前回のSaving Viceのレビュー記事、
これまで多くて15前後、一桁だって珍しくないのに
更新してしばらくしてから、
Web拍手どれくらい来てっかなー、と
チェックしに行ったら…
74?!Σ(゚ω゚ノ)ノ
これまで多くて15前後、一桁だって珍しくないのに
いきなり74とは何事だ?!(昨日時点で76)
すげー作為的なものを感じる…
そもそも更新した時点で、あの日あの記事に
74もPVは付いてない…
自分のブログだから試してはないけど、
Web拍手って、もしかして連打できるのか…?
そうでなきゃ、いきなり爆増した説明がつかん。
謎だ…
どうも、トトです。
でした。
こういうところが、音楽性が変わっても
直近2回の来日は、決して万全ではないというか
さて、3月始まって早々驚かされましたが
Polarisから始まった2/21リリース分のレビューも
今日がラストです。
Polaris、Saving Viceよりもキャリアが豊富、
同じレーベルにも長く在籍するバンドで、
ついこの間、来日を果たしたバンドです。
01. Monomania
02. No Way Out
03. Searching For Glory
04. Another Year In The Shadows
05. Greatest Almost
06. Thank You
07. Numb Love (Misery II)
08. K.F.
09. Burning Your World Down
10. Comfort & Chaos
11. I'm Sorry You're Sorry Now
12. Death Is Only The End If You Assume The Story Is About You
Fearless Records所属のポスコアバンド
The Word Alive、6枚目のアルバム『MONOMANIA』が
2/21にリリースされました。
ハードスケジュールの中、2018年に1日限りの電撃来日
そして今年はcoldrain pre. BLARE FESにて来日。
それ以前にも何度か来日があるバンドとしてお馴染み。
活動も止まることなく、アルバムも1stの頃から
2年周期でコンスタントにリリースし続けています。
そういったところは、
ファンにもとても嬉しい存在なんじゃないでしょうか。
前作では、これまでのポスコア/メタルコア路線から
ガラッとオルタナ路線に変わったTWAですが、
果たして今作はどうなっているのやら。
早速、聴いて確かめてみました。
Monomania
1曲目は年明け10日にMV公開のタイトルトラック。
打ち込みサウンドとvo/Telleの囁くような歌唱から。
バンドサウンドと共にTelleのボーカルも本格化。
やはり作風は前作継続か、オルタナ路線。
ここでは静と動のパートを交互に展開し、
クリーンパートメインでしたが、ブレイクと共に
シャウトも披露し、コア感を顕にします。
Telleのシャウトは地声寄りなシャウトですよね。
そっちの方が個性が出るので個人的には好きです。
Telleはピンボーカルだし、"叫ぶ"も"歌う"も
そつなくこなせるボーカリストで好きです。
No Way Out
リリース約ひと月前にMVが公開となった2曲目。
アルバム1周まるっと聴いて、いちばん最初に
耳に残ったのはこの曲でした。
始まりはなんかSiameseっぽいかな?
バックで低く響いているストリングスが良い感じ。
そして、サビは耳に残る要因となったグッドメロディ。
コア感を減らすことによって、メロディが良くなるのは◎
昨年もグッドメロディなポスコアは多かったし、
メロディに強みが持てるバンドもっと増えろ。
Searching For Glory
続く3曲目も、今作の路線にそった曲調ながら、
所々でギターのコア感あるリフが耳を突きます。
なので、こちらも漏れなくグッドメロディながら
けっこうギターが耳に残ります。
おーおーコーラスもあるので、ライブ用としても○
こういう曲でスマホのライトかざしがち。笑
Another Year In The Shadows
静のパートから始まる4曲目。
曲の雰囲気を上げる浮遊感ある打ち込み、
サビへ向かっていく段階で徐々に上がる展開。
ここではクラップ必須でしょうね。
って思ってたら、2サビ終わったところで
クラップパートきました。笑
サビではバンドサウンドと共にTelleのクリーンが響く。
Greatest Almost
5曲目ではイントロから小気味良くドラムが響き
軽快でアップテンポなサウンドを展開します。
クリーンパートで攻める、昨今のポスコア感。
アップテンポなのもあって聴きやすいですね。
メロディは言わずもがなだし( ´∀`)b
キャリア故にって部分もあるでしょうけど、
Telleも歌うまくなりましたよねぇ。
いやまぁ元から下手な部類じゃなかったと思うけども。
Thank You
ノイジーなギターが響く始まりを見せる6曲目。
そこからヘヴィサウンドと共にシャウトで幕開け。
ここまでで最もコア感の強い曲なのは間違いないですね。
ヘヴィサウンドで、Telleのシャウトも多い、
そんなコア感強いサウンドなのに、
Thank you!!
って、叫ぶシンガロングパートのギャップよw
5月末にUPされたOfficial Fan Videoは
それこそバンドとファンの関係性の良さが成せる
素敵なビデオになっています。
5月末にUPされたOfficial Fan Videoは
それこそバンドとファンの関係性の良さが成せる
素敵なビデオになっています。
Numb Love (Misery II)
再びアップテンポに始まる7曲目。
何気にタイトルには(Misery II)と付いてる通り、
過去曲"Misery"から続く、続編的な曲なんでしょう。
この曲もアップテンポでクリーンボーカル多めなので
聴きやすさはひとしおだと思います。
Telleのボーカルは確かに高めだけど、
ハイトーンってほどではないとは思います。
でも、この曲みたいに"叫び"に近いクリーンで
声張った歌唱をライブで聴くと鳥肌もんなんですよね。
K.F.
そして、この曲も耳に残った8曲目。
ミドルテンポで進んでいく、どちらかと言えば
聴かせる曲なんだけど、やはりグッドメロディ。
Telleのボーカルも相まって、エモーショナルで、
切なさすら感じるメロディにグッときます。
それもそのハズ、"K.F."が一体何の略かと言うと
Kyle Forever
Kyle Forever
We Came As Romansのvo/Kyleに送った曲だそう。
この曲をWCARがツイートし、そこにTWAも反応。
2組の良好な関係がひと目でわかりますね。
翻訳ツールを使ってでも構わないと思うので、
歌詞の方にも是非ぜひ注目。
叫びながらフェードアウトしていくのがまた切ねぇ(。´Д⊂)
R.I.P. Kyle
KYLE FOREVER
— THE WORD ALIVE {NEW ALBUM OUT NOW} (@TheWordAlive) February 22, 2020
WCAR + TWA FOREVER
Honored our careers and lives will always be linked to you guys, our brothers 🙌🏼#KyleForever https://t.co/oSLQ3mVJuw
Burning Your World Down
9曲目は今作で最初に公開された曲。
前作の感じからして、過去ほどのコア路線に
回帰するなんて思ってなかったので、初聴でも
割とすんなり聴くことができた曲です。
とは言っても、今作の中ではコア寄りな気もしますが。
バンドサウンドは割とコア寄りな感じですが、
そのコア感を消すのがTelleのボーカルと打ち込みかな?
そうして今のTWAのサウンドが形作られてる気がします。
Comfort & Chaos
再び浮遊感のある打ち込みが耳を突く10曲目。
静の雰囲気を持ちつつ、ドラムのテンポ感が心地良い。
サビはもちろん本格的なバンドサウンドと共に
Telleのボーカルが心地良く響く展開に。
終盤にはストリングス隊もバックで存在感を示し、
大きな会場でも映えそうなサウンドは素敵。
なんだろね、曲の雰囲気がcoldrainっぽいよね。
まぁ、だからこそ前ブログで書いた
coldrain好きにオススメするバンドの記事に
TWA入れたんですけどね。
I'm Sorry You're Sorry Now
11曲目はTelleの勢いのあるボーカルとバンドサウンドから。
再び静と動を行き交うような展開を見せ、
サビではおーおーコーラスをバックに、
Telleのクリーンボーカルでグッドメロディを。
ギターソロからの、コーラスパートは
大シンガロング必須、そしてラストサビに流れ、
おーおーコーラスは再びシンガロングと、
ライブでも確実に上がりそうな展開(* ゚∀゚)イイゾー
Death Is Only The End If You Assume The Story Is About You
今作最長タイトルとなったラストトラック。
静かに歌うTelleから、コア感サウンドで幕開け。
浮遊感ある打ち込みに跳ねるようなリフが心地良い。
エコー増し増しで存在感を出す打ち込みサウンドに
バンドサウンドとTelleのボーカルが響くサビは○
そしてラストを迎える頃には、Telle渾身のシャウトも。
Telleのシャウトとコア寄りサウンドで、
フェードアウトさせて締めます。
以上、
The Word Alive『MONOMANIA』
でした。
前作同様、ポスコア/メタルコアしてた頃が好きな人には
ちょっと受け入れ難い作風かもしれませんね。
自分もTWAでいちばん好きなのは『Dark Matter』だし
それは今も変わりません。
しかし、前作もあぁなって戸惑いはしましたが、
その前作曲も、ライブで聴くと良さを実感し、
そんな経験を経たからこそ、今作も受け入れられ、
良さを見出だすことが出来たように思います。
でも、そういった面もあるのは確かだけど、
前作よりも耳に残るグッドメロディな曲があったのも
今作が良いと思った要因でもあります。
レビューの中でcoldrainの名前をだしましたが
曲の雰囲気はもちろん、そういった
メロディに強みを持たせたようなところも
coldrainと通じるところがあると思いました。
あと、やっぱりTelleのボーカル!
元々クリーン&シャウトの両刀使いだったけど、
こうしてクリーンの比率が増えたからこそ、
クリーンが本当に武器になるかどうかがわかるけど
Telleの場合、そのへんは何の問題もないなぁ。
シャウトも地声寄りで、他と差別化が出来る。
一夜限りの来日の際、
Linkin Parkの"Crawling"をカバーしてくれたけど
かなり良いカバーでしたからね。
地声寄りのシャウトってのも、
Chesterと同様だからってのもあったからでしょう。
こうして音楽性が変わっても
一定数のリスナー、ファンを抱えている背景には
TWAに関するツイートとか
バンド仲間、ファン問わず取り上げているところ。
そういったTWAの人柄の良さ故な気がします。
実際、2018年のハードスケジュールの中
1日限りの来日をしてくれた時も、
キャリアを感じさせない人柄の良さは
自分自身が身をもって体験しています。
こういうところが、音楽性が変わっても
しっかりファンが、リスナーがついてきてくれる
最たる理由なのかもしれませんね。
これでひとまず2/21リリース分のレビューは済みました。
この日リリース分4枚中、3枚が記事に。
残り1枚?お蔵入りなので蔵出しで。笑
何はともあれ
The Word Alive『MONOMANIA』
直近2回の来日は、決して万全ではないというか
バンドのスケジュール、残念タイムテーブルにより
せっかく来てくれたのに、なかなかの不遇感(。´Д⊂)
1日限りの来日に行けなかった人も、
フェスで裏のバンドに行ってしまった人も、
少しでも罪悪感、後ろめたさみたいのがあるなら
この新譜を聴き、良いと思えたらバンドに向けて
メッセージを発信するのも良いんじゃないでしょうか。
人柄の良い彼らなら、そのメッセージ拾ってくれるかも( ´∀`)b
もちろん、それ以外の人も
是非ぜひ、今作をチェックしてみてください。
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