こういうの見て毎回思うけど、

内容はもちろんだけど、

何で真っ先にメールアドレスを疑わないかね?

アドレスも一見、公式かと思うようなのもあるけど

まったく見当違いなアレドレスもあれば、

よく見るとバカみたいなアドレスしてるのあるのにね。

m → rn

みたいなのは、なるほどねーなんて

感心してしまったけどw

どうも、トトです。



それでは今年38枚目の新譜レビュー

前回のBMTHの新譜16曲に続いて、

今回取り上げる作品は18曲と

嬉しいことにボリュームある作品が続いた為、

だいぶ久々に2日も空けてしまいました。

しかし、BMTHも今回の作品も

その多くの曲をしっかり聴いた上で満足し、

こうして本記事で書いているのでね。

時間がかかって当たり前。

時間をかけて試聴し、記事として仕上げた

そんな今回の作品はこちらです。





20240526_010657
Capstan『The Mosaic』
01. I. Revolve
02. Misery Scene
03. Final Words
04. Undertow feat. Throat
05. An Open Letter
06. Hailey
07. Bloom
08. Empire
09. What You Want feat. Oliver Baxxter
10. II. Revise
11. Dwell
12. Arrows feat. Trash Boat
13. Compendium
14. Bête Noire
15. Moloch
16. What Can I Say
17. Heart To Heart feat. Belmont, Jason Taylor
18. III. The Mosaic





USのプログレッシブポスコアバンドCapstan

3年ぶり3枚目となるアルバムThe Mosaic

前作同様、Fearless Recordsから

5/24にリリースされました。

モザイクアートのようなアートワークは

一見して惹かれるデザインですね。

タイトルをまんま表しているようなのもgood(゚∀゚ *)


全18曲というボリューム、

アートワークから見る外見からも

既に期待値高めではあるものの

では、内訳はその期待に応えてくれるのか

早速、確かめていこうと思います。



I. Revolve
静かに淡々としたギターから幕を開ける1曲目は
そのサウンドに合わせてvo/Anthony
静かに優しく歌い出してスタートします。
そこに加わる鍵盤サウンドの雰囲気が良いな。
ボーカルも徐々にシャウト混じりに変わっていき、
テンポアップするのと同時に、コーラスを従え
一気に勢いに乗ったところで本格スタートを切る。
ここのサウンドはスワンコアのそれに近いのも○
そのまま流れて短いブレイクダウンに入り、
雷鳴が轟くようなサウンドの中、静かに歌いつつ
今作オープニングの2分間を締めます。


Misery Scene
アコギを掻き鳴らす弾き語りで始まる2曲目。
そこから一転、ヘヴィなギターに切り替わります。
イントロを経て、静穏パートでクリーンボーカル、
そこから少しテンポアップするサビは
ボーカル含めて少し穏やかな縦ノリな雰囲気に。
Bメロはシャウトをバック、クリーンをメインに展開。
サビは再びエモーショナルかつピースフルな雰囲気に。
ギターソロを挟んで、
ヾ(* ≧□≦)ノ Miiiseerrryy Sceeene!!
とタイトルを歌うとこはシンガロング必須。
短いクラップとコーラスを経てラストサビへ。





Final Words
3曲目もヘヴィギターで始まります。
Djentなリフも飛び出し、より攻め感ある展開に。
ほんのりシアトリカル感も感じる部分は
AlesanaGet Scared、ETFあたりの雰囲気も(* ゚∀゚)
それらのバンドにはない、ギターはやはり耳に入る。
しかし、この感じのシャウトからのブレイクダウンは
↑の3組とは違うバンドが浮かぶが…Chiodosあたりか?
ラストサビ前の静穏ギターパート(* ゚∀゚)スキー
ここがまたPolyphiaとかCHON的な
少しマスロック感もあるのが良いなぁ。

激しい曲に合うような、アツいフロアが垣間見える
ライブビデオ、ツアービデオなMVもgood(゚∀゚ *)





Undertow feat. Throat
ターンテーブル的スクラッチ音から幕を開ける4曲目。
グルーヴ感満点のヘヴィサウンドなイントロは
スクラッチも相まってニューメタル感があります。
本編が始まればニューメタルな感じはなくなりますが、
サビの歌メロが良い感じ(* ゚∀゚)b
叫んでるシーンも少なくない中で、
やっぱクリーンが前に出るサビのメロディ良いな。
Aメロはスワンコア的だった展開も、
Bメロからはシャウトの雰囲気も変わり
プログレ的な重いリフに合うスクリームが特徴的。
後半のブレイクダウンではThroatvo/Jimmyが参加し
Anthonyとは違うスクリームを披露しています。
小さくも小気味良いドラムと共に
サビのメロディを歌う展開が個人的にはツボ。
そこから本格的なラストサビへ。
ラストはダウンテンポなブレイクダウンで締めます。


An Open Letter
オフレコ感のあるアコギ弾き語りの5曲目。
少し離れたとこから収録したかのような雰囲気。
アコギならではのエモーショナルメロディだけど、
そこそこにアップテンポなのが良いな。
これだけ聴いてると、ボーカルも別人みたい。
ちょっとYouth FountainTylerっぽい?


Hailey
女の子の名前をタイトルにするのは
もはやポスコアシーンの定番か?
初っぱなから叫びながら疾走する6曲目ヾ(* ゚∀゚)ノ
そのあとのクリーンパートもアップテンポに。
反面、サビは少しテンポも落とす展開に。
Bメロも始まりはアップテンポに展開し
シャウトと共にDjentリフのブレイクダウンが(* ゚∀゚)イィネ!
高鳴るギターソロは低音へと落とし、
ピアノの弾き語りのような静穏パートを経て
最後の盛り上がりとなるラストサビへ。




Bloom
Neck Deepのヒットナンバーを思い出すタイトルながら
こちらは珠玉のピアノバラードとなる7曲目。
聴き入る感じの今作イチの良質バラードです。
Aメロ終わったあとのピアノサウンドは
どこかジブリっぽい。てか久石譲っぽい?
ラストはしっかりバンドサウンドも加え
ストリングスも存在感を示し、壮大な終焉に向かいます。
アウトロは再び静かなピアノでの弾き語りで
ゆっくり幕を下ろしていきます。
夕暮れのワンカットで送るLyric Videoも
画と音のシンクロ率バッチリでgood(゚∀゚ *)





Empire
冒頭のシンセからシアトリカルを感じるぞ!な8曲目。
そこからヘヴィなギターをイントロに
再びホラー感のあるシンセを加え、
ここにシャウトを交えたアグレッシブパートになると
Ice Nine Killsっぽさひとしおで(* ゚∀゚)イィネ!
コーラスもホラー的な雰囲気のある感じ(* ゚∀゚)イィネ!
それでも、やはり時折聞こえてくるズギャン!のギターは
しっかりCapstan色を放っているのもgood
フラグを立てている段階から、そのフラグ通りに
ブレイクダウンで落とす際のシアトリカル感最高ォウヾ(* ゚∀゚)ノ
やっぱこういうの好きなんだよなぁ(*≧∀≦)
個人的な今作ハイライトとなり得る1曲。





What You Want feat. Oliver Baxxter
これまた振れ幅の広さを見せる意外な曲調の9曲目。
少しレトロ感のあるシンセから幕を開けますが、
ゲストがBroadsideOliverなことを考えれば
こうしたシンセや曲調も納得します。
冒頭はクリーンと共に展開するベースが秀逸。
OliverはBメロから登場し、サビ前で一度引っ込むも
サビのラストでAnthonyとのツインボーカルを披露。
そして、この曲の注目ポイントとしては
サックスキタ━━(゚∀゚)━━!!
やっぱ近年、サックス要素も
少しトレンドになりつつあるよね。
アウトロの締めのサックスも(*´ω`*)イィ…
MVにはOliverはもちろん、サックス奏者も出演。





II. Revise
10曲目もヘヴィなギターから幕を開けます。
そして前曲とは違うシンセ+クリーンで冒頭を飾る。
少しスペーシーな雰囲気が良さげですね。
高らかに歌うクリーンと共にギターが前に出る。
さらにはヘヴィな方のギターに切り替わり
そのままサウンドもブラストを含めた攻め感、
そしてブレイクダウンで落としにかかります。
淡々とした重いギターがゆっくりフェードアウトして終


Dwell
波打ち際のようなサウンドで幕を開ける中、
コーラスと共に静かに始まる11曲目。
そのまま静かなギターと共にクリーンでスタート。
M7とは異なるタイプのバラードナンバーで、
こちらは序盤からバンド感もあります。
美しさすらあったM7から変わって、
優しいサウンドが特徴的です。
終盤のギターソロも必見必聴。


Arrows feat. Trash Boat
先行曲の12曲目は、その時点でチェックした際、
のっけから走ってくれる疾走サウンドに惹かれましたヾ(* ゚∀゚)ノ
そのままおーおーコーラスを展開したあとは
クリーンパートになり、メロディアスなサビへ。
サビが終わると再び疾走サウンドにヾ(* ゚∀゚)ノ
そしてBメロからはTrash BoatTobiが参加します。
今やこうした疾走感も鳴りを潜めましたが、
以前の疾走してたTrash Boatからの
この曲の疾走感なのかなー、なんて。
とはいえ、走ってる時間よりも
ミドルテンポに歌うメロディアスな時間のが多いけどもね。





Compendium
13曲目はインタールード的な
およそ90秒のショートトラック。
冒頭からストリングスがフェードインして始まり、
前曲のメロディを奏でていく。
どこか牧歌的な雰囲気も感じるけど、
終わりが近づくにつれ、どんどん不穏になっていく…


Bête Noire
イントロからヘヴィなギターが迎え撃つ14曲目。
イントロを抜けた先の冒頭の展開は、FF7の冒頭、
壱番魔晄炉突入時の雰囲気を感じるな…
しかし、音像的にはスチームパンクではなく、
シアトリカルを感じるポスコアサウンドに(* ゚∀゚)
後半、ソロのバイオリンが響いたあとは
シャウトと共にフラグを立てた先に待ち受ける
ブレイクダウンでは低音で叫ぶスクリームも印象的で、
さらに低く重く、ダウンテンポに落とす展開もgood(゚∀゚ *)
ブレイクダウン後のラストサビでは、
ストリングスも加えて、コーラス共々に盛り上がる。
アウトロはさらにテンポを落としたブレイクダウンで終幕。





Moloch
冒頭は女性ボーカルのジャズな雰囲気で始まったかと思えば
Djentなリフを響かせるヘヴィなギターで幕を開け、
そのままボーカルもシャウトで展開する15曲目。
モロクって悪魔じゃなかった?ってところからも
ホラー的な雰囲気を感じられるのが(* ゚∀゚)イィネ!
序盤からズギャンズギャン鳴るdjentなギターも耳を突き
ブレイクダウンに入ると、そのテンポ感に反して
歌詞を詰め込む早口ラップ調が良い。
コーラスを含めたシンガロング感もあり、
高速で擦るようなスクラッチも加えたあとはギターソロ。
アウトロは再び冒頭のジャズな雰囲気で締めます。
120秒のショートトラックとは思えない展開盛り盛りの2分間。


What Can I Say
前曲からまたガラッと雰囲気が変わり
まさかのカントリー?!Σ(゚∀゚ノ)ノ な16曲目。
前曲とのギャップがすごいなw
バラードとかとは違う、このユルい休憩タイム、
チルいエモーショナルな雰囲気は良いなぁ(*´ω`*)
アコギがメインを飾るのはもちろんのこと、
カントリーならではのバンジョーが鳴るのも良い。
クラップとフットスタンプが入るラストは
よりキャッチーに、よりピースフルに。
ある種、今作イチの癒しの時間ですね。


Heart To Heart feat. Belmont, Jason Taylor
レトロ感のあるシンセを経て、バンドサウンドと共に
エフェクトかけたサビのメロディを展開して始まる17曲目。
POP ROCK的の歌ものな雰囲気で、
サビはエモーショナルながらも縦ノリ感があって○
BメロからはBelmontvo/Tazが登場!
ラストサビにもバッキング、コーラス的に参加。
やっぱこの特徴的なボーカルは一聴して彼だとわかるな(* ゚∀゚)
ここまで聴いてきたCapstanの音楽性的にも
Belmontは正解だと思いますd(゚∀゚ *)
ただ、半ば歌もの的な側面もある曲なので、
他の曲ほどズギャンズギャンしたギターはないけどもね。笑





III. The Mosaic
全18曲の作品、ラストにきてタイトルトラック。
ピアノの旋律と共に静かに歌い出します。
そこにストリングスを加え、よりエモーショナルに。
おーおーコーラスが入ってきた裏では、
ストリングスとピアノの裏で同時に小さく叫び、
そこからDjentリフを加えたヘヴィなギターから
ガラッと雰囲気が転調します。
クリーンとシャウトを交えながら、
そのあとのギターソロを経て、
低音のスクリームとDjentなリフを絡めて
ダウンテンポに落とす様は、序盤の雰囲気は皆無です。
さらにコーラスと共にブラストビートを展開したあと、
再びDjentなリフと共に叫びながら進んでいきます。
後半はこれまた雰囲気がガラッと変わり、
小さく繊細なバイオリンが鳴る様はM14っぽい。
一旦、ほぼ無音状態まで落としたあとは
ピアノの旋律をゆっくり響かせながら
弾き語りのような雰囲気で歌い進めていきます。
ゆっくりストリングスも加わってきて、
悲痛な叫びのようなシャウトと
バッキングコーラスと共にエモーショナルな展開に。
コーラスを加えた壮大なピアノバラードの様相を見せ
ギターソロを経て、ボーカルも戻り
エモーショナルバラード感ひとしおに。
アウトロはピアノの旋律の中で
エコー感のある女性のモノローグで終幕します。

このローマ数字の付いたトラックが3つありましたが
どれも曲の繋ぎ的なインタールードの雰囲気はなく、
しっかり1つの楽曲として成立してるのがgood(゚∀゚ *)
何ならこのラストは、文字にしてもこれだけあるように
10分超えの大作ですしねw





以上、

Capstan『The Mosaic

でした。

いやー、お腹いっぱいw(* ゚3゚)-3

全18曲をたいらげた腹具合としては大満足です。

前作もしっかりプログレポスコアしてたけど、

少しPOP ROCK、POP PUNK寄りなイメージがありました。

今作にもそういった曲はありましたが、

より幅広い音楽性の作品に仕上がったような印象。

M7. Bloomは、Capstanに限らず、

近年のバラードの中でもいちばん好きってくらい

かなり刺さったものになったし、

シアトリカル要素のあるM8. EmpireM14. Bête Noire

M3. Final Wordsなんかは言わずもがな。

BroadsideTrash Boatをゲストに迎えた曲は

そうしたゲストに合わせたような雰囲気にもなり、

それが今作の振り幅の広さにも一役買っています。

全18曲なんていう、近年のバンドの新譜と比べても

言うまでもなく遥かに多い曲数の作品で、

その曲数に見合ったように

これほど色んな要素のある曲を聴かせてくれるなら

満足以外の感情は湧いてきませんね(* ゚∀゚)b


ボリューム、内容的にも大いに満足!

Capstan『The Mosaic

1枚の作品として、大変良い仕上がりです。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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