同じアニメでも

海外と日本のって雰囲気違うよね。

↑この手の、当時のディズニー系とかそうだけど

止まらないというか流れるように動くというか。

国内外問わず、こういうのって

今も作れる(描ける)人っているんだろうか

どうも、トトです。



前回『MaXXXine』を月曜に観てから5日

公開日翌日の土曜日に新作を観ました。

近年、ストップモーション作品がチラホラあり、

本作もそれにあたります。

しかし、映画館でストップモーション観るの初めて!

続編ではあるものの、

前作はバッチリ予習済みです。

そんな今年20本目の新作映画はコチラ。




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JUNK WORLD

遥か昔、人類は地上の生息域減少により地下開発を進めた。
その労働力として人間に似せた人工生命体のマリガンを創造。しかしマリガンは自らのクローンを増やして勢力を広め人類に反乱。
第3次停戦協定から280年後の世界。人類は地上に留まり地球規模に広がった地下世界をマリガンが支配していた。

地下世界に異変が-
急遽、人間とマリガンによる地下世界の異変を探る調査チームが結成された。女性隊長トリス率いる人間チームと、クローンのオリジナルであるダンテ率いるマリガンチームは共に目的地である地下都市カープバールを目指すが、マリガンのカルト教団「ギュラ教」に襲撃されてしまう。
彼らの標的は希少種とされる人間の女性=トリス。しかしトリスにはロボットのロビンが護衛として帯同していた。

「トリス様をお守りする」
「ギュラ教」と戦い、調査を進めるが、圧倒的な戦力の差に苦戦を強いられる調査チーム。その激しい攻防の中で彼らは次元の<歪み>を発見する。そしてロビンはトリスを守るため次元を超えた作戦を計画するが-。
地下世界に隠された謎と異変の正体とは?そして次元を超えた戦いの末にロビンが下す決断とは?





堀貴秀監督が手掛ける

長編ストップモーション映画三部作の第二作目

JUNK WORLD

を観てきました。

前作も観ようとは思っていたけどタイミング合わず、

先月末にアマプラからようやく見ました。

で、フツーに楽しめたんですよね(* ゚∀゚)

中でも黒の三連星みたいな3バカ兄弟好きだったわーw

JUNK HEAD

バカは間違いないし、

地獄の三鬼神なんて言われてたけど

そんなん盛られてるやろーと思ってたけど

戦闘はマジで強かったギャップがねw

それでいて名前が明かされる終盤では

アレクサンドル
フランシス
ジュリアン

なんて、めっちゃ綺麗な名前のギャップでまた笑うw

その終盤はアクションもすごくて

ストップモーションでこれやってんのすげー(* ゚∀゚)

なんて思えましたしね。

今作もチェックはしてたけど、

やっぱ前作を楽しめるかどうかによっては

スルーしようかとも思ってたので。

そんなことにはならす、

今作も観たい!と思えるくらいは楽しめました\(^o^)/

おかげで、晴れてこうして今作に足を運ぶことに。


そんな今作も面白かったー(* ゚∀゚)

そして、ストップモーションを駆使して

ホントよくこんな長編作れますわ

と、感心してしまいます(。-ω-)ウンウン

前作同様、天晴れ!と拍手を送りたくなる(*´ω`*ノノ☆パチパチ

これを三部作構成で、

まだあと大オチとなるラスト一作残ってるんだもんなぁ…

堀監督、並びに少数精鋭の制作チームの苦労たるや。


JUNK WORLD_6

今作でもポスターにはデカデカと描かれている通り

白く、つぶらな瞳のロボットが主役ですが

見た目の素体が同じなので

前作同様、パートンが主役かと思ったけど

全然違うヤツだし、何なら時間軸も違う?!Σ(゚∀゚ノ)ノ

JUNK WORLD_3

何なら主役はトリスorダンテだと思って見てたけど

お馴染みの見た目のロボが出た時点で

あ、主役は護衛ロボのロビンなのねΣ(゚∀゚ノ)ノ

と、ここでようやく主人公が判明。


前作のような広大な地下世界を辿る物語というよりか

前作が下層だとしたら、今作は中層?くらいな場所で

次元のゲートを介した

歴史を改変するタイムパラドックス的なSF感増し増し。

JUNK WORLD_2

探索範囲は狭くなってるものの、

ゲートがあるおかげで世界観はより広くなった印象です。

物語も4部構成になっていて、

第一幕がそもそもの大元となる本筋、

ゲートが出てきたことから切り替わり、

第二幕で、転移したロビンのあれやこれやを描き、

第一幕の裏側視点の描写も。

第三幕は同じ舞台の更なる別次元の話。

大使とお付きの人が主役になっている時点で

ダメだこりゃー!(。>д<)w
この歴史は失敗だーwwwww

と、いちばん面白いけど、いちばんダメな次元の話でしたw

JUNK WORLD_5

で、最終幕で終演に向かうと。


あとやっぱこの作品で面白いのが

「言語」なんだよな。

字幕と話してる言葉の差異も楽しめる作品なので

自分は字幕一択でしたが、今作は吹替版もあるのね。

セリフ回しも面白い作品ではあるけど、

コレに関しては絶対!字幕のが面白いと思うなぁ…笑

フランス語?ドイツ語?韓国語?英語?と、

それっぽく聞こえる言語は

種族とか、所属してるコミュニティごとに

統一されてる感はあるけど

でもやっぱり他言語、独自言語と思わせつつ

聞いたことある単語が山ほど出てくるのでw

聞き取れるレベルのカタカナ英語もそうだけど

字幕はもちろんちゃんと(?)してるんだけど

"バウムクーヘン"とか"シュワルツェネッガー"とか

冒頭から聞こえてきて笑っちゃうんだよなw

使えない → ポンコツ
わかった、了解 → ガッテンショー(合点承知?)

みたいな、何となく合ってる感じの単語もあるけど

でけぇ敵と対峙したロビンがロケット弾構えながら

(字幕)これならどうでしょう
  ↓  ↓  ↓
(音声)スイヨウドウデショウ(水曜どうでしょう)

こんなん笑うじゃんw

ロビンが未開種族に言語を教えてるとこも

中トロ→寿司

うん、これはそう。大雑把ではあるけど間違ってない。

エビフライ→天ぷら

何でや!wwwww

とツッコまざるを得なかったよねw

いや、衣が違うだけで同じようなもんなのはそうだけどもw

こんなのが無数に出てきますしね。

なんならこういうのは前作より遥かに多かった気がする。

セリフ考えんのも大変だろうに、

そこに絶妙にわかる単語を織り交ぜてくる巧妙さよw

すごいのはモーションだけじゃないのが伝わってくる。


で、そのモーションはもう言わずもがな。

アクションシーン自体も前作から大幅に増えていて

JUNK WORLD_4

ギュラ教との戦闘シーン
デカマリガンとの戦闘シーン
バステトの訓練シーン

今作でもここの3つは、

前作の3バカ終盤戦みたいな見応えもあり、

すげー!(* ゚∀゚) と思って魅入ってしまいます。

細かいところだと、文明を築いた方のロビンが乗ってた

戦闘スーツのコックピットが開くとことか。

芸が細けぇ…(* ゚Д゚)

あんな1本1本のパーツを開いて閉じてってするだけで

どれくらい時間かかるんだろうね…

JUNK WORLD_1

その行程の一部、制作過程の一部を

今作もエンドロールで見せてくれましたが

見てるだけではわからない大変さが

鬼のようにあるんだろうなぁ…と、

流れてくるスタッフロールそっちのけで

映像の方を注視してしまいます。笑


と、とても見応えのある全4幕を観終わったあと

エピローグとなるポストクレジットシーン

何百年単位ですっ飛ぶのもあって

時系列がワケわからんくなるなw

ロビンが最後に3バカに拾われた視点で締めるなら

今作は前作より時間軸は前なのかな

ってのは、パンフレットに時系列が載ってました。

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(ステッカーは入場特典)

というか、

表紙からしてインパクトありすぎるパンフレット

2,500円って値段見た時は高っか!Σ(°ω°ノ)ノ

と思ったけど、中身を見るとそれも納得です。

今作の中の時系列、前作を含めた時系列、

一瞬で殺されるキャラに至るまでの

キャラクター1人1人の名前も網羅し

今作メインキャラ周りの相関図、

世界観、舞台設定、膨大な量の制作過程…

映画本編に負けず劣らず、

こりゃすごいわ…

と、言いたくなる情報量のパンフレットでした。


ラストには次回予告…というか

3バカに出番はあるのか?!

なんてテキストも出てきた煽り予告みたいなもんで

三部作最後の作品タイトル

JUNK END

の制作が開始されたことを伝えてくれました。



いやー、面白かった!

朝イチの回で観に行ったけど全く眠くならず

全編余すことなく観れたくらいに楽しめました\(^o^)/

制作チームの血と汗と涙の結晶は

間違いなく面白い作品となってました。

きたる三部作の完結作も楽しみです。

以上、

JUNK WORLD の感想でした。





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