気付けば明日に迫ったパンスプ

色々と複雑に思うところは尽きないけど

久々に海外勢のが多いラインナップ

この世代初のパンスプ出演のNeck Deep

何より日本で最後のフェス出演&トリを飾るSUM 41

マーチ買う為にも朝イチから幕張に行きます。

当日は、複雑な思いは一旦置いといて

大いに楽しんでこれたらと。

どうも、トトです。



では、今年15枚目の新譜レビュー

世代交代やシーンの流れを汲んでいれば、

彼もパンスプに出られる音楽性をしています。

音楽性だけなら、何ならサマソニだって出れる。

現代らしい活動形態ながらもレーベルと契約

そしてデビューアルバムリリースとなりました。




20240309_194912
NOAHFINNCE
『GROWING UP ON THE INTERNET』

01. KINDA LOVE IT
02. GROWING UP ON THE INTERNET
03. 3 DAY HEADACHE
04. I KNOW BETTER
05. ALEXITHYMIA
06. SUBTITLES
07. RISE AND GRIND
08. ALL THE SAME/NOT THE SAME
09. SCUMBAG
10. LOVELY LADIES
11. GIBBERISH





音楽系YouTuber、ストリーマーとして活動する

NOAHFINNCE

自身初のアルバムとなるGROWING UP ON THE INTERNET

Hopeless Recordsから3/8にリリースされました。


これまでに2枚のEPをリリースしており、

その時点でHopeless Recordsとも契約してましたね。

そして契約が途切れないまま、

デビューアルバムリリース\(^o^)/

配信者としても活動してるってのがまさにイマドキで

それがこうしてアルバムリリースってのも

素敵なことだと思います。

配信ではなく、ガチガチの音楽活動してても

アルバムのリリースがないバンドなんて

それこそ今時は山ほどいますしね。


何だかんだで前作までのEP2枚もレビュー済み

故に、こうしてデビューアルバムにも立ち合えました。

そんな彼の最新作

早速、聴いていこうと思います。




KINDA LOVE IT
小さくフェードインして始まる1曲目は、
オープニングSE的な雰囲気の約2分間。
淡々としたリズム、テンポで進んでいきます。
後半はサウンドもボーカルも大きくなり、
始まりの雰囲気を徐々に強めていきます。


GROWING UP ON THE INTERNET
今作のタイトルトラックである2曲目は
前曲から変わって初っぱなからアップテンポに(* ゚∀゚)
ギターを掻き鳴らして始まる勢いある感じは
こっちが本来のオープニング感ありますね。
エッジが効いたギターで攻め感もあり、
ライブも序盤で一気に熱を持たせるのに役立ちそう。
シンセ要素が10年代のエレクトロ系っぽくて
そのへんは少し懐かしさも感じます。

タイトル通り、ネット空間にいるようなMVは
ゲーム要素もあり、見てて面白いです。





3 DAY HEADACHE
イントロらしいイントロもなく、
初っぱなからボーカル入りで
シンセと共にギターを鳴らして始まる3曲目。
前曲よりも少しテンポは落ちるけど、
その分、ポップさはこちらに軍配が上がる。
サビの最後に待ち受ける
ヾ(* ≧∀≦)ノ らったーら、らったーららったー♪
ここはシンガロング衝動に駆られますね。
曲のノリが近年のBMTHとかYUNGBLUDっぽくて(* ゚∀゚)イィネ





I KNOW BETTER
4曲目は上向きではなく、
下向きに低音を響かせる幕開けを見せます。
それでも、キャッチーさを感じるのは
こうしたPOP ROCK的な音楽性ならではか。
良い意味で陳腐なSEも耳を突いてきますしね。
ほんのりダークな雰囲気もありつつ、
サビになるとほんのり上向くサウンドが○





ALEXITHYMIA
5曲目も低音から始まりますが、陰鬱さが薄まり、
勢いに関してはこちらが上ですね。
サビに向かって徐々に勢いを高めていき
サビでアップテンポに切り替わります。
後半のブレイクパートで力強いサウンドを打ち出し、
モノローグのあとのラストサビでもうひと上げヾ(* ゚∀゚)ノ


SUBTITLES
静かにギターを掻き鳴らし、
弾き語りの雰囲気で始まる6曲目。
徐々にバンド感を強めていき、
サビでバンドサウンド全開となります。
とはいえ、ミドルテンポな歌もの感は変わらず。
しかし、Bメロサビのラストにはシャウトも。
さらにシンセを交え、ボーカルエフェクトもありで
ただの歌もので終わらない様は○


RISE AND GRIND
変わって、サウンドの上向き加減からも
POP ROCKの雰囲気増し増しになる7曲目(* ゚∀゚)
ノリやすくリズミカルな曲調で、
散りばめられたシンセ要素もポップさを醸し出す。
やっぱこういう曲のが聴いてて楽しいな( ´∀` )
終盤に派手に撃ち鳴らされる
レトロなシューティングゲームみたいなSEが○


ALL THE SAME/NOT THE SAME
再びテンポと雰囲気を落とし始まる8曲目。
最初はそうした下向き加減の展開でしたが
サビできっちりPOP ROCKしてくれる展開に。
以降はBメロもその雰囲気を継続し、
耳馴染みの良いPOP ROCKサウンドを打ち出します。
前々から思ってたNoahくんのギター好き感も
後半のギターソロで垣間見ることができます。


SCUMBAG
冒頭から言葉詰め込み系ボーカルで始まる9曲目。
そもそものシンセ使ったPOP ROCKに、
こういう詰め込み系ボーカルまで出てくると
Waterparksが浮かんできますね。
しかし、少しEDM調なシンセの感じは
Waterparksにはない部分で差別化○です。





LOVELY LADIES
タイトルを含めたコーラスパートから始まり、
軽快な疾走パートへなだれ込む10曲目ヾ(* ゚∀゚)ノ
テンポ落として縦ノリ的なリズムで歌うサビの雰囲気は
00年代のスクリーモバンド的な感じがします。
軽めながらもブレイクダウンあるのもコア感○


GIBBERISH
小さなイントロからボーカルに入るラスト11曲目。
徐々にバンドサウンドを強めていき、
エモーショナルPOP ROCKを展開します。
雰囲気的にはエモーショナルな感じもあるものの、
テンポアップするサビ前の展開だったり、
曲調自体は彼らしいポップでキャッチーなメロで
耳馴染みの良さは健在です。





以上、

NOAHFINNCE
GROWING UP ON THE INTERNET


でした。

EPからの変遷通り、キャリアを重ねるごとに

POP PUNKよりもPOP ROCK寄りになり、

そうした今の集大成的なデビューアルバムとなりました。

個人的にはPOP PUNK感が薄れてしまったのが

残念ではあるものの、

よりポップでキャッチーなPOP ROCKになり、

それはそれで、という感じ( ´∀` )b

レビューでも書きましたが、ギター好きそうだし

そうしたギターロック的な部分は

彼の好みが変わらない限り、継続しそうですしね。

今やトレンド…でも何でもなくなってますが

ラップ要素とかは入れることなく、

シンセはあってもバンドサウンドメインなのは

ホントにやりたいことやってる感がします。

そういうとこは素直に好感ですしね。


そんなストリーマーがHopeless Recordsと契約し、

デビューアルバムリリースまで漕ぎ着けました。

NOAHFINNCE
GROWING UP ON THE INTERNET


WaterparksYUNGBLUD好きな人にオススメ

是非ぜひ、ご一聴。





関連記事