今月イチ…というか、これまでに初かもしれない

3daysライブというハードスケジュールを経て

通常営業に戻ってまいりました。

いや、ライブレポだって通常営業ではあるんですが(。-∀-)

その内、最後の3日目をサムにしたおかげで

ようやく少し、最後という余韻に浸ることもできました。

どうも、トトです。



そんなこんなで約1週間ぶりの新譜レビュー

今回のバンド、レビューするのは3枚目ですが

タイミング悪く、

前作アルバムを出したあとに知った為、

その後リリースされたEPのレビューからスタート。

そんな前作EPから4年、

ようやくのアルバムレビューなります。

そんな今年16枚目の新譜レビューはこちらの作品。





20240309_015740
Makari『Wave Machine』
01. Eternity Leave
02. Contigo
03. Gold Palace Kingdom
04. Closer
05. Breakers
06. Cheers (To The End)
07. Deteriorate
08. Soulstealer
09. Tidal Wave
10. Smoke
11. And Now We Sleep In Endless Ocean





複数のバンドでボーカルを務めるAndy Cizek率いる

アンビエントロックバンドのMakari

デビューアルバムから6年、

2枚目となるアルバムWave Machine

3/8にリリースしました。


Andyを知ったのは紛れもなくMakariからですが

WVNDER
Monuments
TERMINA


と、自分が知る限りでは

他にも3バンドでボーカルを務めていて

知ってから今作リリースに至るまで

これらのバンドの新譜もあったので

Andyのボーカル自体はけっこう聴いてたんですよね。


しかし、Makariとしてのアルバムを

ここでようやくレビューできる喜び\(^o^)/

それでは早速、聴いていこうと思います。




Eternity Leave
先行するギターに耳が奪われる1曲目。
オープニングに相応しく、軽快にアップテンポで
歌詞詰め込み系の早口パートに合わせて
oh, oh
って合いの手を入れるような感じが少しツボる。
間違いなく上がる曲調ではあるけど、
モッシュを誘発させる激しさはまるでなく、
体を揺らし、首を振って聴きたくなる感ひとしお。
起きるとしても、サビで縦ノリかなーくらい。
そうした縦ノリ感あるキャッチーなメロも○





Contigo
こちらもまずはギターが耳を突いてくる2曲目。
しかし、全体的にはギターよりもベースが(* ゚∀゚)イィゾー
前曲より少しテンポを落とし、
ガッツリ勢いがある曲ではないけど、
Andyのボーカルには少しだけシャウト感ある場面も。
ラストサビのハイトーンは聴き惚れるね(* ゚∀゚)
そんなラストサビ前の鳥のさえずりや
浮遊感あるコーラスの雰囲気も良く、
ラストサビに向かいテンポアップする曲調も○
アウトロでしっとり鳴る鍵盤も良き締めです。


Gold Palace Kingdom
遠くで鳴るようなシンセから幕を開ける3曲目。
ここではAndyのボーカルと共に鳴るベースが◎
前曲もベース良かったけど、こっちのがさらに良いな。
アウトロのベースも良かです( ´∀` )b
BメロにはAndy以外のボーカルが聞こえるけど、
歌詞サイトのGeniusを確認したところ、
gt/Ericだということがわかりました。
やはりAndyの存在感が大きいバンドなので、
別のボーカルが入ってくると新鮮ですね。
Makariらしいサウンドでもあるけど、
どこかPOP ROCK的な雰囲気も感じられます。
まったりとしたチルさのある曲調は、夏の晴れた日に
海沿いをオープンカーでドライブしたくなる( ´∀` )


Closer
前曲同様、POP ROCKテイストな4曲目。
雰囲気的には前曲よりも上向きであり、
適度なテンポ感で耳触りの良いサウンドに。
曲調自体が上向きであるので、ポップな面も際立ち
より聴きやすさのある感じもgood( ´∀` )です。
そう考えると、前曲よりもこちらの方が
より陽性なサウンドのPOP ROCK感あるかな。
後半の線が細いながらも浮遊感あるキレイなコーラスも◎





Breakers
昨年末に公開されたこの5曲目が
先行曲の中でも個人的にいちばんお気にでした。
ここでもイントロはまずギターが先行してきて、
心地良いテンポ感なのも耳馴染みが良い。
サビのメロディがまたツボで、今作リリースまでに
意外とけっこう聴いてしまいました( ´∀` )b
ラストサビ前も低音と高音、レイヤーを分けて
Andy1人で歌っているとこもgood(゚∀゚ *)です。
そしてラストサビでまた上がる、とヾ(* ゚∀゚)ノ





Cheers (To The End)
浮遊感あるシンセとコーラスから幕を開ける6曲目。
心地良いテンポ感は前曲から継続してる感じもあり、
サビはさらにテンポアップする展開に。
それでもMakariらしいアンビエント感も健在で、
冒頭さら流れる浮遊感のあるサウンドは
ずっと後ろで流れているのも良いです。
ラストサビ前のエコー増しパートもグッと浮遊感を高める。
この5-6曲目の流れが今作でいちばん好きだなぁ(*´ω`*)


Deteriorate
7曲目は、そんなエコー増し増しなボーカルで
冒頭から前曲以上の浮遊感を展開してきます。
軽快なテンポはここでも継続していて、
耳馴染み良く、聴きやすさもキープしています。
そこに入ってくるAndyのボーカルで持ってかれる。
後半は重厚なストリングスや鍵盤が僅かに響き、
シンセもより存在感を増してきます。


Soulstealer
冒頭から軽快にアップテンポに展開する8曲目。
Andyのボーカルに比例して、サウンド面も
力強く、勢いのある展開になっています。
サビのラストは少しだけスクリームも。
これを先行曲で聴いた時は、
TERMINAの新譜と同時期くらいだっけな?
Makariの方でまで叫ばなくていいよー(´・ω・`)
と思ったけど、アルバムで聴く分には
これまでのMakariにない攻め感を感じられて
他の曲と差別化できてて良いな、と。
それに叫んでるのは今作でこの曲だけだし、
それこそコア感増し増しのスクリームではなく
シャウトに近いところも良ポイントです。

前からその手の傾向はあったけど
Makariの曲の雰囲気的に
モノクロ、暖色系照明のMVが合うよね。
この曲に関しては、これまでのより激しいので
そういった感じはしないけど。笑





Tidal Wave
アッパーな曲が続きましたが、
9曲目はミドルテンポでほんのりリズミカル。
そうしたリズム感が牽引してる部分が大きく、
少しテンポアップするとこもあるので
そこまでまったりしてるイメージなく聴けるのはgood(゚∀゚ *)
後半の他のバンドとは違うギターソロパートは
Makariらしいサウンドなのも○です。


Smoke
10曲目も、やはり最初に耳を突くのはギターから。
ボーカル共々、最初はゆったりした始まりから
適度なテンポ感に切り替わり、そのままサビまで。
サビではコーラス増し増しで声量が賑やかになり、
おーおーコーラスに入り、そのままBメロへ突入。
裏声混じりのボーカルと共に浮遊感を高めつつ、
終盤、叫ぶようなAndyのハイトーンが圧巻で
それに続くコーラスの雰囲気も良い。
ラストサビはさらにテンポアップする展開を見せ、
コーラスと共に歌って締め括ります。


And Now We Sleep In Endless Ocean
ラスト11曲目は一気にスローテンポに。
冒頭から前曲と同様のコーラスと共に進行。
ボーカルもサウンドも、変に力むことなく
落ち着いた雰囲気でゆったり展開していきます。
タイトルともバッチリ合った曲であり、
締めの1曲としても相応しいエンディング。





以上、

Makari『Wave Machine

でした。

やっぱ良いなぁ(* ゚∀゚)

直近2作はEPだったし、

何ならその内1枚は既存曲も加えたAcoustic EP

やっぱ新たなオリジナル楽曲が固められた

アルバムの方が聴き応えは段違いです。

それでいて、POP ROCKに近い曲があったり

Makariでも叫ぶような曲があったりしたけど、

バンドの根底にあるアンビエントロックな部分は

これまで通りで浮遊感、癒し感はひとしお。

そして、知ってる限り4バンドで歌うAndyですが

その中でも最初に見つけたMakari

個人的にもやっぱりいちばん良いなぁ( ´∀` )

優れたボーリストはジャンルが違ってもちゃんと歌える

ってことで、Andyの実力は折り紙付きですが

こうしたアンビエントな雰囲気のある音の中、

そのクリーンを響かせるAndyが良い。


と、念願のアルバムレビューとなりました

Makari『Wave Machine

これまでの作品が好きなら

今作もきっと気に入ると思います。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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