スウェーデンのメタルコア/ポスコアバンドAdept
6枚目『Blood Covenant』Napalm Recordsから10/24リリース。アートワークがDayseekerと似てるけど、個人的にはこっちのが好きかな(* ゚∀゚)
全体的に疾走感のあるメタルコアを展開しつつ、サビはクリーンでメロディアスに。要所ではオケ感のあるストリングスを取り入れていて壮大さも。さらにM11. The Rapture of Dustのように女性コーラスを取り入れてる曲もあり、ストリングスとの相性もgood(゚∀゚ *) その中でM2. Heavenにラップパートがあったり、M3. Define Meはイントロがニューメタルっぽかったり。こんなに新譜が渋滞してなければフツーに本記事で書ける作品でもありました。

どうも、トトです。



それでは今年106枚目の新譜レビュー

幸運にもこれまでのアルバムもすべて取り上げ

もちろん今作もバッチリ記事にしました。

しかし、前回書いたSIO然り、

Normandieの新曲然り、

最近、ヘヴィ路線に走るの流行ってんの?

なんて思うのはこのバンドも然りです。

そんな今回取り上げるのは、

リリースがあれば年間ベスト常連となってきた

こちらのバンドの最新作!




20251110_003152
Caskets
『The Only Heaven You'll Know』
01. Lost In The Violence
02. Our Remedy (feat. Make Them Suffer)
03. The Only Heaven You’ll Know
04. Closure
05. Sacrifice
06. What Have I Become
07. Make Me A Martyr
08. Save Us
09. Escape
10. In Vein
11. Broken Path





グッドメロディなポスコアで惹きつけるUKのCaskets

2年ぶり3枚目となるアルバム

The Only Heaven You'll Know

今回もSharpTone Recordsから11/7にリリースされました。


待ってた\(^o^)/

しかし、1stからきっちり2年周期で

アルバム出してくれて、非常に好感だなぁ( ´∀` )b

それでいて、毎回良作だからね。

だからこそ、年内はもう多少は絞る!と決めても

こうして記事にしてるワケですけども。


先週金曜日には発表されましたが

来年の2月には待望の来日が決定!



呼び屋はまぁそうでしょうねと言ったところ。

だからこそ個人的には複雑なんですよねぇ…

ま、呼び屋の好き嫌い良い悪いなんてのは二の次

最優先なのはバンドが来日すること

だからこそ最速でチケットを入手しに行きました。


と、そうして来日も決まり、

気付けばこのバンドもアルバム3枚目、その最新作を

早速、聴いていこうと思います。




Lost In The Violence
暴投のイントロからアップテンポで
疾走感のあるサウンドが新鮮な1曲目。
Mattによるボーカルも初っぱなからシャウト気味、
サビに入ると裏声とシャウト気味なボーカルを含めて
これまでのCasketsらしさに良メロに惹かれる展開に。
後半にはしっかりしたブレイクダウンもあるばかりか、
これまでになかった低音域のスクリームもΣ(°ω°ノ)ノ
Normandieの新曲もそうだったけど、
ここらへんの良メロポスコアにヘヴィ路線の流れきてる?





Our Remedy (feat. Make Them Suffer)
2曲目は今作唯一のゲスト参加曲。
始まりは落ち着いた雰囲気の中で静かに歌う幕開けに。
本格的なスタートと共に軽快なテンポで進んでいきます。
そして浮遊感のある女性の美声は
脱退したBookaの後を継ぎ、女性クリーンを担うAlex
サビ、ブレイクダウンへと進んだ先には
前曲のMattのスクリームを遥かに凌ぐ
獰猛な咆哮をあげるSeanはさすがの一言(* ゚∀゚)b
これは間違いなくコアシーンにいる者のスクリームだわ。
三者三様の3ボーカルによって展開される感じ(* ゚∀゚)イィネ
ラストサビでもAlexのクリーンをバッキング的に
その上で叫び、歌う展開がまたgood(゚∀゚ *)
そして余韻あるアウトロでの締めも良いですね。


The Only Heaven You’ll Know
3曲目は今作のタイトルトラック。
シンセを絡めたシンセは、これまたCasketsらしい。
ここも冒頭は落ち着いた雰囲気ながらも
耳馴染みの良い軽快なテンポで進んでいき、
自分の耳を撃ち抜いたのはサビのボーカルでした。
悲痛な叫びのようにも聞こえるMattのボーカルは
文字通り"刺さり"、グッと良さを実感する歌メロに。
後半ではブレイクダウンではなく、ギターソロを置き、
浮遊感のあるサウンドを挟んでのラストサビへ。
いやー、この曲良いわー好きだわー( ´∀` )

アートワークが示すような、大聖堂らしき場所が
舞台となっているMVは、パッと見では
ワンカットに見えるようなカメラワークがgood(゚∀゚ *)
エンディングを迎えると、またリピートするような終わり方も〇
公開から4ヶ月で50万を目前にした再生回数も上々。





Closure
特徴的なギターサウンドと共に幕を開け、
浮遊感のあるシンセにリズミカルなサウンドで
展開していく4曲目。
サビでバンドサウンド全開となります、
そのままヘヴィなブレイクを軽く挟んでBメロへ。
バンドサウンドはそのまま継続し、
今作らしい重さのあるギターを刻み進んでいきます。
サビでは、おーおーコーラスをバックに。
キーボードみたいなギターを挟み、
ブレイクダウンのあと、システムダウンするかのように
徐々にフェードアウトするサウンドで締めます。





Sacrifice
ダークな雰囲気で静かに幕を開ける5曲目。
ボーカルの入りもゆったりとしていて、
進行と共に少しエフェクトをかけた感じに。
サビでそのエフェクトも取っ払い、
バンドサウンドと共に生の歌声で紡いでいきます。
ゆったりしつつ低音なサウンドは
ダークな雰囲気をより引き立たせ、
後半ではノイジーなギターと、高音で鳴くギターと
これまでのCasketsから見ると新鮮な1曲でもあります。


What Have I Become
続く6曲目は、冒頭からシンセを鳴らし、
疾走感のあるアップテンポなサウンドで幕を開けます。
サビではMattのボーカルと共に
高揚感のあるサウンドがまたらしさを演出します。
Bメロは裏声を交えながらの展開が(* ゚∀゚)イィネ
サビの最後はタイトルを歌うことで締め、
アウトロもそれを繰り返すわかりやすさもあって◯


Make Me A Martyr
始まりと共にMattが歌い出すスタートを切る7曲目。
ここでもシンセを織り交ぜてはいるけど、
イントロはヘヴィな印象が勝ちます。
イントロを抜けると重さは鳴りを潜め、
落ち着いた雰囲気でボーカルが展開していきます。
サビでもテンポを落とし、サウンド共々、
Mattのエモーショナルなボーカルが響きます。
後半は少しテンポアップするサウンドを挟み、
これまでの展開を一蹴するブレイクダウンに!
そこでMattが再び叫ぶシーンも。
さらにアウトロでも叫び倒しての締めとなります。

これまでの2枚は黄色を基調としていましたが、
このMVも含め、ここまでに乗せた2曲のVisualizerと
やはり今作ではを基調としていて、
パッと見の変化も印象的ですね。





Save Us
8曲目はまずはシンセから入ります。
そのシンセをバックにまずは落ち着いたスタート。
反面、Bメロはテンポアップして軽快なビートを刻みます。
これくらいのテンポは聴いてて心地(* ゚∀゚)イィネ!
そして、ここでもぶち込まれるブレイクダウンでは、
Mattがけたたましく叫ぶ姿が再登場。
そこから曲調自体もグッと落として、
静かに息を引き取るような終幕に。


Escape
昨今のDayseekerにも通じるようなシンセと共に
バンドサウンドによるイントロで幕を開ける9曲目。
歌い出しの部分で空耳してしまい
Just take me, keep me warm
  Just take me, キミを
と、音的には確かに!なんだけども
正しい歌詞を見て我ながら笑ってしまったw
そのあとからは、少しテンポ早めに
リズムに乗るボーカルが特徴的で
サビに入ると緩く縦ノリ感のあるサウンドに。
Bメロのサビ終わりではヘヴィサウンドに繋がり
そのままブレイクダウンを入れ、一瞬叫ぶシーンも。
アウトロも同様のコアサウンドで締めます。


In Vein
ヘヴィなギターによるイントロから始まる10曲目。
サビの歌メロにまた惹かれる部分を感じつつ、
ミドルテンポで重めのサウンドに
ニューメタルっぽさを感じていたら
それを打ち消すBメロの疾走パートヾ(* ゚∀゚)ノ
そこで再びシャウトするのも印象的。
さらにテンポアップしながらheavy heavy...
繰り返し歌うところも耳に残りますね。


Broken Path
旋律的なギターを鳴らすところから
軽快なテンポで幕を開けるラスト11曲目。
Bメロから本格的にバンドサウンドで展開し、
タイトルを含めた歌詞を歌うサビへ。
浮遊感のある落ち着いた雰囲気の中、
そこからヘヴィに落とすブレイクダウンでは
獰猛とも言えるような低音域のスクリームで驚きΣ(°ω°ノ)ノ
そしてらしさを取り戻したラストサビへ向かい、
余韻を残すアウトロがゆっくりフェードアウトしていきます。





以上、

Caskets『The Only Heaven You'll Know

でした。

これまでで最もヘヴィな作風で、

それを象徴するようなブレイクダウンや

何よりもMattのスクリームには驚いた。

そうした明確なコアパートがあることで、

これまでのオルタナロック路線よりも遥かに

ポスコア感が増しましたね。

もちろん、それが悪いことではなく、

個人的には肯定して受け入れられてますが

ちょっとMattの喉が心配になる…(。-∀-)笑

そんなヘヴィな要素が増えはしましたが、

これまでのCaskets節みたいなものもバッチリ健在

その従来の"らしさ"はしっかり継続しつつも、

ヘヴィ路線に、コア要素を増やしたって感じで

非常にgood(゚∀゚ *)な作風でした。


ただ、バンドとしても3枚目だし、

自分も耳が慣れたところも多分にあるのか、

アルバムを重ねるごとに少しずつ右肩下がり

って部分も否めないのは正直なところ。

とはいえ、今年聴いてきた、取り上げてきた

ポスコアバンドの作品の中では上位ではあるんですが…

年間TOP 5は果たして…って感じでもありますね。

聴き込み、聴き直しでどうなるか。


そうしてこの最新作で

新たな一面を覗かせた1枚となりました。

Caskets『The Only Heaven You'll Know

是非ぜひ、チェックしてみてください。

関連記事の下には、Rock Soundが取り上げていた

今作制作のストーリー特集記事を意訳したので

良ければそちらも是非ぜひ、ご一読。





関連記事















Caskets『The Only Heaven You'll Know』 | アルバムストーリー by Maddy Howell

Matt Floodが、SharpTone Recordsより11月7日にリリースされるCasketsの3枚目のアルバム『The Only Heaven You'll Know』の背景にある告白、混沌、カタルシスについて語ります。


つい最近、Matt Floodは自分自身が悪循環に陥っていることに気づいた。

2ndアルバム『Reflections』のプロモーションツアーに出たCasketsは、表面上はすべて順調に見えた。会場の規模が大きくなり、ストリーミング再生回数が伸び、アルバムへの称賛が相次ぐ中、フロントマンは本来なら興奮しているはずだったが、何かが腑に落ちなかった。

「『Reflections』では、自分たちがファンに何を聴いてもらいたいかということに焦点を当てるのではなく、ファンが聴きたいと思うであろうアルバムを作ろうとしていたと思う」とMattは認めている。

「『Lost Souls』よりも大きく、より良い作品にしたかったから、自分たちにかなりのプレッシャーをかけていたんだ。それが僕の精神状態に悪影響を及ぼし、僕が内向的になったせいでバンドとしての絆も弱まってしまった。元の状態に戻りたかったんだよ。」

デビューアルバムが多くの人の注目を集めたことで、Mattとバンド仲間たちは間違いなくプレッシャーを感じていたが、その認識がCasketsにとって転機となった。

彼らを最初に燃え上がらせた火花へと回帰した彼らの3枚目のアルバム『The Only Heaven You'll Know』は、再生を核として制作された。容赦ないほどの正直さを湛え、内省、悲しみ、そして成長を歌ったアンセムが溢れ出るレコード。これこそ、Casketsが再び自分を見つけるサウンドだ。

Rock SoundはMatt氏と面談し、「The Only Heaven You'll Know」の制作過程について詳しく聞き出し、なぜこの曲が彼らのこれまでの作品の中で最高の曲だと確信しているのかを探りました。

●サウンド
『Reflections』の後、Casketsは当初、できる限りヘビーなアルバムを作りたいと考えていた。

当初はスクリームとブレイクダウンを最大限まで盛り上げる計画だったが、デモ段階に入って初めて構想が少し変わった。間違いなく彼らのこれまでで最もヘビーな作品ではあるが、あの堂々としてメロディアスなコーラスは健在で、予想外の展開も数多く盛り込まれている。

「僕たちがサウンド面でずっとやりたかったことがいくつかあってね」とMattは振り返る。

「アコースティックミュージックをよく聴くんだ。Simon and Garfunkelのようなフォークミュージック、Eagles、Newton Faulknerのような音楽もよく聴くよ。そういう音楽の多くは、僕が普段歌っているキーよりも低いキーなんだ。ずっと、ボーカルにポップな要素や、もっと華やかさを加えたいと思っていたから、今回は意識的に色々な影響を受けてみようと考えたんだよ。」 

オープニング曲「Lost In The Violence」の電子的なグリッチ、「Closure」の80年代シンセポップのきらめき、「Sacrifice」のダークで陰鬱なヘヴィネスに、その感覚が伺える。これまで自分たちのアイデンティティに組み込むことにためらいを感じていたサウンドを実験的に取り入れたこのアルバムは、リスク、情熱、そして本能に基づいて構築され、安全網を切り抜け、奇跡的に着地を成功させた。

「『Closure』はアルバムの3番目の曲で、僕のお気に入りの曲の一つなんだ」とMattは語る。

ポップなメロディを曲に載せ、シンセを加え、その全工程が本当に楽しかった。様々なアイデアを重ね、メロディを微調整していったよ。ほんの少しの調整で曲全体の印象が変わる。そんな作業に時間をかけられるのは素晴らしいことだった。常に「どうすればもっと良くなるか」を考えつつ、同時に楽しんでもいた。まるで新鮮な空気の中にいるような感覚だったよ。

●歌詞
「このアルバム全体は、僕がトラウマと向き合うことについてのアルバムなんだ」とMattは説明する。

「過去の恋愛や、まだ決着がついていないことなどもあるけど、今回初めて、信仰に関する経験を掘り下げてみたんだ。若い頃、人生で出会った人たちに引きずり込まれて信仰に目覚めてね。少し混乱してしまい、何を、誰を信じればいいのか分からなくなってしまった。長い間、何か導きを求めていて、信仰がそうさせてくれると信じたかったんだ。でも、そうはならず、その後、僕はどん底に落ちていったんだよね。」

Mattは自身の人生経験や感情を楽曲に注ぎ込んできた。「The Only Heaven You'll Know」を一言で表すなら「誠実さ」だろう。自分の状況を、自分では到底言い表せないほど的確に言い表す歌詞を聞くことの意味を深く理解している。だからこそ、このアルバムの各曲はまさに誠実さを原動力にしているのだ。

「セックスしたり、マリファナを吸ったり、クラブに行ったりする曲は書きたくない」と彼は肩をすくめる。

「みんなに自分の痛みを感じてもらいたい。そのためには、ありのままの自分を、ありのままに、正直に、そしてありのままに表現するしかないと思う。『Lost Souls』を制作していた頃は怖くて話せなかったことを、もっと深く掘り下げて話してみたかった。かなり自己批判的な内容だけど、僕も人間だからね。誰だって悪いことをしたことがあるし、人を傷つけたこともある。それを打ち明けることが重要だと思ったんだ」

「Closure」や「Make Me A Martyr」といった曲は、自己破壊の破滅的な性質や、私たちが陥りがちな有害な悪循環を深く掘り下げており、アルバムの激しいタイトルトラックは、まるで苦痛に満ちた告白のように聴こえてくる。しかし、アルバムの他の曲では、「The Only Heaven You'll Know」に多くの癒しが感じられます。例えば、痛みに正面から向き合うことへの賛歌である、最後の「Broken Path」の力強いメロディーが印象的だ。

このアルバムは、Mattがバンドメンバーと長年築いてきた揺るぎない信頼なしには実現不可能だったに違いない。毎年数ヶ月をバスの中で一緒に過ごす中で、彼らはかつてないほど親密になり、その兄弟愛がMattを長年憧れていたあらゆる場所へと導いてくれた。

「僕たちは本当に成長した。23歳の頃はこんなアルバムは絶対に書けなかったよ」とMattは言う。

「このアルバムに取り組んだ時、もう他人を喜ばせようなんて考えなかった。自分たちが楽しめる曲を書きたかったんだ。正直に言うと、もし自分たちが気に入らなかったら、ファンは音楽や歌詞を通してそれを感じ取ってしまうだろう。100%本気で取り組まなければ、ファンはそれほど共感してくれない。自分たちの音楽が偽物や不誠実なものに感じられたくはないんだ。」

●協力者たち
ロサンゼルスでプロデューサーのZach JonesとKJ Strockと共にレコーディングを行い、バンドは20曲以上のデモを完成した状態でスタジオ入りした。曲を絞り込む作業は、ザックの自宅裏にある別棟のスタジオで行われた。ライブルームとレコーディングルーム、そして独立した居住スペースを備えたこのスタジオは、Mattとバンドメンバーに必要な自由な創作活動を可能にした。

「彼らは僕が今まで出会った中で最もプロフェッショナルで才能豊かなプロデューサーだよ。このアルバムに何を求めているかを伝えると、彼らはすぐにそれを受け入れてくれて、すぐにチームの一員になったんだ」とMattは頷いた。

「僕はイギリス出身の田舎者だからさ。世界有数の大都市で、世界的に有名なプロデューサーたちとアルバムをレコーディングするなんて、慣れていないんだよ。畏敬の念に打たれたし、あの感覚が僕を突き動かすんだ。僕たちは、これまでで最高の音楽を作るだろうと確信していたよ。」

他のメンバーがギターを弾いている間、僕はリビングルームに行ってPS5でくつろげたんだ。Zachには生まれたばかりの赤ちゃんと愛犬がいて、時々遊びに来てくれていた。レコーディングスタジオにいるのに、あのアットホームな雰囲気が本当に心地よかった。もう、今後の制作のために他の場所に行くのは嫌だな。

「The Only Heaven You'll Know」の制作におけるコラボレーションについて語るなら、オーストラリア出身のMake Them Sufferの存在も忘れてはいけない。Mattは当時を振り返り、スタジオで「Our Remedy」のためにレコーディングした、あの荒々しいブレイクダウンを聴いていた時のことを思い出す。ゲストボーカリストが必要だと分かっていたので、候補のリストが出来上がったが、どれも完璧にフィットするとは言えなかった。

「いくつか候補はあったんだけど、当時はSpotifyでプレイリストを聴いていたんだ」と彼は振り返る。

「『Make Them Suffer』の超ヘヴィな曲の一つが流れてきた瞬間、カチッと音が鳴ったんだよね。彼らに連絡したら、すぐに返事をくれたよ。最初のデモを返してもらったんだけど、全く手を加えられていないんだ。最初から完璧だったから、送り返す必要なんてなかったよ。」

●タイトル
過去7年間、Casketsの軌跡を追ってきた人なら誰でも、アルバムのカバーアートに隠されたイースターエッグの数々に気づくだろう。最も分かりやすいのは、中央に描かれた文字通りの棺桶だが、水たまりに映る鏡像(2ndアルバムへのさりげないオマージュ)や、イメージの周りに散りばめられたバラの花びらも見逃せない。

「バンドの始まりを思い出したかったから、始めた当初はバラのシンボルを使ったんだ」とマットは説明する。

「あのブランディングは僕たちにとって大きな力になったから、感謝しているよ。あのちょっとした工夫は、バンドが僕たちにしてくれたことへの感謝の気持ちを人々に伝えるためだったんだ。初期のミュージックビデオの多くでこのブランディングを使っていたけど、今でも大好きだよ。」

アルバムタイトルに関しては、ギタリストのBenji Wilsonに改めて感謝しなければならない。CasketsがリリースしたすべてのアルバムにタイトルをつけてきたMattは、その言葉が口から出た瞬間に、まさにぴったりだと確信した。

「このレコードで何を言いたいかについて少し話し合って、デモもいくつか作ったんだ」とMattは回想する。

「最初は『This Is The Only Heaven You'll Know』にしようと思っていたんだけど、ちょっと長すぎた。でも、短くするのは簡単だったから、そうすることにしたんだ。面白いことに、深いストーリーはないんだけどね。Benjiがただそう言ったから、これが正解だとすぐに分かったんだ。曲のストーリーの多くに当てはまるから、『The Only Heaven You'll Know』がタイトル曲になったんだよ。この曲は、子供の頃の信仰と神に対する僕の考えを具体的に歌っている。偶然にも、すごくしっくりきたんだ。」

●未来
Green DayとMy Chemical Romanceに憧れて育ったMattにとって、その逆境に身を置くことは決して忘れられない驚きだ。幼少期をステージの前に立ち、憧れのミュージシャンたちを見上げながら過ごしたMattとバンド仲間たちは、彼らの歩みの一瞬一瞬を決して忘れない。

「この7年間、バンドとしていろんなことを経験してきたけど、まだ頑張ってるよ」と彼はうなずく。

「ファンの皆のおかげかな。この上なく素晴らしい気分だよ。心からバンドを愛する気持ちはよく分かる。そして今、壁の向こう側にも同じように僕らを愛する人がいる。そういう人たちを本当に尊敬しているよ。ライブに行くにはどれだけの努力が必要か、そのために何を犠牲にしているかを知ってる。彼ら一人ひとりを心から愛し、感謝しているよ。彼らがいなければ、僕らはこんなことを成し遂げられなかっただろうからね。」

Mattは、初めて自身の最も暗く、最も傷つきやすい記憶の一部を世界と共有し、間違いなく『The Only Heaven You'll Know』の曲に彼自身の大きな部分を注ぎ込んでいる。しかし、私たちが話しているうちに、彼がそれらの曲がもうすぐ彼のものではなくなることを自覚していることは明らかだ。

ヘッドフォンをつけてこれらの曲を聴くたびに、誰もが自分の物語の一部となる。Mattの言葉に自身の人生を投影し、音楽の中で自分自身を見つける。それがCasketsにとってのすべてなのだ。

「僕たちと同じくらい、彼らにも気に入ってもらいたいんだ」とMattは微笑む。

「何かを感じて、それを他の人と共有してほしい。僕たちのためではなく、他の人の助けになることを願ってるよ。もし、これらの曲を聴いて何かを感じてもらえたら、ぜひ共有してね。」

「何よりも、このアルバムを聴いてみんなに泣いてもらいたい」と彼は締めくくった。

「痛みを感じてほしい。そして、誠実さも感じてほしい。このアルバムの曲はどれもリアルで、耳に届く感情はどれも純粋。それを感じてもらえたらいいなと思っているよ。」