MeshuggahのドラムTomas Haakeはインタビューにて、コロナウイルスの影響によりバンドは新譜の制作に専念でき、メンバー間で音楽ファイルをシェアするリモートで制作し現在新譜への曲はほぼ出揃ったと説明。バンドは2021年に新譜を発表する予定と発言。 https://t.co/vMn43v3BqR
— Rock is not DEAD! (@Tomoki_in_OC) October 8, 2020
クソボケコロナが猛威を振るった3~5月、
そのあたりにリリース予定だった作品は
延期したりもあったけど、中止はなかったし
その時期はもちろん
今なお新譜(アルバム)のリリースは後を絶たない海外シーン。
日本のバンドはこういうことしないんだろうかね?
むしろ若いバンドほど、今時のツールを使った
今時の制作方法なんてガッツリ活用してそうなのにね。
ライブが出来ない状態になった今、
"新譜の制作に専念"する、できるようなバンドが
海外ほど多くないんですかねぇ…(。-ω-)-3
ま、少なくとも今年は
"新譜の制作に専念"していると仮定して
それが仮定じゃなく、事実であるかは
来年以降にどれだけ『アルバム』がリリースされるかどうかで
証明されることだとは思いますけどね。
おかげで、今年の国内版ベストアルバム記事は
ベストEPになりそうだけどなw
どうも、トトです。
10月も中旬以降、月末にリリースが集中した為
9月作品同様に、先月末から非常に
バタバタさせてくれてますが(。-皿-)
リリースがないよりよっぽど良い。
ってことで、11月に入りはしましたが、
まだまだ10月リリース作品を取り上げていこうと思います。
1. BITE BACK
6. FOR THE RECORD ft. Walter Delgado of Rotting Out
7. LAST TIME
8. SUPREMACY
次世代RATMと名高いFEVER 333が
昨年のデビューアルバムから早1年半、
早くもNEW EP『WRONG GENERATION』を
10/23にリリースしました。
今回の新譜リリース後、Spotify Singlesというプレイリストに
Linkin Parkの"In The End"のカバーを配信。
今のところSpotify限定なんですかね?
これもかなり良質カバーでした。
今回の新譜リリース後、Spotify Singlesというプレイリストに
Linkin Parkの"In The End"のカバーを配信。
今のところSpotify限定なんですかね?
これもかなり良質カバーでした。
今や洋楽ド低迷な現代日本に於いて、
IssuesやSHREZZERS同様、
デビューから火がつき始めているバンド。
何度もブログで書いてはいるけど
こういうのに食いつく洋楽リスナーは
普段どこにいるんだろうね…謎すぎる……(; -ω-)
そんな日本人気も相まってか、
既に2~3度来日経験があるばかりか、
朝のテレビ番組『スッキリ!』にて
ライブまで行うという異例の事態が起きてますw
そんなバンドが前作から約1年半で
新譜をリリースするという活動ペースの早さ。
そんな新譜を早速聴いていこうと思います。
BITE BACK
イントロからノイジーなギターから始まる1曲目。
そこにJasonのシャウトが乗り、ヘヴィサウンドが展開。
そんなJasonのMCのあとは、ドラムが徐々に勢い付き
ヾ(*≧ロ≦)ノ Let's fucking bite!! back!!
のシンガロングパートを合図に、
重く、激走するパートへと突入します。
バンドの持つ良さをこれでもかってほど叩きつける
オープニングにはピッタリのラウドナンバー。
リリース3日前に公開されたVisualizerは
両腕を拘束されたJasonが印象的なビデオに。
Jasonも紛れもなく黒人の血を引く人物だし、
昨今の差別問題に思うところもある故の歌詞と
映像の内容なんでしょう。
BLOCK IS ON FIRE
前曲のノイジーなアウトロからそのまま繋がる2曲目。
ここでは頭からラップボーカルを展開する。
さっきまでのラウドサウンドが嘘みたいに落ち着き、
ラップを生かすトラックになっています。
尺もたったの2分弱、インタールード的でもあるけど
短くもしっかりとメッセージ性のあるラップが
存分に楽しめる楽曲になっています。
WRONG GENERATION
3曲目は今作のタイトルトラック。
ここでも再びラップが光る楽曲に。
バックには絶えずアラームが鳴り響き、
所々で荒々しいドラムが存在感を示すので、
こちらの方がバンド感は上ですね。
同じフレーズを何度も叫ぶJasonと共に、
バンドサウンドはより強くなっていきます。
リリース翌日に公開されたLyric Videoも
出てくる歌詞の後ろに出てくる映像も印象的。
U WANTED A FIGHT
ここでも同じく、繰り返し
同じフレーズを叫ぶところから幕を開ける4曲目。
2曲続いたラップが強いトラックから一転、
ガッツリ!バンドサウンドを強めてきました。
テンポ感も含めて、ニューメタル感も色濃く出てますね。
RATM好きには、そのテイストも感じるかもしれません。
WALK THROUGH THE FIRE
まさにデモ行進のようなコーラスから始まる5曲目。
グルーヴ感満点のサウンドのあとには、
再びラップトラックに切り替わる。
ミドルテンポなのにサウンドは実に攻撃的。
タイトルのフレーズを入れた歌詞、
We're gonna die together
私たちは一緒に死ぬ
We're gonna walk through the fire together
私たちは一緒に火の中を歩く
ってのが、繰り返されることで
非常に強力なメッセージ性を帯びてきますね。
FOR THE RECORD ft. Walter Delgado of Rotting Out
ラップ、ニューメタル色の濃い曲が続いたあと、
6曲目はのっけからメロディックハードコア、
ハードコアパンクさながらに走りまくる
超速スピードナンバー!ヘ(`・Д・)ノ
ゲストもハードコアパンクRotting Outから
vo/Walter Delgado
単なるポストRATMで終わらないのが、
こういった曲をぶち込み、ジャンルレスな
FEVER 333サウンドを露にするのが良いですねぇ( ´∀`)
LAST TIME
そんなジャンルレスな様相を更に強める7曲目。
これまでのダーティな声で歌ってたのが嘘のように
しっとりピアノバラードな歌ものをここで。
間違いなく今作イチのエモーショナルナンバー。
たったの1'12"しかないけど、ホンット毎度毎度、
ジェットコースターみたいな作品出してくるなぁ。笑
SUPREMACY
ラスト8曲目は、しっとり系の女性ボーカルから。
トラックリストにも、Lyric Videoにも
表記がないこの女性ボーカルは誰なんだろね。
そんな女性ボーカルも影響してか、
今作序盤ほどのラウド感はなく、
純粋なラップロック的な雰囲気が強いですね。
今作で最初に公開されたLyric Videoは
ここでもライブ映像と共に、背景にはBLMのデモ映像も。
今作はBLMに関する内容も大いに盛り込まれてます。
そういった風刺を効かせる部分も含めて、
ポストRise Against The Machineと言われる所以なのかも。
以上、
FEVER 333『WRONG GENERATION』
でした。
やっぱコイツらの作品聴いてると面白いな。
一筋縄ではいかないというか、
何かやらかしてくれるんじゃないか…というか。
まぁ、今作は明確なコンセプト的な
一貫したメッセージ性みたいのがあって
だからこそアルバムほどの多様性はなく、
『EP』って形にしたのかもしれません。
しかし、8曲というEPとは思えない収録曲の多さ、
しかし曲数とは反比例する、各曲の短さよ!
"BITE BACK"が3分台、"LAST TIME"が1分台、
他はすべて2分台で収められています。
パンクバンド並のコンパクトさに驚きますよw
しかし、そのコンパクトな中に
これでもかってほど詰め込まれたメッセージ性。
それを伝えたいからこそ、
アルバムを出すよりも先に、
EPという形でリリースしたのかもしれませんね。
こういったEPのリリースなら大歓迎だなぁ。
そして、既に出てきた頃から言われてる
現代のRage Against The Machine
自分はリアルタイムに聴いてたワケじゃないし、
何ならちゃんと音楽を聴き始めてからでも
RATMをしっかり聴いてはいませんが、
こんなに色んなところで言われるくらいだし、
サウンドに、歌詞に、
RATMからの影響は絶大なんでしょう。
アルバム出す出す詐欺を続ける本家よりも、
FEVER 333を追った方がいいんじゃねーの?w
なんて、RATMリスナーでもない自分は思ってしまいますがw
昨年は1stアルバムをリリースし、
1年という早いスパンで、
巷に溢れるものよりも遥かに多い曲数の
EPをリリースした、ポストRATMの
FEVER 333『WRONG GENERATION』
それこそRATM好きな人、
その頃のニューメタルが好きな人には
是非ともオススメです。
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