日本で3万あれば世界でも有数の食事が食べられるから『食事』っていう娯楽のコスパは最高

みたいなのが以前流れてきたんだけど

音楽なんて3,000~5,000円、ゲームなら5,000~8,000円

映画なら2,000円あれば、世界で有数どころか

世界一のものが楽しめるじゃん。

…って思ったけど、映画は確かにそうだけど

音楽は、音楽を聴くためのデバイス(スマホ、PC)を

3万以内に抑えることは可能だけど…質が悪くなる。

ゲームは本体(数万)があること前提…ってところで

考えるのをやめました←

そもそも自分が挙げたコンテンツの中で

"日本"で世界レベルのものは数が限られすぎてるしな(。-ω-)-3

どうも、トトです。




8月2週目の金曜公開JEXIから

10月頭の金曜まで、毎週順番に観たい映画が公開される。

その『JEXI』の翌週に公開された新作映画を観てきました。

本来は3月公開作品でしたが

クソボケコロナのせいで今月に延期…(# ゚皿゚)クソッ

配信の方に回ってしまった作品もある中、

こっちはちゃんと劇場公開してくれました。

これでようやく、ウチのブログでも

アニメーション』カテゴリの1作目を書けます。



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2分の1の魔法
(原題:ONWARD)

はるか昔は魔法に満ちていたが、時の流れと科学や技術の進歩と共に忘れ去られ、“魔法が消えかけた”世界が舞台。
主人公イアンは生まれる前に亡くなったお父さんに“一度だけでいいから会いたい!”と願う自分に自信のない少年。何をやっても上手くいかず自分に自信を持てないが、実は隠れた魔法の才能を持っている。
兄のバーリーは幼い時にお父さんを亡くし“もう一度だけお父さんに会って伝えたいことがある”弟のイアンとは正反対の陽気な性格のキャラクター。
2人は“お父さんに会いたい”という願いを叶えるため、父を完全(全部)に蘇らせる魔法を探す旅に出るが、彼らに残された時間は、たったの24時間。24時間以内に魔法を完成させないと二度と会えなくなってしまうが…。




もはやお馴染みの組み合わせ、

個人的にも『トイ・ストーリー4』ぶりとなる

ディズニー × ピクサー作品の最新作

2分の1の魔法』を観てきました。


映画のポスターってのは複数出るもんですが、

パンフレットの方に採用されてる

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こっちの方がシンプルで好きだなぁ。

で、

まず言いたいのは

字幕版の上映館と上映回数の少なさ

まー、そんなの今に始まったことじゃないけど。

毎度毎度、洋画公開する際に思うけど

ホンッットこれだな。

今作なんてアニメーションだから余計になのかもしれないけど

吹替のみで、字幕をそもそも公開してない劇場すらある

やるんだったら少なくてもいいから

字幕版も扱えや(# -皿-)イライラ…

字幕版の予告まで消したのか、

ディズニー公式チャンネルからは字幕版予告が

見当たらなかったし、公式チャンネルでなくても

YouTubeから字幕版の予告は見つけられなかったです。

つーか、他のチャンネルも吹替予告ばっっっか!

PIXAR公式から引っ張ってきたわ。

洋画でも興収が見込めるような

よっっっぽどの話題作、注目作でもない限り

吹替と同等の字幕をやるなんてあり得ないどころか

字幕版の予告すらなくなる時代になってる…

どれだけの話題作でも吹替と字幕、両方の公開数が

同等なのは初週のみ、良くて2週目まで。

そこから字幕が減ってはいきますけどね。

そんな現状が悲しいというか、情けないというか、

腹立たしいというか…

もはや字幕派の映画好きはみんな

サブスクに移行してるんだろうか…(´・ω・`)-3



っていう小言はこのへんにして。

やっぱりディズニー×ピクサー作品って

面白いなぁ(*≧∀≦)

ラストは(´;ω;`)ほろっとさせるところもさすがでした。

洋画は良いのに、何で洋ゲーは

最後に尻すぼみで盛り上がらないのが多いんだ…(。-∀-)w



そんな『2分の1の魔法』ですが、

原題はONWARD

"先へ(進む)"という意味ですが、

作品に合ったタイトルはやっぱ原題の方かな。

何が"2分の1"なのか

下半身だけ復活した父親を指してか

魔法が繁栄した時代と、そうじゃない現代のことか、

イアンとバーリーの2人だからこそ魔法が活きるからか、

まぁ、そのへんの意味合いを持たせて

付けたような邦題なんだろうけど。

やっぱり兄弟2人が主役とは言え

どっちかって言うとイアン目線で進む作品だし。

引っ込み思案で、恐がりなイアンが

それでも父親をしっかりと全身で甦らせて、

父親とやりたかったことを実現させる為、

苦手を我慢してでも進んでいくストーリーだし。

そしたら、やっぱ原題のが合ってると思うなぁ。


そんな本作は

史実を元に作られたというボードゲーム大好きな

兄バーリーに振り回されながら、

イアンは父復活の為に行動を共にします。


そのボードゲームが恐らく

今回のオープニングに描かれてた

魔法に満ち溢れた頃の世界のことだと思うけど

文明が発達しちゃって、

魔法やファンタジーなんて何のそのな今、

バーリーなんてオタク(陽キャ)にしか見えんなw

日本にはまずいないタイプだよね…陽キャのオタクってw

オタクなのに陽キャだからたちが悪いw

陽キャの醸し出すオーラは陰キャには辛いんだよな(。-∀-)

と、イアンとバーリーを見てて思いました。笑

でも、そんなちぐはぐで凸凹な兄弟だったからこそ

上手くいくってことが、この作品での魅力の1つです。

最初は失敗しがちな魔法も、

バーリーがいなかったら、イアンは魔法の扱い方

使い方もロクにわからないままだっただろうし。

バーリーが口出しすぎな部分もあるけどね。笑


そうして、父親を全身で甦らせる為に

史実に基づいたゲームを元に大冒険が始まります。

史実とは言え、やはりゲーム。

バーリーの一挙手一投足、一言二言が

ファンタジー盛り盛りなゲーム好きな人には

色んなところが刺さるんじゃないかなw

中でも、行き止まりからの

警察(追手)の道を塞ぐための岩落としに

これまで足に使ってきた兄の車グウィネヴィア

犠牲にしたところは、良いシーンだけど…

笑っちゃったなw

アクセルを石で固定して、バーリーはテープ入れたけど

確か曲名は『ヴァルハラへの道』だったか何か…w

"ヴァルハラ"が入ってたのは間違いないw

それがまた絵に描いたような荘厳な曲だったしw

後輪がパンクして、車に描いてあるペガサスの如く

馬が走るように上下に揺れだし、

溜めに溜め込んだ駐禁切符が両窓から飛び出し

さながら翼のようw

素晴らしい最期を迎えたグウィネヴィアに、心の中では

グウィネヴィアァァアアア───。゚(*´□`*。)゚。───!!!

でしたw



兄弟2人と、下半身だけのお父さんも

一緒に旅をしていきますが、

この下半身だけなのに、お父さんのやりたいこと

何となく伝わるというか、わかるというか…

こういうのはピクサーの十八番ですよね。

人間以外のものを使って、セリフは一言もなく、

見てる人に伝えるのは、本編前のショートムービーでも

幾度となく見せてくれてましたしね。

…あれ?そういえば今日はもちろん

ここ最近のピクサー作品って、

冒頭のショートムービーなくなってない?

あれ、好きだったのになぁ…(´・ω・`)



最後の最後に、

たどり着いた先が街中の学校の前…

で、バーリーを信じてついてきたイアンも

さすがに失望してしまいます。

タイムリミットである夕日が沈むのを

脚だけの父と眺めながら、

父とやりたかったリストに線を引いていくイアン。

しかし、思い返すと

リストに書いたことはすべて

兄バーリーと一緒にやっていたことに気付き…

っていう終盤は涙を誘いますねぇ(  ;∀;)

バーリーが復活に必要な不死鳥の石を見付けたことで

呪いが発動しちゃってのラストバトルは

マンティコアのおばさんと、

最強勇者のお母さんも交えての大乱闘w

周りのものをくっつけて完成した呪いのドラゴン

学校の壁にあったマスコットのドラゴンの顔が

呪いのドラゴンの顔になったときは笑ってしまったw

シリアスな展開なのに笑いを忘れないなw


しかし、ここまでくると

イアンも立派な魔法使いとして覚醒していて

ガンガン魔法をぶっ放していきます。

パンフレットには、作中に出てくる魔法の一部が

吹替版の呪文が書いてあったけど…

浮遊の呪文
 ウカベ・エレヴァー

信頼の橋の呪文
 ハシカカーレ・インヴィジア

成長の呪文
 デッカーク・ガンチュアン

うわぁ…だっせぇ……(; ゚д゚)

これ、このまま言ってるんだよね…?

後ろはそのままだから良いけど、前がな…

呪文くらい準拠して使やいいのに。

パンフレットも買ったけど、

プロダクションノートとか読んでても、

今回のパンフ、全体的に翻訳も違和感あったなぁ。

吹替回、吹替のみの映画館が多いことにも繋がるだろうけど

日本はアニメーションってだけで、

子供(親子)向けにしようとするよな(。-д-)-3

別にそれは観なきゃいいだけだからいいけど、

だからって字幕回、字幕上映劇場を減らすなって話。

こういうところが、『スパイ in デンジャー』の

劇場公開を見限り、配信限定にした理由でもあるんでしょう。

スパイ~の方が子ども向けじゃないだろうし、

ディズニープラスも始まったばったかだし、

そっちの会員増やしたいのもあるだろうしな。

キャスト的な面で言えば

トム・ホランド × クリス・プラットの今作より

トム・ホランド × ウィル・スミスのスパイの方が

観たかったんだけどなぁ。




呪いのドラゴンは倒し、

あとはお父さん復活を待つのみ。

お父さんの最期を看取るとき、

チューブに繋がれた父の姿に恐くなり逃げてしまい

お別れを言えなかったバーリーを父と対峙させ

ドラゴンとの戦いで崩れた瓦礫の間から

2人の様子を見つめるイアン。

もー、このへんは視界がぼやけるなぁ(  ;∀;)

やっぱりこのあたりもイアンの視点で、

復活したお父さんも遠目からしか見えないのも

良い演出だと思います。

イアンのテープで声はわかる、顔も写真でわかる、

でも実体としては観客側にも見せず、

バーリーのみに絡ませるというね。

日没までの短い時間ながらも、

父と話せたであろうバーリー、

その父からの伝言をイアンに伝える…

えぇ話や…(´;ω;`)



すっかり魔法使いとして覚醒したイアン。

エピローグでは、便利になった世の中でも

上手く魔法を使うことを提唱していました。

今の世の中にも同じことが言えるなぁ。

新しく、便利なものだけが良いんじゃないんだよネ。

アニメもまさにそうだと思うけど。

手描きとCGを上手く両方取り入れたことで

現代アニメの最高峰になった『スパイダーバース』が

それをまさに表した良い例だな、と。





何にせよ、日本版は色々とやや難ありだけど

作品自体は、やっぱり観て損はなかった

ディズニー × ピクサーの最新作

2分の1の魔法の感想でした。

次にこの組み合わせをみるのは

順調に公開されてくれれば

ソウルフル・ワールド』かな。

そっちも楽しみ\(^o^)/