Bury Tomorrowの新曲が(* ゚∀゚)イィゾ-

そしてアルバムが5月に出る\(^o^)/

2年前に前作リリース、

昨年は来日公演があって、

今年は新譜リリース、と

こんなに素敵なタイミングがあるかね(* ゚∀゚)

願わくはさらなる来日を!

どうも、トトです。



それでは今年14枚目の新譜レビュー

今作でこのバンド11枚目のアルバムとなりますが

後追いで聴いた自分も、リアルタイムで聴けたのは6枚目

レビュー記事を書くのは5枚目となり、

ようやく全作品の約半分まできました。

それも、こうしてキャリアを重ねつつも

ちゃんと一定の周期でアルバムを出してくれる

バンド自身が活動的であればこそ。

そんな今回、取り上げるのはこちらの作品。





20250228_135755
Architects
『The Sky, The Earth & All Between』
01. Elegy 
02. Whiplash
03. Blackhole
04. Everything Ends
05. Brain Dead (feat. House of Protection)
06. Evil Eyes
07. Landmines
08. Judgement Day (feat. Amira Elfeky)
09. Broken Mirror
10. Curse
11. Seeing Red
12. Chandelier





UKメタルコアのArchitects

3年ぶり11枚目のアルバムとなる

The Sky, The Earth & All Between

Epitaph Recordsから2/28にリリースされました。


キャリアも20年を超え、今や立派にベテラン。

しかし、その半分くらいの頃の方が

金太郎飴なんて揶揄されるほど安心安定な作風で

むしろ近年の作品の方には変化が観られます。

そして今作には、Bring Me The Horizonを脱退した

あのJordan Fishがプロデューサーを務めるという。

新たな道をいこうとするArchitects

Jordanプロデュースにより、どんな風になるのか

早速、聴いていこうと思います。




Elegy
最初に聴いたとき、このクリーンはSamか?
と思ったほど意外なクリーンで歌い始まる1曲目。
まさかの裏声まで駆使するとはΣ(°ω°ノ)ノ
クラップを加えながら、徐々に雰囲気を上げ…
と思いきやの爆走チューンに切り替わって上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
それと共に従来通りのシャウトを披露しつつ、
冒頭の雰囲気がウソみたいな180度転換した攻めの展開に。
サビで再びクリーンになるも、ズーンズーンズーン…と
ダウンテンポに落としてくるブレイクダウンでコア感増し増し。
この重さとグルーヴ考えまた(* ゚∀゚)タマンネー!!
からの鍵盤と共に静穏クリーンで締めるという、
まさに山あり谷ありのジェットコースターのようで
オープニングトラックとしては申し分ナシ!(* ゚∀゚)b


Whiplash
Samのシャウト一閃、前曲のブレイクから続くような
重くグルーヴ感満点のサウンドでスタートする2曲目。
ツーステ踏みたくなるリズムを展開したあとのサビは
前曲同様にクリーンで歌メロ重視に。
Bメロはラップトラック的な展開を見せ
そもそもがヘヴィなグルーヴ感のあるサウンドからも
ニューメタル的なものを感じていたのも納得。
もはやブレイクダウンも昨今のニューメタルバンド的だし
そこで鳴るシンセこそJordanの入れ知恵な気がひしひしと。笑
ラストに叫びまくるアグレッシブパートから
ダウンテンポなブレイクダウンでの締めもgood(゚∀゚ *)





Blackhole
3曲目は初っぱなから低音スクリームと共に落として開始。
冒頭からドラミングが割かしツボを突いてくる(* ゚∀゚)
序盤はこれでもかってほどに攻めまくり、
やはりここでもサビはクリーンボーカルを披露。
しかし、これまでよりもハイトーンになっています。
シャウトの質的に何となく納得はするけど
いざ、こうして高めのクリーンを聴くと新鮮だな(* ゚∀゚)b
Bメロもドラミングがツボる攻めっぷりを見せる
そして、サビのあとの後半はギターソロ、からの
ゴリッゴリな破壊力抜群のブレイクダウンが(* ゚∀゚)イィゾー
さらに重ねがけをし、低く唸り声をあげる締めに。
Samってこれまではメロシャウト寄りのイメージがあり、
既に今作序盤から要所で披露はしてるけど、
ここまでガッツリ低音でスクリームしてるのは
クリーン共々、新鮮ですね。

今作の中で、今年に入って最初に公開されたMVは
ディザスタームービーのようなのも目を引きました。
そして公開から約2ヶ月で再生回数は
280万回を突破してるほどに伸びてるのもgood(゚∀゚ *)





Everything Ends
鍵盤サウンドと共にクリーンで始まる4曲目は
その始まりの雰囲気からして
BMTHの"Follow You""Medicine"っぽさを感じます。
サビでもシンセは鳴りつつ
しっかりバンドサウンドを展開しているので
全体的な雰囲気としてはMedicineのが近いかも?
そもそもその2曲が好きなので、
この曲も漏れなく気に入りましたヾ(* ゚∀゚)ノ
大きな会場でこそ映えそうな雰囲気もgood(゚∀゚ *)
ほぼクリーンボーカルが占める曲となりましたが
後半に1回だけ叫ぶシーンも。
歌ものと思わせつつも、しっかりバンドサウンド展開してて
かつ、適度なテンポ感のクリーントラックは(* ゚∀゚)イィヨネ
短いアウトロも鍵盤サウンドが務める締めに。


Brain Dead (feat. House of Protection)
歌メロ寄りな曲から一転して初っぱなから
パンキッシュな疾走する様を見せる5曲目ヾ(* ゚∀゚)ノ
こんなサークルが捗るような曲のArchitectsなんて…
イィネ!(* ゚∀゚)b
サビではクリーンになるけど、
全体的に地声を活かしたシャウトの多さは従来通り。
BメロからはSamとは別のダーティなボーカルが響く
それこそゲストであるex. FEVER 333AricStephenによる
新たなプロジェクトHouse of Protectionでしょう。
疾走感を払拭するかのように、どんどんテンポを落とす
ブレイクダウンで締めるのもgood(゚∀゚ *)

リリース前日にUPされたMVを見てみると
ゲストの2人とも出番があるのもわかりますね。
加えて、モノクロなのも良い感じ。





Evil Eyes
続く6曲目もアッパーな始まりを見せます。
バンドサウンドもヘヴィで攻め感がありつつ、
サビではそれが反転し、一気に光属性なクリーンパートに。
コーラスは入っていないものの、Samと共に歌えば
ひとつのアンセムが完成するのが容易に想像できる。
こうしたところもまたアリーナ向けなのかもしれません。
攻めるところはちゃんと攻めるパートもあり、
ギターソロからのラストサビは再び光属性ひとしお。
そしてアウトロは地獄に落とすアグレッシブサウンドに。
天国と地獄、相反するものを
ひとつにまとめたような曲調は良いですね(* ゚∀゚)b


Landmines
このタイトルを見るとSUM 41を思い出す…(`;ω;´)
サム違いかチクショウ(`;ω;´)
そんな7曲目は、イントロはアップテンポに勢い良く始まり
まずはクリーンからメロディアスに幕を開けます。
サビはシンセもガッツリ振り撒きながら、
クリーンボーカルな姿勢は崩さずに進む。
この縦ノリ感もめちゃくちゃキャッチー( ´∀` )b
Architectsがこんな曲やるようになるとはなぁ。
Jordanの手腕があるとはいえ、って感じよね良い意味で。
そうしてキャッチーなだけで終わらすことなく、
要所で叫び、攻めるパートはあるし、
しっかりブレイクダウンでコア感出すのもgood(゚∀゚ *)


Judgement Day (feat. Amira Elfeky)
シンセと共にイントロからサイバーパンク感ある8曲目。
初っぱなからゲストのAmiraが歌い、
若干エフェクトかかってそうなボーカルもまた
サイバーパンク感を後押ししています。
もちろんSamもクリーン、シャウト共に健在
ここでもファルセットを披露するなどしてるけど
そのボーカルワークはバッキングボーカル的で
むしろSamのがゲストボーカルっぽい雰囲気すらある。
しかし、ブレイクダウンでは堂々の主役を張ってる
と思ったら、低音スクリームかましたところで
Amiraも入ってきて、やっぱAmiraの主役感。
このAmira、BMTHのツアーゲストにも抜擢されていて
これからの注目株なのかもしれません(* ゚∀゚)b


Broken Mirror
このタイトルからも2面性が伺えるけど
エモーショナルな方に寄った9曲目。
それは冒頭からもガッツリ感じられます。
ここまでで最も歌もの感のある雰囲気ではあるけど、
やっぱそっちに振り切らないのは好感だなぁ。
そうした雰囲気からギャップを生むブレイクダウンは
間違いなくコア感の表れなのが(* ゚∀゚)イィ!
雰囲気的にはcoldrainがやっていても違和感ないような
ラウドな歌ものっぽさが良いですね。


Curse
歌ものからの攻め曲(* ゚∀゚)イィゾー な10曲目。
Architects × Jordan Fishの最初の1曲ですね。
もはやクリーンも全く違和感がなくなってきてるけど
攻めパートは安定の従来っぽいというか
やはり『Holy Hell』あたりの雰囲気が近いか?と感じます。
その中の代表曲"Doomsday"あたりとかね。
それよりも遥かにメロディアスではあるけど、
そうして叫ぶシーンもありつつ、
やっぱブレイクダウンのゴリゴリ感(* ゚∀゚)イィネ!
ラストサビでテンポアップするとこも(* ゚∀゚)スキー


Seeing Red
ヘヴィサウンドと獰猛なシャウトから幕を開け
耳をつくのはチアっぽさのあるコーラスと
Djentっぽいリフからスタートする11曲目。
こういう女性や子どものようなコーラスを使うバンドも
『That's The Spirit』リリース以後、増えたもんなぁ。
それを作った立役者がプロデューサーしてんなら
こういう要素を入れても不思議じゃないというかね。
サビはクリーンによるメロディアスさが引き立つけど
それ以外の部分はかなりアグレッシブさに溢れ、
そこに冒頭のコーラスが加わる形に。
後半のブレイクダウンがまた(* ゚∀゚)イィノヨー!!

今作最古参、2023年12月に公開されたこの曲は
改めてMVを見ると、既にコーラス入ってるし、
プロデューサーはJordanじゃなかったというねw
しかし、この時点でJordanが絡んでそうな雰囲気は
Jordan起用のキッカケにもなっているのかも?
そして現在までの再生回数は750万回に迫る勢い。
1年以上経てば余裕で3桁、何なら4桁も視野に入るほど
再生回数を叩き出せるのはさすがです。





Chandelier
再び冒頭からこれまでになかったような
Samのクリーンボーカルから幕を開けるラスト12曲目。
「シャンデリア」なんてタイトルも意外なようで
けっこうArchitectsっぽさもあるというかね。
それこそ巨大なシャンデリアが上から垂れ下がってる
大きな会場でプレイすれば、より際立ちそうな曲ではある。
今作で何個目かのアリーナ向けトラックだと思います。
叫ぶようなクリーンでタイトルを繰り返し歌いつつ
しゃーん!でーり!ヴォォォオオオオ
は、ちょっと笑ったがw
そうしてブレイクダウンを経て、時計の針音と共に
クリーンで静かに終幕します。





以上、

Architects『The Sky, The Earth & All Between

でした。

めっちゃ良いやん!(* ゚∀゚)

いや、別に金太郎飴とか揶揄される時から良かったけどさ。

やっぱり転換期は『Holy Hell』だと思う。

その1枚でTomへの追悼を済ませ

そこから先の作品で徐々に変化を加えつつ、

Jordanを迎えた今作で一気に花開いた感あるな。


その変化の1つがSamのクリーンボーカルではあるけど

クリーン自体は近年の作品から増えつつあり

今作でまたひとつ、クリーンのレベルが上がったような

Samのボーカルには拍手を送りたい(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ


そうしたバンド自体の進化、成長もさることながら

そこを後押ししてるのはやっぱJordanかぁ…(* ゚∀゚)

かなりJordan色の濃い曲もあるけど、

Architectsの良さを落としても殺してもないんだよなぁ。

コイツのプロデュース力どうなってんだw

元から人気のあったBMTHをさらに爆上げさせ、

昨年のPoppyの新譜も良かったし、漏れなく今作も。

あとに控えるSpiritboxも楽しみじゃねーかヾ(* ゚∀゚)ノ


と、そうしたJordanの力添えがありつつも

20年を超えるキャリアの中で

まだまだ前に進もうとする気概が感じられる作品でした。

Architects『The Sky, The Earth & All Between

是非ぜひ、ご一聴。





関連記事





参加ゲストの元バンド