トムホスパイディは、過去2シリーズよりも

ポップで明るい感じもあったけど、

『No Way Home』からの続きってのもあって

割と暗めになりそう…?

どうも、トトです。



12月はチェックしてる作品が毎週あるものの

既に第一週目の作品がタイミング合わず未鑑賞…

上映してくれるのは嬉しいんだけど、

話題作ばかりにスクリーン明け渡すんじゃなくてさぁ…

せめて公開1週目くらいは

1日1〜2回しか上映しないとかやめくれませんかね…

そうこうしてる間に12月も2週目に突入。

そしてこの作品を公開2日目に観てきました。

そんな今年36本目の新作映画はこちら。




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Kraven the Hunter

狩られたら、狩り返す。クレイヴンの容赦なき<狩り>が、暴走する──。
幼い時に母親を亡くし、裏社会を支配する冷酷な父親から「強き者が生き残る。力こそが全てだ。」という精神を叩きこまれて育った少年セルゲイ(クレイヴン)。
ある日、父親と共に狩猟に出た際、突如現れた巨大なライオンに襲われ生死を彷徨う大怪我を負うが、ライオンの血がセルゲイの体内に入ったことで、<百獣の王>の力を持つ容赦なき“クレイヴン・ザ・ハンター”へと覚醒する。
〈狩り〉の対象は、金もうけのために罪無き動物を〈狩る〉人間たち。一度狙った“獲物”は確実に仕留めるまで、あらゆる手を使ってどこまででも執拗に追い続ける。
次々と〈狩り〉を実行し、彼らを動かす大きな組織へと近づいていくが…立ちはだかるのは、全身が硬い皮膚に覆われた巨大な怪物〈ライノ〉。
さらに、病弱な身体を持つ最愛の弟ディミトリが危険にさらされたことでクレイヴンは激昂。やがて“裏の世界の殺戮者”と呼ばれる自らの父親と対峙することになる。
怒りのままに<狩り>を繰り返し、次第に暴走していくクレイヴンだったが、弟からは「兄さんはただ、殺しを楽しんでるだけ。」と心無い言葉を受けてしまう。大義のための殺しか?快楽を求める殺戮か?激しくエスカレートしていく〈狩り〉が、行きつく先は─?





SSUのヴィラン主役作品としては

最後になる可能性大の作品

クレイヴン・ザ・ハンター

を、観てきました。

ヴェノム三部作、モービウス、マダム・ウェブと

SSUだからこそ追ってきましたが…

(。-∀-)ウーン…

悩ましい出来ではあるなぁ。笑

何でこういう感じになるかなぁ…(´・ω・`)

クソミソに貶すほど悪くないという

その中途半端さも良くない気がするんだよね…

かと言って手放しで絶賛できるかと言ったら…ねぇ。

アクション映画として見れば良作だとも思います。

そこはアーロン・テイラー・ジョンソンの頑張りか

アクションシーンはなかなかに見応えあり。

マーベル作品イチ、バイオレンスと謳っていただけあって

クレイヴンが"敵"と見なした相手には

容赦なく殺していくスタイルは非常に好感でした(* ゚∀゚)

Kraven The Hunter_7

とはいえ、所詮R-15+止まり。

こういうとこも中途半端に甘い。

バイオレンスなことを売りにするんだったら

R-18くらいのものにすればいいのに(。-ω-)-3

さらに、ここに

マーベル (原作ありき)
スパイダーマン (関係性)
SSU (ユニバース展開)

ってのが足を引っ張る要素になってるとも思うんだよな…

それは今作に限ったことじゃないけど。


でも、今作では主役のクレイヴンに加えて

ライノ、カメレオンまで出てきたのは良かったですね。

ライノは予告編から出てたけど

アメスパのライノは超ちょい役だった上に

ダッサいロボスーツ的なヤツだったからなw

それに比べたら遥かに良かったですね。

強くなる為、クラヴィノフを見返す為に、

被検体として生まれたという設定も個人的には好き。

Kraven The Hunter_2

まぁ、原作の設定が

科学実験で生まれた存在だし、そこはね。

そういやライノやカメレオンを作り出したヤツって

特に名前は出てこなくて、

NYの医者?みたいなこと言われてたけど

こういう動物系と人間を組み合わせる人って

1人しか思い浮かばないんだがなぁ…

コナーズなの?コナーズ博士なの?

コナーズは医者ではないけどw


そのクレイヴンのクラヴィノフ家が

割かし儀式みたいのを重んじる一家って印象があったので

そういうところで超人神秘薬を飲むかと思いきや…

フィジカルモンスターなのはそうなんだけど

そうした超人的な力を手に入れるキッカケは

怪しい呪い師の薬由来として偶然の産物にするのか。

あるとき、放射能浴びた突然変異の蜘蛛に噛まれて

ならぬ

あるとき、死にかけたら呪い師の薬を飲まされて…

いやいやいや(。-∀-)ノシ


クレイヴンというキャラクター的にも

あんなに弟思いだとも思わなかったな。

Kraven The Hunter_4

親兄弟だろうが、弱者には用なし容赦なし

っていう一家じゃなかったっけ?クラヴィノフ家

その点は、父親のニコライが

がまさに「クレイヴン」を体現していたので

弟にブラコン拗らせてるクレイヴンは

ちょっと違和感があったな…

まぁ、クレイヴンが真に「クレイヴン」になるのは

この先の話なんだろうけどさ。

それにプラスして、

家族への愛など微塵もないカメレオンを出して終わるので

クレイヴンの思いとは裏腹にディミトリは…

という、落差やギャップを描く為なのかもしれないけど。


ヴィラン単独作品ってこともあって

そのキャラが生まれる"キッカケ"を描くことで

前日譚、オリジン的な内容になるのはそうだとしても

そこの掘り下げ(子ども時代)も少し長かった気も。

そこらへんを描く序盤から中盤がもう激ねむでした(。-ω-)zZ

Kraven The Hunter_1

初っぱな凄惨な殺しと超絶パルクールでもって

掴みはOK(* ゚∀゚)b

だったのに、そこから次の見所あるアクションまで

かなり長く感じてしまった。

掴むとこなんてあんの?!っていう都市部の高層ビルに

パルクールしながら上っていくのとか(* ゚∀゚)スゲー

車と同等の速度で走れる脚力(* ゚∀゚)スゲー

素手で防弾ガラスにヒビ入れるパワー(* ゚∀゚)スゲー

ヘリとの綱引き(* ゚∀゚)スゲー

刃牙のオリバみてぇw

と、ヘリとの綱引きは笑いそうになったがw

Kraven The Hunter_8
oliva


そんなクレイヴンを演じた本作の主役

アーロン・テイラー・ジョンソン

仕上がり過ぎな肉体に惚れ惚れする(* ゚∀゚)

Kraven The Hunter_5


あとやっぱニコライを演じたラッセル・クロウよ。

年も重ねて、だいぶふくよかになってはいるけど、

その見た目がむしろ役柄と合っていてとても良い。

Kraven The Hunter_3


ディミトリを演じていたフレッド・ヘッキンジャー

この顔、最近どっかで見たぞ…と思ってたけど

グラディエーター2のカラカラ帝か!

そういう役柄を続けて見たせいか、

頭弱い子、そもそも心身共に弱々しい子が合う

って印象がつきつつあるなw

Kraven The Hunter_6


で、ポストクレジットもなく終わり

パンフレットを買ったものの

キャストや製作陣のコメントやインタビューは一切なし!

というゴミパンフでした(。-д-)-3

メディアの方も「アーロンに鍛え方を聞いた」とか

馬鹿じゃねーの

肉体改造じゃなくて、役どころとか作品に対しての

コメントとかインタビュー出せよな…

まだ公開したてなので、これから出るのかもだけど。

こういうとこも影響してんのか

何よりも悲しいのはこんなニュースが出てること。

ソニーの関係者は「ソニーの『スパイダーマン』スピンオフの最大の問題は、品質管理ができていないことです。それらの映画は、単に良くありませんでした。時に“品質の欠如”が、“誰も求めていない映画”と出会ってしまうことがあります。それが『マダム・ウェブ』のケースであり、それでは勝ち筋はありません。ソニーにとって、他のIPを見て回り、新しいフランチャイズを始める時が来たのかもしれません」とコメントしている。

確かにヴィラン系の中では

『マダム・ウェブ』がかなり落ちるくらいの出来だったけど

そうでなくてもこのSSU関連のヴィラン作品に関しては

ソニーが悪いのか、監督をはじめとした製作陣が悪いのか…

てか、本家スパイダーマンですら

ライミ版、アメスパからそうなので

やっぱ悪いのはソニーかって気がしてくるけど。

モービウスにはキートンヴァルチャー出して、

ヴェノムシリーズからはヌルなんかも出したのに

そのへんどうすんだよぶん投げんなよ…(# -д-)-3

もうさー…

やったものをなかったことにするくらいなら

トムホスパイディでどんどん続編作って、その中で

ヴェノムも
モービウスも
マダム・ウェブも
クレイヴンも

本家の方で出せば良かったじゃねーかよ…

演じてきた役者も可哀想だし、

何より、本家スパイダーマンとどう繋がるのかと

SSUを追ってきたこっちの身にもなれや、とヾ(* ゚皿゚)ノ


と、メディアやソニー本体の言動にも

腹立たしい部分はあるけども。

実際、打ち切りになるのは悲しいな(´・ω・`)

バカみてーに広がってるMCUは追う気になれず

こうしてスパイダーマン特化のSSUを追ってきたのに。

クレイヴンもコレで終わらすには惜しいキャラだし

そもそもスパイダーマンのヴィランの中でも

割と人気や知名度もあると思うキャラなので余計にね。

以上、

クレイヴン・ザ・ハンター

の感想でした。





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