先日の連休で帰省してましたが、

行きの新幹線でThe Home Team

実家でIn Hearts Wake

東京に戻る新幹線で今回の作品の下書きを仕上げる。

仕事さえしてなきゃ、

こうして1日1枚で書けることを改めて実感。

不労所得で暮らしてぇ…

どうも、トトです。



それでは、そんな今年57枚目の新譜レビュー

前作のデビューアルバムを経て

ウチでも取り上げるのは晴れて2回目。

前作から今作までに少しゴタついた感もありましたが

そのゴタゴタはすんなり?片付いて

こうして最新作のリリースとなりました。




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Windwaker『HYPERVIOLENCE』
01. Infinity
02. Sirens
03. Fractured State of Mind
04. Break the Rules
05. The Wall
06. Villain
07. Get Out
08. Haunting Me
09. Vertigo
10. Hypnotised
11. Venom
12. Tabula Rasa
13. Juliet





US産ポスコアのWindwaker

2年ぶり2枚目となるアルバムHYPERVIOLENCE

Fearless Recordsから7/12にリリースされました。


今作リリースに到る前に

前作でボーカルだったWillが2022年に脱退。

確か前作リリース後、割とすぐだった気が…

それはさすがに

えぇ…とは思いましたが(。-д-)-3

ポスコアシーンはJohnny Craigを中心に

ボーカルが安定しないシーンでもありますが

最近はそういうのも減ってきたと思ったのに(´・ω・`)


とはいえ、ボーカルが変わったからといって

良き作品になっていれば無問題!

それを早速、確かめていこうと思います。




Infinity
まずオープニングを務める1曲目は
イントロからシンセとコアサウンドを混ぜた展開で
vo/Liamのクリーンボーカルから幕を開けます。
サビに入るとアンセミックなおーおーコーラスも。
Bメロはベースとクラップが映える展開で幕を開け、
スクリームと共に激しく疾走感のあるサウンドに切り替わります。
ラストサビでも壮大なコーラスは響き、
全体的にはそこまでアッパーな曲ではないけど、
声出しで大いに盛り上がれる雰囲気は
オープニングにももってこいです。


Sirens
のっけからLiamのボーカルから始まる2曲目。
こちらはわかりやすくアップテンポなサウンドで
ガッツリ!叫び倒すシーンもあり、
ってことは、もちろんブレイクダウンも搭載。
ここからが本格的なスタートって雰囲気もひとしおな
テンション高い曲調で(* ゚∀゚)イィネ!
クリーンの比率も高く、耳触りが良いのも○です。
それに反するコアパートがあるからこそ、
対比としてメリハリがつくのもgood(゚∀゚ *)
ライブビデオを模したMVも良いですね。





Fractured State of Mind
ゲームっぽいデジタルサウンドで始まり
Go!! のスクリームと共にヘヴィに幕を開ける3曲目。
冒頭はガッツリ!メタルコア色も濃い展開で、
ギターもdjent/プログレみたいなリフが耳を突く。
サビはクリーンによりポスコア感を一気に強める。
Bメロは低く呻くようなラップ調のボーカルから
ブレイクダウンで落とすコアパートが最高ォウヾ(* ゚∀゚)ノ
バッキングと共に声量多めで締めるラストサビのあと
アウトロのダークな雰囲気も良いです。





Break the Rules
エッジの効いたギターとエレクトロサウンドは
ZardonicCelldwellerを彷彿とさせる始まりの4曲目。
そうしたシンセの影響もあり、
ここまででいちばんのエレクトロコア感。
ちょっと懐かしい感じがしつつも、
しっかり現代的なサウンドだと感じられるところも
なかなかに良いですね(* ゚∀゚)b
MVもカメラワークとエフェクトが見てて面白い。





The Wall
ホラー的なシンセからブレイクダウンを叩き込み
冒頭から攻めた始まりの5曲目。
ten56.のように低く呻くようなラップ調で始まり
続き、スクリームと共にアグレッシブな展開に。
それもあってか、どこかニューメタル的な雰囲気もあり
ダークでグルーヴ感に優れるサウンドがgood(゚∀゚ *)
2分ちょいしかない尺ながらも印象には残ります。

ダークでホラーな曲調なのはMVからも明らか。
他のMVとは一味違う、ホラー感ひとしおなMVは
個人的には今作No.1のMVだなぁ(*≧∀≦)





Villain
打って変わって、浮遊感のあるサウンドと共に
クリーンな雰囲気の中、クリーンボーカルから
幕を開ける6曲目。
タイトルに反してクリーンメインの歌ものかと思ったら
Bメロではいきなりスクリームが飛び出すコア感や、
後半にもしっかりブレイクダウンはあるものの、
やはり全体的に見たらクリーンがメインで
Casketsあたりを彷彿とさせる歌メロが映える
非常に現代的なポスコアの雰囲気。


Get Out
メロシャウトの様相で歌い叫び始まる7曲目。
前曲よりも少しテンポ感は上がりつつ、
タイトルを歌うところも含めたコーラスによる
わかりやすいシンガロング感もある
こちらも前曲に負けず劣らずの現代ポスコア感。
そうしたサウンドを展開していても、
ブレイクダウンはめちゃくちゃコア感あって○です。
さらにラストはラップ調ボーカルで締めるのも良い。





Haunting Me
再びダークな雰囲気で幕を開ける8曲目。
その陰性な雰囲気を保ったまま、
まずはラップボーカルからスタートします。
気付けばクリーンボーカルで歌っていますが
曲の雰囲気は1曲通して一貫しています。
ここまでのテンションが嘘のような落ち着いた感じ。
しかし、どこか不穏な雰囲気を感じさせます。


Vertigo
最初はゆったりとしたスタートながらも
すぐに上がることが想像に難しくない9曲目。
その想像通りにスクリーム+コアサウンドを展開。
そうかと思えばクリーンに切り替わり、
ハイピッチなシャウトと低音スクリームを使い分ける。
何気にLiamのボーカルも多彩でgood(゚∀゚ *)です。
その中でも低音のスクリームがいきる
後半のブレイクダウンはインダストリアル的でもあり
この曲のハイライトにもなり得る要素です。


Hypnotised
魅惑的なシンセと早口なラップから始まる10曲目。
まずはそのままラップで進行していきます。
クリーンボーカルに切り替わり、シンセよりも
バンドサウンドが前に出たところでサビへ。
Bメロサビ前で一気にテンポを落として静穏パートに。
そこから再び縦ノリなポスコアサウンドを展開。
後半にはこの曲唯一のコアパート全開になる
ブレイクダウンをぶっこんではくるものの、
アップテンポでクリーン主体で送る
聴きやすい曲調に収まっているのは良いですね。


Venom
こちらもダークかつポップなシンセから始まる11曲目。
そしてこちらもラップボーカルから幕開け。
ラップトラック的な雰囲気も感じさせる一方で、
コア感満点のスクリームがその雰囲気を打ち消します。
ニューメタルっていう雰囲気ではないけど、
ヒップホップと、シンセと、グルーヴィー重い音と、
それぞれが上手いこと溶け合ってる感じ?
後半はさらに雰囲気を一転させ、
壮大なコーラスが響く浮遊感のある展開に。
終始、イントロから一貫するシンセサウンドが
壊れたようにテンポが落ちていき、その流れで
ブレイクダウンを入れてくるのも秀逸です(* ゚∀゚)


Tabula Rasa
のっけからクラップパートと
チャラいエレクトロサウンドが鳴る12曲目。
こちらもまずはラップ調のボーカルからスタート。
そこから徐々に勢いを強めてシャウトに切り替わり、
サビでは安定のクリーンに切り替わる。
Bメロはよりラップに磨きがかかり、
今作の中でもかなりラップトラック寄りな感じで
そのままラップシャウトのようなボーカルも披露。
前任Willもかなり多彩なボーカリストだったけど、
Liamもそれに全然負けてないな。
そうしたボーカルありきでのサウンドの多彩さも
聴いてて面白いです。





Juliet
ラスト13曲目は、公演や遊園地で遊ぶ
元気な子どもの声が聞こえる中、
低めのクリーンボーカルで幕を開けます。
女性の名前をタイトルにしてるところも
古くから続くポスコアの歴史を踏襲してますね。
ここまでの目まぐるしい曲群を終えたラストに
2分ちょいでサクッと、かつしっとりとした
落ち着いたバラードナンバーで締めるという
エンディングとしてもgood(゚∀゚ *)です。





以上、

Windwaker『HYPERVIOLENCE

でした。

Liamは既存メンバーであることも

理由としてはあるのかもしれませんが、

ボーカルの交代劇があったにしては

そこまでマイナスイメージのない作品でしたね。

それどころか、前任のWill同様に

Liamも多彩なボーカルを使い分けるボーカリストであり

前作のような多彩な音楽性の作品に対し、

十分すぎる活躍を見せてくれています(* ゚∀゚)b

今やポスコアシーン自体が、

かなり色んな内包ジャンルがあるようなシーンですが

その中でも、型に囚われないような感じは

有数のバンドであると思います。

1枚リピートして聴いてても

なかなか飽きませんからね( ´∀` )b


ボーカルが変わっても、

バンドの音楽性はブレないまま!

Windwaker『HYPERVIOLENCE

前作が気に入った人は、

今作もバッチリ気にきるのでは?と思います。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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