そんなもんB級漁ればいくらでもありそうだけどな。

ただ、そうした「THE B級」なクソ映画なのか

評価的に見ての「クソ映画」なのか。

人それぞれで評価や好き嫌いが分かれるとはいえ、

後者の場合、つまらないのがな…

どうも、トトです。



前回『Sing Sing』を観て1週間

4月は毎週なんかしら観たいのがあるなぁ

ってことで、4月第3週の公開作品を観に。

劇場によっては2週間限定上映ってのも見かけましたが

それなら尚のこと、早く行かねば!(* ゚Д゚)

と、思っていたので。

雨の中、2日連続で映画館へ。

そんな今年16本目の新作映画はこちら。



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血戦 ブラッドライン
(原題:(Pri)sons)

郊外に佇む会員制の「クラブ」。その実態はリンド三兄弟が仕切る裏社会の拠点。上のフロアでは悦びを提供し、地下では顧客の依頼に応じて監禁や拷問が行われる。刑務所から出所した男カイヴォラはそこで雇われ、荒くれ者の犯罪者たちと共に番人として働くことに。ところが予期せぬ非常事態が発生する。
武装した傭兵軍団がクラブを襲撃、残虐な殺戮を開始した! 籠城し応戦するカイヴォラたち。血肉と銃弾が散る攻防の中で、リンド三兄弟と襲撃者の恐ろしい因縁が明かされてゆく…。





北欧はフィンランド発のバイオレンスアクション

血戦 ブラッドライン

を、観てきました。

いつぞやに予告編を見た時点で

これはアタマ悪そうなヤツw

ってことで興味を惹かれ観に行きましたが

アタマの悪さは全くそんなことはなく、

むしろストーリー(雰囲気)は、どシリアス…

の割に、ちょっとわかりづらさもあり

結局なんだったんやろ…感がひとしお。

(Pri)sons_2

導入の雰囲気からしても、

カイヴォラが主役なのかと思うじゃん。

かと言って、そんなことはなく。

腕なんて簡単に折れる

なんて、クソどやってたのに

作中で強さを感じる描写がほとんどない…

言葉通り、簡単に腕をへし折るシーンはあるけど

傭兵部隊の強者"女性"さん相手やしなぁ。

何なら腕を折る前にボコボコにされてるし(。-∀-)

(Pri)sons_4

むしろ、初日勤務なのに

こんな災難に巻き込まれトホホ…( ノД`)

っていう見方で合ってるのか…


ストーリーの主軸は

あらすじの通り、

クラブに関わる兄弟の話がメイン…なんだけど

これがまたちょっとわかりづらい…(。-д-)-3

(Pri)sons_5

てか、そのドラマパート自体にあまり引きがなく

そこにわかりづらさも相まって睡魔に…(*σω-)。о゚

それで余計に話についていけないという悪循環に。

挙げ句、暗所も多いので見にくいシーンもあり、

次々と死んでいく人もいるしで、

それぞれの登場人物の個性や人となりも把握しづらい。

大体、あの盲目のフィジカルモンスターも何なんだよw

(Pri)sons_3


バイオレンスな部分を押してるくらい

ゴア表現に関しては、言うだけあるなと(* ゚∀゚)b

本作最大の見所は有刺鉄線グローブよね!

頭の中には、グリースで武装したドリアンが出てきたわw

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そうした近接でのゴア要素は申し分なしだった反面、

出てくるヤツ全員、銃火器の命中率低くね?w

ここで当たればドラマチックな展開になるやろなぁ

ってシーン以外、全ッ然当たらんやんw

ショットガンで頭消し飛ばすのはGJだったけどもw

(Pri)sons_1

マジで映画としての画的な部分と音的な部分の

文字通り、賑やかしでしか機能してなくなかった…?

裏社会だの傭兵部隊だのが聞いて呆れるわ(。-∀-)w


ゴア表現は良いんだけど、

前述の通り、ストーリーとしてはシリアス寄りなので

なんかちょっと…っていう気がしてならない。

バイオレンスやアクションシーンが

イマイチこう…足りないというかね。

あと、グロやゴアなんかは好きでフツーに見るけど

それって半ばコメディ的な部分があると思っていて

工エエェェ(* ゚∀゚)ェェエエ工
そんなんなるぅぅううう?!wwwww


的な。笑

だからこそB級映画との相性は抜群だし、

細けぇこたぁいいんだよwヾ(* ゚∀゚)ノ

って言えるゴア好きは少なくないと思うんですよね。

むしろ、シリアス調の映画やストーリーとゴア要素って

割と噛み合わせ悪いんじゃ…?

ってのを、今作を観て思いましたね。

だから"話"の枠を広げてきた「テリファー」に

一抹の不安を覚えなくもないけど、

あれはゴア表現に関しては完全に振り切ってるし

コメディ的な面白さもある、

何よりアートさんがかわいい←

あのキャラクターがいるだけで

「テリファー」は成立するほどのものですしね。

本作にはそうした魅力的なキャラクターや

コメディ的な笑い要素もほぼなく、

アクションもさしてスタイリッシュでもない

ってのがなぁ(。-ω-)-3



と、惹かれる部分も確かにあったけど

期待値よりはけっこう下回ってしまいました。

公開規模と上映期間の少なさを鑑み、

割引とか関係なしにフツーの日に観に行ったものの

これに2,000円はちょっとなぁ…

ってのも少し残念。

血戦 ブラッドラインの感想でした。





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