行けていたなら、昨年のクロノシリーズ以来
自身2度目となるハズだったオケコン…
行けていたなら、ライブレポだって書くつもりだった…
クソボケコロナによって配信になってしまった
NieRシリーズ10周年記念コンサート
NieR: Theatrical Concert 12020
発売日にヨドバシからBDが到着\(^o^)/
で、先日見たワケですが…
NieRの前身であるDODの頃から全てプレイしてるシリーズ…
自宅鑑賞なのに鳥肌すごい
これを会場で観れたなら…(`;ω;´)
しかし、当然ながら当日は無観客で行われました。
本来なら、曲が終わる度に巻き起こるハズの
拍手すら起きないことが、こんなにも寂しいものだとは…
先日上げた『リトルナイトメア』記事の冒頭、
NieRは音楽面でも評価の高い国産ゲーム筆頭です。
来年リリース予定の
『レプリカント』リメイクへの期待はもちろん、
叶うならば、この公演の再演を!
どうも、トトです。
さて、前回のFEVER 333に続き
音楽性はとても柔軟で
日本のサブカル好き、ゲーム好きでもある
UKのバンドを取り上げましょう。
以前のアンケート記事で
リリースに伴う活動ペースのことも書きましたが
書く書かないの基準、個人的な好みはあっても
こんな音楽的には遅咲きな自分のブログでも
この7年の間に、音源レビューだけでも
3回以上(内2回以上はアルバム)取り上げてるバンドは
間違いなく活動的だと言えます。
そんな音源として取り上げるのは
ウチのブログでも4枚目となるバンドの
注目の話題作はこちら!
『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』
1. Dear Diary,
2. Parasite Eve
3. Teardrops
5. Itch For The Cure (When Will We Be Free?)
6. Kingslayer’ Ft. BABYMETAL
7. 1x1 Ft. Nova Twins
8. Ludens
9. One Day The Only Butterflies Left Will Be In Your Chest As You March Towards Your Death Ft. Amy Lee(Evanescence)
どんどん勢力圏を広げていくUKを代表するバンド
Bring Me The Horizonが早くも新作をリリース!
『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』と名付けられた
EPを10/30にリリースしました。
昨年1月にアルバム『amo』をリリースし、
年末には8曲入りEPをリリースしての、
10月に9曲入りEPをリリース……って、
恐ろしくペースが早ぇ!Σ(゚Д゚ ;)
クソボケコロナも影響してるんだろうけど、
その創作意欲はすごいな。
初期衝動で動けるバンド以上に精力的なんじゃねーのw
世の中、BMTHみたいな活動ペース
リリースペースのバンドばかりだったらなぁ…(。-д-)-3
そうなったらなったで、
記事を書くこちらが忙しくなりすぎるけどw
そうなったらなったで、
記事を書くこちらが忙しくなりすぎるけどw
リリースペースが早くても
作品のクオリティ的には不安に思うどころか
もはや楽しみになってきつつあるBMTH
間違いなく今作もそれに当たりますが
そんな新作、早速聴いていきましょう!
Dear Diary,
イントロから胸が高鳴る高揚感(* ゚∀゚)!!
近年のBMTHには見られなかった駆ける抜けるスピード感!
1周目の試聴1回目から、思わず音量上げてしまった。
『Suicide Season』あたりにも入ってても
違和感がないほどのアグレッシブナンバー!
スラッシーなリフに、ギターソロもあり、
一旦、曲調を落としてからのブレイクもあり。
もちろんvo/Oliverも叫んでおり、『That's The Sprit』で
離れていった古参連中にもアピールできる曲かと思います。
『That's The Sprit』や『amo』のような作品を
立て続けにリリースをしましたが、
彼らはメタルやへヴィミュージックな曲を
単に"やらなかった"、"選ばなかった"ってだけなのを
改めて実感できるような曲ですね。
Parasite Eve
クソウイルスが世界的に蔓延してる今だからこそ
大きな意味を持つようになった2曲目。
冒頭のコーラスで何故か『攻殻機動隊』が浮かんだ。笑
攻殻にこんなコーラス使った曲なかったっけ?
サビ前の語りパートでは、僅かなシアトリカル要素もあり
そこが個人的には割とツボを突くところ。
サイレンのようなSEをバックに、
徐々にOliもテンションを高めていき、
This is Waaaaaaaaaaaaaarrrrrrrrr!!!
と、思いっきり叫んでからのブレイク、
フラグ通りとはいえ、この展開は好きですね。
不穏な雰囲気を醸しつつも、サビはまたキャッチーなのが
さすがと思わせてくれる部分だなぁ。
この曲の初動の結果がまたすごい。
・ストリーミング最高初動
・Spotifyグローバル・トップ50最高チャート位
・MV再生回数最高初動
・全英シングル・チャート最高位を記録
だったようで。
バンドにとっては"Drown"以来となる初動ヒットみたい。
曲のタイトルについては色々言われてますが
そもそも"Shadow Moses"の経緯を知っている人なら
思い浮かぶのは間違いなくコレですよね。笑
インタビューではこのゲームが大好きだとも言ってるくらい。
何なら今作はDOOM Eternalが好きが高じて、
そのゲームの音楽、サントラを手掛けている
Mick Gordonをプロデューサーに起用しているのも
ゲーム好きが故に繋がったというところがまた面白い。
彼と最初に作ったのがこの曲だっていうのもね。
Teardrops
3曲目はイントロから大いに感じるLinkin Park感。
アルバム的には『Meteora』期っぽいかな?
『Hybrid Theory』が20周年を迎えた際、
JordanがLPからの絶大な影響を語っています。
今作の中でもその影響を最も感じられるこの曲。
Oliもクリーンに歌い、サビではテンション高めに
クリーンとシャウトの中間くらいのボーカルで
歌うところが○です。
サビの頭のフレーズ
I'm running outta teardrops, let it hurt till it stops
I can't keep my grip, I'm slipping away from meeeeee
最後の"from me"の部分は、こちらも大いに歌いたくなる。
しかし、2コーラス目が終わったあとの
ブレイクパートでは思っくそ叫んでるのがまた
goodですΣd(≧∀≦*)
Obey’ with YUNGBLUD
4曲目は今、注目のシンガーYUNGBLUDを迎えての
リリース当初から話題をかっさらった楽曲。
この曲がfeat. ではなく、with になってるのは
ただの客演であるゲストというだけでなく、
YUNGBLUDも曲制作に関わってるからかな?
サビはちょっと不安を煽るようなシンセと、
それを帳消しにするほどキャッチーなメロディが
ある種の中毒性をもたらすほどに聴きやすい。
ヾ(*≧∀≦)ノ おっべぇぇぇい!
と叫ぶサビは是非とも大勢でシンガロングしたい。
2コーラス目からはYUNGBLUDが登場し、
そのままサビまで突っ走ります。
YUNGBLUDもシャウト気味なボーカルが、
FEVER 333のJasonやOliと似ているところもあり、
曲にも、バンドにも、非常に合ってますね。
FEVER 333のJasonやOliと似ているところもあり、
曲にも、バンドにも、非常に合ってますね。
ブレイクダウンへの入り方がまたクールです。
You monsters are people!!
と叫んでから落としてくるのが良い。
最初に聴いた時から映画のエンディングにでも使えそうな
下から上へ流れるエンドロールが見えるですよねぇ。
でも決してA級の映画じゃなくて、B級でもない、
B+みたいな映画に合いそうなんだよなw
ユーザーレビュー平均3.8前後、みたいなw
『ヴェノム2』あたりの主題歌になってくれればw
そしてMVがまた面白い。
こういった特撮風の感じも、日本好き故かね?笑
"ゴジラみたいなみたいな巨大ロボットが浮かんできた"
っていうくらいだからなw
だからこそ、自分も映画のエンドロールが浮かんだのかもしれない。
映像、そしてその映像の内容自体がコミカルで面白く、
個人的には今年のBEST MVにノミネートですね。
Itch For The Cure (When Will We Be Free?)
約1分半のショートトラックな5曲目。
次の曲へのイントロ的な曲ですね。
Pendulumあたりからの自分が受けた影響か、
こういうドラムンベースは個人的にも好きなんですよね。
ただ、
途中に1回入る甲高いボーカルで
…ん?と思ったのは言うまでもなく。
Kingslayer’ Ft. BABYMETAL
なんだこのガキ臭い声は…と思ったら
あ、なるほど…と。
しかし反面、Oliはけっこう叫んでるし
ボーカル面では良い対比になってると思うけど、
個人的には全面Oli(& Jordan)が歌って欲しかった感もある。
でも、曲調も相まって日本人ウケはかなり良さそう。
聴いてるとだんだんアニソンっぽくも聴こえてくるw
でも、それを意識して作ったんだとしたら
これまでのレビューでもわかる通り、
日本のサブカル好きなバンドなのは知ってるけど
イギリス人が日本のアニソンっぽいのを作ったんだし
それはそれでスゴいとは思うけどもw
🦊#BABYMETAL とのコラボについて語る💬
— ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) October 30, 2020
本日、新EP『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』をリリースした #BMTH のオリーがBABYMETALとのコラボについて語る動画が到着しました🤘🎥@bmthofficial @olobersyko @BABYMETAL_JAPAN #ブリング・ミー・ザ・ホライズン#BRINGMETHEHORIZON pic.twitter.com/MA3Vgp1ZLk
1x1 Ft. Nova Twins
これもほんのりリンキンっぽさを感じる7曲目。
へヴィなサウンドの裏で鳴る鍵盤サウンドが良い。
リフの重さはハードロックっぽさもある。
2コーラス目からはゲストのNova Twins
『amo』でいうGrimesっぽいですかね?
Nova Twins起用のキッカケもインタビューで語ってますが
Nova Twins起用のキッカケもインタビューで語ってますが
こういった感覚というか、アンテナというか…
素直にすげーなって思ってしまいますね。
ラストサビ前のパートがちょっとエモーショナル。
先ほど載せたJordanのリンキンに対するインタビューで
リンキン・パークはマッチョなバンドじゃないだろ? 反抗的でありながら、自分の母親もラジオで楽しめる“In The End”のような普遍的な曲もあるわけでさ。あの頃の曲ってストレートに『全員ファックだ!』みたいな怒りによるものが多かったけど、リンキン・パークはもっとエモで内省的なんだ。彼らには多くのニューメタル・バンドにあったバカげた激しさがないんだ。彼らは憂鬱なものなんかを歌っているんだ
ということを語っていますが、歌詞的な内容はさておき
メロディの部分でエモーショナルさを入れてるのも
やっぱそういったところでのLinkin Parkからの影響
ってのも、あるのかもしれないですね。
Ludens
何気に前曲のアウトロからの繋がり方が
かなり秀逸に思える注目の8曲目。
これはもうね、音源だけでなく、
ゲーム内でも何度も何度も聴いた曲ですから。
耳馴染みという面では間違いなく今作イチです。
BMTHでは"Shadow Moses"でお馴染みのメタルギア、
そんなBMTHも大好きなMGSシリーズの生みの親
小島監督の新作で、見事
昨年の最多GAME OF THE YEARを獲得した
『DEATH STRANDING』への提供曲。
最近はPC版も出たし、アプデを重ねて
リリース当初よりもやりやすくなってます。
フォトモードも追加されているのも大きい。
興味ある人、未プレイの人は是非ぜひプレイ!
ゲーム提供の曲とはいえ、しっかりBMTHしてるし
何なら今作の布石にもなるようなへヴィサウンドと
アグレッシブな面、持ち前のキャッチーさ、
それらを兼ね備えているキラーチューンだと思います。
僅か数日で作り上げたとは思えないクオリティ。
バンドも楽しく作れたってことが上手く反映された結果かな。
あと5日経てば、MV公開からちょうど1年。
そんなデスストの映像も使用したMVは
現在までの再生回数は2,000万回を突破。
ゲームの中でも他にない特異な👍️いいね👍️システム
"OK"ってとこで、BBが"いいね"してるとこ好きだわ( ´∀`)
しゃぶってた指を出しただけなんだけど、
確かにその時の手の形って👍️になるよね。
One Day The Only Butterflies Left Will Be In Your Chest As You March Towards Your Death Ft. Amy Lee(Evanescence)
インタビューを読んでいると、
コラボ実現のキッカケがとても面白いラスト9曲目。
曲タイトル長ぇな初期Fall Out Boyかよw
そんなラストはEvanescenceのvo/Amy Leeがゲストとなり何ならゲストなのにメインボーカルかってくらい
歌唱パートは多いです。
1コーラス目からAmyパートですしね。
人それぞれの声質があるとはいえ、久々に聴いたAmyの声
大人の女性で、艶っぽく、オペラ感もある、
曲調も相まって素晴らしく合ってますねぇ(*´ω`*)
2コーラス目からはOliもボーカルに加わり、
サビでは素晴らしいツインボーカルが聴けます。
淡々と鍵盤サウンドが響く終盤は、
AmyからOliに切り替わっていくように展開し
Oliが入ってからは徐々に大きく、不穏になり、
思いっきり叫んで幕を閉じます。
以上、
Bring Me The Horizon
『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』
でした。
昨年末にサプライズリリースしたEPの時は
どうなることかと思いきや、フツーに良いですねw
全9曲で総尺30分弱ってのも
サクサク周回が進んで、気付けば何周も聴いてます。
全9曲で総尺30分弱ってのも
サクサク周回が進んで、気付けば何周も聴いてます。
先行リリースされたMV曲はもちろんのこと、
他の曲もどれも違ってどれも良い
ってのは、BMTHのメロディメーカーっぷりが
大いに実感できる作品となっているように思います。
へヴィサウンド、へヴィミュージックを、
ここまでポップに、キャッチーに昇華できるバンド
今の時代、間違いなく筆頭なのはBMTHだと思えますね。
そんな今作の曲の中でも、
やはりどうしても目を引く、耳を引く2曲。
良くも悪くも
KingslayerとLudensが浮いてる感はあるなぁ。
一方は世界的に見ても異質(特殊)な存在とのコラボ、
一方はゲームの為の書き下ろしですしね。
前者なんて特によ(。-∀-)w
まぁ、この曲に限らず
今作のゲストのバラエティ豊かな顔ぶれも
BMTHだからこそ実現できたものでしょう。
こういったある種の柔軟さもさすがです。
前回レビューしたFEVER 333もですが、
EPとは言いつつ、そのへんのバンドが出すEPの
2枚分とも言える曲数の作品を出すのも、
個人的には大いに称賛したい点ではありますね。
何なら昨今8~10曲でも"アルバム"だと言って
リリースするバンドもいるくらいだし、
そういった曲数の観点で言えば
アルバムと言っても遜色ないんだもんね。
しかもリリースペースも早い。
そりゃ他のバンドは勝てんし、追いつけないなと。
FEVER 333とBMTHに関しては、
レビューする身としても楽しいですもん。
音楽的知識はさほどなくても、書いてて楽しい。
BMTHはゲーム好きなのも知ってるし、
その点は自分と共通してる部分だし、
好きなゲームが共通してると尚更楽しい( ´∀`)
メタルギアやデスストなんて最たる例です。
だからこそ冒頭ネタはゲーム関連を選んだし、
レビュー中にもゲームネタを挟めましたしね。
FEVER 333とBMTHの2バンドに共通するのは
音楽に対する柔軟性もかな。
もはや特定の"ジャンル"からは抜け出したようなバンド
次はどんな曲(作品)になるのかな?
と、リスナーに思わせたらもはや勝ちだと思います。
特定のジャンルに属している、そのジャンルの印象が強いと
そこから変化、脱却した時に
リスナーからの不満、落胆が出てきがちになる。
そうなると離れていく人も出るだろうし、
バンドにとってプラスなことばかりではなくなるだろうし。
次はどんな曲(作品)になるのかな?
と思わせてしまえば、それだけファンやリスナーも
バンドに合わせて柔軟になってきますからね。
個々人の好き嫌いはあるにせよ、
それだけで離れていく数は減るでしょうしね。
そんな今後も大いに楽しみなBMTH
今作はこのあとに控える作品の"第1弾"ってことで
『POST HUMAN: 』シリーズとして、
4作連続リリース
するらしいのでね。 残り3作も非常に楽しみ。
まずはその第1弾である
Bring Me The Horizon
『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』
を聴いて、大いに楽しんで、
あとに続くシリーズも首を短くして待つとしましょう。
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