『ヴェノム』ファイナルトレーラーもきて

ついに"ヌル"の名前も出てきましたね。

3部作構成のラストにはなるワケだけど

SSU絡みの中では、本家スパイダーマン以外で

もっとも成功しているであろうタイトルだけに

今後のことも気になりますね。

トム・ハーディヴェノムとトムホスパイディは

やっぱどっかで共演してほしいなぁ。

どうも、トトです。



前回『モンキーマン』を観てから約3週間

観たい、気になると思って

チェックしてる作品は相変わらずだけど

今年はゲームのが忙しくて

映画の方は少し腰が重くなってる

ってのはよろしくないと思ってはいるんだが…(。-∀-)

そうして重い腰を上げつつ、

久々の公開初日鑑賞で映画館へ。

そんな今年24本目の新作映画はこちら。




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HIT MAN

ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソン(グレン・パウエル)は、大学で心理学と哲学を教える傍ら、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急遽代わりを務めることに。これをきっかけに、殺人の依頼者を捕まえるためにさまざまな姿や人格に変身する才能を発揮し、有罪判決を勝ち取るための証拠を引き出し、次々と逮捕へ導いていく。
ところが、支配的な夫との生活に追い詰められた女性・マディソン(アドリア・アルホナ)が、夫の殺害を依頼してきたことで、ゲイリーはモラルに反する領域に足を踏み入れてしまう。 セクシーな殺し屋ロンに扮して彼女に接触。事情を聞くうちに、逮捕するはずの相手に対し「この金で家を出て新しい人生を手に入れろ」と見逃してしまう……!恋に落ちてしまったふたりは、やがてリスクの連鎖を引き起こしていくことに――。





『6才のボクが、大人になるまで。』の

リチャード・リンクレイター監督が手掛けた

偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の

1990年代の実話をもとにした作品

HIT MANを観てきました。

実話系作品も久々な気がします。

そして、やっぱり実話系作品は

おもしろい!(* ゚∀゚)

冒頭はちょっと…あれ?と思ったけど

ゲイリーが早々におとり捜査に乗りだすという

導入部分はかなり早く、

ほぼぶっつけ本番ゆえの

標的との会話の噛み合わなさもありつつ

未経験とは思えない凄惨な殺し方や死体処理方法など

嘘だと思ってても…いや、嘘だとわかってるからこそ

おもしろいなw

そんなこととは程遠い人がそんなこと話してるんだからねw

Hit Man_3

そんなゲイリーを演じるグレン・パウエルが

依頼者に合わせて、外見を次々と変えていく

七変化的な部分は視覚的な面白さも。

エンドロールではゲイリー本人による

変装の写真も出ましたが、マジで七変化ですげぇw

パンフレットにくっついてるカラー冊子の方には

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このへんのポスターにもなっている

作中で変装したゲイリーのキャラも載っていて(* ゚∀゚)イィネ!


そうして警官がヒットマン(殺し屋)を演じるからこそか

クライムコメディとされてはいたけど

ゲイリーとマディソンの関係が鍵となるため

コメディってか、ちょっとロマンス寄りかな?

Hit Man_1

お互いの詮索はしない、そういう関係で良い

って契約をしたのに

隙あらば詮索してくるマディソンうぜぇ恐ぇ面倒くせぇw


しかし、CAコスは笑ってしまったw

あれも「なりきる」という点では

本作の内容的にも良いと思うんだけど…w

Hit Man_4

リアルにコスチュームプレイなんて

そこまで経験はないけど

現実味がなくて笑っちゃうんだよなw

それが現実にある衣装や職業だったとしても。

リアル彼女がリアルそういう衣装や職業だったとしても

そういう状況になったら笑ってしまうわw


マディソン宅への突撃捜査の際は

ゲイリーの指示もあったとはいえ、

マディソンの演技が光る(* ゚∀゚)

パンフレットにはその時のセリフのやり取りと、

スマホに入力してたテキストも載っていて

これ見るだけであのシーン思い出せるわ\(^o^)/

Hit Man_2

あの場面がどこまで実話と関わるかは不明だけど

現代はスマホがあるからこそ

ゲイリーがスマホで状況&指示を伝えてたけど

あれが90年代当時だったらどうだったのかね?

スマホをメモにでも置き換えてやってたのか…

書いてる音が聞こえる気もするけど

当時の機器にそこまでの性能があったかどうか…

と、色々と考えちゃうな。


ゲイリーの本業である大学教授で

講義のシーンも作中に何度も挿し込まれますが

その講義がまたちょっとおもしろい。

Hit Man_6

その内容がゲイリーのおとり捜査や

ロンになってる時とリンクしている部分もあり

少し小難しそうな哲学や心理学だとしても

作中のシーンとリンクすることで

わかりやすくなってるように思うのもgood(゚∀゚ *)

講義ではないけど、

ゲイリーが離婚した元奥さんとの会話で

「人は変われるか」

といったテーマで議論してたのも面白かったですしね。

Hit Man_7

自分の最終学歴が専門学校卒で

学校としてはデザイン系、専攻でゲーム方面を選んでいた為

こういう哲学や心理学ってちゃんと学んだことないけど

哲学はまだしも、心理学って面白そうよね。


敵が味方か微妙な立ち位置だったジャスパーは

結果、味方だった…で、いいのかな?

ゲイリーに仕事を取られ

最初はちょっと嫌な感じだったけど

捜査をキッカケに女性とそういう関係になったこともある

と、基本はゲイリーの味方というスタンス。

Hit Man_5

最後の最後に、この件を黙っている代わりに

金を要求してくるのは汚ぇと思いつつ

ゲイリーとマディソンのしたことがなぁ…

って思ってたら、

マディソンに一服盛られて殺られてしまう、とw

旦那は銃殺、ジャスパーは毒殺(みたいなもん)と

マディソン殺意高すぎだろw


かわいいワンコと、2人の子どもも生まれ

円満な家庭を築きグッドエンディング

…な感じで終わってるけど

人が死んでんねんで!

ってのは言っちゃダメかw


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先にパンフレットのことも言いましたが

なかなか作りが面白い。

パンフレット本体は新聞のような材質でセピア調

外側にくっついてるカラー冊子は先述通り。

本体の紙質がまた最高なのと

グレン・パウエル (ゲイリー)
アドリア・アルホナ (マディソン)
リチャード・リンクレイター監督

と、主要3人のインタビューと

普段は批評家等々のレビューやコラムなんて読まないけど

今回は心理学者の浅野昭祐さんのコラムがあり、

そこは気になって読んじゃいましたね。



と、あれ?なんて思ったのはホント冒頭数分で

2時間に迫る内容ながら、

その長さを感じさせないほどに楽しめた

HIT MANの感想でした。





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