the Neighborhood)


2位も実話系の作品。
原題になっている子ども向け番組を基に
その番組で長く司会者を務める
フレッド・ロジャース(トム・ハンクス)を描いた作品。

人気者でい続ける為、というか
番組に出ている"フレッド・ロジャース"でい続ける為
並々ならぬ努力をしているロジャース。
アンガーマネジメントを学ぶには最適な作品です。
それと同時に

ロジャースが実践するアンガーマネジメント、
ロジャースが関わる人にかける気遣いや
"ありがとう"という何気ない言葉や感謝の気持ち…

こういったものを多くの人が実践していれば
今の世の中、多くの人がちゃんと出来ていれば…
という見方も出来る作品です。
やっぱ世界も、人も、おかしい連中が増えてるせいか
そういったメッセージ性を込める作品は、昨今とても多い。
でも、少なくとも日本ではこんな映画よりも
流行りや話題作しかまともな興収にならないという
クソ残念ぶり。
だからこそ、より多くの人に観て欲しい作品でもあります。




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ジョジョ・ラビット
(原題:Jojo Rabbit)



トップ2は割とすんなり決められたけど、
3位選びがなかなか困難を極めました(。>д<)

そんな中から選んだのは『ジョジョ・ラビット』
ナチス政権下の物語でありながら、
子どもの視点で描かれている為、とてもわかりやすく
コメディ調な部分もあるので、とても楽しく見れます。
コメディ部分の大半を担う、
監督のタイカ・ワイティティ自らが演じる
ジョジョのイマジナリーフレンドである
ヒトラー総統閣下が大いに笑わせてくれますw
そして、ある種Boy Meets Girl的な作品でもあるので、
そのへんのほんのり甘酸っぱい描写も良いです。
それでもナチス下における残酷な現実を
突きつけられるシーンもあるのも時代背景ゆえか。

ナチ時代を描いた作品はとても多くありますが、
ここまで楽しく、ライトに描かれている作品は
そこまでないと思います。





新作映画のTOP 3はこんな感じ。

次は、今年は見ることが少なかった

アニメ部門TOP 3を挙げたいと思います。





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アダムス・ファミリー
(原題:The Addams Family)


あのテーマ曲でお馴染みの『アダムス・ファミリー』が
シリーズ初のアニメーション作品として公開!
自分も存在は知っていてもシリーズ初視聴です。
アニメーションになったからこそ出来るアクションや
コミカルな表現は非常に良かったと思います。

そして既に続編が決定しているという展開の早さも驚きw
今作に満足したので、続編も観に行こうと思います。




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2分の1の魔法
(原題:ONWARD)


コロナ+Disney+のせいで劇場公開がなくなった
ディズニー作品の中で、今年唯一なんじゃないなか?
映画館での公開が為された『2分の1の魔法』
何でこの作品だけが映画館で公開されたのか、とか
パンフレットがゴミカスな内容だった、とか、
なんで邦題が『2分の1の魔法』なのか、とか
色々と不満な点はあるけど、やはり腐っても
DisneyPIXAR
の鉄板の組み合わせは、ドラマあり、笑いあり、涙ありで
非常に楽しめる内容となっていました。

しかし、今年の流れを見ていると
今後のディズニー作品は映画館で観れなくなるかも…
と思えるようなやり方は不満しかありませんね。
Disney+が落ち着いたら、映画館上映もやって欲しいわ。




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BURN THE WITCH


今年観た唯一の国産アニメ映画『BURN THE WITCH』
ジャンプ本誌掲載時もすべて読み、コミックも買い、
この作品を観て、BD-BOX特装版も買いましたw

原作が面白かったからこそ映画も行こうと思った本作。
しかも制作を手掛けるのは『ペンギン・ハイウェイ』の
スタジオコロリドってのところも後押ししました。

内容はわかっていても、やっぱりそれに色が付き、
声が付き、動きが付き、ってなると良いですね。
これも続編が楽しみです。





という、今年のアニメ部門のベスト3でした。


今年は本来、ここに挙げたたった3作だけでなく、

スパイ in デンジャー
ソウルフル・ワールド
シン・エヴァ

も、観に行く予定でした。

しかし、映画館で観る映画体験を捨てたディズニーは

スパイとソウル、どちらも配信限定に。

今年は他にも、ディズニー配給作品は配信行きになり

映画好きから楽しみを奪いました。

エヴァはクソボケコロナによる延期。

ま、コロナが無くても当初の6/27に公開してたかは

甚だ怪しかったですがね(。-∀-)

もはやアニメ版からエヴァを追ってる人で、

公開日通りに公開されると思っている

心がピュアすぎるな人なんていないでしょw

延期になって騒ぐのはまだまだ新参の証ですw


という冗談はさておき。

今年はそんなクソボケコロナによる状況もあって

多くの映画が延期、中止になりました。

その余波はハリウッド系の作品にも多く影響が出たおかげで

例年以上に欧州の映画を観た年でもありました。

その中からも3作選んでおきましょう。




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キーパー ある兵士の奇跡
(原題:The Keeper)


『ジョジョ・ラビット』に続くナチス下の時代を描く
イギリスとドイツの合作映画であり、こちらも実話系の作品。
やっぱり実話を基にした映画は良いなぁ。

ナチス下とはいえ、こちらは戦後のイギリスが舞台。
まだまだ差別が色濃く残る中、1人のドイツ人の生涯を描きます。
当時の実話を基にしている作品とは言っても、
現代に通じるメッセージが込められている部分もあります。
観に行くのが遅れましたが、観て全く損はない作品でした。




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恐竜が教えてくれたこと
(英題:My Extraordinary Summer with Tess)


元々はオランダの児童文学を原作とするオランダ映画。
これまでも色んな国の映画を観てきましたが、
おそらくオランダ映画は初めて観たかもしれません。
そんな初のオランダ映画は、ある少年のひと夏を描いた
Boy Meets Girlな作品で、とても良かったです。

同時に『思い出』の大切さを確認できる作品でもあります。
クソボケコロナが猛威を奮い始めた3月公開作品で、
自分が観に行ったときも、観客は5人以下でしたが
これも本当に観に行って良かったと思えるものでしたね。




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100日間のシンプルライフ
(原題:100 Dinge)


今月初頭に観たドイツ映画。
前半はコメディ調強めで大いに笑わせてくれ、
徐々に人間ドラマに移行していく流れも上手く、
結末としてもハッピーエンドで終わっていて
物語全体の流れが良かったですね。

こちらも実話を基にしている作品らしく、
やはり個人的に実話系が強いことを改めて認識。
モノに溢れる現代風刺的な作品であるとも言えます。
そういった部分も○でした。




という、今年は大いにお世話になった

欧州部門のTOP 3でした。

多くの映画が被害を被った1年でしたが、

映画館、配給会社の尽力もあり、

映画が好きな人には、これまで同様に

映画を楽しめた1年であったと思います。

面白い作品はハリウッドだけじゃないんですよ。

その部分は今年、より一層感じることができましたね。



ここまで色んな作品を挙げてきましたが

最後に、ウチのブログのメインコンテンツである

音楽好きにオススメしたい作品を3作。




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mid90s


今年の話題作『ミッドサマー』を手掛けたスタジオA24
『21 Jump Street』のジョナ・ヒルが
初めて監督を務めた長編映画。
タイトル通り、90年代半ばを舞台として
スケート文化を中心に送る青春映画です。

色んな面で、映画としても良かったのはもちろんのこと
監督であるジョナ・ヒル自身が拘った音楽も
まさに90年代半ばを象徴する曲が多く使われていて
とても良かったですね。
そういった作品に起用された楽曲もそうだし、
何よりスケーター文化ってのも、音楽好きには
刺さる人も多いんじゃないかと思えるカルチャーですしね。
今年観た新作映画の中では、音楽好きにいちばん勧めたいのは
間違いなくこの作品でしたね。




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PLAY 25年分のラストシーン
(原題:Play)


13歳から38歳までの25年間、撮影を続けていた
ホームビデオで描くフランス映画。
年代としては1993年~2018年を舞台としていて
自分と同じような30代半ばの人には
大いにぶっ刺さる作品だと思います。

その世代その世代を象徴するような音楽も流れ、
そういった部分も同世代なら楽しめると思います。
特に、Slipknotが流れるシーンは必見ですw




BABY-DRIVER-POSTER
BABY DRIVER
(2017)


唯一の旧作にはなりますが、
これも音楽好きには大いに進めたい作品です。
音楽という面においては、
『mid90s』より、『PLAY』より、
映画本編への音楽の組み込み方が秀逸すぎます。
それこそ言葉で語るよりもまず
観ろ!と言いたくなるくらいの作品なので
観ろ!w




こんな感じでしょうか。

もちろん、ここに挙げた作品だけでなく

今年は面白い作品がたくさありました。

ここに挙げたもの以外で、オマケ的に選ぶなら

コメディ部門

ホラー部門

旧作部門




以上、

BEST MOVIE 2020

でした。

今年は映画も

コロナコロナコロナコロナ…

で、うんざりした1年でしたね。

しかし、それでも音楽シーンよりかは

映画館が解禁された時期も早く

映画好きの場所を提供してくれたのは本当に感謝。



同時に、ディズニーのように

映画館で観る映画体験を捨てたかに思えるような

そんな状態になったことは残念なことです。

音楽好きな人ならわかってもらえると思いますが

ライブを見る為に大小問わずライブ会場に行き、

そこでしか出来ない、非日常体験をするじゃないですか。

それを映画好きに置き換えると

映画を映画館で観る

ってのは、ライブ会場で見るライブと同義だと思うんです。

配信で見るんだったら、それはもう映画っていうか

ただの動画じゃねーか。

映画は映画館で観るからこそ、

"映画"と呼べると思うんですよね。



そんな1年であっても

新作:27 旧作:12

記事にしただけでもこれだけの映画を観れたし

旧作は記事にしなかったものも多いので、

今年観た映画を合計すると

50作以上はあると思います。

そう考えると、ここ数年で

いちばん映画を観た年なのかもしれません。

少なからず映画記事も書くようになったことも

影響はあるかもしれないけど、

映画好きとして充実した1年だったのは確かですね。


そして、現代人がどんどん阿呆になってることで

様々な部分で、そういった現代風刺であったり、

現代人へのメッセージが描かれている作品が増えてる気がします。

流行や話題作に流されるのではなく、

そういった映画を1人でも多くに観てもらいもんです。

そして、そういったメッセージや風刺に気付いて欲しい。



ってことで、昨年よりも遥かに多くの作品を

この1年間のまとめで挙げることができました。

来年公開作、今年から来年に延期になった作品もあるし

来年も1つでも多くの映画を観れること、

1つでも多く映画館で観る映画がありますよう、

来年の映画ライフも楽しみにしたいと思います。





昨年のBEST MOVIE