インスタの方では、

動画部分"Kool-Aid"だったのに!(。>д<)

てか、それより何より、

来日中には講談社にも遊びに行ったメンバー

そしてタイムリーに素子の声である

田中敦子姉さんが逝去という…

BMTH×攻殻でポップアップストア、展示もやっただけに

だからこそのRIP Atsuko Tanaka

死ぬには早すぎる…orz

どうも、トトです。



それでは今年68枚目の新譜レビュー

気付けばこのバンドの作品も

何枚目でしょうね、取り上げるの。

何だかんだ改名後からは

全作品レビューしてる気が…

一時期は来日もけっこうハイペースにあったし

実際にこのバンドのライブも見た人もいるでしょう。

自国デンマークでは、かなり大物らしいですが

実際に接してみるとそんな感じしないんだよなぁw

そんなバンドの最新作も、

こうして再び記事にしてみた次第。




20240809_192113
Siamese『Elements』
01. The Shape of Water (feat. ten56.)
02. Vertigo
03. Predator
04. Chemistry
05. Through My Head (feat. Resolve)
06. On Fire
07. God Is A Woman
08. Utopia
09. Hurricane
10. This Is Not A Song





デンマークのロックバンドSiamese

3年ぶり7枚目となるアルバムElements

Long Branch Recordsから8/9にリリースされました。


当時はまだMHz FESTだった

現T.M.Muiscのいさみさん主催だった

Oceans Ate Alaskaと同時に来日してから早6年…



以降、来日はなくとも活動ペースは緩めず、

定期的にアルバムをリリースしてくれて何より。


しかし、もともとバイオリンを取り入れた

オルタナ/R&Bロックをしてたけど、

近年ではバイオリンとR&B要素はほぼ皆無に…

先行曲を聴いても、

近年の路線継続なのは明らかですが

そんなSiameseの最新作

早速、聴いていこうと思います。




The Shape of Water (feat. ten56.)
大きなシンセとコーラスから始まる1曲目。
ゆったりした落ち着いたスタートだけど、
ヾ(* ≧□≦)ノ Face!! me!!
のシンガロングと共にサウンドも一気にヘヴィに。
サビはタイトルを何度も歌うキャッチーさも。
Bメロサビ終わりから
静かなパートから徐々に上げていき、
ブレイクダウンで一気に落とす上がる流れにヾ(* ゚∀゚)ノ
そして、ここへきてゲストのten56.から
Aaronが咆哮を上げる姿も確認できます。
最後もブレイクダウンで締めて終わります。


Vertigo
2曲目は冒頭からギターが耳を突いてきます。
独特なリズムの中、落ち着いた雰囲気で進んでいく。
こういうところは、今のようになる前の
以前のSiameseっぽさが垣間見えますね。
合間にヘヴィなサウンドを叩きつけ、
テンポ感はそのままに、静と動を組み合わせた展開に。
Bメロサビ後のヘヴィパートでは
グルーヴ感満点のベースがかなり良い感じ(* ゚∀゚)b


Predator
鍵盤を交えたアンビエントな雰囲気から始まる3曲目は
すぐさまMirzaのボーカルが響きます。
そこからエレクトロシンセを鳴らしたあと、
一気にテンポアップし、疾走感のあるサウンドに。
Bメロに入るとさらに速度を上げ
サークルが捗る疾走サウンドにヾ(* ゚∀゚)ノ
そこからブレイクダウンで落とすという
セオリー通りの流れも(* ゚∀゚)イィゾー
後半のブレイクパートでは、ドラムンベースよろしく
ダンスビートを刻むクラブノリなブレイクに。
Zardonic感あって(* ゚∀゚)イィネ!

MVはライブビデオ、ツアービデオになっていて
冒頭からChristianがバイオリン持ってる!Σ(°ω°ノ)ノ
今でも彼がバイオリン弾くような曲やってるのか!
MVの内容よりもそっちが気になって仕方ないw
終盤にはSiMのロゴがある紙が貼ったドアが。
ツアーで一緒になったとこあったんだっけ?





Chemistry
こちらもシンセと共にMirzaのボーカルで始まる4曲目。
と思ったら、すぐさま雰囲気を一転させる
ブレイクダウンから幕を開けます。
サウンドの重さはそのままに、
再びボーカルパートへ侵入していく。
そして、そのまま歌メロが映えるサビに。
こういうの聴くと非常に現代的なポスコア感。
ヘヴィサウンドでフラグを立てていった先には
立てたフラグを薙ぎ倒すようなブレイクダウン。
メタ的には倒してはないけど、
サウンド的にはそれほどに強力だよって意味で。笑
この曲のサビの歌メロ割と好きなんだけど、
ラストはブレイクダウンとシャウトでコア感たっぷりの締め。


Through My Head (feat. Resolve)
5曲目は怪しいシンセと共に始まります。
そのまま少しダークな雰囲気で進んでいき、
サビに入ると、Mirzaのクリーンが映える
歌メロ重視な雰囲気のポスコア感ひとしお。
サビ終わりにはブレイクダウンを挿し込みます。
BメロからはゲストのResolveからvo/Anthony
Mirzaとは違う性質のクリーンを歌います。
さらにResolveで見せるような本格的なスクリームから
ブレイクダウンの流れもgood(゚∀゚ *)


On Fire
6曲目はエコー感のあるグリーンボーカルが先行し
それに反するようなヘヴィサウンドで幕を開けます。
と思ったら、シンセを加えて緩いダンスビートに。
シンセパートはここまででいちばん多いかな?
どこかで聞いたような懐かしさもあるシンセ要素だけど
チャラいノリでないのが良い。
Bメロはすぐにヘヴィなギター入ってきますしね。
シンセとクラップのキャッチーなパートのあと、
そこから上げていくのはEDMノリだけど
その先に待つブレイクダウンは完全にコアノリでgood(゚∀゚ *)
締めはそんなブレイクダウンの中、
繰り返しタイトルを歌って幕を閉じます。





God Is A Woman
7曲目はまさかのAriana Grandeカバー。
再び始まりと同時にボーカル入り、
クラップを加えつつ、ヘヴィなコアサウンドを展開。
再びクラップと、バックに鍵盤サウンドを挟み、
サビではクリーンボーカルに反するような
割と激しめの攻めたサウンドを繰り出します。
サビの最後にタイトルを歌うのもわかりやすく
シンガロングできそうで良いですね。
こういうところがポップでキャッチーなのは
やはりオリジナルがArianaだからか。
ラストもそうしてタイトルを繰り返すコーラスに。
その時点ではバンドサウンドもなくなり、
コーラス共々アカペラ感のあるアウトロで◯


Utopia
伸びのあるMirzaのボーカルから始まる8曲目。
バンドサウンドでイントロを飾り、
アップテンポで疾走感のあるサウンドにヾ(* ゚∀゚)ノ
サークルよろしくな速さではないけど
こういう少し静かな疾走感ある感じ好きなんだよね。
そこに少しレトロ感のあるシンセを交えます。
サビでタイトルを入れた歌メロもgood(゚∀゚ *)
アコギの弾き語り感からの
ラストサビで一気に上げる展開も◯
しかし、このタイトルがまたBMTHを思い出すな。
思えば、サマソニで"YOUtopia"も聴きたかったなぁ(´・ω・`)
てか、この曲自体ちょっとBMTHっぽさあるかも。


Hurricane
こちらも冒頭からMirzaのボーカルが響く9曲目。
そこからスチームパンクのような
鉄工所で金属同士を打ち鳴らすようなSEを加え
ゆっくりと進んでいきます。
ヘヴィサウンド+スクリームに転調して、
再びクリーンによる歌メロの映えるサビに。
BメロからのボーカルがMirzaっぽくないけど…誰だ?
何ならサビ前のスクリームもMirzaじゃなくね?
とはいえゲストの名前はないし、他のメンバーかな?
シンセを加えたサウンドでフラグを立てつつ、ブレイクダウンへ。
ここでのスクリームもMirzaっぽくないんだよなぁ…
マジで誰だすげー気になるw


This Is Not A Song
ラスト10曲目は今作イチのキラーチューン!
ライブに特化させた、およそ2分半のトラックは
確かにちゃんの歌詞のあるSongではねぇなw
あるのはシンガロングパートのみ!
ヾ(* ≧□≦)ノ This is not a song!!
ヾ(* ≧□≦)ノ it's a mother fxxking mosh pit!!
このあとは毎回ブレイクダウン入れてくるのも
素晴らしいじゃないかw
合間に入る女性のナレーションみたいのを聞いてると
もはや、何かしらの
エクササイズプログラムみたいに聞こえてくるw

今作を試聴するより先にMVを見てしまったんだけど
この曲のことをよぉぉおおおく表している
ライブビデオになっていて素晴らしいですw
尺の短さからしても、ライブの冒頭・中盤・終盤
どこに入れても機能しそうだし、
今後のライブでは定番になるのかもしれませんね(* ゚∀゚)







以上、

Siamese『Elements

でした。

ヘヴィサウンドで攻めまくっていたバンドが

キャッチーになり、歌メロを重視していくように…

なんてのがバンドシーンの常でありながらも、

その逆をいってるのはこのバンドくらいでは?w

キャリアと共にヘヴィで攻め感増えてくなんて

意味わからんことしてるなw

まぁ、そうしたヘヴィ路線、コア路線になって

これで2〜3枚目な気もするし、

聴く側のこちらとしても、もう慣れたもんです。

なので、このポスコア感も嫌いじゃないんですよねぇ。

何なら今作には、よりメタルコア寄りな曲もあるけど

コア感を出す前からのメロディの良さだったり

そういうところが健在の曲もある。

なんだかんだ、こういう作風になっても

M4. ChemistryM8. Utopiaあたりが好きだったりするし。


しかし、ゲストがフランスからのメタルコア2組

Siameseって今の活動拠点、デンマークではなく

フランスとかだったりするのかね?笑

単純に、お国柄的に

自国のバンドは知名度が…って部分もあるかもですが。

でも、こんなヘヴィ路線になるんだったら、

デンマークにVolbeatいるんだから

彼らをゲストにしてもいいくらいなのにね。


ただ、本当に残念なのは、この路線になってから

Christianのバイオリンが皆無になっていること( ノД`)

Christian自体はまだ在籍はしてるんだけどね(´・ω・`)

ホント、彼のバイオリンだけが恋しいです…


と、バンドのキャリアによる

一般的な流れとは逆方向に進むバンドの最新作

Siamese『Elements

楽性は変わっても、従来の良さも残ってます。

レビューにも名前を出しましたが、

今のBMTHが好きな人とかにもオススメです。

是非ぜひ、ご一聴。





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