ってチャンネルを最近見つけたんですが、

その名の通り、↑に貼った動画の通り、

聴いてると癒される、正真正銘"アンビエント"と呼べる

自然の音を10時間(!!!)の動画としてUPしてます。

動画の詳細にも記載がある通り、

寝るときに流すと、とても良い感じに寝れそう。

たまにライブ配信とかもしてるみたいで、

寝るとき以外でも、何か作業したりとかでも

なかなか捗るんじゃないでしょうか。

ウチの新型テレビみたく、テレビでYouTubeが見れて

タイマーで自動電源OFFが可能なテレビなら

スマホは充電したまま、テレビでこの動画を流して、

時間が来たら勝手にテレビも消える、と。

1つの安眠法として最高なのでは?

どうも、トトです。




10月頭まで続く映画週間!…月間?

週1で観に行く時間が作れているので

毎週公開される新作映画を

見逃すことなく追えています。

前回『幸せへのまわり道』から1週間と少し

7日の月曜日に今作を鑑賞。




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mid90s

1990年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティーヴィーは兄のイアン、母のダブニーと暮らしている。 小柄なスティーヴィーは力の強い兄に全く歯が立たず、早く大きくなって彼を見返してやりたいと願っていた。 そんなある日、街のスケートボード・ショップを訪れたスティーヴィーは、店に出入りする少年たちと知り合う。 彼らは驚くほど自由でかっこよく、スティーヴィーは憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが…。




個人的な好みとしても、

あまり自発的に観ない"青春映画"となる

mid90sを観てきました。

ジョナ・ヒルやるやーん\(^o^)/

『21 Jump Street』なんてバカ映画で

主演を務めたとは思えないほど

タイトルがまさに!な青春映画でした。

しかし、偶然にも


先月に、その21JSを観て、

主演だったジョナ・ヒルが監督デビューしたという作品だからこそ、

今作を観ようと思った理由の1つでもあります。

正直、『ミッドサマー』のA24絡みだってのは

個人的にはどうでもいい。



映画の内容はさることながら、

高画質、高精細、CG技術が発達した現代に於いて

全編16mmフィルムで収めたところをまず絶賛したい。

現代の映像技術と比べると遥かに荒く、

画角も左右黒みのある4:3

しかし、これがまたタイトル通り、内容通りに

90年代半ばを表すことにひと役買っています。


映像だけではなく、音楽も。

Nine Inch NailsTrent ReznorAtticus Rossが手掛けていて

彼ら自身が90年代を彩るバンドの1つであるからこそ

その時代を描いた作品にマッチすると思います。

そういった部分は、音楽好きな人たちにも

是非ぜひ、観てもらいたい作品ですね。


公式サイトにある著名人からのコメントには

Maroon 5Adamのコメントも。

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冒頭部分は

スト2
スーファミ
タートルズ
エア・ジョーダン

などなど、リアルタイム世代には

これ以上なくぶっ刺さる90sアイテムが続々と出てきます。

スティーヴィーがガイルのTシャツを着てたのは

やっぱアメリカだからなのかな?笑


でも、それ以外の部分では

正直あまり引き込まれることもなく、

寝不足だったのも相まって少し眠くなりましたが

スティーヴィーがスケボー仲間に入ってからは

作品的にも"始まり"を告げるかのように、

そこからはみるみる引き込まれていったと思います。

で、最初の注目シーン。

ルーベンがひよったジャンプを、無謀にも挑戦し、

失敗しても、そのチャレンジ精神を買われ

レイやファックシットに好かれるようになる

"サンバーン"こと、主人公のスティーヴィー


その前から少しずつ軋轢は生まれてた描写もあるけど

やっぱりこれがキッカケかな?

ここから徐々にルーベンとスティーヴィーが

ギクシャクし始めたり。


プロスケーターになり、

スケボーで食えるようになりたいレイと

人生を真剣に考えることなんて馬鹿げてる

楽しく飲んで、ヤッて、スケボーできりゃ

それでいい、なファックシット

つるんでる仲間内のトップ2にも徐々に壁が出来始める…

なーんてところも青春だなぁ( ´∀`)

ノリでエモいとか言ってる最近のバカ共にはわからない

正真正銘のエモーショナルさがあります。



でも、レイはホントに良いヤツで

酔っ払って、初体験もして、更に仲間から認められ

楽しさMAX、べろんべろんで帰ってきたスティーヴィーが

兄貴とひと悶着あったことが引き金か

真面目な母ちゃんが仲間たちのもとへ殴り込み

もう息子と関わらないで!

なんて出来事のあとに、今まさに

親なんて最悪だ、と思っているであろう

一人佇むスティーヴィーにレイが寄り添います。

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他の連中はもっと最悪なんだぞ?と、

他の仲間は劣悪な家庭環境であることを告げる。

靴下すらも買えない貧困家庭のフォースグレード

妹と自分に、家庭内暴力があるルーベン

ファックシットとのすれ違いも感じてるけど

レイ自身、弟を交通事故で亡くしてショックを受けてるときに

ファックシットが来て、スケボーに誘ってくれた

と教えてくれる。

だから行こうぜ

と、レイは2人で滑りに誘ってくれた。

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青春だなぁーーー。゚(*´□`*。)゚。ーーー!!!

というか、レイが良いヤツすぎな!

スケボーの腕がプロ級で、おまけに人想いとか

良いヤツすぎる(  ;∀;)

ま、実際の彼はプロのスケートボーダーらしいですけどね。



終盤、スケボー場で

スティーヴィーがルーベンに軽くぶつかったことがキッカケで

殴り合いの喧嘩に発展。

仲間内で最初に良くしてくれたのがルーベンで、

スケボーを最初に(売って)くれたのもルーベンなのに、

レイやファックシットにどんどん認められ、

レイからは無料でボードをもらえるほどになったスティーヴィー

ルーベンの心情的にも穏やかでいられなかったでしょう。

それがここで爆発します。

仲間内の雰囲気はさらに悪くなる中

酔っ払ったファックシットは女とパーティやるから行こうぜと誘う

雰囲気は通夜状態にも関わらず…

レイの一声で、渋々みんな車に乗るも

道中で事故に

スティーヴィーだけがかなりの重傷を追い、病院へ。


他のヤツの状況も知ってる中、レイは

お前がいちばん酷い目にあってるな
もうこんなことしなくていいだろ

スティーヴィーは仲間から抜けちゃうの…?(´・ω・`)

なんて空気を醸し出す中、

作中、カメラを回してるシーンが多かったフォースグレードが

見るか?

と、自分のカメラをテレビに繋くと

STRONG BABY FILMS

なんて、自身が構想を練ってたものを名前にした

彼らのこれまでの楽しくバカやってるショートムービーが流れて

締め

え、ここで終わり?!

ここからスティーヴィーの怪我が治って、エピローグ挟んで、

フォースグレードのショートムービーをエンディング

って感じで終わらんのかい!

って思ったけど、気付けばそこまで引き込まれてたか…

でも尺は85分だったようなので、

昨今の映画より、やや短めだったのは確かなようです。



って感じで、意外とサクッと観れてしまった本作ですが

実際にそのグループに属すかどうかは別として

やっぱこう、これくらいの世代のときって

誰しもが"ワル"とか"不良"にちょっと憧れるとか、

カッコイイとか思う時期があると思います。

男の子なら尚更ですよね。

そういった点で共感できる人は少なくないだろうし

それこそが"青春"の1つでもあると思います。



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今作はちゃんとパンフレットも作ってくれて

公式サイトにある情報を刷っただけのような

無価値なパンフレットではなく、

作品のことをより深く知ることができるパンフレットで良かった。

中でも、ジョナ・ヒルのロングインタビューは読み応え抜群です。



スケボーシーンが多いこともそうだけど、

最近トレーラーが出た新作ゲーム

Tony Hawk’s Pro Skater 1 and 2

も、ちょっと気になってはいたんですよね( ´∀`)

9/4発売なので、既にPS Storeには並んでるので

今やってるゲームが終わったら購入を検討します。

しかし、こういうゲームを見ても

90年代からは恐ろしく進化してますよね。

パンフレットにも、今と90年代を比較した

色んなものの中の1つに『ゲーム』がありましたが

映画のようなゲームとゲームのような映画
2000年代の長寿映画シリーズ『バイオ・ハザード』はもちろん、ゲーム原作の映画作品だが、その人気の高騰はやがてゲーム本編の設定にも影響を与えることになった。アカデミー賞作家のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、ゲームに由来する没入体験を礎にしたVR技術を「肉と砂」(17)という作品に結実させた。ゲームと映像作品の主従関係はもはや自明ではない。映画のようなゲーム、ゲームのような映画が交差する世界を、スティーヴィーとイアンはリビングの小さなブラウン管に想像することができただろうか?

VRはもちろん、昨今のAAAタイトルのゲームをやってると

誰しもがゲームの目指す先は"映画"なのでは?

と思うような気がします。

実際に今、"動かせる映画"のようなゲームも増えてる。

最近だとツシマなんかが最たる例ですよね。




少し前ならスパイダーマンや、

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今まさにプレイ中のDETROIT BECOME HUMANも。


少なくとも、スーファミをやってる頃の自分は

こんな時代になるなんて想像できなかったな。笑




そういったゲームやアニメとかに関しては

リアルタイム世代として通ってるけど

音楽に関してはクソ遅咲きなので。

でも、遅咲きなりに

メインで聴いてるワケじゃないけど

名前を知り、どういう音楽をやってるか知ったバンドもいるし

PUNKやPOP PUNKを好きになったからこそ

少しだけスケーターの文化も知りました。


でも、やっぱり"さわり"で止まってる部分は大いにある。

だからこそ、そんな自分よりも

今作を観るべき人、観るに値する人は多いだろうし

今なお、趣味でスケボーやってる人はもちろん

90年代の音楽に、文化に触れてきた人、

90年代のものが好きな人になら、

自分より遥かに刺さるものがあると思います。

そういった人たちにこそ

是非ともオススメしたい。




ここのブログのメインコンテンツである音楽はもちろん

サブで書いてる映画、ゲーム、

mid90sをキッカケに

3種すべてがオススメできる作品でした。


何よりやっぱり、青春映画好きには

間違いなくオススメできる映画です。

是非。