マジでか!

昨年5月に"Famous"を出して以降、

新曲も一切出してなかったのに



残り3ヶ月の内にアルバム出すんか?!

それが叶うなら願ってもないな\(^o^)/

どうも、トトです。



9月3週目のNew Music Friday

よーーーやく!注目していたバンドの

アルバムがリリースされました。

しかも4枚w

一気に4枚とか試聴も大変だから( ノД`)ヤメテーw

と、リリースがない期間は

過去作レビューの為に旧作を色々聴き漁ってましたが

久々に新譜にまみれた時間が訪れました。

月末に来て、ようやく今月の新譜レビューw

その4枚の中から

絶対にコレから書く!

という1枚から、9月の新譜レビューをスタートさせましょう。




20200918_234644
Knuckle Puck『20/20』
01. 20/20
03. Sidechain
05. RSVP
08. Into The Blue
09. Green Eyes (Polarized)
10. True North
11. Miles Away



今やすっかり親日バンド

USはシカゴ産のPOP PUNKバンドKnuckle Puck

3枚目のとなるアルバム20/20

所属しているRise Recordsから9/18にリリースしました。


待ってたよー!待ってた!

先行曲から個人的な期待値は割と高かったし、

この9月3週目リリース作品の中では

いちばん楽しみにしていた作品です。

2020年にリリースする作品のタイトルが

『20/20』ってのもシャレが効いてて良いですね。


そういえば、というか


先月、State Champsが10周年記念作品として

Unpluged EPをリリースしましたが、

Knuckle Puckも今年で結成10周年なんですよね。

めでたい\(^o^)/

レーベルは違えど、良い同期じゃないか。

そんな2バンドが一緒に来日してくれたのも

記憶に新しいですね(*´ω`*)



とても良い日、良いライブだったのが印象的です。


そんな日本のPOP PUNKリスナーからも

確かな人気と知名度を獲得しているであろう

Knuckle Puckの最新作!

期待に胸躍らせて、聴いてみました(* ゚∀゚)wktk





20/20
オープニングからタイトルトラックで始まる今作。
KPにしては、割と明るめの曲調なのでは?
なんて思ってしまうほどには陽性寄りです。
サビではバックコーラスの雰囲気も相まって
らしさ溢れるエモーショナルさも忘れていません。
タイトルを歌うキャッチーなフレーズは聴きやすさ◎
Knuckle Puck的POP PUNKは健在だということを
1曲目から大いに実感できて安心します(*´ω`*)


Tune You Out
掻き鳴らすギターからスタートする2曲目は、
のっけからアップテンポな曲調で展開します。
サビに入っても割とテンション高めのサウンドで
2コーラス目のサビ前には、
ba/Ryanの短くシャウト気味なボーカルも響きます。
ヾ(*≧ロ≦)ノ Maybe!! someday!!
から始まるラストサビ前のシンガロングパートは
この曲の中でも至極のアツさを誇ります。
そのままラストサビに突入するので、
アツいテンションのまま終われるのが良いですね。

今作で最初に公開された曲で
この曲を聴いた時点での安心感よ(*´ω`*)
今作の『MV』とされてない曲はどれも
アナログ系の映像になってるけど、
ちょっとしたテーマになってるんだろうかね?




Sidechain
のっけからアップテンポで耳触り良しの3曲目。
バンドの持ち前のエモーショナルさはそのままに
大きな転調はなく、耳馴染みの良いPOP PUNKを展開。
この曲はRyanの弾くベースラインも好きだなぁ。
サビのコーラスの雰囲気も良く、タイトルを連呼する部分は
こちらもシンガロング必須ですね。
こういうストレートにPOP PUNKしてるのは良いなぁ。
この曲好きだ\(^o^)/


Earthquake
リリース3週間前に公開された4曲目。
ポップな方に寄った、ミドルテンポかつ
雰囲気は明るいパワーポップ的なナンバーに。
曲調的にはSeawayっぽさあるよね。
こういう曲だからこそ、よく耳を突いてくる
ベースがまた良い感じです。

日本に住んでると、どうしてもマイナスイメージが湧く
物騒なタイトルからは想像だにしないキャッチーさw
地震も人類みな縦ノリ!になれる楽しい揺れなら
大いに歓迎できるのにね。笑
やっぱエモーショナルさが先行するKPに
ここまでポップな曲は新鮮だなぁ。
Visualizerとして公開されているビデオでも、
メインキャストの3人からなる陽気さもひとしお。




RSVP
間髪入れずに始まる5曲目は今作で3つめに公開された曲。
先行公開の中でいちばんのお気に入りで、
もちろん今作でも最初に気に入ったのがこの曲。
イントロのギターから既に耳を持ってかれ、
要所でベースのグルーヴ感が響き、
アップテンポなPOP PUNKが脳を刺激する!
そこにJoeのボーカルと、KPならではのエモーショナルさも混ぜ
ワタシ好みのPOP PUNKを展開してくれています\(^o^)/

Lyric Video風のものが公開されていますが
公開時期から考えても、ビデオがある他の曲と比べて
こっちの方が再生回数少なめってのが
納得いかん!
ってくらいには、個人的なお気に入りです。




Breathe feat. Derek Sanders(Mayday Parade)
MVとしては今作2つめの公開となった
続く6曲目も、出だしは軽快にスタート。
この軽やかな駆け足感は良いなぁ。
序盤からJoe & Nickが交互に歌うKPならではの
ツインボーカルスタイルを展開していて、
前曲に負けず劣らずの良質POP PUNKサウンド。
そしてここでは、Mayday ParadeDerekがゲストに。
ゲストが入り込む定番の位置、
ラストサビ前からDerekの声が聴けます。
少しタイプは違うも、エモーショナルPOP PUNKバンドの
新旧ボーカルの共演は上がる\(^o^)/

MVの方にもDerekはきっちり出演。
やっぱ再生回数の伸びも良いのはDerekの影響もあるかな?




What Took You So Long?
初っぱなから勢い良くタイトルを繰り返し歌う
曲調も良い感じに陽性寄りで良いぞ!
そしてこの曲も、雰囲気としては陽性寄りで
明るめサウンドのPOP PUNKしてるのが良い\(^o^)/
ヾ(*≧∀≦)ノ What took you! what took you!
ヾ(*≧∀≦)ノ What took you so long!!
で、サビはタイトルを叫ぶシンガロングで
否応なく盛り上がりますしね。

7/31に公開されたビデオはLyric Video調で、
VHS時代を思わせる古い映像で綴られます。
冒頭がもう120分テープのケースだなw
オマケにテレビデオとか懐古心がくすぐられるw
今の若い子にVHSとかテレビデオとか通じるのか
ってレベルで古のアイテムになってるところが
自分の老化を感じさせますよ…orz


アルバムとなると、このへんの中間は
中弛みするものも少なくない中、
上げ曲で固めてきたのは素直に喜ばしい!
でも、最近は中間でも落とさず
敢えてMV曲、上げ曲を入れるバンド、作品も
ちらほら出てきましたよね。
中間すべてビデオ有りの曲で固めたのは
相当珍しい部類だと思いますがw



Into The Blue
続く8曲目も開始は勢い良く掻き鳴らすギターから。
イントロはアップテンポに始まりますが、
ここはさすがにエモーショナルなメロディが光る。
従来のKPに見るエモーショナルPOP PUNKに。
もちろん曲調は明るい陽性が好きだけど、
それ以前にKnuckle Puckってバンドが好きなのでね。
こういった従来のサウンドの曲も好きよ。
サビのバックコーラスがキレイめで良い。


Green Eyes (Polarized)
9曲目はサウンドも控えめに始まり、
そのままボーカルも入って曲はスタート。
サビに入るとバンドサウンドを露にし、
ミドルテンポなエモーショナルナンバーに。
言わずもがなJoeNickのツインボーカルも◎
今や聴き慣れたバンドだからいいけど、
2人とも声質はエモーショナル寄りなのは共通してるし
今でも油断してると、あれ?今どっちが歌ってる?
なんて、たまに思ってしまう。笑
まぁ、それほど2人のボーカルがサウンドに合ってる
ってことの証明でもあるんでしょうけどね。


True North
タイトルは同じでも、Crysal Lakeの"True North"とは
当然のことながら全く別ものの10曲目。
派手に打ち鳴らすバンドサウンドから、
そのままいくかと思いきや、軽快に走り出す。
こういう控えめな疾走感も良いよね。
そしてこの曲でも、サビはバックコーラスが
良い感じのキレイめでエモーショナルな雰囲気を底上げ、
アップテンポ寄りな曲調ではあるけど、
持ち前のエモーショナルさも発揮しつつ、
適度なテンポとエモーショナルな曲調が
とても耳触り良く、聴いてて心地良いです。


Miles Away
ラストの11曲目は、静かに掻き鳴らすギターと共に
Joeのボーカルからスタートを切ります。
POP PUNKらしい曲調、サウンドでもって、
エモーショナルさを発揮した従来のKPならではの曲。
まだまだアングラとはいえ、日本人リスナーにも
多く受け入れられているのも納得します。
ラストサビ前には少しテンポアップしつつ、
エモーショナルさ全開なラストサビへ突入し、
この作品を締めます。





以上、

Knuckle Puck『20/20

でした。

昨今はPOP PUNKから音楽性を変えたり、

POP PUNKをベースに他の要素を混ぜたり、

そういったバンドも増えてはきましたが、

"POP PUNKバンド"として、

キャリアを重ねてきたKnuckle Puck

今作も自分たちの良さ、強みをそのままに

しっかり"POP PUNK"してる作品を作ってくれたのが

まず何より嬉しいですね。


もちろん、今までのKPのように

叙情的なエモーショナルさが光る曲もありつつ、

何か今作はそれに比例して、

アップテンポで明るめの曲調のもの多く感じました。

だからこそ個人的にも良い作品だと感じたし、

そう思ったのも、自分の気のせいではなさそうです。

その理由に、ある海外メディアでNickが語ってますが

僕たちはこのアルバムを作るにあたって、みんながどういったことで気分を良くし、そうじゃないことに対して気分を悪くさせたくないかを考えたんだ。今の世の中には"怒り"が溢れているよね。それを助長するんじゃなくて、みんなに良い気分になる理由を与えたかったんだ。このアルバムを聴いてもらってね。

と、言っています。(もちろん個人的な意訳ですが)

歌詞も全曲訳してみたら該当するかもしれないけど

やっぱ曲調の部分で、今までよりも

明るめに感じたのは、こういう理由もあったからなのでは?

ってのを、漠然としつつも思ってしまいますね。

でも陽性POP PUNKが好きな自分にとっては

良い意味で、Nickの言葉にまんまとハマってます。笑

何ならこれまでのKPのアルバムの中でも

いちばん好きかもしれない\(^o^)/

ホントに聴きやすくて、気付けば何周もしてる。



音楽性の変化は大きくなくとも、

確かな成長を実感できる

Knuckle Puck『20/20

気付けば2度の来日を果たし、

今やすっかり親日となったバンドの最新作。



ICE GRILL$
もこう言ってくれてることだし、

いつか来る3度目の来日が実現するように

今作をしっかり聴き込んで待ちましょう\(^o^)/





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