自分が好きなバンドや、
そのへんのバンドが組み合わさった対バンライブとか
何でこのライブがsoldしないの?
的なことを言ってる人をたまに見かけますが、
単純に需要と人気と知名度が足らんのやろ?
ってだけな気がしますよね。
自分が好きなだけでsoldするなら世話ないわ。
自分もPATDやSUM 41のライブがsoldしなかったことに
異を唱えてますが、状況的にわかって言ってますしね。
サムはキャパデカ過ぎだったし、
PATDがホールやアリーナなんて日本じゃ無理
ってわかってるからこそムカつくんですが。笑
でも、そういう現実に反してsoldするライブや
予想だにしない客入りを見せるライブとかもあるんですよね…
Issuesとか、OAAとか、SHREZZERSとか…
個人的にはそういう方が謎だわ(。-∀-)
どうも、トトです。
さてさて、本日は
早くも今年2つめとなる
国内バンドのレビュー記事
しかも嬉しい嬉しいPOP PUNK系とキタよ。
おかげで今月のレビュー記事はすべて
POP PUNK/EASYCORE/POP ROCK
で、完走することが出来そうだ\(^o^)/
あと1つ、POP PUNKのレビュー控えてますしね。
年始からリリースに動いてくれた
そのシーンのバンドたちに感謝感謝<(_ _)>
そして何より、昨今では
音源1枚あたりの収録曲数も減ってるし、
シングルばっかり連発するバンドもいる中、
ちゃんとレビュー記事に出来るほどの曲数を収録した
音源をリリースしてくれて何よりです。
そんな2020年、
2つめの国内バンドレビューを飾るのはこちら!
I Can Be Your Hero
『Milk Crown』
1. Leviathan
『Milk Crown』
1. Leviathan
2. Morality
3. Faint Light
4. Afterglow
5. Newtype
6. Milk Crown
仙台のEASYCORE/POP PUNKバンド
I Can Be Your Heroが、1月20日に新譜EP
『Milk Crown』をリリースしました。
以前からチェックはしていたバンドだけど、
ようやく喜怒音楽に初登場\(^o^)/
しかも、今回の新譜は
パッケージの拘りっぷりが半端ない!w
今回は何で音源の画像が横長なのか?
自分は昨日の午前中に受け取りましたが
GAMEB○Y ADVANCEのカートリッジ型USB!
パッケージもマジでまんまだし、何なら
歌詞カードという取説まで完全再現!w
オマケにステッカー付き!
GBAは持ってなかったけど、ゲーム好きな人間として
これはちょっとテンション上がる作りですw
早くも今年のBest Artwork部門の最有力候補!
てか、これに勝てるバンドは
国内外問わず出てこねーんじゃねーかって勢いw
しかも今作はプロデューサーに
Chunk! No, Captain Chunk!のvo/Bertと
gt/EricのPoncet兄弟を迎えて制作されたもので
その点でも、大いに期待を煽る作品です。
世界的に見ても、今や絶滅危惧種かってくらい
バンドが少ないEASYCOREシーンですが、
だからこそクオリティが高いバンド多いですからね。
それは日本も同様。
そんな日本の新たなEASYCORE/POP PUNKバンド
ICBYHの拘り抜いた新作EP、
早速聴いていきましょう。
Leviathan
まず1曲目は旋律的なリフから、
EASYCOREさながらのへヴィなサウンドへ突入。
エモーショナルな雰囲気ながらも、
クリーンパートのメロディはキャッチーなのが
さすがはPOP PUNK由来なだけはあります。
厳ついスクリームからのサビのメロディも、
エモーショナル感は増し増しですね。
2コーラス目終わりには再びスクリームと、
ブレイクダウンでEASYCORE感もひとしおに。
Morality
2曲目はクリーンボーカルとけん盤の旋律から
エモーショナルな幕開けをします。
そこから疾走感のあるサウンドとスクリームを展開、
この厳つさから、サビのエモーショナルさはギャップだな。
良質エモメロPOP PUNKなサビも耳触り良し。
ギターソロを挟んで、シンガロング必須な
コーラスパートを要するラストサビへ。
Faint Light
三度エモーショナルなイントロを見せる3曲目。
そのイントロからドゴドゴするドラムと共に展開する
EASYCOREサウンドがとても良いなぁ。
サビ前のピアノソロ風のサウンドも個人的に好み。
そしてこの曲でも高音で唸るギターソロ、
サビはエモーショナルPOP PUNKで疾走!
ラストサビも漏れなく疾走してくれるところが
やっぱ好きだなぁ。
からのアウトロの雰囲気も素晴らしい。
Afterglow
4曲目にしてキタキタぁ!と思える
THE EASYCOREなイントロで心踊ります。
イントロを抜けてもへヴィサウンドが光るEASYCOREで
スクリームにシンガロングパートありで、
超EASYCOREしててテンション上がりますよ\(^o^)/
サビは漏れなくクリーンボーカルと共に
エモーショナルなメロディを展開しますが
ファルセット(裏声)がまた良いっすな。
しかし、この曲は今作で最もコア感が強く、
ブレイクダウンも激烈で最高ですよ!
今作で間違いなく個人的なお気に入りNo.1!
Newtype
GBAパッケージの"ニュータイプ"って、
ガンダムゲーかな、って思ってしまうのは
自分だけでしょうかw そんなタイトルの5曲目。
ここではシンガロングパートがアツい!
シンガロングもPOP PUNK/EASYCOREには
間違いなく欠かせない要素の1つです。
この曲にも疾走パートはあるし、前曲ほどではないけど
POP PUNK/EASYCORE感が強いグッドトラック。
ラストサビ前のブレイクダウンも良いっすねぇ。
Milk Crown
ラスト6曲目は、昨年12月にMVが公開された
今作のタイトルトラックで締めます。
イントロから序盤の流れが、どこかUSの
Knuckle Punkあたりを感じさせます。
クリーンボーカルメインで展開していき、
ミドルテンポなことからも、今作の中では
聴かせる曲に寄ってるのかな、と。
しかし、この曲のラストのおーおーコーラスの
シンガロングパートは是非ライブハウスで
体感したい部分ですね。
てか、MVを見て初めて気付いたんだけど、
ボーカルって1人なのか!Σ(゚∀゚ノ)ノ
スクリームとクリーンは完全に分業かと思った!
大変失礼なのは重々承知なんだけども、
この外見からあのエモーショナルクリーンとは
全く想像できなかったw
でも、思えばラウドシーン含めても
日本のバンドでクリーン/スクリームを
分業でやってるバンドって意外と少ないよね。
まぁ、海外のクリーンボーカルは
歌ウマ、美声、音域広い(特に"ハイ")っていう、
化物ボーカリストも少なくないからね…
以上、
I Can Be Your Hero『Milk Crown』
でした。
想像よりもエモーショナル寄りでした。
ICBYHってEASYCOREのイメージがあったので
もちろんEASYCORE感はバッチリだったんだけど
思いの外エモーショナル感が強かった。
個人的にはもう少し陽性サウンドも欲しかったけど
それを補って余りある良いメロディと、
それに反する強力なEASYCOREパートの掛け合いは
なかなかに良きものでした。
バンドの地力、ポテンシャルはもちろんのこと、
プロデュースを務めたCNCCのBert / Ericの
Poncet兄弟の功績もあるのかな、と。
何なら、こうしてエモーショナルさのあるEASYCOREは、
CNCCの3枚目『Get Lost, Find Yourself』っぽさもある。
EASYCOREは今や世界に目を向けても、
かなりの少数派です。
そんなシーンを日本に当てはめてみると、
より少数なのは見るよりも明らか。
しかし、だからこそ1つ1つのバンドは
クオリティの高いバンドが多く、
ICBYHも漏れなくそこに挙げられるバンドです。
しかし、そういった日本の
ハイクオリティなEASYCOREバンドとなると
昨年、ようやく念願叶って見ることが出来た
名古屋のKings and Queens然り、
ICBYHも仙台のバンドの為、
なかなか東京では見られないのが現状です。
しかぁし!
あと今年密かにイージーコア祭り計画してるので日本で絶滅したイージーコアバンドいくつかにも復活してもらいたい
— ICE GRILL$ (@icegrillsjp) January 18, 2020
先日、ICE GIRLL$がこういったことを言っていて
これが実現する際には、日本のEASYCOREバンドも
全部集めるくらいのラインナップを期待したいし、
KnQも、ICBYHも、東京で見れるようにして欲しいなぁ。
そんな日本のEASYCORE/POP PUNKの新旗手
I Can Be Your Heroの新EP『Milk Crown』
現物は発売1週間で売り切れてしまったようですが
是非、今後もマストチェックで!
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コメント
コメント一覧 (4)
確かにSHREZZERSってなんであんな話題になったんですかね?
こうゆう風にパッケージにこだわるバンドが増えてくれば話題にもなりますし、リスナーとしても面白いいいですよね。それにしてもほんと外見と声のギャップがwww
所でトトさん、AIRFLIPってバンドをご存じですか?
個人的にはこれ聞くんだったらエルエ聞いちゃうかもな〜って感じもするんですが、yellowcardのボーカルの方がプロデュースしてるらしくて、演奏面はエルエより上かなぁとhttps://open.spotify.com/artist/5YrGfYzRpGFloZHiS0366z?si=x6lxRoDcTQ-R64psEv3ELA
あと愛知のcrowsaliveが先日出したEPが中々衝撃でした
https://open.spotify.com/artist/0BtSmHZCyI4mWMcBZXezUV?si=oE4wUTFcQrW8qjnSuDfz2g
トト (toto_not_ba
nd)
が
しました
今回挙げた3バンドの中でも、昨年のレポにも書きましたが、やっぱSHREZZERSがいちばん謎ですね。ああいった潜在的なリスナーはどこに生息しているのか、どうやってバンドを見つけてるのかが本当に謎です。
ボーカルのギャップはある意味、武器になるかもしれませんねw
今回のはパッケージも面白かったですが、それも現代だと一長一短な気がしますね…
サブスクに配信してないのも大きかったと思いますが、配信してたらそっちでいいやってなっちゃう人も少なくなさそうですし。
今回のも1週間でなくなるくらい、そんなに数量は作ってなかったと思いますが、大量に作って売れなかったらそれこそ赤字だろうし。
売れたからこそ追加生産!ってなったらwin-winでしょうが、そもそも自主制作だろうし、資金も潤沢じゃないでしょうしねー。
AIRFLIPは最初は良かったけど、もういいかな…ってなっちゃったバンドです。
CrowsAliveは知らなかったけど、今、会社にいるので帰ったら聴いてみますね。
ポップパンクに限らずですが、記事に名前を出してるバンドはもちろん応援してるバンドなので記事にも出しますが、出してないバンドは知らないのも当然ありますが、知ってるし聴いてたけど今は…ってなってしまったバンドも少なくないので。
トト (toto_not_ba
nd)
が
しました
もしかしたらking gnuとか髭男みたいなバンドが流行ってるおかげでR&B要素入ってるバンドをディグる人が増えたとか?笑 。そんなわけないかwww。でも最近ブラックミュージックとかR&Bみたいなのが若い人達の間で流行ってるみたいな話は楽器屋の店長さんから聞きましたね
あー確かに…、そう言えばホルモンがサブスク解禁頑なにしないのって本人達のこだわりだけじゃなくて、制作費の事情もあるんですかね?なんか前DVD作る時予算無くなって自腹で1000万投入したとか、売れれば売れるほど赤字になるシングル作って半年で廃盤にしたとか、それでいて値段安いから、結構作ってる側もカツカツなのかも知れませんね笑。
なるほど、僕はAIRFLIP最新作しか聞いてないのですがメジャー感強いなぁと思ったら、今作がメジャーデビューアルバムだったそうで笑。昔のアルバムもちょっと聞いてみようかな…
トト (toto_not_ba
nd)
が
しました
そのへんを知ってる人、そのへんのバンドの影響で、メディアにも全く取り上げられない、しかもロシアなんて音楽的にマイナー国のバンドを見つけられる人がいるように思えませんしね。
ホルモンほど大きなバンドの事情は知りませんが、ICBYHはは知る人の方が圧倒的に少ないバンドですしね。資金繰りは言うまでもなくだとおもいますしね。
AIRFLIPもちゃんと音源は聴いてないですよ。AIRFLIPに限らず、国内のバンドは音源ではなく、今ライブで見つけることが主なので。AIRFLIPもそうで、ライブで見ていいなとは思いましたが、いつ頃か忘れましたが、ライブを見てしばらくした後に出た新曲聴いて『あー…』ってなっただけなので。
トト (toto_not_ba
nd)
が
しました