公式にはモダンメタルバンドとはされているけど

聴いた感じは近年のポスコアって感じのする

フランスのTSS

こんなのがいつの間にやらFearlessと契約してたとは。

しかし、これは確かに

日本でも気に入る人はいそうですね。

現にワタシは気に入ったので

Spotifyでフォローしたヾ(* ゚∀゚)ノ

どうも、トトです。



それでは今年22枚目の新譜レビュー

クソ遅咲きのワタシによる当ブログに於いて

ようやく前作から取り上げたメタルコアバンドの

最新アルバムを取り上げます。

過去2度の来日で、しっかりと

日本のオーディエンスを湧かせたバンドだと思います。

そんな彼らの最新作!




20250404_012122
Bleed From Within『Zenith』
01. Violent Nature
02. In Place of Your Halo
03. Zenith
04. God Complex
05. A Hope In Hell
06. Dying Sun
07. Immortal Desire feat. Brann Dailor
08. Chained to Hate
09. Known By No Name
10. Hands of Sin feat. Josh Middleton
11. Edge of Infinity





UKはスコットランド出身のメタルコアBleed From Within

3年ぶり7枚目のアルバムZenith

Nuclear Blastから4/4にリリースされました。


ラウパ2023も、もう2年前なんですねぇ。



TMMのおかげもあり、

すっかり日本を好きになった(と思いたい)BFW

そんな彼らの最新作の国内盤も今月23日にリリース決定!



いさみさんがライナーノーツを書いているってのも

彼らが好きな人、2度の来日公演のどちらか

もしくは両方行った人はマストな作品です。


そんな国内盤リリースを控え、

まずは本体がリリースされました。

どんな感じの作風か

早速、聴いていこうと思います。




Violent Nature
巨大サークルが目に浮かぶぜーヾ(* ゚∀゚)ノ
と、1曲目の冒頭からその疾走感が光ります。
その間もvo/Scottが叫びまくりでアグレッシブに、
そのままブレイクダウンへと突入した際には
後ろから響いてくる神聖な女性コーラスが耳を引く。
後半は少しリズミカルなヘヴィサウンドを展開し、
ラストのブレイクダウンへ流れていきます。
クリーンが一切なく、スクリームのみで送ることによる
攻め感があるのもgood(゚∀゚ *)


In Place of Your Halo
前曲と比べテンポダウンはするものの、
その分、重さとグルーヴ感に秀でる2曲目。
コーラスと共に叫びたくなるシンガロング感もあり、
時折、Djent感のあるリフが聞こえてきたり、
サビではシンフォニックな面も垣間見える。
後半のブレイクダウン前からはバグパイプの音色が響き
何とも言えない雰囲気もプラスされています。
そんなバグパイプシーンはMVにもあり、
オーディエンスがメロイックサインを掲げる
カルト的なシーンも良いですね。





Zenith
3曲目は今作のタイトルトラックとなり、
こちらも冒頭から疾走するドラムが気持ち(* ゚∀゚)イィ!
曲調的にも勢いが増すとScottのスクリームも映え、
良い感じに攻め感あるメタルコアを打ち出してきます。
やっぱ疾走感とブレイクダウンは
メタルコアには必要だよねヾ(* ゚∀゚)ノ
壮大な女性コーラスはこの曲にも取り入れられていて、
ラストのブレイクダウンパートで存在感を露わに。


God Complex
イントロのギターから耳を引かれる4曲目。
序盤からコール&レスポンス式の厳ついコーラス
ヾ(* ゚Д゚)ノ HEY!! HEY!!
は、シンガロング必須すぎて最高ヾ(* ゚∀゚)ノ
そうした部分があることも後押ししてか
メタルコアってよりも、FFDPのような
ノリの良いグルーヴメタルって感じがするのも(* ゚∀゚)イィネ
しかし、FFDPにはないコア感たっぷりなブレイクダウンは
やはりメタルコアのそれで安心しますね。





A Hope In Hell
冒頭のベースから(* ゚∀゚)イィネと思わせた5曲目は
ここで初めてgt/Stevenの本格的なクリーンがお目見え。
Scottのスクリームパートももちろんありますが、
タイトルからして、地獄の中での"希望"の部分は
Stevenのクリーンが示してくれる。
ここまでの攻め感ある曲から一転、
この曲ではStevenが主役となるような感じに。
このStevenのクリーンもBFWの紛れもない武器よね。





Dying Sun
ドラムからのスタートが印象的な6曲目は、
そこにギターが加わり、壮大なコーラスのようなサウンドと
ゴリゴリの男コーラスが交錯するイントロから幕開け。
他の曲と比べても少し長めなイントロを抜けると
ダウンテンポなブレイクダウンをかましてきます。
Scottが先導しているような感もありつつ、
サビではStevenのクリーンもあり、
コーラス共々、声量多めの展開がgood(゚∀゚ *)
最初から最後まで、終始ミドルテンポでグルーヴ感強め、
タイトル通り、ゆっくり死に向かう太陽を彷彿させるような
5分を超える大作となった曲の締めは、
銃声のような打ち込み音で幕を閉じます。


Immortal Desire feat. Brann Dailor
印象的な女性コーラスから始まる7曲目。
コーラスを保ったまま、ヘヴィなイントロに。
Scottがソロで叫びだしたところでコーラスも止み、
クリーンを挟んで再びスクリームしてからサビへ。
サビでは再び女性コーラスが響く中、
フロントはStevenがクリーンを歌う展開に。
後半にはブレイクダウンでガッツリ落とすシーンもあり
メロディアスな展開の中のコアパートを担います。
この曲ではMastodonのドラマーBrann Dailor
ゲスト参加してますが、ドラムで参加してんのかな?


Chained to Hate
再び巨大サークルが見えるぜーヾ(* ゚∀゚)ノ
と、緩やかなテンポの曲が続いたあとに
スピード感ある疾走始まりを見せる8曲目。
走れ走れぇー!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
ヾ(* ゚Д゚)ノ chained!!
ヾ(* ゚Д゚)ノ to hate!!
と、タイトルを叫ぶ厳ついシンガロングもgood(゚∀゚ *)
そんなサビでテンポは落ちるも、
このシンガロングでお釣りが来る(* ゚∀゚)b
I will fucking hang yoooouuuu!!
のスクリームと共にダウンテンポなブレイクダウンで締め、
ゆっくりフェードアウトしていく余韻あるアウトロに。


Known By No Name
軽快なシンセサウンドから幕を開ける9曲目。
しかし、合間を縫ってヘヴィなリフが奥から聴こえてくる。
全体的にもプログレ系を彷彿とさせる重さで、
スクリームと共に勢いを強めていき、
壮大コーラスを伴う疾走感あるサウンドから始まります。
疾走感はそのまま継続してアップテンポに展開し、
サビは再びコーラスが後ろでタイトルを歌う。
しっかりフラグを立てたあとに
ブレイクダウンで落としてくる後半の展開もgood(゚∀゚ *)
そのブレイクダウンを最後にそのまま締めます。


Hands of Sin feat. Josh Middleton
イントロからアグレッシブに始まる10曲目。
ドラムとギターが交互にくる感じも(* ゚∀゚)イィゾー
そのイントロを抜けた先は、Scottのスクリームと共に
またさらに再び、サークルが見えるぜーヾ(* ゚∀゚)ノ
という疾走サウンドでスタートダッシュを切る。
Stevenがクリーンを歌うが、前曲と同様、
コーラスと共に一大シンガロングを巻き起こせそうな
アンセミックなボーカルワークが(* ゚∀゚)イィネ
ゲストであるSylosisからのJosh Middleton
Bメロで咆哮をあげてるのがそうかな?
後半、激烈なドラムから落とすブレイクダウンもgood(゚∀゚ *)
シンガロング感のあるボーカルワークのおかげで、
明確なクリーンパートもなく、アルバム終盤にきて
この攻め感に比重が寄った感じも(* ゚∀゚)イィゾー

先行したシングルではゲストなしverかな?
MVのタイトルにも、クレジットにも
Joshの名前はありませんしね。





Edge of Infinity
ラスト11曲目は、
ギターと共に歌もの的な始まりを見せます。
そのイントロ通りに、まずはSteven
文字通りクリーンな雰囲気の中、
クリーンな声質のボーカルから歌い出します。
ストリングスも含めて、冒頭は歌もの感がありつつ
Scottのスクリームが展開されるところから
バンドサウンド全開でDjentリフも飛び出します。
からのギターソロがあり、短いピアノソロがあり、
再びScottのスクリームを皮切りに、
コーラス込みのクリーンパートと交錯し、
ノイズ混じりなスクリームをバックにしたアウトロが
ゆっくりフェードアウトしていき、
しっとりした静かなピアノの旋律で幕を下ろします。





以上、

Bleed From Within『Zenith

でした。

ウチで初めて取り上げた前作同様、

壮大なコーラスを取り入れたメタルコアで

とっても(* ゚∀゚)イィネ!

クリーンパートもあるとはいえ、

基本的にはスクリームがメインを張るスタイルの

男気あるメタルコアしてるのも好感。

ただ、そのクリーンパートを担う

Stevenのボーカルが弱点になっているワケでもなく、

この手のバンドのクリーンボーカルとしては

ナヨさやエモーショナルさのある声質ではなく

イケボ系のクリーンってのもポイント高い。

だからこそバンド本来のサウンド、曲調的にも

緩和する感じは見られないし、

アクセントの1つとしてもアリだし、

主役を務めても良い仕事するしで、

十分に作品への貢献度を高めていると思います。


過去にはLOUD PARKにも出演し、

日本のオーディエンスを湧かせた彼ら。

さらにその前には、T.M.Musicの前身であるMHz FESTで

今やかなりのレアとなった小規模来日もしています。

Bleed From Within『Zenith

彼らを再び日本で見たい人は必見必聴の作品です。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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