平日か休日か祝日か、時間帯、

何より作品自体の知名度や集客力…etc

そういった色んな要素ありきとはいえ

映画が好きな人なら

観客1桁なんて珍しくも何ともないでしょ←

自分含めて、2~3人だった時あるわ(。-∀-)笑

9人なんて多い多い( ´∀`)ケラケラ

どうも、トトです。



前回の『ザ・グラッジ』から3日後、

再び新作映画を観てきました。

何なら『ザ・グラッジ』よりも公開は1週早いし

自分がこの映画の存在を知ったのも遅かったので

もっと早く知っておけば…(。´Д⊂)

と、思えるくらいには良作でした。



20201104_182016
キーパー ある兵士の奇跡
(原題:The Keeper)

1945年、ナチスの兵士だったトラウトマン(デヴィッド・クロス)は戦地で捕虜となり、イギリスの収容所でサッカーをしていた時、地元チームの監督の目に留まり、ゴールキーパーとしてスカウトされる。やがてトラウトマンは、監督の娘マーガレット(フレイア・メーバー)と結婚し、名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」の入団テストに合格する。だが、ユダヤ人が多く住む街で、トラウトマン夫妻は想像を絶する誹謗中傷を浴びる。それでも、トラウトマンはゴールを守り抜き、マーガレットは夫を信じ続けた。やがて彼の活躍によって、世界で最も歴史ある大会でチームは優勝、トラウトマンは国民的英雄となる。だが、トラウトマンは誰にも打ち明けられない〈秘密の過去〉を抱えていた。そしてその秘密が、思わぬ運命を引き寄せてしまう──。





2019年に

ドイツのバイエルン映画祭で最優秀作品賞に輝き、

各国の映画祭で数々の観客賞を受賞した

実話を基にしたイギリスとドイツの合作映画

キーパー ある兵士の奇跡

を観てきました。

相変わらず『奇跡』なんて言葉を

軽々しく使う邦題には、ちと疑問がありますが

しっくり来る邦題の方が珍しい気もするので

もはや多くは語るまい(。-д-)-3



縞模様のパジャマの少年
イングロリアス・バスターズ
ジョジョ・ラビット  …etc

これまでも色んなナチス政権下の

ドイツを描いた作品を観てきましたが

今回もそんなナチスのことが絡んだ作品。


主役は1人のドイツ人に焦点が当てられているけど

舞台はイギリス。

周りすべてが敵視してるような状況で

物語は展開していきます。


戦争ではイギリスが勝ちはしても

やはりドイツ(人)に対して遺恨は残る。

序盤はそういった差別シーンも多かったけど

収容所でのトラウトマンの鉄壁っぷりから

キーパーとしての才を見込まれ、

トラウトマン周辺の人間関係がどんどん上向いていくのは

わかりきった展開とは言え

こういうのは見てて気持ち良かったです。

反面、

小さなクラブでの活躍が認められ

名門クラブ、マンチェスター・シティと契約、

その際の記者会見にて、

鉄十字、兵役時代のこと、

戦争のことを引き出したい記者連中。

クラブ側は『サッカーの質問だけにしてくれ』と言うも

構わず戦時の質問を投げ掛け、

自責の念もあるのか、それに素直に答えてしまうトラウトマン…

その回答が波紋を呼び、ピッチに立てばブーイング

クラブスタッフやサポーター(市民)にも

罵声、誹謗中傷を浴びせられるようになる。


時代が時代だからとは言っても、

こういうのは見ててホントに不快だなぁ。

それ(過去)を許さずに糾弾するなら
それこそ加害者になる

と、国を越えてトラウトマンの妻になった

英国人のマーガレットが

クラブに乗り込んで弁明するけど、

その場ではあまり好転はせず。

監督も黙って聞け!って言ってるのに

馬鹿みてーな野次が止まらないのも

ホンット見るに耐えない。日本の国会みたいだわ。


"時代だから"とは言ったけど、

こういうのは今の時代になっても

なーーーんも変わらん

ツイフoミとか、誹謗中傷マン、批判厨みたいな

クソ薄っぺらい正義を振りかざしてるような

阿呆共を見てるみたいだわ。

SNS叩き、炎上で著名人が自殺に追い込まれるとか

逆に著名人が何かを叩いて営業妨害紛いになるとか

そういう阿呆共こそ

加害者になるなんて思わんのでしょうね。


現代人を見てて思うけど

直接の被害者や加害者でもない

"当事者"じゃない単なる外野が

いちばん声がデカくて

いちばんクソうるせぇ気がしてなりません。


話を戻して、


トラウトマンも

こうなることはわかっててマンC加入したんだろうけど

こっちが見てる以上に辛かっただろうし、

苦悩したんだろうってことは想像に難しくない。

彼に関わった人たちはみんな、

彼のことを理解し、受け入れてるのに、

やっぱりトラウトマンという人物を

直接知らない連中の汚ぇ声がデカすぎる。


収容所から連れられて、臨時でキーパーをやらされた

最初の小さな地元チームでは、

物語も序盤だし、めちゃくちゃ風当たり強かったけど

後にちゃんと和解してるし。

マーガレットを取られそうになった(元)彼氏も

PKで白黒つけてやる!

と、ちゃんとサッカーを持ち出してくるのが

え、めっちゃ全うじゃん

と思ったくらいw


今でこそ欧州、南米、アジア、アフリカ…

母国は問わず、色んな国の人が活躍する欧州リーグだけど

戦後のリーグはそうした差別や遺恨、

それによる誹謗中傷なんかは今より遥かに多かっただろうし

まだまだ根強かっただろうな、と。


戦争なんて誰が悪いワケでもなくて

勝った国も、敗けた国も、どっちだって悪い。

トラウトマンも兵士に"志願"はしたけど、

鉄十字のこと、実際の戦場でのこと、

まだ"若い"彼にそういった責任を擦り付けるような

汚ぇ大人の方がよっぽど害悪に思える。


それでもトラウトマン本人は、兵役時代に

見殺しにしてしまった小さな子どものことを

トラウマになるレベルで後悔し、自責の念に駆られてるし

挙げ句、フットボールで認められ、妻を娶り、

2人の間に息子も授かったのに、

その息子を事故で失うとか辛いなんてもんじゃないでしょう…

でも、この時代は

トラウトマンみたいな人は他にもいたでしょうね。



でも、ピッチ上では

マジで守護神という言葉が相応しいスーパーセーブ連発!

実際の過去の映像も起用してましたが、

映画ならではのアクロバットセーブは

見ててめちゃくちゃ爽快でしたねw

でも、現代フットボールを見てるからこそ

この時代の見た目というか…

キーパーなんてグローブもなかったんか…(; ゚Д゚)

現代よりもケガ多かったんじゃねーの…?

ってくらい、ユニフォームやボールがヘタってましたね。

すごい時代だ…

そんなマンC時代の最重要試合、

FAカップの決勝で、一歩間違えば命に関わる怪我を負い、

選手生命すらも断たれる可能性があっても

その後も選手としてピッチに復帰し、

マンCの守護神としてはもちろん、

外国人選手として初の最優秀選手も獲得。

その活躍もあって、

英独の架け橋として、非常に貢献したことは

エンディングでしっかりと明かされていました。




どうしても差別や偏見が描かれる時代の作品だけど

笑いもあったし、ナチ絡みの作品としては、

割とライトな方なんじゃないかと思います。

何ならストーリーのメインは戦後の話だし、

主要なドイツ人はトラウトマンだけですしね。

そこにフットボールを絡めてくるので、

血みどろなシーンはないし、

胸糞なのは差別シーンのみ。

なので、ナチがどうこうよりも

戦後のドイツ人が英国でどういう扱いだったか

っていうことの方がメインな気がします。


自分が観た日は

既に公開から1週間半が経過してたし、

日本じゃ話題にもならない作品だろうから

元々、そんなに数も用意してなかったんだろうけど

自分が行った映画館では、

既にパンフレットが品切れだったことだけが心残り(´・ω・`)

まぁ、この映画の存在自体、

自分が知るのが遅かったのも悪いんだけども。

こんな良い映画なら、もっと早く知っときゃ良かった。