Grayscaleがオルタナポップ的な新機軸の

新曲をリリースしたと思えば





Mayday Paradeは、"らしさ"溢れる

3曲入りEPをリリースしました。

MPはこのテイストで5曲以上のEPが良かったなー。

そうすればレビューしたのにー(*  ̄3 ̄ )-3

どうも、トトです。



そんなこんなで、いつの間にか10月も最終週!

ここへきて、

よぉーーーやく!10月の新譜、最初のレビュー記事w

全体的に見れば新譜は続々出てはいるものの

その新譜は自分の範囲外であったり、

それ故に、ウチのブログ向きではなかったり…

で、ようやくウチ向きの新譜が出たってワケ。

このバンドのレビューは3枚目、

過去に一度、来日してる為ライブレポも書いてます。

そんなバンドの新譜はこちら



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Seaway『Big Vibe』
01. Brain In a Jar
05. Wild Things
06. Pathetic
07. Sweet Sugar
08. Peach
09. If You Let Me
10. Wicked
11. Sick Puppy



カナダ産POP PUNKバンドSeaway

4枚目となるアルバムBig Vibe

Pure Noise Recordsから10/16にリリースしました。


前作は新曲が収録されつつも、

原曲ありのカバー、セルフカバーが中心の

セルフコンピ盤扱いだったので、

スタジオアルバムのナンバリングとしては

今作で4枚目ってことですね。


先月レビューしたKnuckle Puck同様、

国内ファン、国内レーベルのICE GRILL$からも

厚い支持を受けてるバンドだからこそか


IGから国内盤もリリースされています。


そんな国内からの期待も高い

Seawayの最新作、早速聴いていきましょう。




Brain In a Jar
直近2枚のまったりPOP PUNKから一転、
ストレートな陽性POP PUNKに\(^o^)/
POP PUNK感はしっかりと感じながらも、
どことなくオールディーズな雰囲気も感じます。
POP PUNKに昔のテイストを混ぜた感じ?
バックコーラスなんかはまさにです。
アルバムの1曲目にふさわしい、テンション高めの曲で
聴いてるこちらも上がりますヾ(*≧∀≦)ノ


Big Vibe
2曲目は、リリースから2ヶ月前に公開された
今作最初のMV曲にして、タイトルトラック。
ポップ方面に寄せたキャッチーなメロディが響く
耳触りの良いPOP ROCKに。
サビでタイトルを歌うところがキャッチーさ増しで
同時にシンガロングパートにもなりますね。
ヾ(*≧∀≦)ノ Big vibe!! Big vibe!!
曲の最後は大盛り上がり間違いなし!




Mrs. David
3曲目はイントロからちょっと時代を感じる
ムーディーなリフやシンセが響くエモーショナルナンバー。
コーラスの感じも90年代っぽさあるなぁ。
90年代なんて小~中学生真っ只中だし、
音楽なんてロクに聴いてなかったけど、
だからこそ自分と同世代以降の人にとっては
新鮮に聴こえるんじゃないかなとも思うし、
同世代以前の人には懐かしく聴こえるのでは?

リリース当日に公開されたMVを見ても、
映像的にも80~90年代っぽさがあるものに。




Still Blue
1周目からお気に入りになったのはこの4曲目。
イントロから掻き鳴らすギターと、
テンポ良く叩くドラムが(*≧∀≦)良いぞー
今作イチのアップテンポナンバーで、
サビでは縦ノリなリズムから
クラップとシンガロングが映えるコーラスパートへ。
やっぱテンポ速めで明るく楽しいPOP PUNKは
大好きだ\(^o^)/
ヾ(*≧∀≦)ノ うぉっぉおー!うぉっおっぉおー!
のシンガロングと、このパートと同じメロディを
ギターが鳴らすところも良いですね。

MVもvo/Ryanが歌うシーンはタイトル通り青く、
ドローンや360゚カメラを使ったような映像や、
POP PUNK感ひとしおになるスケボーなど、
サムネの女の子からも伝わる楽しいMVに。




Wild Things
再びエモーショナルに寄せた5曲目。
それでも持ち前のキャッチーさはそのままに
耳触りの良いメロディを展開。
ここでもシンセサウンドは少し前時代的。
しかし、そのおかげでオルタナポップ感もある。
ここでもコーラスと共に歌うタイトルは
大いにシンガロングできそうなパートです。

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今作で刷新されたアー写の雰囲気もどこか古臭いんだよなw
こういう色合いというか、メンバーの見た目もw
やっぱり今作は少し時代を遡ったようなサウンドが
作品のテーマとしてもあるのかな?


Pathetic
明るく楽しいPOP PUNKの雰囲気が戻ってきた6曲目。
イントロからコレコレ!(≧∀≦*) 感ハンパなし。
ここもギターが少し昔の雰囲気を出しつつも
サウンド基盤がしっかりPOP PUNKしてるので
漏れなくこれも好きな曲ですね。
やっぱこういう曲調が良いんです好きなんですよ。


Sweet Sugar
続けてキャッチーなイントロから始まる7曲目。
そんなキャッチーさが光るからこそ、
ここもPOP ROCKに寄った曲調になっています。
タイトルからして、そういったものになるのも納得の1曲。
コーラスの雰囲気もポップでキャッチー。
いつかのAll Time Low的なテイストも感じますね。


Peach
8曲目はミドルテンポに押さえたPOP ROCKナンバー。
サビ前の口笛SEがいい感じ♪~(´ε` )
これまでのSeawayサウンドとも近いところがあり、
Seawayリスナーなら気に入る人は多いでしょう。
しかしこれもタイトル通り、甘いメロディで
ほんのりエモーショナルなPOP ROCKは
否応なしに女性人気も得られそうな感じですね。


If You Let Me
9曲目もミドルテンポなエモーショナルナンバー。
ギターのエモーショナルなリフが耳を突き、
バンドの持ち前のキャッチーさ溢れる
ポップなメロディとの合わせ技的な1曲ですね。
こういったエモーショナルな曲調であっても、
しっとり系なバラード調にはならず、
しっかりバンドサウンドなのがとても良いです。


Wicked
陽気な雰囲気が戻ってきた10曲目。
これも直近2作の雰囲気に近いSeawayサウンドな
チルさ光るまったりPOP PUNKです(*´ω`*)
キャッチーかつ、ラウドなギターサウンドは
最後の最後に更なる見せ場を露にします。
アウトロはヘヴィなギター&ベースが響く様は
Seawayとは程遠いサウンドで、別バンドのよう。


Sick Puppy
ラスト11曲目は、前曲のアウトロから一転
アコギの優しい音色で始まります。
しかし、そのあとからはガッツリ!バンドサウンドが響く
エモーショナルな雰囲気を纏ったPOP PUNKに。
11曲収録のアルバムの最後を
しっかりPOP PUNKで終わるのはポイント高いですね。
コーラス盛り盛りで、声量多め、サウンド面も
大いに盛り上がるラストサビから
タイトルをしっとり歌って締めるギャップが光る終幕。





以上、

Seaway『Big Vibe

でした。

良いじゃないですかー( ´∀`)

SeawayらしいPOP PUNKを鳴らしつつも、

もしもその時代にPOP PUNKがあったら?的な

80~90年代を彷彿とさせる雰囲気を醸し出す

Seawayとしては新しい要素。

そのへんはやっぱり作品として意識した部分なのかな?

レビューの中でも言ったけど、

若い人には新鮮に、

リアルタイム世代には懐かしい感じに聴こえそうで

そういう部分では広い層に聴ける作品だとも思います。



POP PUNKリリースが相次いだ2018年に続き

年末年始の時点で

今年もPOP PUNKが盛り上がると思ってましたが

クソボケコロナが猛威を奮う中、

ウチでレビューしただけでも、

今年20枚目のPOP PUNK作品となりました。

SeawayBig Vibe

幅広い世代にアピールできる新譜です。

是非ぜひ、ご一聴。





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