有終の美。゚(゚´Д`゚)゜。

いつかまた帰ってきてぇぇえええ

どうも、トトです。



それでは今年19枚目の新譜レビュー

ウチでは初めて取り上げるバンドですが

世界的にはもちろん、

日本ではさらに知名度に欠けるほどの若手バンド。

しかし、この手のシーンが好きな

早耳リスナーなら知ってる人はいるかもしれない。

そんなバンドの最新アルバムを取り上げます。




20250328_135248
Varia『The Changing of Tides』
01. Know Where I Belong
02. Algorhythm
03. Saturn Valley
04. Electric Sleep
05. Obsidian (feat. Gone Cold)
06. The Changing of Tides
07. Moonlight
08. Heaven Knows
09. Lunar Tides
10. Where the Cold Wind Blows
11. What I'll Never Know





US産ポスコア/メタルコアバンドのVaria

3年ぶり2枚目のアルバムThe Changing of Tides

EMPIRE Distributionから3/28にリリースされました。

幻想的なアートワークがこれまた良いですね(* ゚∀゚)


何から知ったんだったかなぁ…

そんなのはもはや覚えてない!←

ってのも定番ではあるんですが(。-∀-)

バンドのキャリア、

各SNSやSpotifyのフォロワー数からして

まだまだ出たての域を出ないバンドではありますが

だからこそ早く見つけた意味がある!

ってことで、そんなVariaの最新アルバム

早速、聴いていこうと思います。





Know Where I Belong
始まりから、どこか耳を引くボーカルで始まる1曲目。
クリーンとスクリーム同時キッカケでイントロへ。
そして初っぱなから叫びながらのラップ調を繰り出し
クリーンにバトンタッチし、そのままサビはクリーンに。
冒頭から歌っていた同様のメロディが
やはりどこか刺さるグッドメロディで(* ゚∀゚)イィゾー
Bメロはガッツリ!スクリームと共にコア感全開スタート。
サビ終わりで音数減らしたところから徐々に上がり
スクリームからのブレイクダウンもセオリー通り、
ブレイクダウン中にもスクリームをぶっ込む攻め感good(゚∀゚ *)
ラストサビはテンポアップするのが上がるーヾ(* ゚∀゚)ノ
さらにハイトーンクリーン→スクリームで締めます。

MVを見て驚いたのはピンボーカルだったことかΣ(゚∀゚ノ)ノ
確かに音源ではボーカル1人でも作れるけど、
この手のバンドのボーカル、
ここまでのハイトーンとスクリームなら尚のこと
ツインボーカルかと思ったけど、まさかの1人とは。





Algorhythm
リズミカルなR&B感のある始まりの2曲目。
ヘヴィなバンドサウンドが入ってきても
R&Bコア的で(* ゚∀゚)イィネ
Bメロはクリーンに追従するようなコーラスが良い。
最後に裏声になるのもgood( ´∀` )
後半はヘヴィサウンド+クリーンから
テンポアップしてからのブレイクダウンの流れが◯
そしてラストサビでは、自らのハイトーンクリーンを
バッキングに使ってるような展開も良いですね。





Saturn Valley
シンセがフェードインしてきて始まる3曲目。
ひと声、クリーンで静かに歌ったあとに
プログレ系のリフを繰り出すサウンドでのイントロ、
そこからスクリームを加えてアグレッシブに突き進みます。
クリーンも早口で捲し立てるようなボーカルがgood(゚∀゚ *)
サビでテンポを落として歌メロが映える展開に。
Bメロもスクリームと吐き捨てるようなクリーンを挟み、
スクリームをメインに攻めのサウンドを展開します。
サビ後のリフも(* ゚∀゚)イィネ
終盤にはこれまでにも増してのハイトーンクリーン。
昨今見ない、10年代のハイトーンクリーンのそれで
どこか懐かしさを感じさせます。





Electric Sleep
エコー感あるクリーンから幕を開ける4曲目。
重いバンドサウンドにファルセット気味なボーカルが
良い感じのギャップを生みます。
スクリームが前に出ればガッツリ!コアサウンドに。
続くクリーンパートも静穏で、
どこかスワンコア的な雰囲気を感じられます。
スクリームはバッキング的に展開してるシーンも多く
ヘヴィサウンドに反してクリーンがメインのように感じる。
旋律的に弦を爪弾く繊細なサウンドで幕を締めます。


Obsidian (feat. Gone Cold)
ドラムとクリーンから始まる5曲目は、
スクリームと同時にヘヴィサウンドのイントロへ。
そのままアグレッシブなコアパートなだれ込み、
やはりサビはクリーンが主軸となる展開に。
Bメロはブレイクダウンとスクリーム、
そこでのスクリームパートがゲスト枠かな。
ゲストボーカルのバンドGone Cold
バージニア出身のメタルコアバンドらしいですが
だからこそか、コアサウンドの質がメタルコア的。
そうしてガッツリ落とすブレイクダウンのあと、
ラストサビで再びハイトーンを響かせる。
そして冒頭の雰囲気と同様、静かに歌って締めるアウトロに。





The Changing of Tides
6曲目は耳を突く特徴的なリフからスタートします。
ボーカルもまずはスクリームから開始し、
サビでは安定のクリーンというセオリー通りの展開に。
Bメロもスクリームで叫び散らしつつ、
そこからギターソロへと流れていきます。
スクリームも同時に展開しているとはいえ、
あまり見ないところにギターソロあるな(* ゚∀゚)
Bメロサビのあと、一旦静音に落として
再びテクニカルなリフタイムにヾ(* ゚∀゚)ノ
からのスクリームと共にラストサビへとなだれ込みます。
M4のグリーンメインだった曲に比べ、
ここではスクリーム比率高い攻め曲に。


Moonlight
タイトルからはアートワークのデザインも感じさせる
ヘヴィなイントロと共にクリーンから幕開けの7曲目。
若干叫ぶようなクリーンも見せ、
ここではサウンドとの親和性も垣間見えます。
スクリームはコーラスと共にシンガロング感を出す。
ってとこからも、この曲もクリーンメインかと思いきや
Bメロは打って変わって、
スクリームと共に攻めのサウンドからスタートします。
でも、やっぱクリーン比率高めなのはそう。
ここのギターソロは、前曲のようなスクリーム同時ではなく
しっかりギターのみが前に出るソロパートに。
クリーンがメインを占めた曲ではありましたが、
最後にブレイクダウンと共にスクリームをかまし、
ヘヴィにコアに攻めての締めはgood(゚∀゚ *)ですね。





Heaven Knows
スペーシーなシンセが鳴り響く中、
心地良いドラムと共にクリーンスタートとなる8曲目。
サビに入ると、バックに鳴ってるのが
パイプオルガン?のようなどこか荘厳なサウンドに。
変わって、Bメロはスクリームから始まり
再びテンポアップしてのサビはクリーンが前に出る。
特徴的なリフとスクリームとのブレイクダウンもgood(゚∀゚ *)
からの流麗な鍵盤サウンドを鳴らしたあとに
ラストサビでもうひと上げして締めます。


Lunar Tides
鍵盤とギターのイントロから幕を開ける9曲目。
オープニングからスクリームとクリーン同時展開で
クリーンはシャウト気味な感じで歌う様もgood(゚∀゚ *)
音の重さもだけど、どこかリズミカルなのも良い。
リズミカルな面とは打って変わって
低音スクリームと共に落とすブレイクダウンでは
テクニカルなピロピロリフも。
終盤は高揚感のあるような雰囲気に変わり、
かなりのハイトーンを披露する場面あり、
シャウトラップをするような場面ありで、
最後の最後に盛り上がる展開を見せてくれます(* ゚∀゚)b


Where the Cold Wind Blows
ゆったりと心地良いクリーンから幕を開ける10曲目。
その冒頭を抜けたあとはスクリームに切り替わり、
これまででいちばんプログレ的な
重さとテクニカルさを合わせたリフに上がる!ヾ(* ゚∀゚)ノ
サビでのクリーンもかなりハイトーンになり、
激烈なドラムの裏で鳴るシンセの雰囲気も
やっぱ10年代のポスコアシーンの感じというか
If I Were Youっぽさがあって(* ゚∀゚)イィヨネ!
ってのもあって、今作の中でもこの曲好きだなぁ( ´∀` )
静穏パートに落としたあと、テンポアップするラストサビも
かなりのハイトーンが耳を突いてきます。
ラストのスクリームの裏でハイトーンなバッキングも◎


What I'll Never Know
ギターと共に静かに幕を開けるラスト11曲目。
静穏は保ったままドラムとクリーンも加わります。
これまでの中でも静と動の「静」の雰囲気が強く、
サビでバンドサウンドも本格化するけど、
ミドルテンポな歌もの感って感じがします。
叫び散らしてたスクリームも、Bメロに入ると
クリーンで歌う場面もあり、
クリーンとシャウトの中間くらいのボーカルで
メインのクリーンとの同時展開もgood(゚∀゚ *)
という雰囲気から、ブレイクダウンに入ると
一気にコア感が高まるこの曲唯一のアグレッシブパートに。
ヘヴィサウンドに乗せてのラストのクリーンも
キャッチーな感じで良い締めです。





以上、

Varia『The Changing of Tides

でした。

ワタシ好み!ヾ(* ゚∀゚)ノ

しっかり現代らしい音を鳴らしつつも、

時折見せる10年代のポスコア/メタルコア感…(* ゚∀゚)

その世代のサウンドが好きな人には

きっとハマる可能性も高いバンドだと思います。


その世代を象徴するのはサウンドだけでなく

やはりこのハイトーンなクリーンボーカル

この世代で言うと

A Skylit DriveMichealやI See StarsDevinなど

そのあたりを彷彿とさせるのは言うまでもなく。

一世風靡したハイトーンクリーンですが、

最近はめっきり見なくなりましたからね。


それだけでなく、

時にR&Bっぽさもあり、

スワンコア的でもあり、プログレ的でもある

引き出しの多さ、音の多彩さも目を見張ります。

10年代のポスコア/メタルコアシーンが好きな人だけでなく

幅広い層にアプローチできそうなのもgood(゚∀゚ *)


何キッカケでの発見かは忘れているものの

フォローした当時のオレgood job!(* ゚∀゚)b

と、言いたくなるほど良盤でした。

Varia『The Changing of Tides

最近見なくなったハイトーンクリーンボーカルな

ポスコア/メタルコアが好きな人にはオススメです。

是非ぜひ、ご一聴。





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