408…やっぱ出たかアルバム(。-ω-)-3

先行"EP"やめてくれマジで追う気が失せる( ノД`)

どうも、トトです。



それでは今年16枚目の新譜レビュー

…ではあるんですが、

今回は周年記念盤なので

半ば過去作レビューでもあります。

やっぱ今なおこの1stが圧倒的であり

このバンドの作品は個人的にもこれがいちばん好き。

今やソロプロジェクトみたいになってますが

この頃は編成もサウンドもバンドしてましたしね。

そんな今回取り上げるのはこちらの作品。




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PVRIS
『White Noise (10 Year Anniversary Edition)』
01. You and I
02. Empty
03. Smoke
04. St. Patrick
05. My House
06. Holy
07. White Noise
08. Fire
09. Eyelids
10. Mirrors
11. Ghosts
12. Let Them In
13. You and I (Stripped)
14. My House (feat. Courtney LaPlante)
15. Fire 2.0
16. Mirrors (Brian MacDonald Remix)
17. You and I (Live)





US産オルタナロックバンドのPVRIS

vo/Lynnが加入し、

デビューアルバムとなったWhite Noise

追加曲のあったDeluxe盤を元として、

そこにゲストやRemixされた曲を加えた

10周年記念盤が、3/14にリリースされました。

通常盤やDeluxe盤のアートワークでは

鏡の中にモノクロのカラーバーが描かれてましたが

今作では真っ黒になってますね。


自分もPVRISはここから聴いていて、

何ならそれより前に、ICE GRILL$から出てる

『4 Way Spoit』というスプリット作から

Lynnの歌声は聴いていたし、

それがリリースされた2014年には

A Loss For WordsState Champsと共に

ここ日本でLynnソロのアコースティックでのPVRISとして

GARRETなんて小規模のとこで見ているのも懐かしい。

今じゃ考えられんな…


それくらい、この1stリリースで

シーンの中に一気に名乗り出た感のあるPVRIS

その記念すべきデビューアルバムリリースから10周年

改めて聴いていこうと思います。




You and I
Deluxe盤でオープニングを務める1曲目は
そのまま、この10周年盤でもオープニングを務めます。
そんなDeluxe盤も含め全12曲の中でなら、
個人的には今作の3本柱の内の1曲だと思ってます。
Lynnの繊細なクリーンボーカルと
シャウト気味に力強さのあるボーカルの二面性も◯
その力強いボーカルと共にサビに向かい、
そうしてサビに入ったとこのおーおーパートは
完全にシンガロングパートとイコールなのも(* ゚∀゚)イィヨネ!





Empty
前曲から続き、フェードインしてきて始まる2曲目。
オルガンのようなサウンドがゆっくり響く中、
Lynnのボーカルもしっとりした感じで始まります。
ハミング的に歌うところから少し雰囲気が変わり、
ボーカル、サウンド共に浮遊感のある感じに。
終わりが近づくにつれて引き込まれる展開も◯


Smoke
ドラムイントロから始まる3曲目は
その時点でしっかりバンド感があって(* ゚∀゚)イィネ
冒頭は少しラップ調というか、
リズミカルなボーカルなのも耳を引きます。
そこまでガッツリ勢いがある感じではないけど
バンドサウンドメインで展開してるのは好印象。
3本柱には入らないけど、その次点に入るくらい
印象的な曲であることも確かです。
そういうのも通常版の1曲目を務めてるだけある。





St. Patrick
3本柱の2本目はこの4曲目
一音目のシンセサウンドから
コレだ!ヾ(* ゚∀゚)ノ って思い出しましたもん。笑
最初こそシンセから始まるけど、すぐにドラムも入り
こちらもバンドサウンドひとしおなのもgood(゚∀゚ *)
サビはサビでまた縦ノリなリズムがノリやすくて良い。
そうしたサビのキャッチーな感じも好きなんだけど、
何気にサビ前のボーカルパートが好きなのよね( ´∀` )





My House
3本柱最後の1本にして、今作の代表曲がこの5曲目。
シンセと共にLynnのボーカルで幕を開け、
サビはバンドサウンド全開でシンセと共にテンポアップ
それがまた縦ノリを誘発とさせるのもgood(゚∀゚ *)
Lynnのボーカルも力強さを増すところも含め、
やっぱバンドサウンドしてるPVRISが良いのよー( ´∀` )b
ってのを改めて思い出させてくれる1曲であり、
やはり今作におけるいちばんのキラーチューンだと思う。

今作の曲のMVはどれも他作を圧倒してるものの
この曲のみ1,300万を超える再生回数はダントツ!
PVRISの代表曲たる証だと思います。
今作のMVはモノクロになっているものも多く、
そうした統一性もgood(゚∀゚ *)です。





Holy
キラーチューンが2曲続いたあとの6曲目は
一定のリズムを刻むサウンドからスタートします。
ベースラインがけっこう気持ち良く、
それに乗せたリズミカルな歌メロがまた耳心地良好。
エモポップな雰囲気を感じさせる曲調もgood( ´∀` )
大きな転調はないものの、
一定のテンポ、リズムで奏でる聴きやすさはひとしおです。





White Noise
こちらもドラム+シンセから幕を開ける
今作のタイトルトラック。
冒頭のドラムから少しアップテンポなのを感じさせ
サビに入ると逆にテンポを落とし、
Lynnの伸びのあるボーカルを堪能できます。
後半のファルセット気味なボーカルも気持ち(* ゚∀゚)イィネ
ラストはそのボーカルにモノラルフィルターみたいな
エフェクトをかけ、静かに幕を下ろします。





Fire
最初はLynnアカペラか?と思わせる始まりで
そこから今度はギターが耳を突いてくる8曲目。
ここまででいちばんギターが張り切ってる曲かも。
そこにしっかりとしたドラムがビートを刻むので
今作終了曲の中でもバンド感はかなり強めなのも(* ゚∀゚)イィネ
一旦落としたあとに上げるラストの展開も
セオリー通りでgood(゚∀゚ *)です。





Eyelids
再び静けさの中から幕を開ける9曲目。
クラップサウンドを絡めてゆったり進んでいきます。
ドラムが少しテンポアップしても
スローテンポなボーカルは変わることなく、
浮遊感のあるシンセに揺られる歌ものトラックに。
少し長めのアウトロがまた印象的です。





Mirrors
タイトル的にはアートワークを表すようで
もうひとつの表題曲的にも思える10曲目。
コーラスめいたサウンドと共に幕を開けます。
そのサウンドは終始、後ろで存在感を表していて
Lynnのボーカルをより際立たせます。
そのサウンドによる怪しさが消え、
旋律的に奏でるギターと共に雰囲気が一変する。
が、やはりラストにその雰囲気も逆戻りして締め。





Ghosts
打って変わって、
再び心地良いテンポのドラムからスタートする11曲目。
前曲のダウナーな雰囲気からも変わり、
曲調、ボーカル共に少しだけ上向きに。
女性ボーカルのPOP ROCK感すら感じさせる。
後半、鍵盤サウンドからの掻き鳴らすギター、
Lynnの高笑いから勢いを強めてラストへ流れていきます。


Let Them In
通常版はこの曲がラストを飾る12曲目。
バンド感を強めて勢いあるサウンドと
サビに入るとより勢いづき、アップテンポになり
Lynnの力強いボーカルが響く展開が(* ゚∀゚)イィゾー
やっぱこういうバンド感、ロック感強めのが好きだなぁ。
締めの曲がこういうのってのも良いですね( ´∀` )b

MVは"Ghosts"とセットでのニコイチ形式に。
今作のレビューを書くにあたり、改めてMVを調べたけど
通常版はまさか全曲あるとは思わなかった…(。-∀-)-3





You and I (Stripped)
重いギターの旋律から始まる弾き語り
原曲よりも遥かにスローテンポになり、
よりしっとりした歌ものバラードに変わり、
オリジナルとは違う楽しみ方ができるのは◯


My House (feat. Courtney LaPlante)
ゲストを加えた追加曲にこの曲が選ばれてるのも
やはり今作の代表曲ってポジションは確かだと思う14曲目。
ここではそのゲストにSpiritboxCourtneyを迎えていて
少しアレンジも変えた形で収録されています。
残念ながらCourtneyが叫ぶシーンは見られませんが
Lynnとは違うクリーンでの女性ツインボーカル感。
基本は原曲とそこまで大きく変わらないものの、
ブレイクパートは少しコア寄り、ラウド寄りになった
そんな雰囲気を感じさせます。





Fire 2.0
こちらは逆に原曲からだいぶアレンジを施され
「2.0」となった15曲目。
ギターが目立っていた原曲から変わり、
初っぱなからアップテンポなビートを展開していて
ライブハウスよりも、クラブ向けになった印象を受けます。


Mirrors (Brian MacDonald Remix)
そのタイトル通り、こちらはさらにガッツリRemixされた
店舗感は前曲のアレンジ版よりも遥かに上です。
スピード感を感じるくらいにアッパーチューンであり、
ダークな雰囲気もあるシンセサウンドは、
サイバーパンクのプレイリストにも入れたくなる。


You and I (Live)
こういうライブ音源も久々に聴くなぁ
っていう、今作1曲目のLive ver
初っぱなからオーディエンスの大きな歓声が聞こえ、
そこに比例するシンガロングもバッチリで、
ライブの、オーディエンスの熱量が感じられます(* ゚∀゚)b
Lynnのボーカルの響き具合からしても、
会場はけっこうデカいとこなのでは?ってのも伺えます。
ラストはオーディエンスからのPVRISコールで締める。





以上、

PVRIS
White Noise (10 Year Anniversary Edition)


でした。

やはり近年の作品からは

ロック感、バンド感が薄れているのもあって

1st(* ゚∀゚)イィネ!

と、改めて実感しました。

ただ、当時も思っていたけど

アルバム前半に強力な曲が固まりすぎてて、

後半は少し尻すぼみ感がある…ってのは

久々に聴いても同じこと思いましたね(。-∀-)w

とはいえ、後半にも良いなと思える曲があったのは

当時の自分にはなかった感覚なので

10年経って、ようやく1枚丸々楽しめるようになりました。


追加曲の中でも、

キラーチューンの"My House"

今や注目バンドの1つとされる

SpiritboxからCourtneyをゲストに選んでるのも

良い人選だと思いますgood(゚∀゚ *)


と、今年最初に書いたIssuesの過去作のように

10年経って、1枚の作品を

余すことなく楽しめるようになりました。

PVRIS
White Noise (10 Year Anniversary Edition)


今と同様にシンセ要素は多くても

今と違って、しっかりバンドサウンドしてるのは

やはり個人的にはこっちのが好みです。

当時、聴いていた人も、聴いてなかった人も

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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参加ゲストのバンド