今期、大いに話題のアニメのOPを

メタルカバーしてる外国人のおっさんおったw

この人、他にも「アイドル」とか色々とカバーしてて

ちゃんと元の映像に沿ったものを

おっさんがやっててクソ笑うwwwww

しかも日本語で歌ってるのすごいなw

どうも、トトです。



それでは今年53枚目の新譜レビュー

数的にはまだ余談を許さない状況ですが

貴重な国内バンドの作品を1枚。

今年はあと、当初より遅れに遅れまくってる

SABLE HILLSも控えてるし、

今年は久々にSHADOWSのリリースモアルヾ(* ゚∀゚)ノ

このまま国内の作品も10枚以上揃うといいんだけど…

という思いを抱きつつ、

今回はまずこちらの作品を。




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Earthists.『HYPERMETAL』
1. METAHOPE
2. ULTRABLUE
3. SHAPEBREAKER
4. HYPERHELL
5. ACIDGLINT
6. GODBLAST




国内有数のプログレッシブメタルバンドEarthists.

3枚目のアルバムとなった前作から

2年ぶりとなる最新EP『HYPERMETAL』が

7月5日にリリースされました。


アルバムでなかったのは残念ですが、

2年という周期で

最新作をリリースしてくれたのは何より。

しかも日本のリリース日である水曜ではなく、

海外基準の金曜にリリースしたのも良いですね。


そんなしっかり海外を見据えた…って言っても

そもそもデビューアルバムは

海外レーベルから出てるバンドですが(。-∀-)笑

そんなEarthists.の最新作

早速、聴いていこうと思います。




METAHOPE
ギターの高速掻き鳴らしから耳を引き、
イントロの鍵盤から耳を突いてくる1曲目。
まずはコーラスを交えてYuiが引っ張る展開に。
もはやYutoクリーンがフツーにあるのも違和感ないな。
サビに入ると、イントロの鍵盤が
歌メロをなぞっていたのがわかるの(* ゚∀゚)イィネ!
Bメロは低音スクリームでYuiが叫ぶ。
ブレイクダウンにはほんのりプログレ感もあり
これまでEarthists.がやってきた音楽が
垣間見えるような感じがするブレイクでgood(゚∀゚ *)





ULTRABLUE
流れるような鍵盤からスタートし、
そのまま鍵盤とバンドサウンドが絡むイントロの2曲目。
Yutoクリーンからイィ感じに始まり、
コア感満点のYuiのスクリームへとバトンタッチ。
サビ前の一瞬のKurokawaベースが良いなぁ…(* ゚∀゚)
と思ったところで、Yuiのメロシャウトが響く展開に。
ブレイクダウンは完全にメタルコアのそれで上がる。
ブレイクダウン後に鍵盤と共に展開される
Yutoクリーンが物凄くgood(゚∀゚ *)なんだが。
短いながらもここのクリーンは過去イチ(* ゚∀゚)イィ!
アウトロはイントロの同様の鍵盤で締めるのも○





SHAPEBREAKER
イントロの鍵盤のリフがボカロっぽい3曲目。
なんかちょっと懐かしさすら感じるわw
ここでもまずはYutoクリーンから幕を開けますが、
この曲だけ、どこか他の5曲とは違う雰囲気を感じる…
鍵盤要素やYuiのハイピッチなメロシャウトは健在だけど
他の曲よりも少し陰性よりな曲調というか。
Bメロのほんのりダークでシンフォニックなコーラスや
低く呻くラップ調のボーカルなんてのも
その他との″違い″を感じることに一役買っています。
クラップパートを抜けてのバンドサウンドメインの
ブレイクダウンはやっぱ良いなぁ(* ゚∀゚)
イントロ同様の鍵盤を展開するアウトロでは
Yuiのメロシャウトも同時に響いて締めに。


HYPERHELL
力強い鍵盤サウンドから幕を開ける4曲目。
やはりYutoクリーン始まりは定番化したか?
そこからYuiがエンジンを温めながら
サビに入るともはやお馴染みな
ハイピッチなメロシャウトが繰り出される。
Bメロに入ると、少し早口で紡ぐYutoクリーンと
それに合わせた流れるような鍵盤がcool(* ゚∀゚)
そこからYuiのスクリームを経てブレイクダウンへ。
イントロからある流れるようなギターと
うねるようなグルーヴ感のベースも良いなぁ(* ゚∀゚)
これと同じフレーズがサビでも展開されてるのが◎





ACIDGLINT
イントロのシンセからして
再びボカロ感のある雰囲気の5曲目。
バンドサウンドメインの部分もあるけど、
他の曲よりもシンセ要素多めな印象を受けます。
その分、ハイパーポップ寄りにも感じるけど
Earthists.の持つ激しい部分がそれを打ち消す。
後半にある一瞬のシンセとアコギが絡むパートが(* ゚∀゚)イィネ!
ラストのアグレッシブパートは
完全にモッシュパートとイコールになる激しさが◎
2'11"と短い曲ですが、前半のバンドメインのパートと
ラストのアグレッシブパートが(* ゚∀゚)スキデス!





GODBLAST
間髪入れずに切り替わるラスト6曲目は
初っぱなから特徴的な鍵盤サウンドが耳を引く。
ここではYuiのシャウトからスタートを切り、
タイトルを叫ぶところから始まるサビは
それこそタイトルを何度も叫ぶからこそ
キャッチーな部分が垣間見える。
AメロもBメロも、少し落ち着いた雰囲気で
Yutoが歌うクリーンパートがツボだったりします。
ラストサビ前の鍵盤ソロパートも(* ゚∀゚)イィ…
ラストはコーラスと共にタイトルを繰り返す
シンガロング感のある展開から
ギターソロの様相を見せるアウトロで締めます。





以上、

Earthists.『HYPERMETAL

でした。

前作も新境地だとは思いましたが、

今作を聴いてみると、むしろ今作こそが

新境地であることを大いに実感しましたね。

というか、それはシングルの段階で思ってましたが

こうして1枚にまとめることでより明確になりました。

半数以上が先行リリースされた6曲EPかよー(。-д-)-3

と、当初は思ったし、

収録曲の半数が先行でリリースされている為、

新鮮さに欠けるのはどうしても否めない。

しかし、今作を聴いてみると

この曲調、このテンションでアルバムにされても

胃もたれしそうなので、むしろEPで良かったかもw


ボーカルワークもメリハリがつきましたね。

Yuiは英詞の部分は割と低めのスクリームで、

サビの日本詞の部分はハイピッチなメロシャウト、

と、差別化しているような感じが見て取れます。

そして、音源が出るたびに良くなるYutoのクリーン。

これはホントに文字通り、リリースされる作品ごとに

どんどん良くなっていくヾ(* ゚∀゚)ノ

Yutoが歌うパートがより増えた気がするのも

やはり、より"歌える"ことになった証だとも思います。

元より鍵盤使いのバンドではありましたが

それが今やこういう使い方になるとは…

1stから聴いてる当時、こうなるなんて思わなかった。


しかし

″ウルトラ″ブルーとか、″ハイパー″メタルとか、

ゴッドブラストとか、日本後歌詞の感じとか…

絶妙なダサさや厨二臭さには

思うところがないワケではないけど、

むしろそこは「狙い」であると思いたいw

そうでなくても

カタカナとか日本語にすることでダサくなる英語なんて

腐るほどあるからな(。-∀-)w

HYPERMETALは、

ハイパーポップ×メタル

って部分もあるだろうしね。


ただ、昨今

日本ではボカロ出身者がチャートを賑わせ、

世界では日本語マーチやアートワークも流行ってる、

そうしたところを考えると

そのへんをしっかり意識した作風だとも思います。


今まででも有数ではあったものの

今作によって、唯一無二になった気がします。

Earthists.『HYPERMETAL

さらなる新境地開拓となったバンドの最新作

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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