信じたくはないけどコレを見ると…

と納得してしまうのも何だかな(。-ω-)-3

監督、マジで監督業に専念して

脚本は他の人に任せたほうが…

って思ってしまうな(´・ω・`)

どうも、トトです。



前回観た『ブラックフォン2』同様、

11月第3週公開作でチェックしていた2作の内、

もうひとつの作品を観に映画館へ。

これも不安しかないんだよなぁ(。-∀-)

むしろ観る前段階での不安は本作のが大きい…

『ブラックフォン2』のように

その不安を払拭できるか

今年36本目の新作映画はこちら。




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果てしなきスカーレット

父の敵への復讐に失敗した王女・スカーレットは、《死者の国》で目を覚ます。
ここは、人々が略奪と暴力に明け暮れ、力のない者や傷ついた者は〈虚無〉となり、その存在が消えてしまうという狂気の世界。敵である、父を殺して王位を奪った叔父・クローディアスもまたこの世界に居ることを知り、スカーレットは改めて復讐を強く胸に誓う。
そんな中彼女は、現代の日本からやってきた看護師・聖と出会う。時を超えて出会った二人は、最初は衝突しながらも、《死者の国》を共に旅することに。
戦うことでしか生きられないスカーレットと、戦うことを望まない聖。
傷ついた自分の身体を治療し、敵・味方に関わらず優しく接する聖の温かい人柄に触れ、凍り付いていたスカーレットの心は、徐々に溶かされていく―。
一方でクローディアスは、《死者の国》で誰もが夢見る“見果てぬ場所”を見つけ出し、我がものにしようと民衆を扇動し、支配していた。またスカーレットが復讐を果たすために自身を探していると聞きつけ、彼女を〈虚無〉とするために容赦なく刺客を差し向ける。スカーレットと聖もまた、次々と現れる刺客と闘いながら、クローディアスを見つけ出すために、“見果てぬ場所”を目指してゆく…。

そして訪れる運命の刻。
果てしない旅路の先に、スカーレットがたどり着く、ある〈決断〉とは――






スタジオ地図の細田守監督最新作

果てしなきスカーレット

3連休最終日である本日観てきました。

公開時期的に、時かけはBDでの鑑賞でしたが

サマーウォーズ以降はすべて映画館で観てきたのでね。

今回も映画館で観ようと思って足を運んだワケです。

観終わった感想としては

ファンタジーしてんなぁ…(。-∀-)笑

ってのが率直なとこではありました。

原作として「ハムレット」を基にしてるらしいですが

自分は原作、映画、演劇と、

ハムレットに関わるものに触れずにきているので

変な先入観なくみれたというのはありました。

逆に何かしらで触れていたとしたら

今以上に思うことはあったかもしれないし、

これはこれで、と思うこともあったかもしれない。


とはいえ、予告編の段階からまず思っていたことは

主役であるスカーレットの外見

前作『竜とそばかすの姫』に引っ張られすぎでは?笑

FunPic_20251124_140611409

もちろん細かく見れば違いはある。あるけどさ…

同系色の髪
若い女性
瞳の色も青系

こんだけ似てる部分があるんだったら、

ベルを知ってる人は同じこと思う人も少なくないのでは?

ベルはそんなにお気に入りのキャラデザだったんか?笑

共通点はあれど、全然違うんだよ

ってところを見せたかったのかもしれないけど。


「竜とそばかすの姫」絡みで言うともうひとつ

今作のメインの舞台である"死者の国"

この世界の絶対的な存在にも思える

雷を落とす竜

Scarlet_2

最終的にあの世界に飛んでる鳥?が形を成して

竜化してるのが描かれてたけど、そこはまぁいい。

ファンタジーしてるのにそこは大きな問題じゃない。

細田作品といえばやっぱり「クジラ」が印象的で

今回、そのクジラではなく竜になったのも

「竜とそばかすの姫」に引っ張られてない…?

まぁ、そばかすの方の竜は全然竜っぽくなかったけど。

だからこそガッツリした竜を出したかったの?

ってのも思わなくはない。

そばかすはそばかすで、

「美女と野獣」モチーフではあっただろうけども。


で、新しい作品が出るごとに

どんどんCGの比率が増していく細田作品に

残念な気持ちにさせられますが(´・ω・`)

Scarlet_14

今回、メインで描かれる死者の国のシーンはCG

現世のシーンはこれまでらしい手描きの作画

良くも悪くも「サマーウォーズ」から入った自分としては

やっぱ細田作品の人の手による作画好きなのよ。

Scarlet_10

新しいことに挑戦するのは良いんだけど

それで作品が面白くなるかって言われたら…

まぁ、これは細田監督だけじゃなく

今のアニメ全体に言えることでもあるんですが。

それでも、今作のCGに関しては

自分がマジで好感持てない雰囲気バリバリの

ポリゴン・ピクチュアズのよりは遥かにマシ。

何なら"影がない"で有名な細田作品において

CG方面で陰影が付いたのは確かに新鮮でした。

Scarlet_6

だけどもなぁ…それこそ今のアニメ全体的にも

物量、建造物等はホントCG増えましたね。

そういった世界観や美術面を

圧倒的な画力で描く作品って

もう現代では生まれてこないのかね。

と、最近『ヴァンパイアハンターD』を見て思いました。


キャラも含めて深掘りしていきましょう。

まずは主役のスカーレット(CV∶芦田愛菜)

これも予告編から思ってたけど

復讐者にしては声がかわいい…(。-∀-)

子供時代のシーンも愛菜ちゃんが声当ててたけど

こっちはめちゃくちゃ合う!(* ゚∀゚)b

しかし成長した方のスカーレットは(。-ω-)ウーン…

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冒頭、亡者らしき手に掴まれ

引きずり込まれそうになるシーンでの叫び声も

なーんか"かわいい"が勝っちゃうんだよなぁ(。-∀-)笑

物語が進んでいく中で慣れてはきたけど

やっぱり所々(。-ω-)ウーン…ってところは残る。

しかし、叫び声に関しては

それこそ物語が進むにつれて良くなっていって

聖を助けに馬で突撃していくシーンや

終盤の叫び声なんかも(* ゚∀゚)おぉー

と、思うくらいには良かったです。

Scarlet_1

復讐を誓う王女とはいえ、作中年齢は19歳らしいので

幼さがまだ残るって点ではいいのかもしれないけど…

声もだけど、セリフに違和感があったところもあって

〜だったのかな?

ってのが最後までマジでしっくり来なかった。

キャラ的には「〜だったのか?」って方がすんなり入る。

ここはもう幼さ云々とかではない気がするんですよね。

聖との別れのシーンも

ワガママな子どもっぽさがあったのは

そこはまぁ狙いだったとしても。

その前の、人格の違う自分との

自問自答してるようなところは良かった。

トータルで考えて、可もなく不可もなく

ってところに収まった気はするけど

気になる点は決してゼロではないって感じかなぁ。


Scarlet_5

反面、聖(CV∶岡田将生)は安定してましたね。

弓が使えるのはまぁ弓道やってたとかあるんでしょう。

しかも作中の弓って、けっこうな長弓だったし。

あんなのその場にあったものを簡単に引けるものでもなし

まして狙って外すとか、もちろん狙い通りに当てるとか

そんなの経験者以外にゃ無理でしょうし。

Scarlet_3

現代人ってことで、聖の持つ現代の価値観と

スカーレットの中世ヨーロッパの価値観と

そこに差が生まれるますが(死生観とか)

まだ未成熟なスカーレットに対して、

聖も若いんだろうけど、ボロ雑巾みたいに使われてる

医療看護の世界で揉まれている人物ではあるので

しっかり大人してるというか。

そうした役柄も相まってか、

スカーレットほど思うところはなくスッと入ってきました。


しかしラストはまた安直にキスして別れますが

口と口とのキスシーンって細田作品で珍しいな。

おおかみこども〜でもなかったような…

もしかして初かな?


声で言うと、出番わずか数分だったのに

さすがのインパクトだった墓守役の

マモ(宮野真守)とツダケン(津田健次郎)w

マモは最後のセリフがなかったらわからなかったのと

ツダケンはまぁ…ツダケンだからなw


あとは観てて気になった点を…

これまでも作中で2つの世界を描いてきたのも

細田作品の特徴だとは思います。

サマーウォーズのOZ、そばかすのU

バケモノの渋天街もそうかな?

それに当たるのが今作メインの舞台である

作中では「死後の世界」と言われていた場所。

最初と最後に出てきた意味深なババァが

生と死が入り乱れる

と、何とも曖昧な中間層みたいな感じで言ってましたが。

あのババア自身もあの世界の傍観者とか管理者とか

そういう立ち位置の存在なんでしょう。

それはそれとして

死んでそこにいくのはわかる。

生きてるけど、死にかけなヤツもいるのもまぁわかる。

じゃあ生きてるヤツは何でここにいる?

生きたままここへ来て、ここで死んで虚無化したら

漏れなく実際に生きてるのも死ぬんだよね?

急死すぎない?

スカーレットのいたのは中世ヨーロッパ的な世界で

戦争によって死者が大量にいるのもわかる。

でも、聖がいるんだったら

もっと現代寄りな人がいても不思議じゃないけど

ほぼ聖のみしか見ないのはピンポイントすぎない?

CGによる物量の弊害なんじゃねーのー?

なんて思っちゃうけどな。

Scarlet_7

スカーレットと聖が身を寄せた

フラを踊ってた集団の人たちは

もしかしたら、中世よりも現代に近いハワイアン

とかだったかもですが。

時代が関係ないと言うなら

日本でも大量の死者を出したであろう戦国時代や

それこそ戦時中であったり、原爆の被害者だったり、

そういうとこからの人があってもおかしくないでしょう。

まぁ、原作が「ハムレット」である以上、

メインはそっち側の中世ヨーロッパ勢、

聖が特別だと思う他ないんですが…(。-ω-)-3


終盤、スカーレットが生き返ったあと

クローディアスが死んだというのは描かれたけど

アムレットを処刑した4人は?

Scarlet_11

クローディアスのあとをおって自分も!

みたいな忠誠心はないだろあの4人に…

聖の甲斐もあって最終的にスカーレット側についた

ヴォルディマンドとコーネリウスなら尚のこと。

Scarlet_13

クローディアスも毒盛りを誤って飲んだ

とか言ってなかった? おじもアホすぎない?w

4人も誤って飲んで死んだとでも言うんかw

まぁ、レアティーズなんかは

銃口塞がれてんのに発砲して自爆とか

アホの極みみたいなことするヤツだからな…(。-∀-)w

そうなっても不思議じゃないんだけどさぁ…


死後の世界というには、

みんなけっこう生き生きとしてるのもちょっと…

無害な連中は連中でコミュニティを作ってるし、

商業区というかバザーみたいなとこもあって

金銭のやりとりが行われてるのも

え?死後の世界でもそんなことあんの?ってのも思ったし

クローディアスもでけぇ城に武装兵までいる。

ヒャッハー系の盗賊がいるとかも何なのよ(。-∀-)w

死後の世界っていうか、

そうした世界観的には世紀末なんだよなぁ…

肩パットに刺付きのモヒカンが出てきても驚かんわw


あとは、聖の弾き語りで歌を聴いたスカーレットの

唐突な現代トリップとかも(。-∀-)

聖の世界が見えた…

じゃねーのよw

それもこの曖昧な世界だから見えやすくなってるとか

そういうことなのかもしれんけどさ。

にしても渋谷の街のど真ん中で踊り狂うとか

馬鹿ハロウィンみたいなことしてんじゃねぇw

なんかこういうとこもそばかすからの影響ありそうなのがな。

現代版スカーレットかわいかったのは許す←

ただ、そうして距離感詰めるのも唐突感あるなー

墓守の悪夢、自分が違う世界に生まれていたら…

と、連鎖的にネガが続いてからの

理解ある彼くんの言葉や歌は響くよね(。-ω-)ウンウン

ってのがあったとしてもよ。

前段階として、集落でジジババの治療して

見直したって言ったのはそうだけども。

作中の時間経過も押して測るべしなのかもだけど

描かないからこそ唐突感があるのよな(。-ω-)-3

渋谷のシーンも、別にシーン自体は悪くないんだけど

そこに至るまでの描き方というかね…


あと、その歌をスカーレットが口ずさみながら

群衆と共に溶岩が流れる山を登るシーン。

次のシーンではスカーレットと聖が

目標としていた「見果てぬ場所」に到着してたけど

あんだけいた群衆はどこいった?

みんなそこを目指してたんじゃなかった?

スカーレットがいた山と噴火してた山は別

って考えればそこはまぁ…いや、でもなぁ…

そこでポローニアスとレアティーズとの戦闘を経て

いざ、門へといたる階段を上るワケですが

そこで腕を広げながら優雅に階段を上る

姫ムーブもなんか(;  ゚Д゚)えぇ…って思ってしまった。

透明な階段だし、バランスが…

ってのはワンチャンあったにしても、ねぇ(。-∀-)

Scarlet_9

そのあとに水面から出てくる画的な都合にしか思えず…

いや、確かに画的には綺麗なのよ。

圧倒はされるんだけど、なーんかこう…チグハグというか。

これから復讐の対象者に相見えることになるし、

実際、クローディアスの姿を見て激昂するのに、

そんな優雅に姫ムーブして階段上るの?

っていう(。-∀-)

スカーレットの心情としてもおかしいやん!

って思ってしまったんですよねー(。-ω-)

口をグッと結んで、真剣な表情で、勇ましく上っていく…

クローディアスを目の前にした時の

スカーレットの雰囲気からするとその方が良くない?と。


Scarlet_4

聖との別れのシーンで

客席からはすすり泣く声も聞こえてきたけど

そのおかげでそんな気持ちには全くなれず。

そこまでのファンタジーしてきたなかで

「自分を許すこと」

「人間とは?生きるとは?死とは?愛とは?」

それっぽいこと言って終わるけどさ。

ハムレットを現代版に解釈してってことなんだろうけど

ここまでの流れでその言葉を問われても

正直あまり刺さらないというかなんというか…



最初に言ったように

自分はハムレットを通ってきてはいないので

そこに関するアレコレは特に言うこともないけど

ただ、その中世ヨーロッパな部分に

現代的な要素をぶち込んだことによって

よくわからないことになってる部分ない…?

ってのは思いました。

補完の為にパンフレットを買いましたが、

そのおかげで納得した部分もあります。

納得したけど、それによって↑の部分を

修正したりはしていません。

(。-ω-)ウーン?って思ったままのとこもありますしね。

『未来のミライ』で、遂にやらかしたなーと思い、

『竜とそばかすの姫』で少し復調したと思ったけど

今作でまたよくわからなくなりましたね(´・ω・`)

これまでの作風とは全く異なるものになったし、

だからこそ例年通りの"夏"公開でもなかったんでしょう。

映画賞とかではどうかわかりませんが、

少なくとも客目線で言えば

サマーウォーズ以降、やはり右肩下がりなのは否めない。

今回、ハムレットを題材にしたってのもあって

日本よりも海外向けかな?って思う部分もある。

それで良い結果が出れば、それはそれで

おめでとうございますではあるんだけども…

スッキリはせんなぁ(。-ω-)

以上、

果てしなきスカーレット

の感想でした。





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