こういうのもよく言われるけど

自分は逆なんだよな。

10代、20代の時よりも

今の方が遥かに多くの音楽を見つけ、聴いてるんだが。

まぁ、それもサブスク様サマではあるんだけど。

せっかく無限に新しい音楽を見つけられるのに

それを有効活用しないなんて損じゃん。

どうも、トトです。



それでは今年36枚目の新譜レビュー

今回のバンドは過去に一度、取り上げており、

そのときは蔵出しで取り上げてました。

その頃は、この系統のレビューも

まだ本記事で書いていない時期でしたしね。

前々回のRachel Chinouririといい、

今回のバンドといい、

ホント、24歳で新ジャンル開拓が止まっていたなら

今頃、どっちも聴いてなかったでしょうね。

そんな24以降の方がよっぽど色々聴いてる中、

今日取り上げる作品はこちら。





20240520_005021
Intervals『memory palace』
1. neurogenesis (feat. KOAN Sound)
2. mnemonic
3. galaxy brain (feat. J3PO)
4. nootropic
5. side quest (feat. Evan Marien)
6. circuit bender
7. lacuna (feat. OBLVYN)
8. chronophobia





カナダ出身のギタリストAaron Marshallによる

プログレッシブインストバンドIntervals

4年ぶり5枚目となるアルバムmemory palace

5/17にリリースされました。


前回は蔵出しでしたが、

今回はちゃんと本記事で書くよ!

てか、蔵出しを含めても

インスト系は今年初かな?記事書くの。

それでは早速、聴いていこうと思います。




neurogenesis (feat. KOAN Sound)
イントロから軽快なドラミングと共に始まる1曲目。
そのままアップテンポに勢いに乗り、
そこから少し落とす冒頭も良い感じです。
サビを経たあとは、一瞬の静止が
何度か訪れるサウンドに耳を奪われます。
ゲストのKOAN Sound
イギリスのエレクトロニックデュオだそうで。
ちょいちょい差し込まれるシンセサウンドが
彼らによるものかな?
入る前の掻き鳴らすギターから良かったけど、
ブレイクダウンのドラムも個人的にツボる(* ゚∀゚)
ラストもそんなブレイクだから上がります。

MVで見る、改めて多弦の存在感。
ギターは7弦、ベースは6弦と、当然のように多弦であり
ベースの多弦って見た目もデカいよなぁ。
ベースはスラップ奏法ってのがまた最高にcool






mnemonic
こちらも冒頭から上がる展開のサウンドを打ち出す2曲目。
サウンドが少し控えめになるところでは、
やはりAaronギターが前に出てメインのメロディを奏で
ホント、ボーカルみたいな存在感を発揮する。
少し変拍子の雰囲気を感じられる中では
叩くような重いベースがまた(* ゚∀゚)イィ
ギター → ベースみたいにそれぞれが弾くパートでも
ベースの重さがAnimals As Leadersみたいで良いなw
ラストの畳み掛けるような展開もgood(゚∀゚ *)






galaxy brain (feat. J3PO)
タップダンスのシューズみたいな音で始まり、
静かな幕開けとなる3曲目。
冒頭を抜けると、それこそ変拍子感のあるサウンドで
ヘヴィサウンドを叩きつけてきます。
再び静穏パートになり、静と動な展開がgood(゚∀゚ *)
加えて、ブレイク前後のベースが(* ゚∀゚)スキー
ゲストのJ3POって何だ面白い名前だな。笑
コンポーザーやプロデュース業もやりつつ
ピアニスト、キーボーディストでもあるらしいJ3PO
要所で響くキーボーディストらしきシンセサウンドや
後半の静穏パートは彼のサウンドかな?
ここの静穏パートでは流麗なギターがまた良い。
フェードアウトしていくアウトロもJ3POかな?





nootropic
小さく、しかし勢いのあるサウンドが
フェードインしてスタートする4曲目。
そのままギターを中心に展開したあと、
小さく掻き鳴らすベースパートが(* ゚∀゚)イィヨー
ギタリストの作品なのに、ベースに惹かれちゃうなw
もしかしたら音源ではAaronもベース弾いてるかもだけど。
そのあと、テンポ早めに掻き鳴らすとこも○
続く、浮遊感あるスペーシーなサウンドの裏で
その雰囲気に合わせたギターと
小気味良いリズムを刻むドラムの対比がgood(゚∀゚ *)
アウトロはスペーシー…と思いきや、
最後にもうひと上げして終わります。






side quest (feat. Evan Marien)
このサイドクエストでは何がもらえるんです?
なんて思うタイトルの5曲目は、冒頭はシンセを使い、
それこそゲーム的なサウンドが流れる中、
チアみたいなhey!!でスタートします。
そこを抜けた冒頭からリズム感(* ゚∀゚)イィネ!
やはり中心となるAaronのギターに対して、
ゲストのEvan Marienはベース…だけど
ベースよりもシンセが目立つ曲のような気が。
後半にきて少しベースが前に出るシーンがあるけど
Evanの出番はそこかな?
アウトロはまたレトロゲームみたいなサウンドで締め。


circuit bender
カセットをデッキに入れるような音から
イントロのヘヴィサウンドへと繋がる6曲目。
静穏パートに入ると再び重く太いベースが光る。
そこからテンポアップしていく展開は、サウンド共々
聴いてるこっちも上がるねヾ(* ゚∀゚)ノ
初期のCFとかNEW BLEEDあたりで聴いたような
懐かしさを感じるシンセが回顧心をくすぐるなぁ。
疾走感のあるテンポに切り替わっても、
やはりボーカル的な立ち位置のギターが前にくる。
ダークな雰囲気に切り替わりブレイクダウン。
ギターが良いのはもちろんのこと、
この雰囲気だからこそ、やはり重っ苦しいベースが良い。
そして短いブラストを差し込むドラムも(* ゚∀゚)イィなぁ…
これでラストやろと思いきやのブレイクを挟み、
先ほど同様、一瞬の疾走やブラスト挟むドラム(* ゚∀゚)スキー





lacuna (feat. OBLVYN)
冒頭からサウンド、曲調共に上向く7曲目。
ドラムが小気味良いリズムを刻みながらギターが前に
続き、ベースに追従する感じのギターが良い。
こういうとこでベースが先行するのも面白い。
ここでのゲストはカナダのDJであるOBLVYN
アップテンポなテンポを刻むリズム隊、
メインのメロディを担当するギター、
その後ろに僅かに浮遊感のあるシンセと、
曲中にシンセ要素は確かにあったけど
Bメロにくるとシンセが前に出てくる場面も。
後半、2度目のシンセメインのあとヘヴィに落とす展開に。
そんなヘヴィサウンドにシンセを絡めて締めます。


chronophobia
冒頭に静かなシンセを鳴らしたあと
うねるようなヘヴィサウンドで幕開けとなるラスト8曲目。
聴いてて心地良いテンポ、リズム感に転調し、
そこからさらにテンポアップしたところの
ドラム、ベースのリズム隊かっけぇ!(* ゚∀゚)
テンポを落としメロディアスなパートを経て
再びうねるようなヘヴィサウンドに切り替わります。
そしてリズム隊がいきる展開からのブレイクダウンも
どこかリズミカルで(* ゚∀゚)イィネ!
2分近くかけて終わりへ向かう終盤は
エンディングに相応しい雰囲気ですが
ラストはヘヴィサウンドに切り替わるのもgood(゚∀゚ *)





以上、

Intervals『memory palace

上手くレビューが書けたのは思えないけど

書いた本人としては

とても楽しんで聴けましたヾ(* ゚∀゚)ノ

レビューでも書きましたが、

やはりAaronの奏でるギターが中心となり

時にボーカルの役割を担えるほどの牽引力がありました。

しかし、それに負けじと

ベースとドラムにも光る瞬間があり、

自分が元来、リズム隊が好きなこともあり

ギタリストの作品なのに

リズム隊の方に惹かれる曲も少なくなかった。笑


今作の収録曲に関しても

ゲストありの曲となしの曲を交互に収録し

幅を持たせる感じになっていたのも良かった。

ただ、KOAN SoundOBLVYNがいない曲でも

シンセを活用してる曲もあり

それはちょっとな…と思わなくもなかったですがw


映像的にはVisualizerのが多かったけど

アートワークに基づいたものであったり、

レトロゲームのようであったり、

レースゲームのようであったり、

見てて面白いものばかりだったのも良かった。


いやー、でも聴いてて楽しい1枚でした\(^o^)/

Intervals『memory palace

プログレ系インストが好きな人なら

是非ぜひ、オススメです。





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