SHREZZERSからvo/Diego脱退だそうな。
ボーカルが安定しないなぁ…
お国柄、仕方ない部分もあるのかもしれないけど
ただでさえ、そこまで活動的じゃないのに
ボーカルが安定しないって致命的では(。-ω-)-3
作品ごとにホイホイボーカル変えられてもねぇ…
それならもうSam戻せよっていう。
どうも、トトです。
それでは今年38枚目の新譜レビュー
過去に来日した時はライブも行ったし、
新譜も取り上げてレビューしたバンドです。
けど、こうして取り上げるのも久々。
自分がライブに行ったときとはもうメンバーも違うし
昨年、EPは出してますが
ウチではそれは取り上げませんでしたからね。
ってことで、久々となるこのバンドの最新アルバム!

Novelists『CODA』
01. Say My Name
02. Coda
03. All for Nothing
04. Maldición de la Bruja
05. In Heaven
06. Adam and Eve
07. Sleepless Nights
08. 78 rue...
09. CRC
10. K.O.
前任のTobias(ex-ALAZKA)に変わり
2023年にボーカリストとなったCamille Contrerasが加入した
フランスのプログレッシブメタルバンドNovelists
新体制では初、通算では5枚目のアルバム『CODA』が
ACKOR Musicから5/16にリリースされました。
昨年はT.M.Musicで再来日もありましたね。
その時は、新体制でのEPがリリースされてましたが
4曲収録だったからなぁ(。-ω-)-3
だからこそ
こうしてアルバムを信じて待っていたワケですヾ(* ゚∀゚)ノ
個人的にも待望だった今作、
早速、聴いていこうと思います。
Say My Name
軽快なドラムと、やはり耳を引くギターから
幕を開ける今作のオープニングトラック。
新加入のボーカルが女性ってのもあって、
かなり耳触り良い感じになってますね。
曲調自体もメロディアスな感じもあって、
女性ボーカルポスコアって雰囲気もひとしお。
ただ、クリーンはもちろんですが
しっかり叫ぶことができるのもイマドキ女性ボーカル。
とはいえ、ここではクリーンがメインを占めてるので
それを堪能するに尽きる1曲。
後半にはさすがのギターソロも。
え、Camilleもギター弾くの?!Σ(°ω°ノ)ノ
なんて驚いたMVでは、全体がモノクロなのに対し、
Camilleの赤い髪色だけハッキリ映し出されていて
色み的なコントラストがgood(゚∀゚ *)ですね。
Coda
イントロからリズミカルに、ヘヴィに、
さらにエレクトロ系シンセも加えて始まる
今作のタイトルトラックとなる2曲目。
ここではCamilleも早々に叫ぶ姿を見せます。
サビではセオリー通りのクリーンパートに。
何ならダンスミュージック的な要素も感じさせます。
ブレイクダウンの重苦しさは(* ゚∀゚)イィゾー
ここまでの展開とのギャップにもなりますね。
そこからあとの展開がまたオシャレ感ひとしお←
ichikaを彷彿とさせるギタープレイに、
フィンガースナップでの静止とか良いですねー(* ゚∀゚)
All for Nothing
ゆっくりとした幕開けで
フェードインしてくる3曲目。
Camilleのボーカルが入ると共にテンポアップし
軽快なサウンドを繰り広げます。
と思ったのも束の間のヘヴィサウンドを叩き込む。
メロディアスな面と、コアパートを交互に展開し、
また後半の軽快なドラムのビートによる
静穏ながらも疾走感のある展開は(* ゚∀゚)スキー
さらにそのあとにはギターソロが待ち受けます。
終盤はストリングスをバックにCamilleが叫びます。
Maldición de la Bruja
タイトルからしてもフランス語待ったなしの4曲目は
冒頭から軽快な疾走感を伴うビートに、
プログレたる重さ際立つリフが交錯する展開に。
Camilleもフランス語でラップ調なボーカルが(* ゚∀゚)イィゾー
形は違えど、LANDMVRKSも同じようなことやってて
ちょっとした親和性を感じさせますね。
立てたフラグを完璧に回収する
ブレイクダウンを入れるまでの流れも(* ゚∀゚)イィネ
ブレイクダウンと同時にCamilleも叫び声をあげながら
幕を下ろしていきます。
In Heaven
ここでガラッと雰囲気が変わる5曲目。
まさにタイトル通り、天国にいるような
浮遊感のあるアンビエントサウンドが際立ちます。
その雰囲気をさらに助長するような
神聖コーラス要素を加えているのも(* ゚∀゚)イィネ
そこに良い意味で不協和音をもたらすような
バンド特有の重いギターサウンドが合間を縫ってきます。
後半にはバッチリソロパートもありますが、
しっかり曲調に合わせたプレイでgood( ´∀` )
また、こうした曲だからこそ女性ボーカルが合う。
余韻をもたせたゆったりしたアウトロも◎
Adam and Eve
不穏なエレクトロサウンドが鳴る中、
疾走感を伴う勢いあるサウンドで始まる6曲目。
最初の低音囁きボーカルは…Camilleではないかな。
フツーに男っぽいので他メンバーかな。
Camilleはそのあとに叫ぶとこからが出番に。
サビではやはりメロディアスにクリーンパートになるけど
瞬間最大風速的な勢いは今作No.1かも。
なんかのスピーチのサンプリングのようなとこから
落としにかかるブレイクダウンへの流れも(* ゚∀゚)イィゾー
Sleepless Nights
再び一転、しっとりとした幕開けとなる7曲目は、
今作最長となる5分超えのトラックに。
アンビエントな雰囲気で進むかと思いきや、
テンポアップして叫び散らす展開にもなり、
ただ、エモーショナルな歌ものなだけでは終わらず、
しっかり攻めるパートもあります。
そうして曲の長さを活かした飽きさせない構成が◎
後半の疾走感あるドラムに乗せたギターソロもgood(゚∀゚ *)
そうしたギタープレイの端々に
Djentらしいフレーズが挿し込まれたりするのも良いですね。
78 rue...
むしろ歌ものというならこちらの8曲目。
イントロから鍵盤サウンドが響き、
シャウトを排し、クリーンオンリーで歌います。
フィンガースナップでリズムを取りながら進み
ボーカルにも、サウンドにも、エコー感があり、
ドリームポップのような曲調の落ち着きのある1曲。
CRC
高速で鳴る打ち込みサウンドの中から
Camilleが叫んだあと、歪むギターサウンドに入り
本格的な幕開けとなる9曲目。
これまた前曲とは違うダークな雰囲気と攻め感、
そこにBMTHのHappy Song的チア風コーラスも。
Djent/プログレ感のあるリフも光る部分があり、
ラストは叫びまくりの疾走サウンドで終わる。
わずか150秒しかないけど聴き応えはバッチリ(* ゚∀゚)b
K.O.
冒頭から打ち込みサウンドが鳴るラスト10曲目。
Camilleのボーカルも最初からエコーをかけた
浮遊感のあるボーカルから始まります。
バンドサウンド全開になるサビでもクリーンで歌い、
エモーショナルかつアンビエントな雰囲気が漂います。
そんな中で叫ぶBメロのシャウトは悲痛さも感じさせる。
中盤で一旦終わったかのように落としたあとに、
再び徐々に上げていく展開に。
ラストサビに入ると神聖コーラス的なものを従え、
終幕へ向かう雰囲気がまた壮大で素敵。
アウトロは静かに、アカペラ的な様相で締めます。
以上、
Novelists『CODA』
でした。
けっこうえぇねぇ(* ゚∀゚)
EPも取り上げなかっただけで曲自体は聴いてて
その時から別段、悪い印象はなかったし、
しっかりその路線を継続して
アルバムとして仕上げてくれた感じがします。
Camilleのボーカルも馴染んでますねぇ。
前バンドの影がかなりチラついてた
Tobias期の頃とは大違いで何よりです。笑
むしろやっぱCamilleのボーカルをベースとして
曲作りをしていったんじゃないかと思うくらい。
女性でもしっかり叫べるボーカルではあるので
M2、M3、M9みたいな曲も良いけど、
今作に限ってはM5、M8、M10みたいな曲のが映えるし
個人的にもそっちのが気に入った感すらある。
この手のシーンのバンドに於いて
攻め曲で良さを出すなんて当たり前にできることなので
それ以外の部分で良いなと思わせる曲があるのは
バンドのストロングポイントにもなる気がします。
まぁ、でもそこはね
Matteo期から良いところでもあったので
その良さを継続できる、
良き後任ボーカルが見つかって何よりです( ´∀` )b
そうして女性ボーカルを任命しての再出発は
近年ではLinkin Parkを彷彿とさせます。
バンドの規模は違いすぎるけど、
このバンドにもしっかりハマったボーカリストと
その作品ではありました。
Novelists『CODA』
自分と同様、前作で(。-ω-)ウーン…と思ってしまった人も
今作なら受け入れられるかもしれません。
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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