☆-(ノ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノイエーイ
PS5版スパイダーマンが発売日に届いたぜー!
本体ねぇけどな!(#^ω^)
どうも、トトです。
前回、11月リリース作品をレビューしたものの、
そのあとが続かない…笑 ってことで、
今回で15枚目となる過去作レビューです。
何なら10枚目に書いたDonotsから
前回のGreen Dayまで含め、
その中でいちばん早く書けてたのは
7月末に下書きを終えた今回の記事なんですよね。笑
FOB、PATD、Paramoreの3バンドは
続けて上げたいってのもあったし、
ライブのアンケートもあったし、
じゃあオフスプやGreen Dayを先にしてー、
とやっていたら、あれよあれよという間に
後ろに追いやられていったのです。笑
このバンドも例によって後追いですが、
リリース間隔がだいぶ長いので、
アルバムで見れば割と初期作から追えているバンドです。
世界的にも爆発的に売れた3枚目にしようかと思ったけど
だからこそ取り上げてるところは、日本でさえも
自分が書かずとも他にいくらでもいるだろう
ってことで、その前の2枚目にしようと
こうして書いてみた次第です。
01. Attack
02. A Beautiful Lie
04. Was It A Dream?
05. The Fantasy
06. Savior
07. From Yesterday
08. The Story
09. R-Evolve
10. A Modern Myth
11. The Battle Of One
12. Hunter
13. Was It A Dream? (Acoustic)
US産オルタナロックバンド30 Seconds To Mars
2枚目のアルバム『A Beautiful Lie』が、
2005年にリリースされました。
今やフェスによってはヘッドライナーを務めるほど
ビッグバンドになった30STMですが、
この頃はまだそこまでのバンドではなかったでしょう。
しかし、このアルバムもリリース後の
翌年1月にはプラチナディスクを獲得。
アメリカだけでなく、UK、イタリアでも
プラチナディスクを獲得し、その他
オーストラリア、カナダ、ドイツ、南アフリカで
ゴールドディスクを獲得しています。
バンド名はインターネット上で見つけたハーバード大学元教授の論文から引用したとのこと。副題の一つが「30 Seconds to Mars(訳:火星まで30秒)」であり、人間は皆火星まで30秒でいけるほど凄い、という人間の技術発展力について論じていた。このことがバンドの音楽をうまく表現していると思い採用した。(wikipedia参照)
という由来の名を持つバンドですが、
この2作目には、今なお代表曲とも呼べる
ライブでお馴染みの曲も収録されていて、
世界への足掛かりとなった1枚とも言えるかもしれません。
そんな作品を、改めて聴いていきましょう。
Attack
特徴的なシンセのイントロから始まる、
まずオープニングを務める1曲目の"Attack"
この頃は30STMもしっかり"バンド"していて、
アルバムの開始を告げる勢いのある曲に仕上がっています。
この頃からvo/Jaredの圧倒的な歌唱力も健在。
ハイトーン且つ、彼のキレッキレなシャウトが聴けるのは
初期作品のみなんですよねぇ。
この曲が自分と30STMとの出会いの曲でした。
こうして彼らを知ったその年、3度目の来日となる
サマソニ2010のマウンテンステージで初ライブを見ました。
以降の来日にも足を運んでいますが、
自分が行った30STMのライブで、この曲をやったのは
あとにも先にも、このサマソニ2010のみでした。
A Beautiful Lie
Tomoの掻き鳴らすギターから始まる2曲目は
今なお、ライブでもよくセトリに組み込まれる
今作のタイトルトラック。
壮大で、Jaredの美声をこれでもかと響かせる。
TomoのギターやShannonのドラミングからは
しっかりとロックバンドを感じることが出来るし
そういったバンド感のあるサウンドとは裏腹に、
冒頭や曲間の静かなパートで鳴るピアノを模した
シンセサウンドが耳を突きます。
タイトルトラックに相応しい牽引力がある。
壮大すぎるロケーションで撮影されたMVは
現在までに再生数6,000万回を突破。
EUのMTV AwardsでもBest Videoを受賞しています。
The Kill (Bury Me)
タイトルトラックの"A Beautiful Lie"同様、
今作からはライブでもよくプレイされるのは
この3曲目"The Kill (Bury Me)"
バンドの全曲中でも至極のロックバラード。
Jaredのハイトーンが光るボーカルに、
それに反する激しいシャウトは圧巻です。
そういった激しい部分があるにも関わらず、
メロディ自体はかなり良く、耳馴染みが良い。
これを原曲キーで歌える人はとんでもないな、と。笑
再生回数が数千万を誇るMVがゴロゴロある中、
30STMの数あるMVの中で最多再生回数を誇るのがこの曲。
再生回数は1,8億超え!
Spotifyでも30STMのすべての楽曲の中で
再生回数が最も多い曲になってます。
Spotifyでも30STMのすべての楽曲の中で
再生回数が最も多い曲になってます。
そしてこの時のShannonは、髪型も相まって
ちょっとAdam Lambertに似てるな。笑
Was It A Dream?
雷鳴轟く雨音のSEから始まる4曲目。
イントロの雰囲気がどこか90年代っぽい。
淡々とリズムを刻むドラムが安定していて、
バッキングと共に良きボーカルを響かせます。
あまり起伏はないものの、その分聴きやすさに優れる。
アウトロはイントロと同じく雷と雨音で締めます。
The Fantasy
密かに隠れた名曲だと思っている5曲目。
"Attack"、"The Kill"と共に、個人的なお気に入りです。
サビの勢いがとても良いです。
雰囲気的にHoobastankやLostprophetsあたりに
近いものを感じるのがその要因かも。
そういった点では時代を象徴する曲なのかもしれません。
Yeah! Yeah!! Yeah!!
と、サビ前を含めて、シンガロングパートも複数ある。
Savior
6曲目は古き良きニューメタル的な始まりを見せる。
ボーカルはミドルテンポで歌い上げるも、
ドラムは手数が多くてアップテンポ感ある。
ボーカルであるJared、ドラムであるShannon
Leto兄弟が互いに良さを発揮する1曲です。
From Yesterday
中国で撮影されたMVが目を引く7曲目。
MVがある分、やはり今作でも惹き付ける魅力がある。
タイトルを繰り返す終盤のキャッチーさはひとしお。
30STMの曲では明確なブレイクパートがあるのも珍しいかな?
アメリカのロックビデオの中では
全編、中国で撮影された初のMVとなりました。
全編、中国で撮影された初のMVとなりました。
ショートムービー風のMVになってますが
映画『ラストエンペラー』をモチーフにしているよう。
こういうショートムービー的なものも、
Jaredが俳優を兼務してるからこそかな。
【フルver】は13分半で550万回再生ですが、
↓ショートverは7分半で5,500万over!
The Story
頭っからスローテンポに展開する8曲目。
それゆえの歌ものであるのも明確で、
ボーカルもゆったりじっくり歌い上げます。
こういう曲のJaredのボーカルはセクシーだなぁ。
R-Evolve
アコギでつま弾くイントロから始まる9曲目。
前半は静かに展開していくけど、後半~終盤は
バンドサウンドも相まって壮大さを増します。
それによって伸びのあるボーカルがまた際立つ。
こういうの聴いてると、初期coldrainが浮かぶな。
音楽性的にはこの頃の30STMの影響も受けてるだろうしね。
A Modern Myth
再びアコギで始まる10曲目。
しかしここではストリングスも取り入れ、
よりエモーショナルで、より壮大な雰囲気も。
Good bye...を繰り返すパートに入ると、
ボーカルと共に、サウンドも勢い付き、
どんどん上がっていくところが良いです。
この曲は総尺14分あり、大半はブランクタイム。
この時期の海外バンドってこういうの多いよな(。-ω-)-3
無駄に容量食うからやめて欲しいんだが。笑
"A Modern Myth"はおよそ3分ほどで終わり、
そこから9分ほど無音のブランクが続き、
ラスト2分ほどでhidden track(非表示トラック)の
"Praying for a Riot"が流れます。
雰囲気的にもアウトロ的なショートトラック。
The Battle Of One
11曲目はタイトル通り、攻め感に長ける1曲。
インタビューでJaredがかけて欲しいと推した曲です。
インタビューでの言葉通り、
イントロからヘヴィなサウンドを展開し、
Jaredのシャウトもガッツリ収録。
シンセの雰囲気的にも、今のBoston Manorっぽい。
アップテンポだし、確かにDJでかければ盛り上がりそう。
Hunter
12曲目はBjörkの"Hunter"カバー。
イントロから全編通して流れる特徴的なシンセも
しっかり原曲準拠です。
ホントにボーカルがJaredに変わっただけに思える、
原曲の雰囲気そのままの良質カバーです。
↓原曲はこちら。是非ぜひ聴き比べを。
Was It A Dream? (Acoustic)
国内盤ボーナストラックの1曲は
"Was It A Dream?"のアコースティック版。
30STMのサウンドには欠かせない打ち込みもなし、
本当にシンプルにアコギのみでの弾き語り。
打ち込みによる壮大さも30STMの武器だと思うし
そう思うとこのアコギオンリーな曲も、
なかなかに貴重な1曲なのでは?
以上、
30 Seconds To Mars『A Beautiful Lie』
でした。
この頃はまだJaredのシャウトも健在であり、
後に続く壮大なサウンドや、ショートムービーのようなMV、
何より、まだ"ロックバンド"感がありました。
Screamo(スクリーモ)が隆盛してた時期でもあり、
MVに見る黒塗りアイメイクも時代の象徴かもしれませんね。
むしろ、ジャンル的にはその中の1つにも
数えられてたと思います。
個人的に30STMがスクリーモなんて思ったことないですが。笑
バンドとしては次作『This Is War』で
一気にワールドワイドなバンドへと跳ね上がった
そんな印象がありますが、それも2作目である
今作を経たことにあるようにも思えます。
彼らのサウンドの変遷を見てみると
『30 Seconds To Mars』
『A Beautiful Lie』
『This Is War』
この初期3作で、1つの区切りのようにも見える。
4枚目あたりからバンド感は薄れていきますしね。
最新作『America』リリース後、
gt/Tomoも脱退してしまいましたし(´・ω・`)
少なくとも『This Is War』までは"ロックバンド"として
壮大なロックサウンドがストロングポイントでもあったな、と。
バンドの表記も、この頃までは
30 Seconds To Mars
の方がよく見たような気もします。 以降は
Thirty Seconds To Mars
がメインになってるように思う。
まだまだバンド感が強かった30STMを聴きたい方、
むしろ、この頃の方が好きな人は多いんじゃないか、と。
30 Seconds To Mars『A Beautiful Lie』
バンドが世界へ名を上げるキッカケになったであろう
この2作目、是非ぜひチェックしてみてください。
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