前回のライブレポで既に出してしまったけど

いつぞやの冒頭で挙げたTSSの単独決定\(^o^)/

ReNY alphaの方は見たいバンドのが少なかったので

単独やってくれるならありがたい。

今年で招聘業をたたむいさみさんにも挨拶できるしね…(´;ω;`)

どうも、トトです。



それでは今年29枚目の新譜レビュー

このバンドはねぇ…

いや、もう期待しかないんですよね(* ゚∀゚)

それは先行曲を聴いた段階でも顕著で

その期待を落とすことなくリリースを迎えました。

そんな期待に満ちた1枚はコチラ!



20250425_000727
LANDMVRKS
『The Darkest Place I've Ever Been』
01. The Darkest Place I've Ever Been
02. Creature
03. A Line in the Dust feat. Mat Welsh
04. Blood Red
05. Sulfur
06. Sombre 16
07. The Great Unknown
08. La Valse Du Temps
09. Deep Inferno
10. Requiem
11. Funeral





キャリアを重ねる毎にメキメキと頭角を現してしている

フランス産メタルコアのLANDMVRKS

4年ぶり4枚目となるアルバム

The Darkest Place I've Ever Been

Arising Empireから4/25にリリースされました。

アートワークが「モーゼの十戒」のように

海を割ったようなデザインがインパクト大ですね。




あの衝撃の初来日から約5年半かぁ…

あれでマジでカッコイイバンドだと知ったので

やっぱ見たいっすよねぇ…

いさみさん辞める前にもっかい呼んでくれかな(。>д<)


しかし、そのカッコ良さがあったからこそか

過去曲から見ていっても

近年の楽曲のMVの再生回数が伸びに伸びてる。

まさにバンドが大きくなっていく過程を見れている、

見せてくれている現状がありますからね。

だからこそ期待しちゃうんですよねぇ( ´∀` )

そんなLANDMVRKSの最新作

早速、聴いていこうと思います。



The Darkest Place I've Ever Been
今作は1曲目からタイトルトラックがお目見え。
ゆっくりギターを鳴らして始まります。
そこにvo/Floもゆっくり入ってくる。
最後にタイトルを静かに歌い…
ブラストと共に一気に攻勢に転じるヾ(* ゚∀゚)ノ
ラッパーのMCのようにバンドと曲の紹介を経て
タイトルを叫んで本格的な幕開けとなります。
ヾ(* ≧□≦)ノ My face, my body, my spirit!!
と、早々にシンガロングパートも飛び出し、
Floと交互で叫んでるのはPaulかな?
終盤は始まりと同じ雰囲気を纏いつつ、
しっかりバンドサウンドを展開していて
前半と後半でまるで違う二面性を露わにします。
ミドルテンポになりながらも叫ぶ展開は
それこそアートワークのモーゼの十戒のように
海が割れていくような絵が浮かんでくる(* ゚∀゚)


Creature
速めビートと共にフランス語ラップを繰り出してから
これまた一気に攻勢に走り出す先行シングルの2曲目。
今作で最初に公開されたのがこの曲でしたが
これ1曲で今作は期待が大きくなりましたからね(* ゚∀゚)
冒頭から疾走パート、早口で捲し立てるFloに次いで
ヾ(* ゚Д゚)ノ fear, fear!!
と、シンガロングパートも飛び出す。
クリーンで歌うメロディアスサビのラストでは
ファルセットを使い神秘的な雰囲気すら感じさせます。
djenリフも飛び出すフリから落とすブレイクダウンも
間をもたせた、一風変わったブレイクダウンで(* ゚∀゚)イィゾー
1曲目の内容自体がここに繋がるようなものだからか
1曲目の冒頭に繋がるような雰囲気のラストも(* ゚∀゚)イィネ
再生回数100万回を突破したMVも、
ホラー的でもあって(* ゚∀゚)イィヨネ!





A Line in the Dust feat. Mat Welsh 
3曲目も始まりは落ち着いてるけど、
イントロはしっかり重さを感じるバンドサウンドから。
静と動を交互に繰り返しながらメロディアスなサビへ。
Bメロからは、ゲスト起用が意外と新鮮に感じる
While She SleepsからMatが参加しています。
サウンドの親和性、Matのボーカルも影響してか
けっこうWSSっぽく聞こえるなw
Matは以降も最後まで、コーラスであったり
Floとのツインボーカル的な雰囲気でもありで
上手いことLANDMVRKS x While She Sleeps
成立させいてgood(゚∀゚ *)ですね。





Blood Red
リリース直前に公開された4曲目。
静かな雰囲気でクリーンから始まり、
そしてここでもフランス語ラップを繰り出します。
サビはメロディアスに展開したあとは
Bメロでも再びフランス語ラップに。
どっちかっていうと歌もの寄りな曲でも
元来のFloの歌詞詰め込み系スタイルもあり
こうしたラップ調はまた新鮮で良いですね。
後半はその雰囲気も一転して攻勢に。
ヾ(* ゚Д゚)ノ I!! feel!!
ヾ(* ゚Д゚)ノ this pain!!
ヾ(* ゚Д゚)ノ again!!
とシンガロングを経たあとは
お馴染みの詰め込み系早口ボーカルも。
嵐が過ぎ去ったあとは、しっとりピアノが静かに響く
クリーンパートを経て、早口パートで捲し立てながら
メロディアスなラストサビへ。
アウトロはまたシンガロングを挟みながら
タイトルを吐き捨ててスパッと終わります(* ゚∀゚)b

MVは世界観やFloの見た目からしても
もはやダークファンタジーのゲームみたいだな。笑
てか、女の子が出てきたとこで確信したけど
メンバーもみんなCGかコレ!
どおりでゲームっぽいワケだなw
しかし、"Creature"から始まったところから
ちゃんと続いているような内容なのもgood(゚∀゚ *)
その内容的には、もうひとつくらい来そうかな?





Sulfur
イントロのリフから期待を煽る5曲目は
Sul, fuuuur!!!
シャウトから幕を開けます。
ターンテーブルよろしくスクラッチサウンドが鳴り、
ラップ調とスクラッチを組み合わせる
さながらLANDMVRKS式ニューメタル感がgood(゚∀゚ *)
サビでは、サウンドもボーカルも
クリーンでのメロディアス展開も、サビ終わりで
ヾ(* ≧□≦)ノ Closer!!
ヾ(* ≧□≦)ノ Closer to the edge!!
ヾ(* ≧□≦)ノ Sulfur!!
のシンガロングパートをぶち込んできます。
その後、djentyなリフを絡めたブレイクダウン、
ヾ(* ゚Д゚)ノ We're drowning in sulfur!!
のシンガロングからのブレイクダウン、
極悪な低音スクリームで締める終わり方も(* ゚∀゚)イィネ

この記事の下書きを終えた時点では
UPから約4ヶ月のMVの再生回数が82万
今作の中でもNo.1の伸び率を誇っています(* ゚∀゚)
てか、Floって確かに立ち振る舞い含めてカッコイイけど
顔自体はけっこうなワルモノ顔よねw





Sombre 16
今作での変化球的なトラックとなる6曲目は
すべてフランス語でラップトラックに。
しっかりスクラッチも取り入れていて、
フレンチラップトラックとなっている
70秒のインタールード的ショートトラック。
MVは前曲と合わせてのニコイチな内容に。


The Great Unknown
イントロの落ち着いた雰囲気の合間にくる
ガガッてギターがツボるなぁ、っていう7曲目。
そして前曲のような雰囲気も感じる中、
冒頭の静かなパートを進んでいくところは
どこかLinkin Park"Breaking The Habit"を彷彿とさせる。
サビのシャウトもChesterじみてて良いなぁ…(* ゚∀゚)
LPの2枚目、3枚目あたりの雰囲気を
LANDMVRKSがカバーしたらこうなります
みたいな感覚があり、good(゚∀゚ *)です。
LPにない部分は、低音スクリームとブレイクダウンで
しっかりLANDMVRKS色を出してますしね。


La Valse Du Temps
一転、ここでもフランス語の歌詞をピアノに乗せ
しっとり歌う始まりを見せる8曲目。
この曲はタイトルからしてフランス語ですしね。
からのさらに一転してアグレッシブなメタルコア開幕に。
サビはこれまで通り、クリーンでのメロディアスパートに。
後半にくると、開幕のしっとり感がウソみたいな
ヘヴィでグルーヴ感満点のブレイクダウンを叩き込みます。
からの、開幕の雰囲気が再来するような浮遊感サウンドに
どんどんコーラスが大きくなっていく…
静穏の中、アカペラ的にFloがソロで叫んだあと、
再びコーラスを伴いながらの壮大なラストへ。
アウトロは始まりと同じように再びピアノの旋律で終幕。


Deep Inferno
9曲目は、イントロから軽快なテンポを刻みつつ、
厳ついタイトルシンガロングから本格スタートします。
Floお馴染みの詰め込み系早口ボーカルも飛び出し、
Bメロではそれもラップのように聞こえます。
さらにはこれまでとは違う、
スクリーモ系のようなシャウトも響かせます。
Floのボーカルバリエーションもどんどん広がってるな(* ゚∀゚)
と、スクリーモ系とは言ったけど
やっぱどことなくChesterっぽさあるの(* ゚∀゚)イィゾ…
満を持してのブレイクダウンはDjentリフも飛び出す。
アウトロは再びイントロ同様の軽快さを出し、
最後にひと咆えして終わります。


Requiem
タイトルからしても始まりの雰囲気通りかと思いきや
そんなことにはならない攻めのスタートを切る10曲目。
そこからさらに疾走パートへヾ(* ゚∀゚)ノ
さらには低音スクリームとブラストを掛け合わせ、
ザックザクに刻むリフも(* ゚∀゚)イィゾー
ブレイクダウンで再びシャウトの幅を見せます。
嵐のような本編を経て
終わりの雰囲気はまさにタイトル通りの
しっとりしたエンディングで幕を閉じます。


Funeral
そして今作のエンディングを飾るラスト11曲目へ。
冒頭から鍵盤の旋律が響き、そこにFloのボーカルが乗る。
クリーンであり、少しシャウト気味なハスキーボイスを
組み合わせながら弾き語り調で"歌って"いきます。
途中からあーあーコーラスがバックに流れ始め、
静かな壮大さを駆り立てていきます。
終始、旋律的なサウンドを奏でていたピアノが
そのままアウトロを務め、余韻のある雰囲気で
ゆっくり幕を下ろしていきます。





以上、

LANDMVRKS
The Darkest Place I've Ever Been


でした。

ッッッ(* ゚∀゚)イィ!

LANDMVRKSはアルバムを重ねていくごとに

どんどん魅力的になっていくな!ヾ(* ゚∀゚)ノ

前作はけっこうハードコア色が強かった印象ですが、

今作にもそうしたハードコア的なリフや展開は残しつつ

より壮大な部分を増してきたというかね。

それはアートワークからして打ち出していたのかもしれない。

とはいえ、コア要素がなくなったワケでは全くなく、

むしろメタルコア色もしっかり出ています。

そしてやはり注目すべきはvo/Flo

ボーカルパターンというか、シャウトのレパートリーというか

そこに関する新鮮さや確かな成長は大いに実感します。

早口パートも健在で、今作ではそこにフランス語ラップも。

シャウトも元々は地声をいかしたタイプがメインだったし、

そこはもちろん今回も健在。

そこに歌もの的な明確なクリーンもあり、

そのクリーンの中にシャウト気味なハスキーさも取り入れ、

低音のスクリームは、より低く、よりコア寄りに。

さらには、サウンド面の後押しもあっただろうけど

Linkin ParkChesterを彷彿とさせるシャウトがある。

LPが好きで、M7. The Great Unknownを聴いた人は、

脳内にチラつく何かが絶対あると思うんですよね。

そもそもフロントマンとしてのライブパフォーマンスが

クソかっこいいヤツなのに、ボーカルパターンまで

そこまで多彩になったら敵なしになっちゃうじゃん(* ゚∀゚)


いやぁ、すごいなぁ。

この1枚でまた大きくなっていくんじゃないだろうか。

そんなことを感じずにはいられない作品でした。

LANDMVRKS
The Darkest Place I've Ever Been


今年は今作を含めて29枚目の新譜レビューですが

そんな今年を代表する1枚になり得るアルバムです。

是非ぜひ、ご一聴。





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