働きたいワケねーじゃん。

大体、仕事なんて好きでしてるワケじゃないのに。

一生遊んで暮らせるなら、遊んで暮らすわ。

PhotoGrid_1597202531620

少し前にこんな画像を乗せたものが

6,000ほどいいねを集めてましたが

半分も何もないんだよ。

仕事なんてしたくない

これに尽きるわ。

どうも、トトです。



それではツシマの記事と平行しつつ

8月の新譜レビューも進めていきましょう。

久しくレビュー記事のWeb拍手が20を超えなかったので、

前回のStand Atlanticの拍手数には驚きましたが。

今回は、ジャンルこそ違えど

そのStand Atlanticと同じオーストラリアのバンド。

これまでにライブも見て、ライブレポ書いたし、

ウチで取り上げるのは決して初めてではないけど

レビューを書くのは初めてだったりします。

そんな喜怒音楽で初のレビューを飾るバンドの

新譜はこちら!




20200810_114726
In Hearts Wake『KALIYUGA』
01. Crisis
05. Timebomb
07. Crossroads
08. Husk
09. Nāgá
10. Force Of Life
11. Iron Dice
13. 2033




来日経験もあるオーストラリアのメタルコアバンド

In Hearts Wakeの3年ぶり5枚目となるアルバム

KALIYUGAを、自国のレーベルUNFD Recordsから

8/7にリリースしました。


聴き始めたキッカケは、Crystal Lakeに呼ばれた

2015年の来日公演。

1450197534

もう5年前か…懐かしいな。笑


今作のリリースに際し、今年2月に新譜を出したPolaris


IHWや前回レビューしたStand Atlanticの新譜を宣伝。

オーストラリアバンド仲良いな( ´∀`)

そんな和気あいあいとしたオージーバンドの一角、

IHWの新譜、聴いていきましょう。





Crisis
エマージェンシー(緊急事態)なアナウンスと共に
テンポ良く始まるオープニングトラック。
これまでのIHWにはなかったテンポ感と打ち込み、
しかし僅か1分弱の後半には、クールなリフが響く
持ち前のヘヴィサウンドを展開します。


Worldwide Suicide
そんな"Crisis"と共に2つでひとつの曲のような
2曲目は、今作で最初に公開された曲です。
ヘヴィサウンドとvo/Jakeのスクリームから幕開け。
シンガロング必須のタイトルを叫ぶパートから
早くもブレイクダウンへと突入します。
そして軽快なリズムとサウンドから、Jake
Break!! から更にテンポを上げつつ、
ドスの効いたスクリームとブレイクダウンに入ると
一気に凶悪感が増してきます。
どこかクリーンで、叙情的なサウンドでもあった
IHWのイメージからは程遠い悪魔的なサウンドです。

MVは3/18に公開されていて、"Crisis"から入ってますね。
ガスマスクしたJakeがカッコイイ。
白い吐息と共に叫び出すシーン良いですね(* ゚∀゚)
曲調的には、これまでと少し変わってますが、
映像的には、ゲームと現実が区別してなさそうな
子どもが印象的。銃社会、戦争の始まりなんかも
こういうところからなのかなーなんて思ってしまう。
ま、ゲームと現実を混同するような阿呆は
ゲーム好きとして嫌いですけどね(ヾノ=ω=)ムリムリ


MVの公開後、約ひと月後にはRemix版も公開。




Hellbringer
"Crisis""Worldwide Suicide"からの続きのような
怪しい雰囲気で幕を開ける3曲目。
ある種、飛び道具的でもあった前曲と比べると
こっちは正統派なバンドサウンドを展開。
お馴染みのba,vo/Kyleのクリーンもここで。
2コーラス目に入ると、聞き覚えのあるシャウトが…
って思って、スマホのディスプレイを見てみると

IMG_20200812_125758

やっぱりJamie(Polaris)じゃーん!\(^o^)/
MVは公開当初に見たけど忘れてたわw
そこから一旦、静止してからのー……
Hellbringer!!
と共に落とすブレイクダウンがまたクール!
このあとのリフがまた個人的にツボです。

そんなMVでは、Jamie登場シーンが浮浪者みたいで笑うわw
よく見ると狼男?っぽくも見えるんだけどね。




Moving On
4曲目は、リリース当日にMVも公開。
ここではKyleのクリーンから始まります。
もちろんJakeも叫んでくれていますが、
Kyleのクリーンパートが多いこともあってか
メタルコアってより、ポスコアに近い雰囲気。
それもあって聴きやすさはひとしおです。

MVは最初にちらっとライブ映像が映り、
大部分はIHWらしい自然と共に在るメンバーの姿を
じっくり映した内容になってます。




Timebomb
続く5曲目は、初っぱなからJakeのシャウトな
ラップ調のボーカルから始まります。
Kyleのハスキーなクリーン、ミドルテンポな曲調、
ニューメタル感増し増しな1曲に仕上がってます。
KyleのクリーンもちょっとChesterっぽさあるな。
本人もちょっと意識してたりすんのかね?
曲の半分くらい過ぎたところから転調するパートが
なかなかにカッコいいサウンドしてて好きです。
そこでフラグを立てに立てまくり、満を持しての
ブレイクダウンが素敵( ´∀`)b
Tick, tick, boom!!
Jakeが叫ぶところも、タイトル通りな時限爆弾で○


Son Of A Witch
6曲目は今作2つめのMV曲。
ここでは心地良いアップテンポで展開。
こういったテンポ感も、IHWのイメージになく新鮮。
サビはミドルテンポに、Kyleのクリーンがメイン、
しかし曲頭からJakeが叫んでいるワード
Bring me back down!
Bring me back down!!
は、こちらとしても叫びたいシンガロングパート。
そして再び、Jakeが叫びつつラップ調のボーカルを見せ
ブレイクダウン、ラストサビへと繋がっていきます。

MVの内容は魔女狩りのようなアニメーションビデオ。
そしてタイトルに沿ったような"魔女の息子"も
描かれている、タイトル通りのMVです。




Crossroads
Bring Me The Horizon『amo』のオープニング、
"i apologise if you feel something"のような
打ち込みから始まる7曲目。
バンドサウンドが入ってくると、これもニューメタル感。
グルーヴ感のあるベースに、Jakeのラップ調のボーカルが乗る。
しかし、この曲でのゲストGeorgia Floodが歌い出すと
ニューメタル感が薄れているように感じる。
やっぱこの手のサウンドに女性ボーカルって様式自体
あまり見慣れない、聴き慣れないからかな?
サウンドは少なめに、加工ボイスとGeorgiaが歌う
ラストサビ前のパートはCrystal Lakeのような雰囲気。
そのままGeorgiaはラストサビまで歌いきり、
ゲストとしての存在感を大いに発揮して終わります。

このGeorgia Floodが誰なのかと調べてみたら
オーストラリアの女優さんみたいですね。
2曲しかなかったけど、Spotifyでも曲出してるし
音楽活動も視野に入れてる女優さんかな?
何にせよ、さすが女優さん。お綺麗です(*´ω`*)b
3058927_5504339


Husk
8曲目は小気味良く叩くドラムと、
静かに歌い出すKyleのクリーンボーカルから。
サビでもサウンドはヘヴィながらも、Kyleボーカルは継続。
Jakeは裏でコーラスのみに徹してる感じかな?
しっかりバンドサウンドを展開しながらも、
しっとり系の聴かせる曲でもないのに、
ここまでKyleがメインを張るような曲も珍しい。
昔のようなメタルコアサウンドは皆無ですね。
ギターを掻き鳴らしながらアウトロはちょっと長めに。


Nāgá
ナーガっていう言葉で思い浮かべるのは…
PhotoGrid_1597159993312
半人半蛇の、やっぱこれだよなぁ(。-∀-)笑
ゲーム好きなゲーム脳なら想像に難しくなしw
今回のアートワークを見てもまさにって感じ。
しかし、ここでの"Nāgá"は次の曲への繋ぎ的な感じで
僅か49秒の後半はヘヴィサウンドが響く。


Force Of Life
そして繋がる10曲目は、イントロからヘヴィサウンド
ここまでで最もメタルコアらしい展開です。
2コーラス目のエコー増し増しなコーラスパートがまた
ナーガが登場するインド神話な雰囲気も増し増し。
終盤のブレイクダウンも、コーラスがどこか宗教的。
検索すればサクッと出てくるけど、そもそも今作タイトル
KALIYUGA自体、インド哲学やヒンドゥーといった
インドに纏わる言葉が出てくるのは明らかだし、
何なら今作のアートワーク見て最初にイメージしたの
ペルソナに出てきたカーリーだし。笑
1375
…あれ?そしたらひょっとして今回はコンセプト作?


Iron Dice
そんなこと思ってたら、11曲目のイントロも
インド感すごいなw
そしてJakeが叫び出すと、ニューメタル感あり。
インドとニューメタルは合ってるのか?←
ここでのゲストはRandy Reimannとなってますが
裏方でありつつ、音楽家でもあると出ますね。
活動期間1985–1994のハードコアパンクバンド
Massappealのボーカルも務めていたようで、
ここで披露してる獣じみたシャウトは
このMassappeal期を彷彿とさせるものなのかも。


Dystopia
12曲目はリリースからひと月前にMVが公開。
ここでもメタルコア然としたイントロから幕開け。
からの落ち着いた雰囲気でKyleのクリーンボーカル。
M8. Husk同様、サウンドはヘヴィなままでも
メインボーカルはKyleで、Jakeはバックに。
サビのラストはKyleもシャウト気味に声張るのが○です。

ビデオの内容的には、このMVがいちばん
今までのIHWっぽさが見える大自然を映したビデオですね。




2033
ここまで来ると"2033(年?)"も何かあんのかと
調べてみたけど、よくわかりませんでした。笑
『旧暦2033年問題』とか出てきたけど、果たして…
そんなタイトルを持つ、ラスト13曲目。
Linkin Park"Robot Boy"みたいな
エフェクトかけたようなKyleのボーカルから
ヘヴィサウンドとJakeのスクリームを展開。
ここにサイレンみたいなSEも入れてるのがまた不穏。
そのあとの遠くで聴こえるようなコーラスと共に
展開しているブレイクダウンもね。
そうした不穏な雰囲気は、サウンド自体は
メタルコアしてる曲後半の方に強く感じます。





以上、

In Hearts Wake『KALIYUGA

でした。

もー1回そう感じてしまうとダメっすねw

アルバム後半はインドがチラついちゃってw

ま、でもそれが容易に想像できるタイトルや

アートワークの雰囲気とかを見ても

あながち間違いではなさそうではありますが。

そして、そういうところから

ゲームで得た知識が浮かんだりすることもあるので

そこがまたゲーム好きで良かった、

また別の面白さも感じられて良かったな、と( ´∀`)


しかし、昨年はNorthlaneもそうでしたが、

IHWもこれまでのイメージ通りではない作風に

変化した作品を出してきましたね。

Northlane、前回のStand Atlantic、そしてIHWと

オーストラリアのバンドシーンに変化の兆し?



3バンドとも、初期ファンであればあるほど

これまでのサウンドが好きであればあるほど、

なかなか受け入れ難い人もいるかもしれませんが

個人的には面白い変化であるとは思います。

In Hearts Wake『KALIYUGA

是非ぜひ、まずはご一聴。





関連記事