おー!国内ポップパンク"バンド"で

USライブってかなり快挙なんじゃない?(* ゚∀゚)

結果はどうあれ、頑張ってきて欲しいですね。

ところで



Between You & Meの来日は?

どうも、トトです。



それでは今年45枚目の新譜レビュー

今回のバンドも当ブログでは初出しですが

前回のStand Stillと違って、

かなりキャリアの長いバンドです。

自分も好きなジャンルのバンドながらも

タイミングやら、来日がないやらで、

聴くのもどんどん後手後手に回ってしまった結果

ここへきてようやく初めて取り上げるという。

そんな今回の作品はこちら。




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The Early November
『The Early November』

01. The Empress
02. The Magician
03. About Me
04. What We Earn
05. We Hang On
06. The Fool
07. Tired Of Lying
08. The Dirtiest Things
09. The High Priestess
10. It Will Always Be





USのエモ、POP PUNKバンドのThe Early November

一時期、シーンから離れたことはあったものの

2001年から活動を続けるバンドが

6/14に、現所属であるPure Noise Recordsから

ここへきてのセルフタイトル作をリリースしました。


いつぞやに蔵出しで

出すか出さないかみたいな話で

名前を出したような出さなかったような気が…

とはいえ、本記事で書くのはやはり初です。

バンドの存在自体はもちろん知っていました。

冒頭で言ったように、聴く機会が

どんどん後手に回ってしまっていただけで…(。-∀-)

ようやくとなった時には

なんともタイミング良くセルフタイトル作!

早速、聴いていこうと思います。




The Empress
イントロからありし日のPOP PUNKな雰囲気を
存分に感じさせる1曲目。
サビ前には一旦スローに落とし、
そのままエモーショナルな雰囲気を強めてサビへ。
Bメロは冒頭からテンポアップして、
よりPOP PUNKな感じを強めてきて(* ゚∀゚)イィネ!
こういうエモメロ系POP PUNKも久々。
再び、アンビエントな雰囲気に一旦落としつつ、
ラストサビでさらにテンポアップし
POP PUNK全開なサウンドになるの(* ゚∀゚)スキー

一人称視点で踊るMVは面白いなw
Bメロからはスケボーだヾ(* ゚∀゚)ノ
さらにはエアリアルダンスや吊り輪に到り、
今作の一人称視点シリーズの中では
見てていちばん面白い内容だったかも。



現状、自分が下書きを書いている時点では
5つのMVが出てますが、内容は繋がってるみたい。
見た感じ、というかMVのUP順だとすると
M4 → M6 → M7 → M1 → M5
って感じに繋がってるような感じがします。
この手のものだと全曲出す例もあるので何ともですが。



The Magician
テンポアップして終わった前曲を引き継ぐように
アップテンポにPOP PUNKして始まる2曲目。
サビ前に落として、サビで上げるって展開は
前曲と似たような感じしますね。
しかし、全体的なPOP PUNK度はこっちも負けてない?
おーおーコーラスが響く静穏パートからラストサビへ。
その最後はロングトーンで締めるのがgood(゚∀゚ *)


About Me
冒頭から耳馴染みの良いメロディと
適度で心地良いテンポで展開していく3曲目。
エモーショナルな雰囲気はそのままに、
縦ノリ感のあるキャッチーさが良いですね。
そうして進んできた中で、最後の最後
ラストサビは一気にテンポアップし、
POP PUNKな雰囲気を強める展開がgood(゚∀゚ *)

バンドを象徴するアイコンでもある
紅葉をはじめとした葉が風に舞うような
モノクロのLyric Videoも良いなぁ( ´∀` )





What We Earn
打って変わってアンビエントな雰囲気で始まる4曲目。
そこから転調し、ボーカルと共に
一気に勢いづいてのロックサウンドを展開。
再び静穏パートへ落としたあとは
おーおーコーラスをバックに再び勢いを強め、
そのまま静かなアップテンポな疾走感あるサウンドに。
こういうエモーショナルな雰囲気な曲でも
疾走感や勢いのあるサウンドは大歓迎ヾ(* ゚∀゚)ノ

そうした勢いが映像にも存分に表れている
破壊衝動MAXな一人称視点のMVは
気持ちの良い破壊っぷりw
良いストレス発散になりそうオレもやりたい。





We Hang On
再び打って変わって、
弾き語りの雰囲気で静かに始まる5曲目。
サビに入ればしっかりバンド感もあるけど、
基本は弾き語り調でスローなテンポで送る
今作でも有数の歌ものエモーショナルトラック。

これで最後のとなるのか?なMVは
土葬オチみたいにはなっているものの、
同じ白つなぎの人物が埋めていくのが最後に映され
これで終わりとも、まだ続くようにも思えるという
洋画あるあるみたいな終わり方でしたね。





The Fool
同じく弾き語りの始まりだけど
こちらはもっとエコー気味でチルい雰囲気な6曲目。
そのまま進んでいくかと思いきや、
眠気から一気に目が覚めるが如く、
テンポアップしてのPOP PUNK調は上がるーヾ(* ゚∀゚)ノ
テンポを落とし、キャッチーなメロで進みしつつ、
サビで再び疾走感のある展開は
やっぱ上がるーヾ(* ゚∀゚)ノ
エモーショナルなアンビエントな雰囲気に落とし、
少しずつ勢いをつけ、ラストサビで再び疾走するのは
やっぱ上がるーヾ(* ゚∀゚)ノ
持ち前のエモーショナルさはそのままに
今作イチの疾走ナンバーかも。
そうした疾走パートに入ると。MVの方でも走る
シンクロした映像が良いですね。





Tired Of Lying
7曲目はド頭から言葉詰め込み系のボーカルで幕開け。
シンセとロックサウンドが合わさるイントロを抜け
ハイトーンなボーカルが展開されるとこまでくると
なんかドロス…になってからは大して聴いてないので
[champagne]を思い出すな。
そのハイトーンなボーカルがようぺっぽいんだよな。
という過去の記憶を掘り起こさせる。
エモーショナルなロックサウンドってのも
その記憶を引き起こす要因の1つかも。
全体通してはしっかりThe Early Novemberだけどもね。
ラストのコーラス盛り盛りの展開とかgood(゚∀゚ *)です。

今度は演奏シーンになる一人称視点のMV
こちとらバンドマンではないので
こういう目線でプレイしてるんだなーってのが見れて
バンドマン気分を体験できて面白いですね。





The Dirtiest Things
クラップと共にゆっくりスローに始まる8曲目。
こういうの聴くとエモ、オルタナの雰囲気を感じます。
大きな転調はなく、スローなままバンドサウンドを打ち出し
それがまたさらなるエモーショナルさを引き立たせます。
と思ったら、ラストはコーラスと共に
一気にテンポアップし、疾走して勢いづきます。
この転調は意外な展開でした。


The High Priestess
9曲目はベースとギターが耳を突くイントロから。
徐々にテンポ感を上げていき、
サビに入る頃には良い感じのPOP PUNK調にヾ(* ゚∀゚)ノ
ラスト前に一旦静穏パートに移行し、
静かに歌うボーカルはそのまま
バンドサウンドが強くなっていく展開で、
少し余韻のあるアウトロで締めます。


It Will Always Be
イントロから優しいアコギの音色が響くラスト10曲目。
後ろに鳴るサウンドもアンビエントな癒し感。
ほぼ3分ぴったりな尺の中で
ゆっくり、スローな時間が流れていきます。
こうしたアコギの弾き語り曲で締めるのが
バンドの音楽性からしても″らしい″締めの1曲。





以上、

The Early November『The Early November

でした。

前回のStand Stillに続き、

エモーショナル寄りな作品2連続でしたが

もちろん、どちらのバンドも音楽性は異なり、

久々にこういう雰囲気にまみれた作品を

続けてレビューしました。

今作に関しては、それこそ10年代前後の

Hopeless Recordsバンドっぽいと思ったけど、

リピートしていく内に、

最初に契約したDrive-Thru Records

次に所属したRise Recordsはもちろん、

現所属のPure Noise Recordsも含め、

そうしたレーベルと契約してきたのも納得しました。

でも、やはりどこか懐かしさもある

エモメロ系のPOP PUNKを感じられるような作風も

そのくらいの頃から自分もちゃんと音楽聴き始めたので

そうした面も後押しして、楽しめた1枚かもしれません。


エモーショナルに寄った作品は

割と蔵出しにしてることも少なくないですが

Stand Stillも、今作も、

そうしなかったのには十分な理由がある作品でした。

The Early November『The Early November

アンビエントで、エモーショナルで、オルタナながらも

しっかりPOP PUNKを感じられる部分もある

今のバンドを表すセルフタイトル作でした。

是非ぜひ、ご一聴。





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