VoM活休…(´・ω・`)

でも、この時点でちゃんと「戻ってくる」と

明言してくれているのは救いかな。

どうも、トトです。



それでは今年77枚目の新譜レビュー

当ブログで扱うのは初めてですが

個人的には知って1年経つか経たないかくらい。

見つけた当初から

どうなってんの?!Σ(゚∀゚ノ)ノ

という演奏技術の高さに驚くと共に、

今までに見たことのなかった奏法も面白く、

初見でハマってしまいました。

そしてデビューアルバムのリリースに立会え、

こうして記事にするに至ります。



20240914_142836
Marcin『Dragon in Harmony』
01. Guitar Is Dead
02. I Killed It
03. When The Light Goes feat. Portugal. The Man
04. Cry Me A River
05. Classical Dragon feat. Tim Henson
06. Smooth Operator
07. Allergies feat. Delaney Bailey
08. Nardis
09. I Don't Write About Girls feat. Ichika Nito
10. Clair de Lune
11. Cough Syrup
12. Heart-Shaped Box
13. Bite Your Nails
14. Requiem






「パーカッシブ・ギター」という奏法を掲げる

ポーランド出身のアコギ奏者Marcin

デビューアルバムであるDragon in Harmony

9/13にリリースされました。


世界がMarcinを発見したのは

昨今、チョコプラをはじめとして

日本のお笑いも出演したAmerica's God Turret



Marcinも言ってるけど、当時18歳!Σ(゚∀゚ノ)ノ

そしてパフォーマンスは文句なしにすごすぎるw


自分が知ったのはもちろんこれより後ですが

確かIchika関連から知ったような覚えがある。

IchikaはIchikaで日本を代表するギタリストで

すごいはすごいんだけど、

すごいのベクトルが違うというか。

そんなアコギのスーパーテクニカルプレイヤー

Marcinの記念すべきデビューアルバム

早速、聴いていこうと思います。




Guitar Is Dead
1曲目から、タイトルさながら
どこか悲しげな雰囲気で始まります。
でも、このタイトルをMarcinが言ってもな。笑
まさにギターが生きてるようなプレイしますからね。
このわずか39秒の曲の後半は
何かのサンプリング?のモノローグに。


I Killed It
と、短いオープニングトラックを終え
本格的なスタートとなる2曲目。
そのギターが生きているようなプレイも
ここから本領発揮って感じです。
聴いてるだけでも、弦を押さえる左手、
弦をつま弾く右手、どちらの指も
どれだけ動いてんだろうか…っていうサウンドが耳を突く。
テンポを落としてクラップと共に進む際も、
Marcinのプレイ自体は
テンポが落ちてる気がしないほどに流麗。
要所で鍵盤がなったりホーンが鳴ったり、
Marcinが実際にプレイするギター以外の要素もあり
開幕から面白い1曲でした(* ゚∀゚)b


When The Light Goes feat. Portugal. The Man
物静かなプレイから流れるようなプレイに
おーおーコーラスのあと
Marcinの音楽性には本来ないJohnのボーカルが入ってきて
早々にPortugal. The Manが存在感を露わにします。
Portugal. The Man色が濃くなるかなーと思いつつ
そこはさすがMarcin
しっかり自分の存在感を出してきます。
後半はMarcinが前に出て主役を張る場面もあるし、
ボーカルのいるバンドを相手取っても
決して引けを取らない様を見せつけています(* ゚∀゚)b

MVを見るとそれも事実なことが証明されます。
いや、でもMarcinの弾いてる姿見ると毎回思うけど
左手はなんでそれで弾けるの音鳴るの?!Σ(゚∀゚ノ)ノ
そこは本来、押さえる部分じゃないんかw
意味がわからなすぎて驚きと笑いが同時にくるんだよなw





Cry Me A River
悲しげなメロディーから
すぐに軽快なリズムにシフトし、
細かいクラップと共に始まる4曲目。
早々にストリングスも加わります。
中盤に差し掛かるところで雰囲気が変わる。
どこかの路地裏から怪しい酒場にでも辿り着くような…?笑
ゲームやアニメが好きな人なら伝わるかもしれない…笑
気付くと元の雰囲気に戻り、低く響くストリングスもあり
冒頭と同じような感じになったと思ったら
割と短めにフェードアウトして締めます。


Classical Dragon feat. Tim Henson
タイトル的にはこの5曲目が
タイトルトラック的なのでは?なんて思います。
初っはなからMarcinクオリティなサウンドが響く。
やっぱギターの腹というか、ボディというか、
そこを叩くことも含めた奏法は唯一無二な気も。
さらにここへきてPolyphiaTimがゲストに!(* ゚∀゚)
この2人の共演はアツいね!
TimMarcinみたくアコギではないとはいえ、
やはりプレイ自体に特徴があるので
プレイヤーの切り替わりはすぐにわかると思います。
そこからエレキとアコギによる共演であり競演が
めちゃくちゃgood(゚∀゚ *)です。





Smooth Operator
一転、少しダークで?ポップで?
みたいな雰囲気で始まる6曲目。
ゆったりめであってもどこかリズミカル。
そのリズムを担う部分も、前曲同様に
ギターを叩くことでパーカスプレイ!
みたいなこともするからすごいよなぁ(* ゚∀゚)
後半、アコギではなくエレキの音が鳴るけど
あそこもMarcinが弾いてるんかね?


Allergies feat. Delaney Bailey
7曲目も冒頭からゲストボーカルDelaney Baileyが歌う。
他のプレイヤーとは質が違いすぎるとはいえ、
アコギだからこそ女性ボーカルは合う気もします。
曲の雰囲気的に、エコー気味なボーカル的に
『Steller Blade』にあった何曲かを彷彿とさせます。
サビの雰囲気がまさにで、これ(* ゚∀゚)イィネ!
てか、Steller Bladeのサントラ早よ!ヾ(* ゚Д゚)ノ





Nardis
チューニングしてるかのような
静かに音を確かめながら弾くような
そんなサウンド小さめの始まりとなる8曲目。
落ち着いたしっとり系ジャズな雰囲気が(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)イィ…
冒頭はアコギだったけど、
これも途中でエレキになるなΣ(°ω°ノ)ノ
終わりは再び冒頭と同じく、小さな音で締め。


I Don't Write About Girls feat. Ichika Nito
一転してアンビエントな雰囲気で始まる9曲目。
Marcinのアコギがプレイされると曲調はまた一転。
そしてこの曲では、ギタープレイヤーとしては
十分、日本代表にも思えるIchikaが参加
この2人はお互いのチャンネルでも共演してるからね!
Timもだけど、Ichikaも
ちゃんと自分の色を持ったプレイヤーではあるので
この曲でもIchikaパートは一目瞭然、一耳瞭然。
お互いのチャンネルでの動画はお遊び的な
短いセッション動画だったりするので、
こうしてちゃんとした曲での共演はgood(゚∀゚ *)です。


Clair de Lune
10曲目は、これまでのテクニカル奏法とは変わり
シンプルにしっとりした6分に迫る曲に。
じっくりしっとり、"溜め"もあるプレイなので
やはり他の曲よりもシンプルなようにも思う…
が、やっぱ要所ではMarcin節出てきますね。
他にも、ギタープレイヤーでない人にはわからない
聴いてるだけじゃわからないテクもあるのかもですが。
しかし、こうしたゆったりした曲ではあるので
ひとつひとつ弦を弾いていくようなところは
ちょっとハープっぽさも感じられる5'42"の曲。


Cough Syrup
長尺曲のあとは、その尺の半分以下
わずか2分に収まっている11曲目。
こちらも曲調自体はしっとり系なものの
ほんの少しテンポ感は上がってるし、
流れるようなサウンドも戻ってきてますね。


Heart-Shaped Box
12曲目は始まりからテンション高く、
ギターのボディを叩くプレイも戻ってきて
再びMarcinの本領発揮的な1曲になっています。
そのサビと同様のフレーズのサビ以外の部分は
割とローテーションかな?
しかし、この曲の一部に
どっかで聴いたことあるフレーズが入ってるなぁ…
何だっけなぁこの曲…(。-ω-)ウーン…

カメラワークがめちゃくちゃ面白いMVでは
ヘッドレスギターやドラムを叩くMarcinが見れるところも
新鮮でgood(゚∀゚ *)
てか、この奏法だけでも見てて面白いのに
カメラワークまで凝り出しちゃったら
画的には完全に死角なしになっちゃうな。





Bite Your Nails
前曲から比べ、クラップと共に
一気にハイテンポに盛り上がる13曲目。
このテンポに遅れることなく、
言葉通り、まさに流れるような流麗なサウンドでありながら
どこか情熱的でもある雰囲気は
軽快なクラップ要素も相まって
フラメンコとか、あっち方面のが情景が浮かんでくる。
こういうのはなかなか聴かないサウンドなので
聴いててとても面白いですね(* ゚∀゚)


Requiem
ラスと14曲目はこれまた雰囲気も一転、
タイトルさながら、Marcinによって奏でられる
まさにレクイエム(鎮魂歌)って感じが◯
大胆かつ繊細、ダークだけど熱量もある、
そうした相反するものが混ざるカオス感もありつつ。
一旦、ゆったり落ち着いた雰囲気に落とす場面があり、
そこから転調し、サウンドも激化したと思ったら
そして再びスローな展開に、という山あり谷ありな展開も。
そうして全14曲のデビューアルバムの幕を下ろします。





以上、

Marcin『Dragon in Harmony

でした。

すっげー!(* ゚∀゚)
おもしれー!ヾ(* ゚∀゚)ノ


聴いてるだけでも面白いけど、

Marcinがプレイする姿を見ながらだと

すごさがより際立ちますね。

その手に持つギターのすべての部分を使い

音を出し、リズムを刻み、演奏をしている様は

唯一無二だと思います。

彼の言う「パーカッシブ・ギター」も

大いに納得できます。


リリース日にはSony Music Japanから

日本のファンからの

10の質問に答える動画がUPされてますが



惜しむらくは、今年の来日公演

自分は行ってないことなんだよなぁ…( ノД`)

金がね…金が……

海外組の来日公演、マーチの価格だって

こんなバカみたいに値上がりしてなきゃ

行くっつーの!ヾ(。>д<)ノ

それができないから泣く泣く"選んでる"とはいえ…

やっぱ行きたかったわー( ノД`)

このプレイを生で見たかった(。´Д⊂)

でも↑の動画では、

日本に住むのが夢と言ってくれてるし、

親日家なのは間違いなさそうなので

早々に再来日を!ヾ(⁠`⁠;⁠ω⁠;⁠´⁠)ノ


そんな後悔はありつつも

申し分なさすぎるデビューアルバムでした。

Marcin『Dragon in Harmony

広い世界を見渡しても

間違いなく有数のギタープレイヤーだと思います。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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