ウチでもレビューを書いていた
As Everything Unfoldsのds/Jamieが亡くなったそうな…
まともに取り上げてるの自分くらいしかおらんやろ
ってくらい、日本での人気や知名度なんて皆無だろうし
来日の可能性なんざ、ほぼ0だっただろうけど
やっぱこうして何度も記事を取り上げていたバンドの
誰かが亡くなるってのはツラいもんです(´・ω・`)
どうも、トトです。
それでは今年71枚目の新譜レビュー
今回のバンドも漏れなく1stから記事にしていて
昨年には待望の初来日もありました。
前作もシーンから抜き出たような良作でしたが
果たして今作の出来や如何に。
偶然にも、前回レビューした
Yours Trulyともリリースから1週間と近く、
そんなYours Trulyの姉貴分的存在だと勝手に思ってる
女性ボーカルバンドの最新作です。
Stand Atlantic『Was Here』
01. Wake Up-Sit Down-Shut Up
02. Frenemies
03. GIRL$ feat. PVRIS & Bruses
04. Freakin' Out
05. Nose Bleed feat. Sueco
06. Love U Anyway
07. Kissin' Killer Cobras
08. WARZ0NE
09. Criminal feat. Polaris
10. 17
11. 17 // Reprize [One Take]
12. G.A.G
13. Rockstar
14. Sex on the Beach
15. KILL[H]ER
オーストラリアの女性ボーカルPOP PUNKバンド
Stand Atlantic
2年ぶり4枚目となるアルバム『Was Here』が
Hopeless Recordsから8/23にリリースされました。
2018年のデビューアルバムから
きっちり2年周期でアルバムをリリースしてる
この安定したペースは素晴らしいですね( ´∀` )b
そして、前作時点で
もはやPOP PUNKから抜け出した感じで
POP PUNKバンドと呼ぶのも違和感が出てきました。
故に、今作はそのカテゴリで記事にしていません。
では、そんな前作を経ての今作は
一体どんな作風になっているのか
早速、確かめていこうと思います。
Wake Up-Sit Down-Shut Up
Bonnieのボーカルと共に静かな幕開けとなる1曲目。
そこからヘヴィなギターを従え、徐々に上げていきます。
派手なシンセを加え、タイトルを繰り返したあとは、
ボーカル共々ラップトラック的なノリに。
ヘヴィサウンドとシンセが印象的な曲で
ラストはボーカルにもエフェクトかけて終わります。
若干、含みをもたせような雰囲気は
今作の幕開けを大いに感じさせ、
このあとの今作の展開に期待を持たせるオープニング。
Frenemies
エフェクトボイスのようなシンセを鳴らし、
適度にアップテンポなサウンドで始まる2曲目。
この冒頭のサウンドは従来のバンドにあった
POP PUNK感を感じさせるサウンドでgood(゚∀゚ *)
わずかな鍵盤サウンドで一旦落ち着かせ、
そのままサビでテンポを落とす展開に。
後半はギターソロを取り入れていて、
そのあとにくるインストパートが、テンション共々
テンポアップする展開で上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
シンセを交えたこうした曲調、展開的には、
前作があったからこそ、今のStand Atlanticっぽさが
大いに垣間見える気がします。
GIRL$ feat. PVRIS & Bruses
先行で聴いた時から割と印象良かった3曲目。
まずはBonnieから歌い始める展開で、
こちらもシンセを織り交ぜながら進んでいきます。
シンプルなタイトルを繰り返すサビも◯
そしてBメロからはPVRISのLynnが歌う。
PVRIS自体がもはやLynnのソロプロジェクトっぽいし
表記はLynnでも良かったんでは?
なんて思っちゃうけどな。
変わって、後半のラップパートは
もう1人のゲスト、メキシコ出身のBruses
めちゃくちゃ短いパートでの参加なのに
その中で声色、歌い方を変えてるのすげー(* ゚∀゚)
そうして三者三様のGIRLSによって紡がれる1曲に。
BonnieとLynnがおばあちゃんになるMVも必見。笑
元々がPOP PUNK出身のBonnieならまだしも、
Lynnがこういうことやるイメージないから新鮮だなw
最後の2人の決めポーズも良いw
Freakin' Out
始まりからドラムが良い感じのリズムを刻む4曲目。
このリズミカルな感じ(* ゚∀゚)イィゾー
一旦、アコギパートを入れてのサビは
R&B系ポスコアの雰囲気(* ゚∀゚)イィゾー
そうか、冒頭から良さを感じていたのはR&Bか!
Stand Atlantic…こんなんまでやるんか…(* ゚Д゚)
という驚きと共に、これがまた良くてね。
何ならこの全15曲の中でも割と上位に好きかも。
再び静かなアコギパートを経てラストサビへ向かい
一貫したR&Bコア的な曲を締めます。
Nose Bleed feat. Sueco
そのアコギでの弾き語り感のあるスタートする5曲目。
少しゴシック感のある鍵盤サウンドと
この曲調というか、リズム感というか
ちょっとSet It Offを彷彿とさせるのが良いな(* ゚∀゚)
そしてこの曲では、自分も以前取り上げたことのある
SuecoがBメロから参加しています。
そのままサビではツインボーカルになるのが◯
ラストサビ前には本格的なスクリームが聞こえるし
何ならラストサビ中にも叫んでるけど、
これ、まさかのSuecoなのかな?Σ(°ω°ノ)ノ
Bonnieも叫べるけど、この手の本格スクリームではなく
地声由来のシャウトだしなぁ。
MVはSuecoがキラーに扮した
スラッシャー系ホラーな雰囲気なのもgood( ´∀` )
MVを見ると、アートワークにいちばん合ってるのも
これかなって感じがしますね。
Love U Anyway
イントロのシンセと共に
軽快なPOP ROCK感を展開する6曲目。
いや、雰囲気的にはインディーポップかな?
そこからテンションを落として歌うとことか
まさにインディーポップ感あって良いしな( ´∀` )
曲間にもあるクラップから入るサビも
耳馴染み、耳触り良いキャッチーなメロディでgood(゚∀゚ *)
あれだけ叫んで締めた前曲からの流れもあり
よりポップに、癒し系な雰囲気も増し増しで◎
メンバーの仲良しっぷりが垣間見えるMVも
見ててほっこりするわー( ´∀` )
曲調も含めて、ほっこり癒し系MVでいいわー( ´∀` )
Saxl Roseコラボのライブビデオも良い。
てか、原曲でもSaxl呼んでよ!w
Kissin' Killer Cobras
およそ半分まできた折り返し地点の7曲目で
ここまでとは打って変わってヘヴィなギターと
ラップ調ボーカルで幕を開けます。
しかし、サビに入ると一転、
一気にポップな縦ノリナンバーに。
このギャップは聴いてて面白いな(* ゚∀゚)
少しヘヴィに戻して、最後にタイトルを歌うのも
わかりやすくて良いですね。
さらにBonnieがシャウトする様も聞けて◯
WARZ0NE
電話のコール音から、イタ電してるような雰囲気に
Bonnieの笑い声から始まる8曲目。
耳に残るシンセとヘヴィサウンドで幕を開けます。
そのミドルテンポでヘヴィサウンドな様は
ニューメタル的なグルーヴ感も感じさせます。
今までニューメタルしてたバンドが
いきなりメタルコアとかやり出してるのに
Stand Atlanticがニューメタルしてるのは素晴らしいな。
それでいてBメロのテンポアップする展開とか
ヾ(* ≧□≦)ノ fight! fight! fight! fight!
のシンガロングからのシンセ+ブレイクダウンは
BMTHっぽさもあって(* ゚∀゚)イィネ!
電話かと思ったら、Lyric Videoを見る限りは
インターホンだったかw
そしてLyric Videoでありつつも、
実質、インターホンカメラを使ったMVでもあるな。
こういうビデオも面白くてgood(゚∀゚ *)
Criminal feat. Polaris
サイバーパンクっぽい始まりから
内心、静かに上がる9曲目(* ゚∀゚)
Bonnieのボーカルもどことなく
それっぽいエフェクトがかかってるように。
そんな雰囲気から、サビに入ると再び縦ノリになり
キャッチーさのあるロックサウンドに。
Bメロから後ろで徐々に姿を見せ始めるゲストは
同じくオーストラリアのメタルコアPolarisからJamie
この中盤3連続ヘヴィナンバーのトリで
しっかりメタルコアからのゲストはアツい(* ゚∀゚)b
ブレイクダウンではJamieが咆哮を上げ、
まさにPolarisさながらのブレイクダウンを見せます。
Jamieは本籍のPolarisでもクリーンをやり出してますが
こちらでもラストサビ前にクリーンで参加しています。
入口でサインを求められるところから
てっきりライブハウスに来たかと思いきや
まさかのボーリングMVとはw
そしてJamieはしっかりストライク取ってから
叫び散らすのも良いですねw
てか、Polarisパーフェクトゲームはスゴすぎわろたw
17
アルバム中盤のヘヴィパートを終え、
ポップなシンセが響く10曲目へ。
しかし、歌い始めは落ち着いた雰囲気に。
サビの入りでは再びヘヴィなギターが鳴る。
エフェクトをかけたBonnieの怪しいボーカルも◯
ラストは少しテンポアップしたあとに
エフェクトなしで全力シャウトするBonnieと
ブレイクダウンで締めるという攻めの展開もgood(゚∀゚ *)
17 // Reprize [One Take]
続く11曲目は、前曲のタイトルをそのままに
ピアノの弾き語りによる約90秒のReprize版に。
わざわざタイトルにOne Takeってあるのは
一発録りだったのかね?
何にせよ、ショートトラックながらも
今作イチのエモーショナルさを誇る歌ものに。
G.A.G
前曲からの流れのままに
静かな歌もの的なスタートを切る12曲目。
サビに入るとガラッと転調して
ほんのりエモーショナルさのあるポップナンバーに。
タイトルの意味はサビで繰り返し歌われる
girl's a gunの略かな。
Rockstar
13曲目は、タイトルに反して
チルさのある南国のノリで幕を開けます。
随分と陽気なロックスターだこと。笑
でも、自然と身体を揺らしたくなる
このリズム感とユルいテンションは良いな( ´∀` )
ロックスターが南国でバカンス中…なんて思えば
タイトルも納得、かな?笑
しかし歌詞を和訳してみると…
下ネタもありで、尚のこと音とのイメージがw
Sex on the Beach
14曲目は落ち着いた雰囲気で
フィンガースナップと共にラップパートに入る。
そのままダークな雰囲気でクリーンを歌い、
サビに入ると一転、タイトルがしっくりくるような
一気にバカっぽいノリに早変わりw
フェスノリ、クラブノリが合う縦ノリ感。
ULTRAでかかっても違和感ないわーw
まぁ、タイトルがタイトルだしなw
そこにおーおーコーラスが入ると
サッカーのテーマソング感もありますね。
からの後半は、掻き鳴らすギターにシンセを絡めた
ライトなエレクトロ系ブレイクダウンをぶち込む。
MVも曲調とバッチリ合ったものに。
KILL[H]ER
こちらも落ち着いた歌メロで始まるラスト15曲目。
サビ前からタイトルを繰り返し、
サビの入りで響く力強いサウンドが印象的で、
タイトルさながら、銃のリロード音がするのも良い。
サビでもタイトルをリピートするのは同様で
エモーショナルかつキャッチーなメロディが◯
後半のギターソロから右肩上がりに勢い付き、
その後、一気にトーンダウンして
Bonnieのアカペラ風のボーカルで幕を閉じます。
以上、
Stand Atlantic『Was Here』
でした。
POP PUNKに囚われず、
前作で一気に抜け出した感があるほど良作だったのに
そんな前作をさらに上回ってきたΣ(゚∀゚ノ)ノ
2作続けて、このバンドのスゴさを実感してます。
作風、サウンド面に関しては
前作よりもさらに幅広くなった感じ。
ヘヴィに寄った曲もあれば、
インディーポップやR&B的な要素もあるし、
ULTRAよろしくなノリノリの曲や、
南国の雰囲気が味わえるチルい曲まで。笑
それでいて従来のキャッチーさは継続してる。
前作も今作も、ビックリするほど隙がないな。笑
1曲1曲の尺も2分〜3分ちょいで収まっていて
3'30"を超えるのが1曲しかない。
そういうところは現代ならではではあるけど、
前作の全14曲を上回り、
全15曲収録と、ボリューム満点にしておいて
1枚の総尺は約42分という手軽さもgood(゚∀゚ *)
それで1曲ごとに異なる色を見せてくれるので
聴いてて全く飽きないんですよね。
こんなに良作なんだったら、
これを引っさげての2度目の来日を誰か…( ノД`)
これでバンドが大きくなっていかないなら
オーディエンスを含めたシーンが悪ぃよシーンが←
と、言いたくなるほど、2作続けて
どんどん進化・成長してる様が伺える
Stand Atlantic『Was Here』
ジャンルレスに色んな要素が詰め込まれた1枚
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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参加ゲストの作品
前作で一気に抜け出した感があるほど良作だったのに
そんな前作をさらに上回ってきたΣ(゚∀゚ノ)ノ
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前作よりもさらに幅広くなった感じ。
ヘヴィに寄った曲もあれば、
インディーポップやR&B的な要素もあるし、
ULTRAよろしくなノリノリの曲や、
南国の雰囲気が味わえるチルい曲まで。笑
それでいて従来のキャッチーさは継続してる。
前作も今作も、ビックリするほど隙がないな。笑
1曲1曲の尺も2分〜3分ちょいで収まっていて
3'30"を超えるのが1曲しかない。
そういうところは現代ならではではあるけど、
前作の全14曲を上回り、
全15曲収録と、ボリューム満点にしておいて
1枚の総尺は約42分という手軽さもgood(゚∀゚ *)
それで1曲ごとに異なる色を見せてくれるので
聴いてて全く飽きないんですよね。
こんなに良作なんだったら、
これを引っさげての2度目の来日を誰か…( ノД`)
これでバンドが大きくなっていかないなら
オーディエンスを含めたシーンが悪ぃよシーンが←
と、言いたくなるほど、2作続けて
どんどん進化・成長してる様が伺える
Stand Atlantic『Was Here』
ジャンルレスに色んな要素が詰め込まれた1枚
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