The OffspringのNoodlesは10月11日にリリースする新譜Superchargedについて「新譜には自身がメタルと呼べる曲が少なくとも1曲はある。Come To Brazilという曲はスラッシュメタルなんだ。他にもGet Someという曲はかなりロックなリフで、ほぼメタルなんだよ」と発言。 https://t.co/fwO4BOdfP4
— Rock is not DEAD! (@Tomoki_in_OC) July 5, 2024
今回のアートワークがどこぞのメタルバンドみたく
ダッサいのってそういうこと?w
しかし、今作は前作からだいぶ早かったし、
既にリリース予定日も発表されているので
年内にリリースはほぼ確な感じで何より。
どうも、トトです。
それでは6月分の蔵出しレビューといきましょう。
6月の新譜は軒並み良作で
このままなら蔵出しはないかなーと思いきや
最終週にどっとリリースされた新譜の中から
残念賞だったものを3枚取り上げます。

The XCERTS『Afterthoughts On Letting Go』
1. GIMME (Afterthoughts Version)
2. Ache (Afterthoughts Version)
3. Blame (Afterthoughts Version)
4. Lovesick (Afterthoughts Version)
5. GIMME
6. Ache (Feat. Sam Carter)
7. Blame
8. Lovesick
UKのPOP ROCKバンドThe XCERTS
NEW EP『Afterthoughts On Letting Go』が
UNFDから6/26にリリースされました。
アルバムには少ないが、EPなら多い8曲収録は
中途半端感もあるけど、5曲以上あるしレビューするか
と思って、よくよくトラックリストを見ると
同じ4曲の別verやんけ!Σ(゚Д゚ノ)ノ
ってことで、こうして蔵出しに。
その別verがまた、アコギやピアノを用いた
スローテンポなエモーショナル寄りに
アレンジされていたのも後を引きました。
それはそれで良いんだけど、ってのはありつつも。
が、原曲となるそもそもの4曲は
しっかりPOP ROCKしていて良い感じ(* ゚∀゚)
″GIMME″からテンション高めで上がります。
″Ache″、″Blame″はアップテンポでPOP PUNK的でもあり
こちらも聴いてて良い感じに上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
″Ache″ではArchitectsのSamが参加してるのも
意外な人選とはいえ、なかなか良さげでした。
本家でもクリーンを歌うようになったし、
それが上手いこと活かされた感じでgood(゚∀゚ *)
″Lovesick″はタイトルらしくPOP ROCKに。
タイトルを一字ずつ歌っていくコーラスによる
シンガロング感あるのもgood(゚∀゚ *)です。
と、原曲の4曲は文句なしに
ポップでキャッチーなPOP ROCKしていて◎でした。
収録順的にも、なんでアレンジ版の方を先にしたのか
ちょっと意図がわからんね(。-∀-)
次作は原曲の感じのPOP ROCKで固めたアルバムで
是非とも本記事レビューで書かせていただきたい。

Islander『Grammy Nominated』
01. Witch
02. We're All Too Young to Die
03. Ritual of Death
04. What a Time to Be Alive
05. Dark Ride feat. Christian Lindskog
06. Show Me Where It Hurts
07. Weight of the World
08. Serpents & Daggers
09. Die Dreaming (Morir Soñando)
10. Kayfabe
11. Psalm of Eternia
US産ニューメタル、ラップメタルバンドIslander
2年ぶり4枚目となる『Grammy Nominated』を
レーベルを離れ、6/28に自主リリースしました。
試聴1周目から、どこのどなたですか…?
と、ニューメタル皆無になってしまったのが
蔵出しにした最大にして、単純すぎる理由。
バンドの音楽性の変化に対して自分は割と寛容…
ってこともないけど、そこまで毛嫌いはしないにせよ
何作かかけて…もしくは1作試験的に作って…と、
間にクッション的な作品を出していたならまだしも
いきなりガラッと変わられると困惑はするわ(´・ω・`)
これがそもそも″メタルコア″バンドとしての新譜なら
割と良さげだし、正直Wage Warの新譜より全然良い。
M1.Witchからテンション高めに走るわ、
ブレイクダウンも申し分なしだわ、
M3. Ritual of Deathなんて叫ぶことがメインで、
M7. Weight of the Worldはクリーンもあるけど
どっちも走って落とせる紛うことなきメタルコアなんよ…
今作全体的にクリーンで歌う曲も多いけど、
叫ぶシーンも決して少なくない。
でも、Islanderにメタルコアのイメージはなかったし
ニューメタルがいきなりメタルコアされても…っていう。
M6. Show Me Where It HurtsやM8. Serpents & Daggers
M9. Die Dreaming (Morir Soñando)、
M10. Kayfabe、M11. Psalm of Eterniaと
今作収録曲のおよそ半分の曲にはラップ要素もあり、
ニューメタルを感じさせる要素がゼロではないけど
その印象が霞むくらいには全体的な変化が…
ニューメタル要素がむしろ″ついで″くらいになってて、
1曲丸々ニューメタル、ラップメタルしてる曲が
ゼロって…ねぇ…(´・ω・`)
ニューメタルとそれ以外の曲の割合が逆であってほしかった。
Stray From The Path的だと思えばまぁ…と思わなくもないが。
今作を聴いてBackWordzの新譜も不安になってきた…
BackWordzの新曲も変にメタルコアに寄せてきてたし…
今やニューメタル自体が貴重な枠なんだから、
ニューメタル継続してほしいぉ…(´・ω・`)
貴重だからこそ、こんなのやってても売れねぇ
って思いもあるのかもしれないけど。
ガッツリ落としてくるブレイクダウンじゃなくて、
ミドルテンポなグルーヴ感を、ラップをくれ…
レーベルを離れたことも影響してるのか、
しかし自主でリリースした作品がコレなら
バンドが今やりたいのはこっち方面なのか…(´・ω・`)

Scene Queen『Hot Singles In Your Area』
01. BDSM
02. 18+
03. Whips and Chains
04. Pink Push-Up Bra
05. Mutual Masturbation
06. Girls Gone Wild (ft. Wargasm)
07. POV (ft. The Ready Set)
08. Hot Singles In Your Area
09. MILF
10. Amateur
11. Stuck (ft. 6arelyhuman)
12. Finger
13. PEG
14. Oral Fixation
15. Climax
ポップ×メタルコアな唯一無二な音楽性を誇る
Scene Queenのデビューアルバム
『Hot Singles In Your Area』が
Hopeless Recordsから6/28にリリースされました。
アートワークから受ける「ど」が付くレベルの
ポップな雰囲気と、それを体現する彼女のボーカル
それを裏切るメタルコアじみたヘヴィサウンドと
ブレイクダウンを搭載した良い意味で
アンバランスと言える音楽性は健在。
M1. BDSMからそのサウンドを発揮しています。
しかし、そのM1ではガッツリシャウトしていたり
続くM2. 18+、M3. Whips and Chainsほか
今作ではラップボーカルを披露する曲も多く
彼女のボーカルワークも幅が広がったのが伺えます。
その点では、皮肉にもIslanderよりも
よっぽどニューメタル感があって良い。笑
今作で最初に耳に残ったM4. Pink Push-Up Braをはじめ
M5. Mutual MasturbationやM10. Amateurなど
今作全体的に同じワードを繰り返すシーンも多く、
めちゃくちゃキャッチーでノリやすい。
そういうところにメタルコアよろしくな
本格的なブレイクダウンを入れてくるというねw
coldrianのBLARE FESに呼ばれたり、
Crossfaithの新譜に参加していたりと、
日本でも知名度が高まりつつあるWargasmが参加した
M6. Girls Gone Wildもライブでプレイすれば
上がること間違いなしと思える曲に。
The Ready Setが参加したM7. POVや
6arelyhumanが参加したM11. Stuckでは
一気にシンセ要素が強くなったり。
特にM11の方は完全にクラブノリのEDMに。
クラブノリで言えばM13. PEGも。
アコギとどヘヴィなギターのギャップが激しい
タイトルトラックのM8. Hot Singles In Your Area
癒し系かと思いつつ、そんなことないサウンドで
ぶん殴ってくるM9. MILF
この曲のMVはSQの音楽性をよく表してると思う。
M12. Fingerはめちゃくちゃイマドキというか。
アッパーでリズミカルなツーステ踏みたくなるような
ラウドナンバーでノリノリになれる。
PALEDUSKや今のEarthists.が好きな人に刺さりそう。
15曲もあって、曲間の繋ぎ目がほぼシームレスで
総尺36分に収まるコンパクトさは驚きΣ(°ω°ノ)ノ
それぞれの曲も山あり谷あり…谷はあったか?w
とはいえ、様々な要素があってジェットコースター的で
そうした尺のコンパクトさも踏まえれば、
これだけ色んな要素があるにも関わらず
あっという間に終わってしまうようなところも
まさにジェットコースターって感じです。
こうして6月最終週にどかっとリリースがあり、
少し焦り始めていたのと、Scene Queenを聴いてるのも
そこまで長くないから泣く泣く蔵出しにしたものの
今回の蔵出しの中では個人的にいちばん良作であり、
本記事で書けなかったのを悔やむレベルの作品です。
以上、6月の蔵出しレビューでした。
本来はここに、まさかの年内2枚目のリリースだった
nothing,nowhereも入れるつもりでしたが
思いのほかエモーショナルに寄りすぎた作風で
(。-ω-)ウーン…と思ってしまったので
正真正銘、お蔵入りとなりました。
そんな感じで6月分を終わろうと思います。
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