たまに中国の(だよね?)アニメの作画とか

こうしてタイムラインに流れてくるけど

すげーなーって思っちゃいますね。

手描きの作画は日本も誇れるとこだけど

もう全然胡坐かいてられない状況じゃね?

っていうね。

どうも、トトです。



前回『アンジェントルメン』を観た2日後

再び映画館へ。

月曜割で安くなってるとこに行くか、

割引ではないけどIMAXでやってるとこに行くか…

迷った挙句、

せっかくなのでIMAXの方を選択ヾ(* `Д´)ノ

そんな今年13本目の新作映画はこちら。



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ナタ
魔童の大暴れ
(原題:哪吒之魔童閙海)

主人公のナタは魔王となる宿命を背負って生まれ、孤独を抱えながらも、両親からの愛情を受けて育つ。
東海龍王・敖光(ごうこう)の息子、敖丙(ごうへい)と親友になるが、二人には、さらなる過酷な試練が待ち受けていたーーー。





本国である中国で記録的な動員数と

興収を叩き出したアニメーション作品

ナタ 魔童の大暴れ

を、IMAXで観てきました。




続編である本作公開に先駆けてか、

前作を映画館で公開していましたが

日本語字幕なしという、日本で公開してるにも関わらず

誰に向けての公開なのかが疑問になりましたが(。-ω-)-3

自分も観たいとは思いましたが、

内容がわからないのに観に行ってもな…っことで

観ずじまいで本作を観ることに。


昨年、ゲームの方で話題になった『黒神話:悟空』もですが

中国では数の暴力で記録を叩き出すので

もはや数字で出る結果には

信憑性が問われる事態になってますが

めちゃくちゃ面白かった!(* ゚∀゚)

ゲーム方面ではまだ途上な感じはあるけど

アニメに関してはメキメキと頭角を現してきてますしね。

CGアニメに関しては、もはや日本はメじゃないのでは?

ってほどのクオリティだったように思います。

戦闘シーンはもちろん、全体的にもよく動くし、

あのとんでもない物量とスケール感は

ホントすごいな!Σ(゚∀゚ノ)ノ

哪吒之魔童閙海_1

同じようなものが日本で作れるとはとても思えん…

なんて思ってしまうくらいには面白かったです。


封神演義キャラって

やっぱ馴染み深いところでは

フジリュー(藤崎竜)版の封神演義のイメージが強くて。

完全版で全巻揃えるくらい自分も好きな作品ですしね。

なので、哪吒が「ナタク」ではなく

「ナタ」と呼ばれてるのは

観終わったあとでもイマイチしっくりきませんが。笑


でも、李靖・殷の両親が

めちゃくちゃ出来た親になっていて

そりゃあ本作のナタも親大事にするわ

なんて思って観てましたw

しかも2人とも武将としてしっかり強かったのもね。

哪吒之魔童閙海_5


しかし、殷も

フジリュー版で言うとこの白鶴か?なんて思った

無量仙翁の側近である鶴童も

キレイはキレイなんだけど、顔の系統が似てるのはな…

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西海龍王の敖閏(ゴウジュン)は

龍人っぽく、ちゃんと差別化できてたけど

美人系の差別化はイマイチだった印象。

哪吒之魔童閙海_7


あと太乙が…w

フジリュー版とのギャップがすごいなw

どちらも有能であるのはそうなんどけどw

FunPic_20250407_132310443



意外なところでは申公豹

弟が出てきたことで

豹系の妖魔だってのも驚いたけど

割と傍観者的だったフジリュー版とは違い

最初は敵かと思いつつ、

陳唐関にちゃんと薬と食料を届けてくれたり

仙翁の策に気付き、李靖と殷を助けたりとか

めっちゃえぇヤツ(* ゚∀゚)

哪吒之魔童閙海_3

ナタが仙人になるための試験とはいえ、

父親の腕を切られ、弟を傷つけられ、

完全に敵になるフラグかと思ったのに

まさかの味方ムーブしてくれるとは。

しかし、弟かわいかったなw

人型に化けるより、豹顔してる方がかわいいなw

哪吒之魔童閙海_7


ストーリー的にもわかりやすく

本来、善である側の仙界の方が

実はあくどい事しててぇ…みたいな

哪吒之魔童閙海_8

近年、よく見る構図だったのもそうだし、

ナタもだし、敖丙(ゴウヘイ)もだし、

親子関係に焦点を当てられてる感じも良かった。

殷が仙丹にされてしまうシーンは

不覚にも泣かされてしまいましたしね(`;ω;´)

哪吒之魔童閙海_4

コメディ要素もちょこちょこあり、

クスッとできる笑いが盛り込まれていたのもgood( ´∀` )

哪吒之魔童閙海_6

ナタのキャラ自体も、けっこう度が過ぎる悪ガキで

その対象にゴウヘイは品行方正な美形イケメン。

哪吒之魔童閙海_9

ゴウヘイの身体をもう一度、復元させるため

一時、ゴウヘイの魂をナタに入れるってことで

親友ではあっても真逆なタイプが一心同体になると。笑

この対比も面白さを引き上げる要素でした。


ただ、今作単発としては面白かったけど

続編であるゆえの不明な点というか、

ゴウヘイ周りの龍族のことはちと曖昧に。

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だからこそ公式で

人物相関図を出してくれてたんだと思うけど

やっぱそれだけだと

映画一本分の補完には物足りないよね。

英語、中国語字幕なんて、そっちに擦り寄らず

ちゃんと日本語字幕版で公開してくれりゃなぁ…(。-д-)-3

今作がこの出来なら、一作目も面白いだろうし、

それで内容が把握できるなら尚更よね。

今作に至ってはパンフレットもないのもマイナス。

まぁ、今作の公開は急遽決まったっぽいし、

パンフレットまで和訳する時間がなかったのかもだけど。

これだけ面白いのに、日本側の都合で

色々と至らない点があるのは

正直、残念というかもったいないというか(。-ω-)-3


と、公開してくれたこと自体は喜ばしく

その内容もめちゃくちゃ良かっただけに

日本公開での諸々を嘆きたくなるくらいには

本当に面白かった\(^o^)/

終わり方的にもさらなる続編はありそうだし、

その時は万全の体制で日本公開して欲しいもんです。

ナタ 魔童の大暴れ

の感想でした。





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