駄作が多いってか

手法が出尽くしちゃってる感はある気も。

昔の心霊番組や心霊写真じゃないけど、

時代的にも、作風的にも、

CGだろ?作りもんだろ?

みたいに思ってしまうものがあるのも否めないし。

で、アイデア一発!みたいなのも最近は多いけど

そのアイデアが良くても、ホラーとして怖くない

とかね。

洋邦のホラーの違いもあるだろうし、

何とも言えないですよねぇ(。-ω-)-3

どうも、トトです。



とか言いつつ、

自分もまたこうしてホラーを観に来ている…(。-ω-)

前回、公開日初日に観た『バッドボーイズ』から

約1週間、バッドボーイズと同日公開だった作品を

ようやく観ることができました。

それというのも、ホントは26(水)に観るつもりが

会社の都合であれよあれと予定が狂わされ…(# -皿-)イライラ

ようやく29(土)に観れたと。

もちろん、優先させたバッドボーイズほど

観たい!って意欲には劣るものの、

予告編を見たときから気になってはいたので。

そんな今年18本目の新作映画はこちら。




20240621_012402
The Watchers

地図にない森、ガラス貼りの部屋、見知らぬ3人─
28歳の孤独なアーティスト ミナは、贈り物を届けるだけのはずだったが、そこに閉じ込められ″謎の何か″に毎晩監視されている─
″監視者″は何者なのか?そして何故…?





M・ナイト・シャマランの娘である

イシャナ・ナイト・シャマランが

長編映画作品で初監督・脚本を務めたホラー

The Watchers

を映画館で鑑賞。

公開から1週間経つので

そこそこ上映数も減っているかと思いきや、

テレビCMもけっこうやっていたのもあってか

意外とまだけっこうな上映数があり、

客入りもそこそこでした。


しかし、シャマランの娘が手掛けたとはいえ

そういやシャマランの作品って見てないな…

映画ちゃんと観始めたのが00年代からなので、

それ以前のものってシャマラン作品に限らず

そこまで見れてないんだよね(´・ω・`)

『オールド』はチェックしてたけど、

結局、観ずにじまいだったしなー。

親子で作風が似るってのはあるあるだけど、

もちろんそうであるとも限らないので、

フラットな気持ちで見られるのは良いけど果たして…



面白かった!(* ゚∀゚)

ちゃんとホラー的な恐さもあって

なかなかに楽しめました。

原作は小説、伝承だということで

不気味なホラー感がありましたね。

まず冒頭から、その恐怖の対象となるものを

チラ見せすることで、掴みはバッチリ(* ゚∀゚)b


そして予告編でも見せていた本作の舞台

「鳥かご」と呼ばれる小屋に舞台を映します。

しかし、薄暗い森の中の鳥の群集って

なんであんなに恐怖感を煽るかね…

The Watchers_4

まぁ、それより恐ろしいものが鳥かごの外に…

小屋の壁一面を埋める大きな鏡は、

外からは中が丸見えのマジックミラー的ガラス。

中からは全く外がわからないのに

不気味な声、物音が響くって

恐怖以外の何ものでもないよね…((((;゚Д゚))))

The Watchers_1

そうして、小屋の中を見ている″ウォッチャーズ″

・ウォッチャーズに背を向けてはいけない
・決してドアを開けてはいけない
・常に光の中にいろ

こうしたルール決めがされることで、

行動制限されるのも恐怖を煽る。

中でもやっぱ「光の中にいろ」

The Watchers_3

小屋の外に出れるのは日中のみ。

しかし、森の中は

幻覚幻聴により脱出も困難。

日没になることの恐怖は

「アイ・アム・レジェンド」を彷彿とさせる。

The Watchers_5


中盤、シルエットながらも

ウォッチャーズの外見が垣間見えるシーンは

そのおぞましさに鳥肌ブワァァアアア((((;゚Д゚))))

身長、腕、脚、指が長すぎる…


鳥かごの中にあるものは「教授」のもの

その教授も後半にちゃんと明かしてくれますが、

この教授がまた完全にイカレポンチでした。

ウォッチャーズを捕えて研究対象になんて…

しかし、教授のビデオログのおかげで

脱出もできるんですけど。

森を離れることができないウォッチャーズを

脱出の際にボートの上から見る群衆は

恐怖でもあり、どこか切なくも見える。


そもそも序盤から出ていて、

謎に鳥かごに長くいるマデリン

The Watchers_6

このババァ絶対諸悪の根元じゃね?

とは思って観てたけど

それは無事に森を抜けたあとに明らかに。

確かに根元は根元だったけど、大元は教授だけどね。

ウォッチャー改め、ハーフリングとして

果たして、他のハーフリングを見つけられるか否か…

というエンディングは

これがまたちょっと切ない最後でもありましたね。

元となった原作や伝承からの影響か

ホラー映画とは思えないこのエンディングは新鮮。


ラストシーンのお姉ちゃんとの会話シーンは

ここまでの流れからして、

もしかしてお姉ちゃんハーフリング?!

なんて思ってしまったけどw

1人2役で双子役はズルいじゃーん(。>д<)w

予告編や先出し画像とかで見る

The Watchers_2

あの鏡のシーンとか

観ててどっちが鏡かわからんくなったし

双子はずりぃじゃーんw


と、意外と楽しめたのでパンフレットも購入。

DSC_0072

ミナを演じた主演のダコタ・ファニングをはじめ

長編初監督を務めたイシャナのインタビュー、

製作に関わったシャマランのインタビューと

三者のインタビューが読み応えありでgood(゚∀゚ *)



と、親父の作品よりも先に娘の作品を観て

なかなかに楽しめた

The Watchersの感想でした。

親父の方も『シックス・センス』くらいは

ちゃんと見とかないとなぁ。





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