コロナ前後から?サブスクきたあたりから?
けっこう話題になる↑コレですが
こういう連中ってホントにいるんですかね…
類友の法則とはよく言ったもんで、
自分自身がこういうタイプでは決してないので
少なくとも自分の周りには見かけないんですよねー
どうも、トトです。
それでは今年10枚目の新譜レビューにして
ようやく今年最初の国内バンドの作品。
曲自体は出してるし、ライブもガンガンしてるけど
そのリリース体系的に
レビューができずにいたバンドですが、ここへきて
よぉぉぉおおおおやく!
こうしてひと記事使って取り上げられました。
PALEDUSK『PALEHELL』
1. PALEHELL
2. SUPER PALE HORSE feat. CVLTE
3. TRANQUILO!
4. Rumble feat. Masato from coldrain
5. I'm ready to die for my friends feat. VIGORMAN
6. NO!
7. Q2 feat. Kenta Koie from Crossfaith
近年になってメキメキと頭角を表しつつ
遂にSharpTone Recordsとの契約までこぎ着けた
日本は福岡出身のPALEDUSK
最新作であり6枚目のEP『PALEHELL』が
2月21日にリリースされました。
5曲以上、収録された音源とか
ホント、何年ぶりやろか…
初期はDjent/プログレ系バンドとして出てきたけど
そうした要素も引き継ぎつつ、
近年はより幅の広いサウンドを展開してますね。
海外方面へのライブも増えてきて喜ばしい。
そうして今、ノリにノッてる国内バンドの最新作
早速、聴いていこうと思います。
PALEHELL
1曲目は今作タイトルトラックから幕開け。
冒頭からコーラス要素盛り盛りで、
ハーモニカまで取り入れてきてるのは驚きΣ(゚∀゚ノ)ノ
同じフレーズを繰り返すキャッチーさと
攻めのアグレッシブパートの切り替えも"らしく"て良いですね。
しかしサウンド、歌詞的にもポジティブな雰囲気で
曲中のコーラスパートはもちろんのこと、
ラストのコーラスでもシンガロング必須であり
PALEDUSKの新たなアンセムになる可能性大ですね。
しかし、マイケミ復活以後
"Welcome To The Black Parade"のアウトロと同様の
行進曲っぽいドラムを入れてくるバンドを
ちょいちょい見かけるようになったのは気のせいか?(。-∀-)笑
SUPER PALE HORSE feat. CVLTE
シングル『9 SMILES』のカップリング
"PALE HORSE"をシンセを加えてガラッとアレンジ、
さらにゲストとしてCVLTEも加えた2曲目は
"SUPER" になったPALE HORSE
冒頭、曲中に馬の鳴き声が入ってることと
やはり曲中のポップなシンセが耳を引きます。
ブレイクダウン前にはCVLTEのAvielのボーカルも。
そして曲の締めにも馬を鳴かせて終わります。
今作verはないので、MVはスーパーじゃない方を。
TRANQUILO!
3曲目は、"PALEHELL"に続く
今作2つめのオリジナル曲となる完全新作。
初っぱなから走り、叫びまくり、
からのブレイクダウンで落としにかかる。
中盤には奇妙なサウンドに転調したあと
本格的にブレイクダウンで落とし、
ゴリッゴリに叫んで終わる僅か84秒の攻め曲。
Rumble feat. Masato from coldrain
4曲目は現状の最新シングルであり、
昨年10月にリリースされたMASATO参加曲。
初っぱなからキャッチーなクラップと
コーラスによるシンガロング感から始まり、
早々に転調してヘヴィに攻める…かと思いきや
静穏アンビエントなコーラスが響く、
からのアグレッシブにと、休む間もない転調。
合間に入るサックスも良いなー( ´∀` )
そしてMASATOのハイトーンクリーンもgood(゚∀゚ *)
これで5分近くあるもんだから、何回転調してるやらw
後半のナナナーコーラスパートなんかは
マジWelcome To The Black Paradeが頭を過るわw
曲中にもあるし、少し長めのアウトロには
ちょっとレトロゲーっぽいサウンドが鳴るのも○
I'm ready to die for my friends feat. VIGORMAN
5曲目は昨年4月にリリースされたシングル。
初っぱなからピースフルなコーラスが響き、
その通りのポップナンバーに。
PALEDUSKにここまでのポップナンバーが来て
聴いた当初は驚きましたΣ(°ω°ノ)ノ
BメロにはゲストのVIGORMANがガッツリ。
転調の多さは相変わらす多岐に渡るのはさすが。
後半のギターソロも、KAITOが叫ぶ、疾走する
そしてブレイクダウンへ突入する、と
ギターソロなのに、ギター以外も騒がしくて笑うw
NO!
6曲目は今作最古参『VARIED』に収録された"NO!"
やっぱこの頭からこねくり回すギターが(* ゚∀゚)イィネ!
近年の曲と違ったピースフルなコーラスではなく
バッキングも叫ぶコーラスによるシンガロング感も
熱くて(* ゚∀゚)イィ!
ゲスト参加もなく、大きなアレンジもなく(原曲まま?)
リリース当時の熱量そのままを感じられるのは
今作に於いて唯一無二の存在感を誇ります。
Q2 feat. Kenta Koie from Crossfaith
『HAPPY TALK』収録曲の"Q2"に
CFのコイちゃんをゲストに招いた今作ラスト7曲目。
こちらはタイトルこそ変わっていないものの、
イントロが打ち込みからギターに変わっていたり
ゲスト以外の部分にも変化が見られる再録版に。
コイちゃんどこだ?と思っていたら
終盤の疾走パートから叫んでいました。
それ以降はまさに今のPALEDUSKらしい
良い意味で声量過多なコーラス盛り盛りで締め。
以上、
PALEDUSK『PALEHELL』
でした。
いやぁ、相変わらず型にハマることなく
多彩に色んなことして、
ガンガン転調して曲調を変えてくるのは面白い。
だからこそ、PALEDUSKをレビュー記事で書くときは
『ジャンルレス』にしようと決めていました。
しかし、
そうしてガンガンに転調するから意識はそらされるけど
近年の曲って、キャッチーなコーラス入れて
シンガロングを煽るような感じなの多くない?
いや、それ自体は全然良いんだけど
シングル単位で見ていけばそれも気にならない。
けど、こうして複数曲まとめてしまうと
またこういう展開?
って思ってしまうのは否めないなぁ(。-ω-)-3
シングル乱発した上に、
それを寄せ集めたような作品にした弊害な感じする。
だからこそ今作では光る"NO!"の存在感。
シンガロングコーラス自体がキャッチーではなく
叫ぶような攻め感があるんですよね。
もちろん、サウンド自体の攻め感もだし、
短くサクッと攻め切る潔さ、爽快感が他の曲と段違い。
ポジティブな雰囲気とそれを助長するコーラス
そういう路線になるのはいいんだけど、
それ故に、単発リリースのそうした既存曲を集めると
新鮮味がなくなる。
それがゲストを迎え、アレンジを変えたにしても
既存曲であることに変わりはないので。
1曲1曲は聴いててホントに面白いし
これだけ転調できて、
色んなことできる引き出しの多さのあるバンドなのに
その引き出しの多さは既存局のアレンジではなく
オリジナルの新曲の方で出して欲しい。
そうした曲で固められたアルバムを出してほしいけど
現状、アルバムを作る気がなさそうなのが
本当にもったいないなーって思います。
Greyscale Records、そしてSharpTone Recordsと
海外レーベルとも契約し、
そのへんの意識も変わるかなーって思ったけど
現状、そういったものは感じませんね。
仮にアルバムを作ったとしても、今作のように
既存曲のまとめとかになるんなら、ねぇ…っていう。
もうここ何年もずーーーっと
PALEDUSKに対しての感情は複雑です(。-ω-)-3
ここまで大きくなり、
今まさに海外でも戦っているバンド
今作収録曲から初めて聴く
なんて人の方が少ない気はしますが
PALEDUSK『PALEHELL』
今のバンドを表すには十分な作品だと思います。
ご新規さんには是非ともオススメの1枚です。
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