未だにスレが立つほどのこの話題。
ホンマになって思うレスばっかり。
映画1本すらまともに見れないヤツが
タイパ良いなんてことはないやろ、と。
時間は自分で作るもの
どうも、トトです。
前回観た『リトル・エッラ』から約3週間
久々に公開日鑑賞にかこつけました。
正直、今回の作品で題材になっている人物には
そこまで知識も見識もありませんが、
それでも観たいと思って初日から映画館へ。
出会いは確か…
『アイ・アム・レジェンド』だったと思うんだよな。
そんな今年15本目の新作映画はこちら。
Bob Marley: One Love
1976年、対立する二大政党により国が分断されていたジャマイカ。国民的アーティストとなっていたボブ・マーリーは国内の政治闘争に巻き込まれ、銃撃されてしまう。だがその僅か2日後、ボブは怪我をおして「スマイル・ジャマイカ・コンサート」のステージに立ち、8万人の聴衆の前でライブを披露。その後身の危険を感じロンドンへ逃れたボブは「20世紀最高のアルバム」(タイム誌)と呼ばれる名盤『エクソダス』の制作に勤しむ。さらにヨーロッパ主要都市を周るライブツアーを敢行し、世界的スターの階段を駆け上がっていく。一方母国ジャマイカの政治情勢はさらに不安定化し、内戦の危機がすぐそこに迫っていた。深く傷ついたジャマイカを癒し内戦を止められるのはもはや政治家ではなく、アーティストであり国民的英雄であるこの男だけだった———
音楽で平和を…と謳ってる人では
正直、個人的にはジョン・レノンよりもこの人
そんなボブ・マーリーの生涯を描いた作品
Bob Marley: One Love
音響特化のDOLBY-ATMOSスクリーンで観てきました。
本作の監督には、
テニスのウィリアムズ姉妹の父親のことを綴った
『ドリームプラン』のレイナルド・マーカス・グリーン
プロデューサーにはボブ・マーリーの妻リタ、
息子ジギー、娘セデラが務めていて、
製作総指揮はブラッド・ピットと、
製作陣もかなりの気合の入れよう。
本作の公式ホームページには
マーリー・ファミリーがプロデュースし本物へのこだわりを追求
妻のリタや息子のジギーなどのマーリー・ファミリー、さらにザ・ウェイラーズのメンバーなど当時のボブを知る人々が製作に深く関与。ジャマイカでの撮影も実際のロケーションで行われ、首相や文化庁が全面サポートする国家的プロジェクトに。
祖国ジャマイカでは、首相や文化庁のサポートがあるなど
規模もかなりものになってる感じ。
と、こういう前情報を見ている限りでは
けっこう期待値も高めになってしまったけど
それが裏目に出たような感じは否めない…
確かに劇中音楽はボブ・マーリーの曲ばかりで
歌詞もしっかり日本語字幕が出る徹底ぶり。
そこは確かに良い。
観てるだけでボブ・マーリーの音楽に浸れるのは文句なし。
けど、如何せん
ライブシーンが少なかった、短かった。

何でわざわざ追加料金払ってDOLBYを選んだかって
ライブシーンを観たかったからなのよね(´・ω・`)
欧州ツアーの様子が、ツアービデオ的な
ダイジェストだったのは百歩譲ってまだいい。
でも、ラストシーンに使われた
One Love Peace Concertは
せめて2~3曲はフルで見せてくれよぉ…
と、思ってしまいました。
ミュージシャンの伝記映画なのだから
人物の方に特化させるか、
音楽の方に特化させるか、
だとは思うけど、本作は前者な気がします。
・名盤『Exodus』ができるまで
・熱狂のツアーの裏では…
・ジャマイカ凱旋
あまり大きな起伏のないストーリーの中でも
大きく分けるとこのへんかなって感じもします。

あとは合間合間に差し込まれる過去の回想シーン。
回想シーンの中では
"Simmer Down"プレイシーンがいちばん良かった。
あとは、ジャマイカ凱旋のシーンで
群衆にもみくちゃにされながらも
ボブがニコニコしているシーンで流れる
"Three Little Birds"は、やっぱ良いねぇ( ´∀` )

家の外で弾き語りしてるところに
家族が集まってくる"Redemption Song"も良かった。
終盤のインタビューのシーンで
ボブが言った言葉
自分のための命ならいらない
みんなのための命
というのは名言だなぁと思いました。
ここまでの影響力を持った人の中で
こんなこと言える人が今の世の中にいるだろうか。
あと、ボブが癌だったことを
妻のリタに伝えなかったのも
君の負担になるから
と言ったボブでしたが

私はあなたの負担を軽くする為にいるのよ
的なセリフには、良妻っぷりが発揮されてて
good(゚∀゚ *)でしたね。
パリのシーンで大喧嘩してたとは思えないw

エンディングには当時の映像でボブを見る。
ボブ・マーリーの歌声以外の肉声を聞いたの初めてかも。

パンフレットも買いましたが、
インタビューって言える確たるものはないけど
全ページの1/3ほどを締める圧倒的文字数の
プロダクションノートには
監督や製作に関わった息子ジギーの言葉が
そこかしこに差し込まれています。
この文字量は読み応えバッチリ。
でも、やっぱり
ライブシーンがもっと観たかった
これに尽きます。
そこさえクリアしてればなー(。>д<)
って思いは尽きませんが、
ボブ・マーリーの生涯の中で、
いちばん激動だったであろう期間を取り上げ、
彼の音楽に浸れるという意味では
良作だったとは思います。
Bob Marley: One Love
の、感想でした。
関連記事
コメント