Veil Of Mayaが活動休止を発表。予定したLouder Than Life、 Aftershock等への出演やSigns Of The Swarm等との欧州ツアーをキャンセル。「この休止は、私達の将来を見直す為に必要で、理解頂ければ幸いです」と説明し、また戻って来くると発表。 https://t.co/Lgr8TQf3IC
— Rock is not DEAD! (@Tomoki_in_OC) September 19, 2024
VoM活休…(´・ω・`)
でも、この時点でちゃんと「戻ってくる」と
明言してくれているのは救いかな。
どうも、トトです。
それでは今年77枚目の新譜レビュー
当ブログで扱うのは初めてですが
個人的には知って1年経つか経たないかくらい。
見つけた当初から
どうなってんの?!Σ(゚∀゚ノ)ノ
という演奏技術の高さに驚くと共に、
今までに見たことのなかった奏法も面白く、
初見でハマってしまいました。
そしてデビューアルバムのリリースに立会え、
こうして記事にするに至ります。
Marcin『Dragon in Harmony』
01. Guitar Is Dead
02. I Killed It
03. When The Light Goes feat. Portugal. The Man
04. Cry Me A River
05. Classical Dragon feat. Tim Henson
06. Smooth Operator
07. Allergies feat. Delaney Bailey
08. Nardis
09. I Don't Write About Girls feat. Ichika Nito
10. Clair de Lune
11. Cough Syrup
12. Heart-Shaped Box
13. Bite Your Nails
14. Requiem
「パーカッシブ・ギター」という奏法を掲げる
ポーランド出身のアコギ奏者Marcin
デビューアルバムである『Dragon in Harmony』が
9/13にリリースされました。
世界がMarcinを発見したのは
昨今、チョコプラをはじめとして
日本のお笑いも出演したAmerica's God Turretか
Marcinも言ってるけど、当時18歳!Σ(゚∀゚ノ)ノ
そしてパフォーマンスは文句なしにすごすぎるw
自分が知ったのはもちろんこれより後ですが
確かIchika関連から知ったような覚えがある。
IchikaはIchikaで日本を代表するギタリストで
すごいはすごいんだけど、
すごいのベクトルが違うというか。
そんなアコギのスーパーテクニカルプレイヤー
Marcinの記念すべきデビューアルバム
早速、聴いていこうと思います。
Guitar Is Dead
1曲目から、タイトルさながら
どこか悲しげな雰囲気で始まります。
でも、このタイトルをMarcinが言ってもな。笑
まさにギターが生きてるようなプレイしますからね。
このわずか39秒の曲の後半は
何かのサンプリング?のモノローグに。
I Killed It
と、短いオープニングトラックを終え
本格的なスタートとなる2曲目。
そのギターが生きているようなプレイも
ここから本領発揮って感じです。
聴いてるだけでも、弦を押さえる左手、
弦をつま弾く右手、どちらの指も
どれだけ動いてんだろうか…っていうサウンドが耳を突く。
テンポを落としてクラップと共に進む際も、
Marcinのプレイ自体は
テンポが落ちてる気がしないほどに流麗。
要所で鍵盤がなったりホーンが鳴ったり、
Marcinが実際にプレイするギター以外の要素もあり
開幕から面白い1曲でした(* ゚∀゚)b
When The Light Goes feat. Portugal. The Man
物静かなプレイから流れるようなプレイに
おーおーコーラスのあと
Marcinの音楽性には本来ないJohnのボーカルが入ってきて
早々にPortugal. The Manが存在感を露わにします。
Portugal. The Man色が濃くなるかなーと思いつつ
そこはさすがMarcin
しっかり自分の存在感を出してきます。
後半はMarcinが前に出て主役を張る場面もあるし、
ボーカルのいるバンドを相手取っても
決して引けを取らない様を見せつけています(* ゚∀゚)b
MVを見るとそれも事実なことが証明されます。
いや、でもMarcinの弾いてる姿見ると毎回思うけど
左手はなんでそれで弾けるの音鳴るの?!Σ(゚∀゚ノ)ノ
そこは本来、押さえる部分じゃないんかw
意味がわからなすぎて驚きと笑いが同時にくるんだよなw
Cry Me A River
悲しげなメロディーから
すぐに軽快なリズムにシフトし、
細かいクラップと共に始まる4曲目。
早々にストリングスも加わります。
中盤に差し掛かるところで雰囲気が変わる。
どこかの路地裏から怪しい酒場にでも辿り着くような…?笑
ゲームやアニメが好きな人なら伝わるかもしれない…笑
気付くと元の雰囲気に戻り、低く響くストリングスもあり
冒頭と同じような感じになったと思ったら
割と短めにフェードアウトして締めます。
Classical Dragon feat. Tim Henson
タイトル的にはこの5曲目が
タイトルトラック的なのでは?なんて思います。
初っはなからMarcinクオリティなサウンドが響く。
やっぱギターの腹というか、ボディというか、
そこを叩くことも含めた奏法は唯一無二な気も。
さらにここへきてPolyphiaのTimがゲストに!(* ゚∀゚)
この2人の共演はアツいね!
TimはMarcinみたくアコギではないとはいえ、
やはりプレイ自体に特徴があるので
プレイヤーの切り替わりはすぐにわかると思います。
そこからエレキとアコギによる共演であり競演が
めちゃくちゃgood(゚∀゚ *)です。
Smooth Operator
一転、少しダークで?ポップで?
みたいな雰囲気で始まる6曲目。
ゆったりめであってもどこかリズミカル。
そのリズムを担う部分も、前曲同様に
ギターを叩くことでパーカスプレイ!
みたいなこともするからすごいよなぁ(* ゚∀゚)
後半、アコギではなくエレキの音が鳴るけど
あそこもMarcinが弾いてるんかね?
Allergies feat. Delaney Bailey
7曲目も冒頭からゲストボーカルDelaney Baileyが歌う。
他のプレイヤーとは質が違いすぎるとはいえ、
アコギだからこそ女性ボーカルは合う気もします。
曲の雰囲気的に、エコー気味なボーカル的に
『Steller Blade』にあった何曲かを彷彿とさせます。
サビの雰囲気がまさにで、これ(* ゚∀゚)イィネ!
てか、Steller Bladeのサントラ早よ!ヾ(* ゚Д゚)ノ
Nardis
チューニングしてるかのような
静かに音を確かめながら弾くような
そんなサウンド小さめの始まりとなる8曲目。
落ち着いたしっとり系ジャズな雰囲気が(*´ω`*)イィ…
冒頭はアコギだったけど、
これも途中でエレキになるなΣ(°ω°ノ)ノ
終わりは再び冒頭と同じく、小さな音で締め。
I Don't Write About Girls feat. Ichika Nito
一転してアンビエントな雰囲気で始まる9曲目。
Marcinのアコギがプレイされると曲調はまた一転。
そしてこの曲では、ギタープレイヤーとしては
十分、日本代表にも思えるIchikaが参加
この2人はお互いのチャンネルでも共演してるからね!
Timもだけど、Ichikaも
ちゃんと自分の色を持ったプレイヤーではあるので
この曲でもIchikaパートは一目瞭然、一耳瞭然。
お互いのチャンネルでの動画はお遊び的な
短いセッション動画だったりするので、
こうしてちゃんとした曲での共演はgood(゚∀゚ *)です。
Clair de Lune
10曲目は、これまでのテクニカル奏法とは変わり
シンプルにしっとりした6分に迫る曲に。
じっくりしっとり、"溜め"もあるプレイなので
やはり他の曲よりもシンプルなようにも思う…
が、やっぱ要所ではMarcin節出てきますね。
他にも、ギタープレイヤーでない人にはわからない
聴いてるだけじゃわからないテクもあるのかもですが。
しかし、こうしたゆったりした曲ではあるので
ひとつひとつ弦を弾いていくようなところは
ちょっとハープっぽさも感じられる5'42"の曲。
Cough Syrup
長尺曲のあとは、その尺の半分以下
わずか2分に収まっている11曲目。
こちらも曲調自体はしっとり系なものの
ほんの少しテンポ感は上がってるし、
流れるようなサウンドも戻ってきてますね。
Heart-Shaped Box
12曲目は始まりからテンション高く、
ギターのボディを叩くプレイも戻ってきて
再びMarcinの本領発揮的な1曲になっています。
そのサビと同様のフレーズのサビ以外の部分は
割とローテーションかな?
しかし、この曲の一部に
どっかで聴いたことあるフレーズが入ってるなぁ…
何だっけなぁこの曲…(。-ω-)ウーン…
カメラワークがめちゃくちゃ面白いMVでは
ヘッドレスギターやドラムを叩くMarcinが見れるところも
新鮮でgood(゚∀゚ *)
てか、この奏法だけでも見てて面白いのに
カメラワークまで凝り出しちゃったら
画的には完全に死角なしになっちゃうな。
Bite Your Nails
前曲から比べ、クラップと共に
一気にハイテンポに盛り上がる13曲目。
このテンポに遅れることなく、
言葉通り、まさに流れるような流麗なサウンドでありながら
どこか情熱的でもある雰囲気は
軽快なクラップ要素も相まって
フラメンコとか、あっち方面のが情景が浮かんでくる。
こういうのはなかなか聴かないサウンドなので
聴いててとても面白いですね(* ゚∀゚)
Requiem
ラスと14曲目はこれまた雰囲気も一転、
タイトルさながら、Marcinによって奏でられる
まさにレクイエム(鎮魂歌)って感じが◯
大胆かつ繊細、ダークだけど熱量もある、
そうした相反するものが混ざるカオス感もありつつ。
一旦、ゆったり落ち着いた雰囲気に落とす場面があり、
そこから転調し、サウンドも激化したと思ったら
そして再びスローな展開に、という山あり谷ありな展開も。
そうして全14曲のデビューアルバムの幕を下ろします。
以上、
Marcin『Dragon in Harmony』
でした。
すっげー!(* ゚∀゚)
おもしれー!ヾ(* ゚∀゚)ノ
聴いてるだけでも面白いけど、
Marcinがプレイする姿を見ながらだと
すごさがより際立ちますね。
その手に持つギターのすべての部分を使い
音を出し、リズムを刻み、演奏をしている様は
唯一無二だと思います。
彼の言う「パーカッシブ・ギター」も
大いに納得できます。
リリース日にはSony Music Japanから
日本のファンからの
10の質問に答える動画がUPされてますが
惜しむらくは、今年の来日公演
自分は行ってないことなんだよなぁ…( ノД`)
金がね…金が……
海外組の来日公演、マーチの価格だって
こんなバカみたいに値上がりしてなきゃ
行くっつーの!ヾ(。>д<)ノ
それができないから泣く泣く"選んでる"とはいえ…
やっぱ行きたかったわー( ノД`)
このプレイを生で見たかった(。´Д⊂)
でも↑の動画では、
日本に住むのが夢と言ってくれてるし、
親日家なのは間違いなさそうなので
早々に再来日を!ヾ(`;ω;´)ノ
そんな後悔はありつつも
申し分なさすぎるデビューアルバムでした。
Marcin『Dragon in Harmony』
広い世界を見渡しても
間違いなく有数のギタープレイヤーだと思います。
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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