It found a voice...now it needs a body
— Bring Me The Horizon (@bmthofficial) August 24, 2024
RIP Atsuko Tanaka@thegitsofficial
[@summer_sonic tokyo]
©️1995,S/K,B,M pic.twitter.com/2VfvTTPpyP
インスタの方では、
動画部分"Kool-Aid"だったのに!(。>д<)
てか、それより何より、
来日中には講談社にも遊びに行ったメンバー
そしてタイムリーに素子の声である
田中敦子姉さんが逝去という…
BMTH×攻殻でポップアップストア、展示もやっただけに
だからこそのRIP Atsuko Tanaka
死ぬには早すぎる…orz
どうも、トトです。
それでは今年68枚目の新譜レビュー
気付けばこのバンドの作品も
何枚目でしょうね、取り上げるの。
何だかんだ改名後からは
全作品レビューしてる気が…
一時期は来日もけっこうハイペースにあったし
実際にこのバンドのライブも見た人もいるでしょう。
自国デンマークでは、かなり大物らしいですが
実際に接してみるとそんな感じしないんだよなぁw
そんなバンドの最新作も、
こうして再び記事にしてみた次第。
Siamese『Elements』
01. The Shape of Water (feat. ten56.)
02. Vertigo
03. Predator
04. Chemistry
05. Through My Head (feat. Resolve)
06. On Fire
07. God Is A Woman
08. Utopia
09. Hurricane
10. This Is Not A Song
デンマークのロックバンドSiamese
3年ぶり7枚目となるアルバム『Elements』が
Long Branch Recordsから8/9にリリースされました。
当時はまだMHz FESTだった
現T.M.Muiscのいさみさん主催だった
Oceans Ate Alaskaと同時に来日してから早6年…
以降、来日はなくとも活動ペースは緩めず、
定期的にアルバムをリリースしてくれて何より。
しかし、もともとバイオリンを取り入れた
オルタナ/R&Bロックをしてたけど、
近年ではバイオリンとR&B要素はほぼ皆無に…
先行曲を聴いても、
近年の路線継続なのは明らかですが
そんなSiameseの最新作
早速、聴いていこうと思います。
The Shape of Water (feat. ten56.)
大きなシンセとコーラスから始まる1曲目。
ゆったりした落ち着いたスタートだけど、
ヾ(* ≧□≦)ノ Face!! me!!
のシンガロングと共にサウンドも一気にヘヴィに。
サビはタイトルを何度も歌うキャッチーさも。
Bメロサビ終わりから
静かなパートから徐々に上げていき、
ブレイクダウンで一気に落とす上がる流れにヾ(* ゚∀゚)ノ
そして、ここへきてゲストのten56.から
Aaronが咆哮を上げる姿も確認できます。
最後もブレイクダウンで締めて終わります。
Vertigo
2曲目は冒頭からギターが耳を突いてきます。
独特なリズムの中、落ち着いた雰囲気で進んでいく。
こういうところは、今のようになる前の
以前のSiameseっぽさが垣間見えますね。
合間にヘヴィなサウンドを叩きつけ、
テンポ感はそのままに、静と動を組み合わせた展開に。
Bメロサビ後のヘヴィパートでは
グルーヴ感満点のベースがかなり良い感じ(* ゚∀゚)b
Predator
鍵盤を交えたアンビエントな雰囲気から始まる3曲目は
すぐさまMirzaのボーカルが響きます。
そこからエレクトロシンセを鳴らしたあと、
一気にテンポアップし、疾走感のあるサウンドに。
Bメロに入るとさらに速度を上げ
サークルが捗る疾走サウンドにヾ(* ゚∀゚)ノ
そこからブレイクダウンで落とすという
セオリー通りの流れも(* ゚∀゚)イィゾー
後半のブレイクパートでは、ドラムンベースよろしく
ダンスビートを刻むクラブノリなブレイクに。
Zardonic感あって(* ゚∀゚)イィネ!
MVはライブビデオ、ツアービデオになっていて
冒頭からChristianがバイオリン持ってる!Σ(°ω°ノ)ノ
今でも彼がバイオリン弾くような曲やってるのか!
MVの内容よりもそっちが気になって仕方ないw
終盤にはSiMのロゴがある紙が貼ったドアが。
ツアーで一緒になったとこあったんだっけ?
Chemistry
こちらもシンセと共にMirzaのボーカルで始まる4曲目。
と思ったら、すぐさま雰囲気を一転させる
ブレイクダウンから幕を開けます。
サウンドの重さはそのままに、
再びボーカルパートへ侵入していく。
そして、そのまま歌メロが映えるサビに。
こういうの聴くと非常に現代的なポスコア感。
ヘヴィサウンドでフラグを立てていった先には
立てたフラグを薙ぎ倒すようなブレイクダウン。
メタ的には倒してはないけど、
サウンド的にはそれほどに強力だよって意味で。笑
この曲のサビの歌メロ割と好きなんだけど、
ラストはブレイクダウンとシャウトでコア感たっぷりの締め。
Through My Head (feat. Resolve)
5曲目は怪しいシンセと共に始まります。
そのまま少しダークな雰囲気で進んでいき、
サビに入ると、Mirzaのクリーンが映える
歌メロ重視な雰囲気のポスコア感ひとしお。
サビ終わりにはブレイクダウンを挿し込みます。
BメロからはゲストのResolveからvo/Anthonyが
Mirzaとは違う性質のクリーンを歌います。
さらにResolveで見せるような本格的なスクリームから
ブレイクダウンの流れもgood(゚∀゚ *)
On Fire
6曲目はエコー感のあるグリーンボーカルが先行し
それに反するようなヘヴィサウンドで幕を開けます。
と思ったら、シンセを加えて緩いダンスビートに。
シンセパートはここまででいちばん多いかな?
どこかで聞いたような懐かしさもあるシンセ要素だけど
チャラいノリでないのが良い。
Bメロはすぐにヘヴィなギター入ってきますしね。
シンセとクラップのキャッチーなパートのあと、
そこから上げていくのはEDMノリだけど
その先に待つブレイクダウンは完全にコアノリでgood(゚∀゚ *)
締めはそんなブレイクダウンの中、
繰り返しタイトルを歌って幕を閉じます。
God Is A Woman
7曲目はまさかのAriana Grandeカバー。
再び始まりと同時にボーカル入り、
クラップを加えつつ、ヘヴィなコアサウンドを展開。
再びクラップと、バックに鍵盤サウンドを挟み、
サビではクリーンボーカルに反するような
割と激しめの攻めたサウンドを繰り出します。
サビの最後にタイトルを歌うのもわかりやすく
シンガロングできそうで良いですね。
こういうところがポップでキャッチーなのは
やはりオリジナルがArianaだからか。
ラストもそうしてタイトルを繰り返すコーラスに。
その時点ではバンドサウンドもなくなり、
コーラス共々アカペラ感のあるアウトロで◯
Utopia
伸びのあるMirzaのボーカルから始まる8曲目。
バンドサウンドでイントロを飾り、
アップテンポで疾走感のあるサウンドにヾ(* ゚∀゚)ノ
サークルよろしくな速さではないけど
こういう少し静かな疾走感ある感じ好きなんだよね。
そこに少しレトロ感のあるシンセを交えます。
サビでタイトルを入れた歌メロもgood(゚∀゚ *)
アコギの弾き語り感からの
ラストサビで一気に上げる展開も◯
しかし、このタイトルがまたBMTHを思い出すな。
思えば、サマソニで"YOUtopia"も聴きたかったなぁ(´・ω・`)
てか、この曲自体ちょっとBMTHっぽさあるかも。
Hurricane
こちらも冒頭からMirzaのボーカルが響く9曲目。
そこからスチームパンクのような
鉄工所で金属同士を打ち鳴らすようなSEを加え
ゆっくりと進んでいきます。
ヘヴィサウンド+スクリームに転調して、
再びクリーンによる歌メロの映えるサビに。
BメロからのボーカルがMirzaっぽくないけど…誰だ?
何ならサビ前のスクリームもMirzaじゃなくね?
とはいえゲストの名前はないし、他のメンバーかな?
シンセを加えたサウンドでフラグを立てつつ、ブレイクダウンへ。
ここでのスクリームもMirzaっぽくないんだよなぁ…
マジで誰だすげー気になるw
This Is Not A Song
ラスト10曲目は今作イチのキラーチューン!
ライブに特化させた、およそ2分半のトラックは
確かにちゃんの歌詞のあるSongではねぇなw
あるのはシンガロングパートのみ!
ヾ(* ≧□≦)ノ This is not a song!!
ヾ(* ≧□≦)ノ it's a mother fxxking mosh pit!!
このあとは毎回ブレイクダウン入れてくるのも
素晴らしいじゃないかw
合間に入る女性のナレーションみたいのを聞いてると
もはや、何かしらの
エクササイズプログラムみたいに聞こえてくるw
今作を試聴するより先にMVを見てしまったんだけど
この曲のことをよぉぉおおおく表している
ライブビデオになっていて素晴らしいですw
尺の短さからしても、ライブの冒頭・中盤・終盤
どこに入れても機能しそうだし、
今後のライブでは定番になるのかもしれませんね(* ゚∀゚)
以上、
Siamese『Elements』
でした。
ヘヴィサウンドで攻めまくっていたバンドが
キャッチーになり、歌メロを重視していくように…
なんてのがバンドシーンの常でありながらも、
その逆をいってるのはこのバンドくらいでは?w
キャリアと共にヘヴィで攻め感増えてくなんて
意味わからんことしてるなw
まぁ、そうしたヘヴィ路線、コア路線になって
これで2〜3枚目な気もするし、
聴く側のこちらとしても、もう慣れたもんです。
なので、このポスコア感も嫌いじゃないんですよねぇ。
何なら今作には、よりメタルコア寄りな曲もあるけど
コア感を出す前からのメロディの良さだったり
そういうところが健在の曲もある。
なんだかんだ、こういう作風になっても
M4. Chemistry、M8. Utopiaあたりが好きだったりするし。
しかし、ゲストがフランスからのメタルコア2組
Siameseって今の活動拠点、デンマークではなく
フランスとかだったりするのかね?笑
単純に、お国柄的に
自国のバンドは知名度が…って部分もあるかもですが。
でも、こんなヘヴィ路線になるんだったら、
デンマークにVolbeatいるんだから
彼らをゲストにしてもいいくらいなのにね。
ただ、本当に残念なのは、この路線になってから
Christianのバイオリンが皆無になっていること( ノД`)
Christian自体はまだ在籍はしてるんだけどね(´・ω・`)
ホント、彼のバイオリンだけが恋しいです…
と、バンドのキャリアによる
一般的な流れとは逆方向に進むバンドの最新作
Siamese『Elements』
楽性は変わっても、従来の良さも残ってます。
レビューにも名前を出しましたが、
今のBMTHが好きな人とかにもオススメです。
是非ぜひ、ご一聴。
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