Downswingが昨年リリースしたEPから

"Drain"のMVを公開しました。

改めて、やっぱ好きっすねこのバンド(* ゚∀゚)

シンプルな白黒MVもgood(゚∀゚ *)

どうも、トトです。



それでは今年36枚目の新譜レビュー

相変わらずコンスタントに活動を続けるバンドで

リリースが途絶えないですねぇ( ´∀` )

ホント、世界中の全バンドに見習ってほしいくらい

感心してしまいます。

おかげさまでこちらも何度も取り上げることができます。

そんな彼らの最新作




20250516_092620
Bury Tomorrow
『Will You Haunt Me, With That Same Patient』
01. To Dream, To Forget
02. Villain Arc
03. Wasteland
04. What If I Burn
05. Forever The Night
06. Waiting
07. Silence Isn't Helping Us
08. Found No Throne
09. Yokai (妖怪)
10. Let Go
11. Paradox






気付けば来年で結成20周年なんですねΣ(°ω°ノ)ノ

そんなUKメタルコアのBury Tomorrow

2年ぶり8枚目となるアルバム

Will You Haunt Me, With That Same Patient

前作同様、Sony Music傘下のMusic For Nationsから

5/16にリリースされました。


昨年のライブも記憶に新しいですね。



こうして2年周期くらいでアルバム出してくれてるので

アルバム→(翌年)来日→アルバム→(翌年)来日…

っていう間隔で活動してくれれば

めちゃくちゃちょうどいいんだけどな(* ゚∀゚)


インタビューを読むと、

やはりDanielの人の良さが滲み出る。

インタビューでそういう人柄が伝わるバンドマンって

国内外問わず、そんなにいないのでは?

Danielさんマジ英国紳士(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)


そうして人間的にも出来たボーカルを擁する

UKメタルコアバンドの最新作

早速、聴いていこうと思います。



To Dream, To Forget
少しフィルターをかけたようなTomのクリーンから始まり
軽快なビートを刻むドラムが入ると、
そのまま疾走感のある幕開けとなる1曲目。
まずはDanielが先行してのコアパートを担い、
サビでTomのクリーンによるメロパートに。
やはりオープニングはBT節全開のような
安定感のあるメロディックメタルコアを展開します(* ゚∀゚)b
前作から参加しているTomもすっかり馴染み、
…てか、前作からフツーに馴染んでましたけどねw
ヘヴィなコア感とメロディアスなクリーンによる
BTらしいオープニングトラックでした。


Villain Arc
2曲目は、昨年に既に先行シングルとしてリリースされ
来日公演でも披露してくれましたね。
開幕から耳を引くギターと、Danielのスクリームで、
のっけからコア感満点のサウンドに。
跳ねるように叫ぶDanielのボーカルが特徴的なのよね(* ゚∀゚)
Tomの出番も他の曲と比べるとかなり少なめで
基本はDanielメインで攻めまくるのが(* ゚∀゚)イィネ
小さく囁くところから徐々に上げていき、
ブレイクダウンで叩き落とすセオリー通りの展開で
この曲を締めます。





Wasteland
その雰囲気からはニューメタルを感じさせる
囁くようなラップ調ボーカルから始まる3曲目は、
その先に待つイントロからBTらしいサウンドと
Danielのスクリームから攻めの幕開けに。
こちらも冒頭から攻める展開を見せつつ、
サビでのTomが歌うクリーンパートは
少しエフェクトをかけたような感じに。
Danielパートは言わずもがな、ライブの現場でも
カオスな空間を生み出す気しかない雰囲気が(* ゚∀゚)イィゾー
ラストのブレイク前には、これまでのBTには見られなかった
シンセをまとった静穏アッパー展開がなかなか良さげ。


What If I Burn
始まりからシンセとおーおーコーラスで
アンセミックな雰囲気を醸し出す4曲目。
ここではTomのクリーンが主体になりつつも、
少しシャウト気味に歌うシーンも見られます。
そしてDanielもスクリームの中に
クリーンを混ぜながら歌っています。
ヾ(* ≧□≦)ノ What If I, what if i
ヾ(* ≧□≦)ノ Buuuurrrn!!
と、タイトルがシンガロングパートになってるのも
わかりやすくてgood(゚∀゚ *)
ここまでの攻め感は少し抑えた、
アンセミックなエモーショナルナンバー。





Forever The Night
前曲の終わりからそれほど間を置かずに
フェードインしてくるギターと共に
勢い良くスタートする5曲目。
従来のBTらしいメタルコアもさることながら、
割とギターに耳がいく展開になってますね。
後半、静かに囁いたあとは、ツインボーカルが揃って
BTの鳴らすメタルコアを押し出してきます。
前曲がエモーショナルに寄ったのもあってか
こちらはアップテンポに攻めるメタルコアで
存分に暴れられるアグレッシブさがgood(゚∀゚ *)


Waiting
イントロからヘヴィな疾走サウンドキタ━━(゚∀゚)━━!!
と、冒頭からの疾走感が気持ち良い6曲目。
サークル必須すぎるよサークルがー(* ゚∀゚)
Danielもスクリームメインなのは変わらず、
叫ぶ隙間にクリーンを挿し込むボーカルワークを見せます。
Tomがメインを張るサビに入ると
coldrainを浮かべるほどにメロが際立つ雰囲気に。
そこからDanielの咆哮と共にまた走るヾ(* ゚∀゚)ノ
ヾ(* ゚Д゚)ノ Consciously!!
ヾ(* ゚Д゚)ノ jaded!!
ヾ(* ゚Д゚)ノ intentionally!!
ヾ(* ゚Д゚)ノ hated!!
の、4ワードによるシンガロングパートもgood(゚∀゚ *)
ブレイクダウンで落としたあとにDanielが叫び、
やはりどちらかと言えば攻め寄りの曲で上がりますね。


Silence Isn't Helping Us
静かにゆっくり幕を開け、ドラムをキッカケに
これまたギターが耳を突くイントロから始まる7曲目。
冒頭からTomのクリーンパートで幕を開けますが
近年のポスコア感のあるこういう雰囲気は
BTだとかなり新鮮ですね( ´∀` )b
サビでもTomがメインなのは変わらず、
Danielはバッキングスクリームで叫びます。
そんなポスコア的な展開から一転、
BメロはそんなDanielも、ここでもクリーンを駆使しながら
スクリームをして進んでいくコア感ある展開に(* ゚∀゚)
後半は再び流れるようなギターサウンドが前に出て、
それがそのままアウトロとなり、終幕します。


Found No Throne
旋律的な静かなギターから幕を開け、
そのまま弾き語りのような雰囲気で始まる8曲目。
ここまでガッツリ歌ものに振り切った曲は
今までのBTにあっただろうか?ってくらい、
従来の激しいメタルコアを鳴らしていた姿とは
まるで別ものの新たな姿を垣間見ます。
Tomがメインなのは言わずもがな、Danielもスクリームなし
クリーンでコーラスとして側にいるのが印象的。
終盤でわずかに壮大さを見せる部分もありますが、
これまでのバンドのイメージを一変させるアンビエントトラック。


Yokai (妖怪)
日本人なら誰しもがそのタイトルが目を引く9曲目。
幕開けから湿り気たっぷりのDanielが叫びだし、
バンドサウンドと同時にコア感MAXの展開に。
メロディアスなギターが入り込んできてもお構いなしに
コアサウンドを継続しています。
サビに入って少しテンポを落として、
全体的にもメロディアス展開にはなるけど、
Tomのクリーンと共にDanielのスクリームも止まず。
ギターソロのあとは、しっかりエネルギーを溜めつつ
ダウンテンポなブレイクダウンで一気に開放します。
前曲の主役がTomなら、ここではDanielが主役の1曲に。
インタビューを読むに、Danielは実際に
「妖怪」ってタトゥー入れてるみたいだしね(* ゚∀゚)b


Let Go
これまたBTのイメージにはあまりなかった
軽快さを見せるスタートの10曲目。
疾走感ってほどではないけど、
その軽快なアッパーサウンドは新鮮です。
Bメロに入るとDanielのラップ調ボーカルもあり、
そのあとはDanielのスクリームと共にブレイクダウン。
さらにそのままらしさのあるメタルコアを展開しつつも
やはりサビに入ると、これまでにはなかったような
シンセと共にツインボーカルで進みます。
後半はDaniel叫びまくりのブレイクダウンはさすが(* ゚∀゚)b

今作のMVはどれも関連性があることからも
今作はコンセプト作かな?と思わせると同時に
アートワークに最も近いのはこのMVなので、
この曲がタイトルトラック的でもあるのかな?
なんてのも思わせますね。





Paradox
ヘヴィサウンドではありつつ、イントロから
メロドラマティック感ひとしおなラスト11曲目。
そうした雰囲気から流れるようにスタイルチェンジし
Danielの咆哮と共にヘヴィサウンドを叩きつける。
そしてサビに入るとイントロ同様に
どこか高揚感を感じるドラマティックな展開になります。
反面、Bメロはバンドサウンドが主役に。
しかし、やはりサビは壮大なシンセと共に。
終盤に差し掛かると、バックのおーおーコーラスが
シンガロング案件になる様相を見せ、
そのままTom主導でのエンディングへ。
最後に相応しい雰囲気でのエンドトラックです(* ゚∀゚)b





以上、

Bury Tomorrow
Will You Haunt Me, With That Same Patient


でした。

安心安定のクオリティは変わらないなぁ( ´∀` )

しかし、今作では

バンドらしい従来のメタルコアの形はそのままに

シンセ要素を取り入れていたり、

TomDanielのボーカルワークに変化があったり、

ここへきて新たな要素を取り入れてきましたね。

それがマイナスイメージになるワケでもなく、

サウンド的に、作風的に、

フツーに受け入れられるような感じで何より。

長いキャリアを積みつつも新たな要素を加え

それでいてしっかり自分たち本来の強みは残しつつ

上手く取り入れられたのも

それこそキャリアの成せる業かね。


と、さすがの作品に仕上げてきました。

新鮮さはありつつも、

ファンを裏切るような作品ではないのも確か。

Bury Tomorrow
Will You Haunt Me, With That Same Patient


バンドの新旧のファン問わず

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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