数日前、スマホからWeb拍手の項目が消えていましたが、
「スマホ版Web拍手」リニューアルの弊害だと思われます。
こういうのって前ブログもそうでしたが、どこも変わりませんね。
運営に問い合わせ、不具合報告の後、
現在は反映されていますので、また気軽にポチってください。
宜しくお願いします。
てかリニューアルしたWeb拍手でけぇなw



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ここ最近、話題になっている檸檬堂を飲みました。

↑のまとめと同じく

言うほどか?

ってのが正直なところです。

まぁ、確かに度数の割に飲みやすいけど味は…

でも、その度数の割に飲みやすい

ってのが大きな落とし穴なんだろうなぁ。

ストゼロの時も何がヤベーの?って思ってたけど

言うほど酒感ないのに、そこそこの度数だし、

安かろう悪かろうな酒を馬鹿みたい飲む阿呆がいるから

ヤバイのか

自分も学生のときは金なくて、こういう安かろうな

缶チューハイを宅飲みしてたりしてたからなぁ。

いくら飲んでも、缶チューハイなんかで

失敗したことなんてありませんでしたが。

世の中、美味しいお酒はたくさんあるぞ。

こんな安酒で満足することなかれ。

ちゃんとした"お酒"を飲めるよう、

楽しめるようになった方が、個人的にはオススメです。

どうも、トトです。



ちょっと酒好き老害みたいなこと言ってて

自分が嫌になりましたがorz、気を取り直して。

最近サボってた…

ワケでは決してないけど!

更新が滞ってたレビュー記事を上げていきましょう。

前回はGreen Day待望の新譜をレビューしましたが

今回取り上げる作品は、

そのGreen Dayの新譜と同日のリリースでした。

しかし、音楽性は全く違うバンドです。

昨年、初来日を果たした

今まさに世界から注目を浴びる若手バンドの新譜です。




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Loathe
『I Let It in and It Took Everything』
01. Theme
03. Broken Vision Rhythm
05. 451 Days
07. Red Room
08. Screaming
09. Is It Really You?
10. Gored
11. Heavy Is The Head That Falls With The Weight Of A Thousand Thoughts
12. A Sad Cartoon
13. A Sad Cartoon (Reprise)
14. I Let It In And It Took Everything...




昨年、初来日を果たしたUKのヘヴィメタルバンド

Loatheが、2枚目となるアルバム

I Let It in and It Took Everything

SharpTone Recordsから2/7にリリースしました。


Loatheのジャンルって何だ…

ニューメタル、グルーヴメタル…色々当てはまるけど

少なくともメタルコアではないと思うが、

ヘヴィサウンドのメタルしてるのは違いないし、

↑では敢えて『ヘヴィメタル』としました。

今やヘヴィメタルと一言に言っても

爺共が好む古臭いものだけを指すものじゃないですしね。

融通の効かない石頭な連中はシカトしときましょ。


シーンの中では既に注目の的であるLoathe

先日、Green Dayの推薦記事冒頭で挙げた

アングラシーン御用達Twitter垢、@PollsSceneでも


高い人気を誇っていますね。

さらに、このアカウントのフォロワーの中では




今月リリース作の中でも非常に期待値が高く、

また、想像以上に高評価なことか伺えます。

少なくとも

前作よりも良いと感じているリスナーが多数派です。

そんな注目のバンドLoatheの新譜、

早速聴いてみました。



Theme
まずは1曲目、映画の序章を飾る
オープニングのような約1分半のSE曲です。
途中で聴こえてくるクジラの鳴き声みたいなSEがまた
神聖かつ、どこか癒しを与えてくれます。
そんなまさにアルバムの序章、オープニングを
映画のような幕開けで送る"テーマ"曲。


Aggressive Evolution
そして昨年11月にLVが公開されている2曲目へ。
打って変わってヘヴィでグルーヴィなサウンドと、
おどろおどろしい雰囲気で始まります。
タイトル通りアグレッシブな展開で、
vo/Kadeemもシャウトしつつも、サビでは
クリーンボーカルで雰囲気は一転。
しかし竿隊のうねるグルーヴ感すごいなこの曲。
激しいパートでも、サビのクリーンパートでも、
グルーヴ感損なわないのが素晴らしいっすね。


Broken Vision Rhythm
前曲のアウトロからそのまま繋がる3曲目も、
Kadeemの勢いあるシャウトと共に、
一気にアップテンポに攻め立てる展開を見せます。
Cane Hill"Too Far Gone"もだけど、こういうバンドの
アップテンポの攻め曲ってカッコいいよね。
大好きだわこーゆーの(* ゚∀゚)
ヘヴィなブレイクに、疾走パートも取り入れ、
それでも全体を通してずっしり重いサウンド、
とても良いです\(^o^)/


Two-Way Mirror
そして次の4曲目も、前のアウトロからそのまま。
年をまたぎ、今年1月、リリース約1ヶ月前に
公開されたMV曲は勢いに乗った序盤から一転、
5分もののスロー~ミドルテンポで送る、
歌ものエモーショナルナンバーに。
別バンドかってくらいの雰囲気急転直下だな。
聴いてるだけならボーカルさえも別人に思える。
とってもキレイなLoatheが垣間見れます。笑
こういう曲もできる、歌えるってことで、
バンドの地力、ポテンシャルの高さが伺えますね。
また、そういった曲をMVにしちゃうところもね。



451 Days
ここまですべて明確な切れ目がなく、
曲と曲とが繋がりながら進んでいく、ここで5曲目。
1曲目の"Theme"と、どこか似た雰囲気のSE曲で、
次の曲のイントロとも思えるような短尺ナンバー。


New Faces In The Dark
昨年10/11、TRUE NORTH FES前日に
MVがUPされた続く6曲目。
予習の甲斐あって、イントロから耳馴染みすごい。笑
これもアップテンポな攻め感強い曲なんよね。
ブレイクをぶち込んだあとに、クリーンパートで
"Theme""451 Days"と似たような雰囲気の
サウンドがバックに流れてるので、クリーンさ倍増。
からの再び重低音をガツンとぶっ込み、
ヘヴィサウンドとKadeemのシャウトのまま、
曲を締めます。
ここでようやく曲と曲の間が明確に切れた感じしますね。


Red Room
そうしてきっちり切り替わって始まった7曲目。
アルバムの収録曲数からしても、前半が終わり
ここから後半スタートってのを感じさせる。
およそ2分の半分を過ぎると、再び雰囲気一転!
破壊力に長けたサウンドをぶち込んできて、
一気にカオスな雰囲気を作り出します。
なんか"Theme"にしろ、"451 Days"にしろ、
"Red Room"にしろ、生活音的なのも組み込まれ
それが少し恐怖感を煽るのも個人的には高(好)評価。


Screaming
ドラムが軽快なリズムを展開しながら送る8曲目。
タイトルとは裏腹に、クリーンボーカルから始まります。
そのあとはきっちりエグいスクリーム入ってきますけどねw
しかし、曲全体としては少し駆け足なミドルテンポで
クリーンパートが占める割合が高いエモーショナルナンバー。
しかし、Kadeemのボーカルのバリエーション豊かな。
約6分と割と長尺ですが、あまりそれを感じさせない。
あとで挙げますが、そういうボーカル的な
バリエーションの豊かさ、ポテンシャルの高さが、
YDがキュレーターを務める企画に抜擢されたんかもね。


Is It Really You?
再び前曲から繋がる展開を見せた9曲目。
イントロのヒーリング感すごいな!触れ幅よw
約1分を過ぎたところでバンドサウンドを導入、
もちろんボーカルも入ってくるけど、
"Two-Way Mirror"同様に、聴かせる歌ものナンバー。
なんかやってることメジャーバンドみたいですごいなw
いや、もちろん良い意味でよ?
こういうジャンルの音楽やってて、まだ2作目で、
こんなクオリティのアルバム出すの?っていう。
近い将来Roadrunnerあたりと契約しそうだなw
アウトロでアコギを使い、そしてまた次曲に
繋がる雰囲気満々のSEで曲を締め…


Gored
やっぱりそのまま繋がった!w
でも、ここではすぐさま切り替わります。
9/20、今作でいちばん最初にMVが公開された10曲目。
"New Faces In The Dark"と共に、TNFに向けて、
予習してたプレイリストに組み込んでいた為、
この2曲だけ他より耳馴染みが良い。笑
サイレンのように鳴り響くサウンドから、
ベースとドラムのヘヴィで淡々と刻むリズムから、
Kadeemのシャウトと共にアグレッシブなヘヴィサウンドを展開。
この曲は個人的にドラムがツボを刺激するな!
手数、足数の多いドラミングは好きだぞ!
終盤の疾走パートとか、そこへ至るまでの展開も
かなり好きだし、最後にどずーんと落とす、
恐怖感を煽るブレイクも最高っすよね。



Heavy Is The Head That Falls With The Weight Of A Thousand Thoughts
今作最長タイトルとなる11曲目はブラストからスタート。
そこからブリッブリに響くベースを経て、
その重さを保ったままKadeemの厳ついシャウトと共に
バンドのヘヴィサウンドが迎え撃ちます。
淡々としてるようだけど、サウンドにボーカルに、
狂気的なところがゾクゾクして良いな(* ゚∀゚)
狂いっぷりが高く、啓蒙高まりそうなのが最高w
これもブラボに合う曲認定しておこうかw
からのラスト30秒のアコギアウトロよ…
急転直下にも程があるだろどうなってんだΣ(゚∀゚ノ)ノ


A Sad Cartoon
前曲の狂いっぷりからすれば、遥かに陽性な12曲目。
ヘヴィなサウンドやグルーヴ感はそのままでも、
曲の雰囲気がガラッと変わる。
それはクリーン主体のボーカルも影響してるだろうけど。
もはや神聖さすら感じる歌ものの5'15"
もはや触れ幅は0か100かじゃなくて、
100か-100かみたいな感じだよね(。-∀-)笑
TNFはまだしも、そのあとはRNR TOURS主導で、
小箱巡りツアーしてたけどさ…
そんなレベルのバンドなのか…?ってのを、
このアルバムを聴いて思ってる自分がいます。


A Sad Cartoon (Reprise)
前曲と同タイトル、そこに"回復"という名が付いた13曲目。
無印の前曲の段階で、かなり神秘性は高かったけど、
この曲は確かに回復してくれる雰囲気が満点。
今作イチの癒し効果抜群な1'15"のSEナンバー。


I Let It In And It Took Everything...
そしてラストを飾る14曲目はタイトルトラック。
タイトルトラックだけど、末尾に三点リーダー付いてるのが
なんか意味深な含みを持たせてる感じしますね。
最後の最後は、始まりこそ静の雰囲気だったものの、
転調してからは、Loatheらしいヘヴィで
グルーヴ感に満ちたアグレッシブなサウンドと
Kadeemのシャウトと共にカオスな展開を見せる。
そして終盤は再び静の雰囲気へと戻り、
エコー増し増しで曲を締めていきます。




以上、

Loathe『I Let It in and It Took Everything

でした。

おかしいな、オレは音源レビューしてたハズなのに

啓蒙とか、神秘とか、

途中でブラボの話をしてたような…←

まぁ、それは置いといて。

なんか…すごくない?この人たち

何者なの?バケモノなの?

注目されてるのも大いにわかるし、

アルバムの評価も高かったのはわかったけど、

なんか世に出てる評価以上のもの

彼らは持ってるんじゃないの…?

なんてことを感じさせる作品でしたね。


ライブパフォーマンスに関しては

昨年の来日公演の時に実感しましたが、

新譜もまさかここまでのクオリティとは…

恐れ入ったぜ。

一気にスターダムを駆け上がっていきそうな気さえする。

それほどに、ビッグバンドになる可能性を

大いに秘めたバンドだと思います。

良い作品だと、レビューするのも楽しいし、

行き詰まることもないんですが、

Loatheの新譜も、間違いなくそれに当てはまりました。


今作も全14曲収録で、1枚の総尺は約49分

最近のバンドとしては、14曲収録という

フルボリュームなだけで、昨今の他のバンドより

遥かに評価できるし、評価したい点ですよね。

アルバムの構成からしても、

最近のバンドだったら、下手すりゃ半分に分けて

EPとかミニアルバムで出す気がするわ。

日本のバンドだったらなおさら。

それをガッツリ14曲でフルアルバム!

アルバム全体を意識したような、曲と曲の繋ぎ目に

SE曲も入れて、しっかり『1枚』に仕上げたのも

非常に高評価です。



そしてvo/Kadeemのクオリティよ。

先日、Redbullが上げてた企画として、

Crystal Lakeのgt/YDがキュレーターを務めた曲に

Kadeemも選ばれてましたね。

選出したメンバーに関することもYDが出してたので

それも一緒に載せますが



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以前、書いた激口ックのことじゃないけどさ、

今、音楽シーンにメディアの必要性が問われますね。

海外だとAPRock SoundKerrang!等々

新しいバンド、若いバンドも

ガンガン取り上げるメディアはあるし、

なんならそういう音楽メディア、音楽誌発の

ライブイベントやアワードもさかんに行われてる。

冒頭に挙げた@PollsSceneのような

リスナーの素直な反応、生の声を、

気軽に投稿、簡単に閲覧できるSNSの使い方をしてるものもある。


日本のメディアなんて、なーんか胡散臭い…

お金や大人のくっさい臭いがプンプンしますやん。

SNSなんて他人の投稿で承認欲求を満たすバズ狙う阿呆と

何でもかんでも批判する批判厨しかおらんしな。


そんな中で頼れるものって、

やっぱり(全部じゃないけど)バンド自身であったり、

(自分がそうだと言うつもりはないけど)個人ブログだったり、

そういうの見てる方が、遥かに音楽シーンのことを

しっかり取り上げてたり、

新世代、次世代をフックアップしたりしますよね。

CLなんかは自身のフェスの出場枠を懸けて

新しいバンドを自分たちの目でちゃんと見て、

審査もしてるからって側面もあるだからだろうけど。

今、あんなにも多忙なのに、頭下がるよホント。

その1つが今回、YDがキュレーターを務めた

こういう企画だったりするワケで。

そこにLoatheKadeemや、日本の若手ボーカルはもちろん

演奏者の中にも若手を起用したりしてる。

個人的には、こういう若手に混じって

えっくんがドラム叩いてるってのが嬉しかったな。笑

メディアがしてるのは、既にこうして世に出たものを

記事にする以外しない能無しでしょ?

若手バンドのライブ行って、レポ書くことすらもしないし。

見つける努力、それを伝える努力をしてないのに

何がメディア()だ、ポータルサイト()だ、

笑かすな。

ま、でもこうしてLoatheが大きくなっていった途端

各種メディア様()やポータルサイト様()も

取り上げ出すんでしょうけどね(。-∀-)-3



ま、そんな連中を扱き下ろさずとも

Loatheは大きくなっていくバンドな気がします。

新進気鋭のバンドと契約を重ねるSharpTone Records

目の付け所、先見性が抜群だなぁ、と

契約するバンドを見る度、聴く度に思うし、

その中でも、Loatheは今作で筆頭になった気がします。

昨年の来日公演を見た人はもちろんのこと、

見れなかった人も、是非ぜひ今作を聴いて

Loatheの凄さを実感してみてください。

Cane HillLotus Eaterが好きな人にはオススメです。





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