夏休みも明けて、このクソ暑い中でも

馬鹿馬鹿しくマスクをしながら出勤する日々に逆戻り。

夏ってだけでも気分なんて晴れないのに

その気分をさらにクソにする要素があるのは

ホントに勘弁してほしいッスね。

どうも、トトです。



ま、前回のツシマ記事から

このブログ的にも8月のスタートを切りました。

ってことでお待ちかね…と

読者様が思ってるかどうかはわかりませんが

8月の新譜レビューといきましょう。

もー、だから先月末日が金曜だから

こんなに遅くなるんだよー(。-3-)-3

オマケに8月は

初週のNEW MUSIC FRIDAYである金曜から

けっこうな数の新譜も出たのでねー(。-∀-)

海の向こうじゃ、日本の3月に相当する年度末。

例年通り、やっぱ8月の新譜は多くなるか…

って雰囲気を初週からバシバシ感じますね。

そんな中から、まずはこの1枚を取り上げましょう。



20200810_114708
Stand Atlantic『Pink Elephant』
01. Like That
02. Shh!
03. Blurry
05. Eviligo
08. DWYW
09. Silk & Satin
10. Soap



Hopeless Records所属のオーストラリア産POP PUNK

Stand Atlanticが、2枚目のアルバム

Pink Elephantを8/7にリリースしました。

何かのメディアで見たんだったか何だったか、

当初は9月だと思ってたので見逃すとこでした。笑

サンキューSpotify( ´∀`)ノシ


発掘記事から始まり、前作1stアルバム、

オーストラリアPOP PUNKの記事にも挙げたし、

ウチの記事でStand Atlanticを取り扱うのも

決して少なくないバンドではありますね。


盛り上がりを見せるオーストラリアのバンドシーンでも

POP PUNKシーンの新旗手たり得るStand Atlantic

2年ぶり2枚目のアルバム、早速聴いていきましょう。



Like That
今作1曲目はStand Atlanticらしい、
エモーショナルな雰囲気に包まれたPOP PUNK!
自分たちの持ち前のサウンドを最初に持ってきたのは
定番であっても、非常に好感です\(^o^)/
タイトルを繰り返すサビもキャッチーだし、
ちょいちょい挟まる鍵盤サウンド的な打ち込みが
エモーショナルさを押し上げてくれます。


Shh!
2曲目は今年のバレンタインに公開された曲。
Visual Videoという名のLyric Videoが公開されてます。
後々、ちゃんとMVになったりするかな?
のっけからシンセサウンドが耳を突いてくるけど
バンド感はまだ健在なようにも思います。
1コーラス目はポップな雰囲気が強いけど、
2コーラス目はテンポを上げてPOP PUNK感が出る。
曲調に反して、vo/Bonnieのシャウト気味で
力強い歌声にはギャップも生まれます。
敢えて造語にするならSynth Pop Punkかな?
(*´ b`)shh!!




Blurry
3曲目はリリース前日にMVが公開されました。
こちらもイントロからシンセが鳴り響く展開で、
これまでのPOP PUNKはどこ吹く風。
それこそHayleyのソロ作や、現行のEmarosa
THE 1975あたりのオルタナポップ感増し増し。
新しいStand Atlanticを見たなって感じです。

何気に次の"Jurassic Park"に出てるおっさんが
こっちのMVにも出てるし、象が付いてるドアも一緒
よりダークな雰囲気になってるこっちのMV的には
繋がりもあるストーリー性ありきなビデオですね。




Jurassic Park
4曲目もMV曲が続きます。
曲順と同じく、6月末に今作"4"つめのMVが公開。
2曲続いた打ち込み要素はサクッと消え、
ほんのりエモーショナル且つ、キャッチーなメロディな
これまでのStand Atlanticに見る"らしい"バンドサウンド。
やっぱこういう感じの方が好きだなぁ( ´∀`)

せっかくジュラシックパークなんてタイトルなんだし
MVにも恐竜出るかなーと思いきや出ず( ノД`)
でも、歌詞にはしっかり"Lost dinosaur"が入ってて
ジュラシックパークの面目躍如…かな?笑




Eviligo
イントロから一定のリズムで鳴り続けるシンセが
耳に残る5曲目。
それをバックに、バンドサウンドもリズムに乗る。
サビではこれまで通りなバンドサウンドを展開しつつ、
2コーラス目に入ると、更にテンポアップし、
ノリノリになれるリズムに変化します。
ぉぉおおおお…ってシンガロングパートから、
ラストサビは盛り上がるバンドサウンドになり、
最後はコーラスも含め、リスナーも楽しめる展開に。


Wavelength
5月にライブビデオ風MVが公開された6曲目。
エモーショナルな雰囲気ながらも、
しっかりバンド感の強いロックサウンド。
MVではサークルを煽ってたところから先は
確かにサークルに合うようなアップテンポに。
MVにはWaterparksAwstenも映ってるし、
ボーカルにもエフェクトをかけていてるとこは
それこそWaterparksの影響か?なんて思っちゃうな。

MVに映ってる会場けっこうデカイな!
メインは別バンドでのゲスト参加か、
単独かは不明だけど、単独ならすごいね。
上手いこといきゃ、KICK ROCK主導での
来日が期待できるバンドだっただろうにね…
クソコロナ早よ滅びろやボケが。




Drink To Drown
7曲目は4月に入ってすぐMVが公開されました。
日本のMVにはない、ファンの映像で綴られた
温かみのあるビデオです。
また、ピアノでの弾き語りかのように展開する
エモーショナルな雰囲気の曲だからこそ、
MVの温かさも増すっていうかね(*´ω`*)
MVを見ちゃうと、曲のエモーショナルさより
温かさが勝っちゃうな( ´∀`)笑
今回のアルバムタイトルPink Elephant
その名の通り、ピンクの象を型抜きした人いましたね。
そんなMVありきの、温かエモーショナルナンバー。




DWYW
タイトルはサビで繰り返すキャッチーなパート
Do What You Wantかな?
そんな8曲目は、頭の歌い出しから
エフェクトかけまくりのボーカルで始まります。
本編が始まればバンドサウンドが活きる形で、
サビではポップなシンセサウンドも展開。
曲調含め、こういうとこもWaterparksっぽいな。
2コーラス目終わりにはおーおーコーラスを挟み
ラストサビでキャッチーなメロディと、
そこに再びおーおーコーラスを展開し賑やかに、
ラストはイントロと同じくエフェクトかけたボーカルで締め。


Silk & Satin
これまでのポップなシンセとは違う雰囲気の
打ち込みを鳴らして始まる9曲目。
ちょっとダークでエモーショナルな雰囲気の
曲調と相まってオルタナポップな展開を見せます。
陰性でも、こういう感じの曲は好きだなー(*´ω`*)


Soap
打って変わって再び明るい雰囲気に戻った10曲目。
心地良いテンポ感に体を揺らしたくなるような
ポップロックな曲調は、とても聴きやすい。
新しいことは何もなくとも、やっぱこう、
シンプルにバンドサウンドで奏でるポップロックは
耳馴染み良くて好きだわ。


Hate me (Sometimes)
ラスト11曲目は今作で最初のMV曲。
昨年の9月にシングルリリースだったし、
今作は随所でシンセ増し増しサウンドじゃん?
かなり期間が空いてるのと、今作の作風的に
シングルのみで終わるかと思ったので、ひと安心。
そうしてひと安心できるほどのサウンドでした。
前作からの作風を見れば、大きな変化はなく、
バンドのこれまでのサウンドに近いような
良い感じのPOP PUNKナンバーなのはひとしお。
これをラストに持ってきてくれるのがまた良い。
曲の最後も、しっとり弾き語りみたくなるのも
POP PUNK然とした雰囲気から、終わりの雰囲気に
切り替わって締めるのも◎な展開ですね。

それはそうと…Bonnieかわいくなった?←
それとも見慣れただけかな?笑
とはいえ、今作のようなピンク色の背景と
もう一方のグリーンの背景は、今と過去の対比かな?






以上、

Stand Atlantic『Pink Elephant

でした。

女性がボーカルを務めるPOP PUNKバンドが

POP PUNKを続けるなんて思ってませんが、

音楽性の変化は早かったな、と。

でも、まだまだ持ち前のサウンドは健在だし

ベースは変えずに、そこに新要素を取り入れた感じ。

でも、Stand Atlanticに限らずだけど、

やっぱバンドサウンドがメインの方が好きだなぁ。

今作にはそういう曲もあるのは好感でした。

でも新要素を取り入れた曲も、

聴いてて全く不快感はないし、これはこれで( ´∀`)

って思えるのは、素直にバンドの実力かな?

これまでのサウンドにしろ、新しいサウンドにしろ

日本人にも受け入れられるサウンドだろうし、

レビュー中にも言ったように、KICK ROCKの中では

来日させるバンドとしての選択、構想はあったろうに…

今の世界的な状況を見ると、本当に残念すぎる。



現状、来日は叶わないだろうけど、

こうして新譜を出してくれました。

Stand AtlanticPink Elephant

新要素を取り入れたバンドの最新作、

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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