最新作を出して以降、目立った動きがなかった

オーストラリア産メタルコアのIn Hearts Wake

ba, vo/Kyle脱退だそうな(´・ω・`)

代わりのクリーンを見つけるのか、

今後はJakeがクリーンも兼任するのか

Bury TomorrowSHREZZERSのように

良い後任クリーンが見つかればいいけど、

仮にそうなっても、前任の頃のイメージは

なかなか払拭できないのよね。

これに際した新曲のMVがまた

脱退理由ままにエモーショナルな内容なのに

オチがひでぇw

どうも、トトです。



それでは23枚目の新譜レビュー

2年前に前作をレビューしていて

こうしてリアルタイムに2枚目も取り上げられました。

何だかんだ、初めましてだった前作を気に入り

しっかりバンドをフォローし、

こうして最新作も聴くことができましたが、

今作の出来や如何に。




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If Not For Me
『Everything You Wanted』
01. Feel Me Now
02. Blameless
03. No Thanks To You
04. Demons
05. I Don’t Wanna Be Here
06. Everything You Wanted
07. Lost Cause
08. The Weight
09. Alone
10. Tragedy





US産メタルコア/ポスコアのIf Not For Me

2枚目となるアルバムEverything You Wanted

ASLWのCody運営レーベルTheoria Recordsから移籍し

Thriller Recordsから3/29にリリースされました。


読者様が教えてくれたのをキッカケに

前作をレビューしていますが、

おかげさまでこうして2枚目リリースにも立ち会えました。

てか、Theoria Records発のバンドの中では

いちばんの出世株になりつつあるのでは?

そんな新進気鋭のバンド2枚目のアルバム

早速、聴いていこうと思います。




Feel Me Now
今作1曲目は、静かなクリーンボーカルと
劇場的なストリングスが響く展開でスタート。
イントロのあともクリーン継続し、
サビでもそのままクリーンで歌メロ重視に。
ここまでクリーンがメインだとポスコア感あるな。
しかし、Bメロのバッキングと
ブレイクダウン前にはスクリームもあり、
ブレイクダウンはしっかりコア感ひとしおに。
とはいえ、ミドルテンポなところもあって、
オープニングとしては少し落ち着いた雰囲気かな。

昨年7月に公開されたMVは
既に再生回数23万回を突破しています。
てか、Codyここでもドラム叩いてたんかよΣ(゚∀゚ノ)ノ
ってことの方に驚きました。笑





Blameless
落ち着いた雰囲気のオープニングを打ち消すように
のっけからスクリーム全開でアグレッシブな幕開けの2曲目。
サビからBメロにかけてはクリーンになり、
同じワードを繰り返すキャッチーさも。
Bメロサビ前は再びスクリームで攻める。
そして後半は入り方も鉄板のブレイクダウン!
より低く唸るようなスクリームもgood(゚∀゚ *)です。





No Thanks To You
フェードインしてきたあと、
縦ノリ感のある縦ノリヘヴィサウンドで幕を開ける3曲目。
Bメロ冒頭も同様のノリで、少しラップ調のボーカルと
スクリームを織り混ぜてくる展開は、
ニューメタルっぽくて良いですね(* ゚∀゚)
クリーンによる歌メロのキャッチーさはそのままに
アウトロもグルーヴ感あるサウンドがヌメタっぽくて◎


Demons
こちらもイントロのグルーヴィなヘヴィサウンドが
ニューメタルを感じさせる4曲目。
それに加え、サビでは
壮大なストリングスを取り入れてるのも良い。
サビのラストもシンガロングできそうな感じで○
Aメロのクリーン押しな感じから
Bメロはヘヴィサウンドにスクリームが乗る展開も。
低く呻くような感じから徐々に叫び出し
満を持して落とすブレイクダウンはgood(゚∀゚ *)
ブレイクダウンの最後にはdjent/プログレ的なリフも。
アウトロはイントロ同様の
グルーヴ感満点のヘヴィサウンドで締めます。





I Don’t Wanna Be Here
ここまでのヘヴィな展開と打って変わって
R&B的な始まりを見せる5曲目。
こういうこともできるんだな(* ゚∀゚)
シンセ要素もガッツリ、サビで耳を突いてきます。
R&B的でもある影響かクリーンがメインですが、
ブレイクダウンではしっかり叫んでくれています。
R&Bとエレクトロコアを合わせたような
If Not For Meの新境地感。


Everything You Wanted
6曲目は今作のタイトルトラック。
再びヘヴィサウンドがフェードインしてきて
イントロからガツンと重低音を叩きつけてきます。
これまでと違い、クリーンをバッキングに据え
スクリームが前に出る展開があるのは良いですね。
サビは安定のクリーンによる歌メロ重視ですが
しっかりスクリームをかましてのブレイクダウンも○
そこからクラップパートを挟みラストサビへ。


Lost Cause
7曲目は、一定のリズムを刻むギターと共に
クリーンからスタートします。
そのまま冒頭は軽快で耳馴染み良いテンポのまま進み、
サビはクリーンで歌メロ映えの展開に。
他の曲よりもコア感はだいぶ薄れてますが、
テンポ感の良さと良メロクリーンが引っ張ります。
ボイスチェンジャーか、エフェクトかけてるかもだけど
ラストのハイトーンな裏声ボーカルも良いですね。


The Weight
再びR&B的なノリでスタートを切る8曲目。
やっぱこの体揺らしたくなるリズム感良いなぁ。
そのままの流れでサビもクリーンボーカルで。
一部バッキングにシャウトも入れてますが、
やはり全体を通してもメインはクリーンです。
テンポを速め、軽快に連打を決めるドラムに続き
スクリームから入るブレイクダウンがgood(゚∀゚ *)
ラストもコア感を出すスクリーム+ブレイクで締め。


Alone
フェードインするボーカルと共に、
そのまま静かにゆったりしたクリーンから始まる9曲目。
タイトル通りのエモーショナルさも感じられます。
そうして最後まで聴いていると、
気付けば全編クリーンメインのポスコア的歌ものに。


Tragedy
最初からタイトルを含めた歌詞を歌い始まる
今作ラストの10曲目。
ここではイントロからヘヴィサウンドが響きますが
切り替わって、ボーカルはノリが良いクリーンから。
しかし、サビ終わりでコア感増しなスクリームも。
クリーン始まりだったBメロも、
ほんのり変拍子なプログレ感のあるブレイクと共に
サビ前には再びスクリームで攻め感を出します。
Bメロサビ終わりでスクリームしつつ、
一旦の静止の後、ヘヴィに叩き落とすブレイクダウンへ。
クリーンで締めるラストサビも終盤にテンポアップ、
アウトロには疾走感を感じるほどのアップテンポになり
勢いに乗ったまま幕を下ろします。







以上、

If Not For Me『Everything You Wanted

でした。

前作に続き、今作も良盤でしたが、

前作にあったプログレ的要素は少なくなり、

クリーンボーカルメインになった感じ?

前回も「メタルコア/ポスコア」としながらも

サウンド面が似ていたASLWをメタルコアにしてるため

If Not For Meもメタルコアとして書きましたが

ここまでクリーンが増えてしまうと、

さすがに「ポスコア」的な面が強くなった気はします。

それに連なって?R&B要素があったり、

ニューメタル的な曲があったりと、

そういうとこは前作にはなかった点として

バンドの新たな要素として(* ゚∀゚)イィネ!と思いました。

そして、やっぱこのバンドのボーカル

クリーンもスクリームも一人でこなしていて、

改めて聴いてみても、そのへんやっぱすげーなとは思う。


新たな若手バンドとして

良い感じにキャリアアップしてきてると感じます。

If Not For Me『Everything You Wanted

前作を聴いた人も、まだ聴いてない人も

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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