2ヶ月前発表はけっこう近々だなぁ(。>д<)

でも、6月は今のところ何も予定ないんだよね…

行こうか…行ってしまおうか……

昨年出した新譜も良かったしなぁ。

どうも、トトです。



それでは今年28枚目の新譜レビュー

レビュー的には前作から取り上げていますが

前作時点では、このジャンルの本記事レビューを

まだしていなかった為に蔵出しにしましたが

作品自体はとても良かったことを覚えています。

そこから前作Deluxe版のリリースがあり、

2月には2度目の来日、初の単独来日公演がありました。

そんなバンドの最新作を取り上げます。




20240405_113052
ERRA『Cure』
01. Cure
02. Rumor of Light
03. Idle Wild
04. Blue Reverie
05. Slow Sour Bleed
06. Wish
07. Glimpse
08. Past Life Persona
09. Crawl Backwards Out of Heaven
10. End to Excess
11. Pale Iris
12. Wave





US産プログレッシブメタルコアバンドERRA

3年ぶり6枚目となるアルバムCure

前作から引き続き、UNFD Recordsから

4/5にリリースされました。


お待ちかねERRA\(^o^)/

2月のライブも良かったですしね。


その時のライブで既に

今作からの先行曲もプレイされました。

そんなERRAの最新アルバム

早速、聴いていこうと思います。




Cure
1曲目は今作のタイトルトラックであり、
先行曲として2月のライブでもお披露目となりました。
重く、グルーヴ感満点のイントロから
音数少なめにJ.T.が咆哮を上げる中、
その後ろに鳴るサウンドも徐々に大きくなっていきます。
裏声を含めたgt/Jesseのクリーンも相変わらずgood
ラストのブレイクダウンもヘヴィにテクニカルに展開し
そこにJ.T.の咆哮がこだまして終わります。
タイトルトラックらしい牽引力もあり、
今作の中でも印象的な曲になってますね。

人が縦横に伸びていくMVも目を引きます。
公開から約3ヶ月での再生回数が50万間近なのも
今作のMVの中で最も伸び率が高いです。





Rumor of Light
2曲目もプログレ系らしいヘヴィサウンドで幕開け。
ここでもまずはJ.T.のスクリームから始まり、
重くグルーヴ感のあるサウンドとの調和が○
反面して、静かに優しく歌うJesseクリーンは
サビでも継続しますが、音は重くなるギャップに。
最後はツインボーカルが同時展開します。
そこからのBメロはテンポアップしたサウンドに
J.T.のスクリームでよりアグレッシブさを増します。
Bメロサビ後は高らかにギターソロを展開し、
ラストサビはJesseの美麗クリーンをメインに終幕します。


Idle Wild
1曲目同様、ゆっくりフェードインしてきて
J.T.のスクリームと共に一気に爆発する3曲目。
サビに入ると、少し疾走感を帯び、
アップテンポなサウンドの中、
Jesseのハイトーンなクリーンが響きます。
そうして上げたテンポを、ブレイクダウンでじっくり落とす。
ラストサビではここまでのサビと同様、
ツインボーカル同時にタイトルを2人で歌うのが耳に残ります。


Blue Reverie
静かにベースが鳴る落ち着いた幕開けの4曲目。
そうしたサウンド同様の雰囲気でクリーンが先に。
すぐに従来のヘヴィサウンドが展開するが
まずはやはり静穏パートでのJesseクリーンが映える。
サビに入ってもあくまでメインはクリーンで
J.T.はバッキングで叫ぶような形になっています。
後半に入るとボーカルを控えめに、サウンド面が際立ち
ぶっといベースと共にJ.T.が前に出て叫ぶ(* ゚∀゚)
そしてベースを主体としたような
プログレらしい変拍子ブレイクダウンが(* ゚∀゚)イィゾー
終盤は再びクリーンメインの展開に戻り、
この転調するサウンドが楽しめる1曲に。





Slow Sour Bleed
レトロゲーの爆発音みたいなSEで始まる5曲目。
開幕はJ.T.の咆哮と共にヘヴィサウンドを繰り出します。
そのあとはデジタル感のあるシンセサウンドの中、
Jesseのクリーンが静かに響く展開に。
J.T.が叫び、Jesseが歌い、交互に来るかと思いきや
後半はそのままJ.T.が続投して叫びまくる。
再びシンセによるサイバー感のあるサウンドから
J.T.のスクリームと共にブレイクダウンで落とす。
従来通りの重さの中に、シンセが入った新鮮さ、
気付けばJ.T.パートの方が遥かに多いハードな曲でしたね。





Wish
メロディアスなギターから幕を開ける6曲目は
今作の折り返し地点となる、
85秒のインタールード的ショートトラック。
嵐の前の静けさ…って感じの雰囲気が相応しい、
次の曲の布石となるような落ち着いた曲調です。


Glimpse
そして「嵐」へと繋がる7曲目は
一音目からヘヴィサウンドを叩きつけてきます。
そのままJ.T.パートに入り、攻めの展開になだれ込む。
クリーンパートに入ると雰囲気も一転、
バックのバンドサウンドは重さをキープしたまま
Jesseのボーカルによる浮遊感もひとしおです。
そのあとは再びJ.T.が叫びまくり、
そのままブレイクダウンで落としにかかります。
Jesseクリーンに切り替わると、そのままラストまで。
J.T.パートとの対比が今作で最も表れた
このラストサビのクリーンの雰囲気はたまらんですね(* ゚∀゚)b


Past Life Persona
8曲目はうねるようなヘヴィサウンドによる
グルーヴ感満点のイントロから。
しかし、どこか前向きな雰囲気を感じます。
そのままJesseのクリーンによって、
エモーショナルでありつつも
暗闇に挿してくる光のような光属性感ひとしお( ´∀` )b
後半はJ.T.が後ろで叫ぶシーンもあるけど
Bメロ以降、J.T.のクリーンパートもあります。
ツインボーカルのクリーンが良さげな、小箱ではなく
大きな会場で聴きたい今作随一の歌ものナンバー。


Crawl Backwards Out of Heaven
イントロから怪しさが光るサウンドの中、
J.T.が咆哮を上げてスタートする9曲目。
テンポ感は決して速くはなく、
重低音とスクリームで突き進んでいく感じ。
後半、エフェクトがかったコーラスが出る部分は
そのシンセの雰囲気からしても近年のNorthlaneっぽい。
しかし、クリーンが光る前曲から一転して、
そのクリーンを廃し、スクリームメインとなった
今作イチのコア感たっぷりの1曲でした。


End to Excess
再びメロディアスなギターから始まる10曲目。
文字通りクリーンな声質のコーラスが響く中、
J.T.のスクリームがその雰囲気をぶち破り、
前曲から続く重低音のコアサウンドを展開します。
バスドラ連打パートを経てのサビは、
再びJ.T.のクリーンがバッキングコーラス的になり
やはりJesseのクリーンが前に出てきます。
少しテンポアップしたサビから
ブレイクダウンで落としながらラストへ向かいます。


Pale Iris
こちらもCure同様、先行曲として
2月のライブでもプレイされた11曲目。
いちばん早くの公開だったか?
それ故に、今作でいちばん耳馴染みが良い。
J.T.のスクリームと共に激しく疾走して始まり、
サビは安定のJesseのクリーンと
バッキングではJ.T.のクリーンコーラスも。
要所に少し疾走感のある曲だけど、
満を持して落とす後半のブレイクダウンは重くて○
そんな曲のラストはハイテンポに走って締めます。
確かに十分な重さがあるけど、バンドの音楽性的にも
そんなに多くないゆえに疾走感が耳に残る1曲ですね。





Wave
イントロのリフがクールなラスト12曲目。
その裏では重いリフが刻まれる中で、
まずはJesseのクリーンから幕を開けます。
J.T.もスクリームとクリーンの中間くらいで歌い
サビに到るまで、2人で歌うところがgood( ´∀` )
BメロはJ.T.のスクリームと共に走るシーンもあり、
その中でもやっぱギターが耳に入るなぁ。
後半にはそんなバンドサウンドがメインになる
インストパートがあり、プログレ系バンドらしく
ギターを中心とした魅せどころがあります。
バックにそんなバンドサウンドを展開したまま、
Jesseのクリーンを前面に出しつつ、
J.T.のクリーンをバッキングコーラス的に加え
ゆっくり幕を下ろしていく感じで今作を締め括ります。





以上、

ERRA『Cure

でした。

バンドの名を冠する前作が良かったのはもちろん、

今作も良いですね(* ゚∀゚)

重低音に関しては言わずもがなながら、

J.T.のタフなスクリームと対を為す

Jesseのクリーンボーカル

この2人の異なるボーカルがまた良さを引き出す。

プログレ系バンドならではなのは重さだけでなく、

要所で耳を突くリフだったり、

M4. Blue Reverieで見せた変拍子なブレイクダウンも

聴いてて上がる要素でしたヾ(* ゚∀゚)ノ


2月の来日時に、KNOSISのRYOが言ったように

大きな会場で見たい!聴きたい!

よりそう思わせるような作品でした。

ERRA『Cure

2月のライブに行った人はもちろん、

まだERRAを未聴な人も

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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