今回の記事をもって
海外作品のレビュー記事
祝☆500記事達成\(^o^)/
前ブログからしたら信じられないペースw
とはいえ、その前ブログの頃よりも
レビュー記事は数書いてるし、
何なら前ブログの頃よりも
聴いてる音楽の数自体が増えてますしねぇ。
加齢により新しい音楽を聴かなくなるなんて
誰が言ってんの?←
まぁ、それもサブスク様々ではあるんですが。
livedoorでいつまで続けるかは全くわかりませんが
ここまで来たら、とりあえず次に目指すべきは
1,000記事!って感じ?
ウチはレビューブログのつもりはないんだがなぁ(。-∀-)笑
どうも、トトです。
ってことで、記念すべき500記事目であり、
今年15枚目となる新譜レビュー
前作から少し期間は空きましたが、
何だかんだでこのバンドのレビュー書くのも
今回で3枚目になりますね。
そんなちょっと久しぶりなバンドの最新作

Spiritbox『Tsunami Sea』

まぁ、それならそれで
これまで通りにSpiritbox色濃く仕上げてくれるのでは?
という思いを抱きつつ、
早速、聴いていこうと思います。
Fata Morgana
イントロからプログレらしい重さと
Djentらしいリフで幕を開ける1曲目。
イントロから頭振りたくなるッスねぇヾ(* ゚∀゚)ノ
そこからvo/Courtneyもガッツリ咆哮を上げ、
ゴリゴリ感もひとしおな展開がgood(゚∀゚ *)
反面、そこからクリーンボーカルになるサビで
ガラッと転調してギャップを生む展開に。
そしてやはりDjentリフは否が応にも耳を突いてきますね。
ラストは、どんどんテンポを落としていくことで
より一層、重みが増すようなブレイクダウンで締めます。
Black Rainbow
イントロのギターから惹き込まれる2曲目(* ゚∀゚)
冒頭からマシンボイスへ加工されたボーカルも
インダストリアルメタル的なサウンドと親和性バッチリ!
アップテンポな曲調になったことにより勢いも増し、
ライブでプレイされれば
フロアのカオスっぷりも想像に難しくないですね。
後半、だんだん上げていくところからのブレイクダウンは
完全にWALL OF DEATH案件じゃないですかーヾ(* ゚∀゚)ノ
Perfect Soul
イントロのヘヴィサウンドはそのままに
そこから文字通りクリーンなコーラスが入る3曲目。
攻め感のあった前曲から変わって
クリーンが映える歌ものに切り替わっています。
サビでももちろんクリーンは継続していて、
そこにバッキングボーカル入れてるのも良いですね。
サウンドだけ聞いてれば叫んでいても違和感ないくらい
ヘヴィではあるし、ブレイクダウンはコア感増し増しだけど
こうした曲でほぼクリーンで歌いきるギャップが(* ゚∀゚)イィネ
ラストは力強いクリーンボーカルを披露し、
アウトロではしっとり歌うCourtneyのボーカルワークも◎
公開から約3ヶ月のMVは再生回数250万回を突破!
Spiritboxと同等のキャリアで、公開から3ヶ月で
同等数の再生回数を出せるバンドって
どれくらいいるんでしょうね(。-ω-)ウーン…
Keep Sweet
4曲目はJordanは関わってないにせよ、
BMTHの『Sempiternal』あたりの雰囲気を感じさせ、
そのアップテンポな始まりから(* ゚∀゚)イィネ!と思わせる。
その冒頭はクリーン始まり、そのあとアップテンポに叫び
サビでは再びクリーンへと切り替わります。
コア感あり、メロディアスでありと、
クリーンパートとアグレッシブパートのバランスも良く、
テンポ感もアッパーなのも耳馴染みが良い。
そうしたバランス感はポスコアっぽくもあるよね。
ブレイクダウンのドラミングが個人的に(* ゚∀゚)スキー
Soft Spine
5曲目は再びイントロからDjentリフが飛び出します。
タイトルに反して、ここまでで最もハードな曲であり
クリーンを封印し、全編に渡り叫び倒しますヾ(* ゚∀゚)ノ
Soft!! spine!!
と、わかりやすくタイトルを叫ぶサビは
シンガロングパートにもなり得ますね。
そこまでハイテンポではないものの、
十分すぎるほど重いサウンドと、ボーカルの攻め感◎
ブレイクダウンからのピロピロギターソロも
フツーのピロピロに収まらず、聴き応えあり。
MVとは別に、Poppyと共に披露してるLIVE版も必見!
Tsunami Sea
続く6曲目のタイトルトラックは
攻め感あるイントロとは裏腹に
ボーカルはクリーンパートから幕を開けます。
というか、スクリームオンリーな前曲から変わって
こちらはオールクリーンボーカルで送る真逆の形に。
それに合わせた落ち着いた雰囲気がありつつも、
サビはバンドサウンドの重さはそのままなのはgood( ´∀` )
タイトルさながら、静寂を取り戻した海の
波打ち際のようなアウトロがまた印象的です。
A Haven With Two Faces
そんなさざ波サウンドからそのまま繋がる7曲目。
こちらもヘヴィサウンドとはギャップがある
クリーンボーカルから始まります。
打って変わって叫び倒すシーンに切り替わると
マジで別人のような印象を受けるなぁCourtneyは。笑
この差は女性ボーカルならではな部分もあるだろうし
Courtneyのクリーンの雰囲気もあるからって気もしますね。
後半、フェードアウトしていくサウンドとは逆に
クリーンボーカルがクロスフェードして入ってくるとこも◯
そこから落としにくるブレイクダウンでは、
ヘヴィサウンドと共に再び叫びまくる。
ラストのギターがゆっくりフェードアウトしていく
余韻のあるアウトロは少し長めに
再びさざ波サウンドで締める形となる、
5分を超える今作最長トラックに。
No Loss, No Love
8曲目は再び頭からアグレッシブに攻めます。
そうしたアグレッシブなサウンドに応じて
ここでも時折、Djentなリフが耳を突いてくる(* ゚∀゚)b
ベースのグルーヴ感も(* ゚∀゚)イィゾー
Courtneyも叫ぶヘヴィな攻めパートの中に
アップビートなクリーンパートがあるのは良いですね。
収録曲順としても、その曲単体の曲調としても
山あり谷ありでギャップを生む、転調が大正義は
まさにプログレらしいところはgood(゚∀゚ *)ですね。
ラストのブレイクダウンも破壊力抜群!
公開から約1ヶ月経ったMVの再生回数が
サクッと100万超えしてるのも、注目度ゆえか。
今作のMVはモノクロで統一してるのもgood(゚∀゚ *)
Crystal Roses
9曲目では再び転調をし、これまでと全く違う雰囲気に。
前曲のアップビート部分が
よりEDM寄りの展開へと変化しています。
シンセを含めたサウンドはもちろんだけど、
ボーカルのエフェクトのかけ方なんかも
近年のBMTHを彷彿とさせる。
Jordanが関わっていようがいまいが、
SpiritboxがBMTHの影響を受けていることが
大いに感じられる1曲だと思います。
今作の中では間違いなく異色枠に当たるものの
これはこれでなかなか良さげです(* ゚∀゚)b
Ride The Wave
そんな前曲に比べたらかなりスローに感じる10曲目。
始まりは落ち着いた雰囲気で始まりますが、
サビに入ると、大きな会場でこそ映えそうな
壮大サウンドでの歌ものトラックとなります。
後半のブレイクダウンは、ラストサビに向かいつつ
どんどんテンポを落としていく展開で
溜まってたものを吐き出すかのように叫ぶCourtneyもgood(゚∀゚ *)
曲順的にも、曲の雰囲気的にも、
これがラストを務めても違和感のない仕上がりに。
Deep End
正真正銘ラストとなる11曲目は、イントロからして
ある種、POP ROCK的なキャッチーさを感じます。
女性ボーカルによるクリーンで綴られていくのも
そういった雰囲気を後押ししてるように思います。
POP ROCK的でありつつも、サビのエコー感あるボーカルや
そんなCourtneyを支えるバッキングボーカル、
サウンド的にはアリーナ向けの雰囲気もあり、
これはこれでラストに相応しい感じも(* ゚∀゚)b
ヘヴィなギターがアウトロではアコギに変わり、
再び波の音を使用した終わり方がまた
このアルバムの締めとして相応しい雰囲気でgood(゚∀゚ *)
以上、
Spiritbox『Tsunami Sea』
でした。
良いじゃないですかー(* ゚∀゚)
前作EPの時点では歌もの曲が増え、
それに比例してかDjent/プログレ感も減ったことで
少し物足りなさも感じましたが、
今作でそれは払拭できましたね。
今作にも歌ものはあるし、
特徴的なギターが鳴りを潜めてる曲もある。
けど、全11曲の中で"そういう曲がある"ってだけで
ゴリッゴリに攻めてる曲はあるし、
惜しげもなく耳を突いてくるDjentリフだったり、
M5. Soft Spineのように全編叫んでる曲だってある。
これこそ「アルバム」ゆえに出せる幅の広さであり
色んな要素があっても、それぞれで補い合うことができ
1つの作品として良くできてる
ってことに繋がっているんだと思います。
自分が「アルバム」を求めているのも
こういうところが理由の1つとしてありますしね。
それに、レビューにも書きましたが
ギターのDjent/プログレ感が戻ってきただけでなく
そのプログレたるギャップを生む転調も
聴いてて楽しいところの1つです。
それはこのシーンのバンドだからこその楽しみだし
曲単位での転調はもちろんのこと、
今作は作品1枚の中で、曲順的な転調もあったのが
より楽しめた要因であったのも確かです。
今やフツーにグラミーにノミネートされるバンドとなり
それでも従来のプログレ感や攻め感も忘れず
良き1枚となりました。
Spiritbox『Tsunami Sea』
そうしたシーンに馴染みがない人にも
意外と薦められる作品なのでは?
是非ぜひ、チェックしてみてください。
関連記事
海外作品のレビュー記事
祝☆500記事達成\(^o^)/
前ブログからしたら信じられないペースw
とはいえ、その前ブログの頃よりも
レビュー記事は数書いてるし、
何なら前ブログの頃よりも
聴いてる音楽の数自体が増えてますしねぇ。
加齢により新しい音楽を聴かなくなるなんて
誰が言ってんの?←
まぁ、それもサブスク様々ではあるんですが。
livedoorでいつまで続けるかは全くわかりませんが
ここまで来たら、とりあえず次に目指すべきは
1,000記事!って感じ?
ウチはレビューブログのつもりはないんだがなぁ(。-∀-)笑
どうも、トトです。
ってことで、記念すべき500記事目であり、
今年15枚目となる新譜レビュー
前作から少し期間は空きましたが、
何だかんだでこのバンドのレビュー書くのも
今回で3枚目になりますね。
そんなちょっと久しぶりなバンドの最新作

Spiritbox『Tsunami Sea』
01. Fata Morgana
02. Black Rainbow
03. Perfect Soul
04. Keep Sweet
05. Soft Spine
06. Tsunami Sea
07. A Haven With Two Faces
08. No Loss, No Love
09. Crystal Roses
10. Ride The Wave
11. Deep End
グラミー賞でPoppyと間違われたCourtney率いる
カナダのプログレッシブメタルバンド
新譜としては2年ぶり、
アルバムとしては4年ぶり2枚目となる『Tsunami Sea』が
Rise Recordsから3/7にリリースされました。
前作アルバムの時はちゃんと「カナダ」って書いたのに
前作EPの時は「US」と書いてしまっていた…orz
英語圏で北米ってなると
たまにわかんなくなるんだよな(。-ω-)-3
昨年1月の時点で
SpiritboxとJordan Fishがスタジオでー
みたいなこともあったし、
今回の新譜にガッツリ絡んでるかと思ったら
そうでもなかったのはちと残念(´・ω・`)
wiki見ても、プロデューサーにJordanの名前ないしね。
02. Black Rainbow
03. Perfect Soul
04. Keep Sweet
05. Soft Spine
06. Tsunami Sea
07. A Haven With Two Faces
08. No Loss, No Love
09. Crystal Roses
10. Ride The Wave
11. Deep End
グラミー賞でPoppyと間違われたCourtney率いる
カナダのプログレッシブメタルバンド
新譜としては2年ぶり、
アルバムとしては4年ぶり2枚目となる『Tsunami Sea』が
Rise Recordsから3/7にリリースされました。
前作アルバムの時はちゃんと「カナダ」って書いたのに
前作EPの時は「US」と書いてしまっていた…orz
英語圏で北米ってなると
たまにわかんなくなるんだよな(。-ω-)-3
昨年1月の時点で
SpiritboxとJordan Fishがスタジオでー
Spiritboxが先日Bring Me The Horizonから脱退したJordan Fishとスタジオにて制作している事が話題に。SpiritboxのギタリストMike StringerのSNSにて投稿された映像にはJordanとMikeそしてヴォーカルCourtney LaPlanteがスタジオにて何かを制作しています。 https://t.co/ZkiyTRe2ZR
— Rock is not DEAD! (@Tomoki_in_OC) January 17, 2024
みたいなこともあったし、
今回の新譜にガッツリ絡んでるかと思ったら
そうでもなかったのはちと残念(´・ω・`)
wiki見ても、プロデューサーにJordanの名前ないしね。

まぁ、それならそれで
これまで通りにSpiritbox色濃く仕上げてくれるのでは?
という思いを抱きつつ、
早速、聴いていこうと思います。
Fata Morgana
イントロからプログレらしい重さと
Djentらしいリフで幕を開ける1曲目。
イントロから頭振りたくなるッスねぇヾ(* ゚∀゚)ノ
そこからvo/Courtneyもガッツリ咆哮を上げ、
ゴリゴリ感もひとしおな展開がgood(゚∀゚ *)
反面、そこからクリーンボーカルになるサビで
ガラッと転調してギャップを生む展開に。
そしてやはりDjentリフは否が応にも耳を突いてきますね。
ラストは、どんどんテンポを落としていくことで
より一層、重みが増すようなブレイクダウンで締めます。
Black Rainbow
イントロのギターから惹き込まれる2曲目(* ゚∀゚)
冒頭からマシンボイスへ加工されたボーカルも
インダストリアルメタル的なサウンドと親和性バッチリ!
アップテンポな曲調になったことにより勢いも増し、
ライブでプレイされれば
フロアのカオスっぷりも想像に難しくないですね。
後半、だんだん上げていくところからのブレイクダウンは
完全にWALL OF DEATH案件じゃないですかーヾ(* ゚∀゚)ノ
Perfect Soul
イントロのヘヴィサウンドはそのままに
そこから文字通りクリーンなコーラスが入る3曲目。
攻め感のあった前曲から変わって
クリーンが映える歌ものに切り替わっています。
サビでももちろんクリーンは継続していて、
そこにバッキングボーカル入れてるのも良いですね。
サウンドだけ聞いてれば叫んでいても違和感ないくらい
ヘヴィではあるし、ブレイクダウンはコア感増し増しだけど
こうした曲でほぼクリーンで歌いきるギャップが(* ゚∀゚)イィネ
ラストは力強いクリーンボーカルを披露し、
アウトロではしっとり歌うCourtneyのボーカルワークも◎
公開から約3ヶ月のMVは再生回数250万回を突破!
Spiritboxと同等のキャリアで、公開から3ヶ月で
同等数の再生回数を出せるバンドって
どれくらいいるんでしょうね(。-ω-)ウーン…
Keep Sweet
4曲目はJordanは関わってないにせよ、
BMTHの『Sempiternal』あたりの雰囲気を感じさせ、
そのアップテンポな始まりから(* ゚∀゚)イィネ!と思わせる。
その冒頭はクリーン始まり、そのあとアップテンポに叫び
サビでは再びクリーンへと切り替わります。
コア感あり、メロディアスでありと、
クリーンパートとアグレッシブパートのバランスも良く、
テンポ感もアッパーなのも耳馴染みが良い。
そうしたバランス感はポスコアっぽくもあるよね。
ブレイクダウンのドラミングが個人的に(* ゚∀゚)スキー
Soft Spine
5曲目は再びイントロからDjentリフが飛び出します。
タイトルに反して、ここまでで最もハードな曲であり
クリーンを封印し、全編に渡り叫び倒しますヾ(* ゚∀゚)ノ
Soft!! spine!!
と、わかりやすくタイトルを叫ぶサビは
シンガロングパートにもなり得ますね。
そこまでハイテンポではないものの、
十分すぎるほど重いサウンドと、ボーカルの攻め感◎
ブレイクダウンからのピロピロギターソロも
フツーのピロピロに収まらず、聴き応えあり。
MVとは別に、Poppyと共に披露してるLIVE版も必見!
Tsunami Sea
続く6曲目のタイトルトラックは
攻め感あるイントロとは裏腹に
ボーカルはクリーンパートから幕を開けます。
というか、スクリームオンリーな前曲から変わって
こちらはオールクリーンボーカルで送る真逆の形に。
それに合わせた落ち着いた雰囲気がありつつも、
サビはバンドサウンドの重さはそのままなのはgood( ´∀` )
タイトルさながら、静寂を取り戻した海の
波打ち際のようなアウトロがまた印象的です。
A Haven With Two Faces
そんなさざ波サウンドからそのまま繋がる7曲目。
こちらもヘヴィサウンドとはギャップがある
クリーンボーカルから始まります。
打って変わって叫び倒すシーンに切り替わると
マジで別人のような印象を受けるなぁCourtneyは。笑
この差は女性ボーカルならではな部分もあるだろうし
Courtneyのクリーンの雰囲気もあるからって気もしますね。
後半、フェードアウトしていくサウンドとは逆に
クリーンボーカルがクロスフェードして入ってくるとこも◯
そこから落としにくるブレイクダウンでは、
ヘヴィサウンドと共に再び叫びまくる。
ラストのギターがゆっくりフェードアウトしていく
余韻のあるアウトロは少し長めに
再びさざ波サウンドで締める形となる、
5分を超える今作最長トラックに。
No Loss, No Love
8曲目は再び頭からアグレッシブに攻めます。
そうしたアグレッシブなサウンドに応じて
ここでも時折、Djentなリフが耳を突いてくる(* ゚∀゚)b
ベースのグルーヴ感も(* ゚∀゚)イィゾー
Courtneyも叫ぶヘヴィな攻めパートの中に
アップビートなクリーンパートがあるのは良いですね。
収録曲順としても、その曲単体の曲調としても
山あり谷ありでギャップを生む、転調が大正義は
まさにプログレらしいところはgood(゚∀゚ *)ですね。
ラストのブレイクダウンも破壊力抜群!
公開から約1ヶ月経ったMVの再生回数が
サクッと100万超えしてるのも、注目度ゆえか。
今作のMVはモノクロで統一してるのもgood(゚∀゚ *)
Crystal Roses
9曲目では再び転調をし、これまでと全く違う雰囲気に。
前曲のアップビート部分が
よりEDM寄りの展開へと変化しています。
シンセを含めたサウンドはもちろんだけど、
ボーカルのエフェクトのかけ方なんかも
近年のBMTHを彷彿とさせる。
Jordanが関わっていようがいまいが、
SpiritboxがBMTHの影響を受けていることが
大いに感じられる1曲だと思います。
今作の中では間違いなく異色枠に当たるものの
これはこれでなかなか良さげです(* ゚∀゚)b
Ride The Wave
そんな前曲に比べたらかなりスローに感じる10曲目。
始まりは落ち着いた雰囲気で始まりますが、
サビに入ると、大きな会場でこそ映えそうな
壮大サウンドでの歌ものトラックとなります。
後半のブレイクダウンは、ラストサビに向かいつつ
どんどんテンポを落としていく展開で
溜まってたものを吐き出すかのように叫ぶCourtneyもgood(゚∀゚ *)
曲順的にも、曲の雰囲気的にも、
これがラストを務めても違和感のない仕上がりに。
Deep End
正真正銘ラストとなる11曲目は、イントロからして
ある種、POP ROCK的なキャッチーさを感じます。
女性ボーカルによるクリーンで綴られていくのも
そういった雰囲気を後押ししてるように思います。
POP ROCK的でありつつも、サビのエコー感あるボーカルや
そんなCourtneyを支えるバッキングボーカル、
サウンド的にはアリーナ向けの雰囲気もあり、
これはこれでラストに相応しい感じも(* ゚∀゚)b
ヘヴィなギターがアウトロではアコギに変わり、
再び波の音を使用した終わり方がまた
このアルバムの締めとして相応しい雰囲気でgood(゚∀゚ *)
以上、
Spiritbox『Tsunami Sea』
でした。
良いじゃないですかー(* ゚∀゚)
前作EPの時点では歌もの曲が増え、
それに比例してかDjent/プログレ感も減ったことで
少し物足りなさも感じましたが、
今作でそれは払拭できましたね。
今作にも歌ものはあるし、
特徴的なギターが鳴りを潜めてる曲もある。
けど、全11曲の中で"そういう曲がある"ってだけで
ゴリッゴリに攻めてる曲はあるし、
惜しげもなく耳を突いてくるDjentリフだったり、
M5. Soft Spineのように全編叫んでる曲だってある。
これこそ「アルバム」ゆえに出せる幅の広さであり
色んな要素があっても、それぞれで補い合うことができ
1つの作品として良くできてる
ってことに繋がっているんだと思います。
自分が「アルバム」を求めているのも
こういうところが理由の1つとしてありますしね。
それに、レビューにも書きましたが
ギターのDjent/プログレ感が戻ってきただけでなく
そのプログレたるギャップを生む転調も
聴いてて楽しいところの1つです。
それはこのシーンのバンドだからこその楽しみだし
曲単位での転調はもちろんのこと、
今作は作品1枚の中で、曲順的な転調もあったのが
より楽しめた要因であったのも確かです。
今やフツーにグラミーにノミネートされるバンドとなり
それでも従来のプログレ感や攻め感も忘れず
良き1枚となりました。
Spiritbox『Tsunami Sea』
そうしたシーンに馴染みがない人にも
意外と薦められる作品なのでは?
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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