今回の映画を観に行った際に
予告編が流れていた『THE FALL GUY』
イィネ!面白そう(* ゚∀゚)
公開日はまだ決まってなさそうだったけど
続報に期待したいと思います。
どうも、トトです。
それでは今年4本目の新作映画
前回観た『アリバイドットコム2』と
同日公開でしたが、観に行くタイミングがなく…
とはいえ、アリバイ~よりも長く上映するだろうし
1週間後でも余裕やろ、と思って
こうして公開から1週間経ったあとに劇場へ。
僕らの世界が交わるまで
(原題:When You Finish Saving the World)
DV被害に遭った人々のためのシェルターを運営する母・エヴリンと、ネットのライブ配信で人気の高校生ジギー。社会奉仕に身を捧げる母親と、自分のフォロワーのことしか頭にないZ世代の息子は、いまやお互いのことが分かり合えない。しかし彼らの日常にちょっとした変化が訪れる。それは、各々ないものねだりの相手に惹かれ、空回りの迷走を続ける"親子そっくり"の姿だった……!
『ソーシャル・ネットワーク』で主演を務めた
ジェシー・アイゼンバーグの初監督作品
僕らの世界が交わるまで
を、観てきました。
冒頭で公開時期のことを言いましたが、
公開規模自体は意外と小さかったことに少し驚き。
製作のメインはFRUIT TREEなんだろうけど、
『Talk To Me』と違い、今作は配給だけでなく
製作にもA24の名前はあるのにね。
まぁ、こんなの日本での興収は期待できんやろ
という配給元の判断なんだろうし、
そこは自分も同意するとこだしな(。-ω-)-3
って感じで、A24も
ちょくちょくこうした作品に絡んでいますが
個人的には合う合わないのもまた事実で。
今作はどうだったかというと
合う方でした( ´∀` )b
親子のすれ違い
を描いたような作品ではあるけども、
ジギー、エヴリンそれぞれが絡んでいく
人間関係のすれ違いでもあるような作品でもありました。
お父さんの言うように
2人とも自己愛が強すぎる
ってことで、どちらも似た者同士
蛙の子は蛙という感じだったのも親子あるあるか。
他人のこと、人のことを思って
2人は動いてるつもりだろうけど
見るよりも明らかなほどに
自分の為なんだよなぁ。
ジギーは意中の子ライラのために
エヴリンは施設で暮らす出来た子カイルのため
2人とも彼女、彼の為にと
動く"キッカケ"に関しては良いと思うんだけど
その過程に於いて、どんどん気持ちが強くなるせいか
違う違う!そっちじゃない!(。>д<)
と、暴走してっていってしまうのは
気持ちはわかりつつも、
端から見てるとヤベーよなぁ
なんて、冷静になれます。笑
ジギーなんて、
ライラ直筆の詩の紙を見ながら1人プレイ
なんてヤベーことしてたしw
でも、やべーのはそこくらいで
あとは思春期特有の青臭さのある感じで
ジギーの方がまだマシだった感はありますね。
配信者としては2万人のフォロワーを抱えていて
フォロワー2万人ってけっこうスゴいと思うけど
一般的には知られていないっていう知名度の感じは
非常に現代的だなと思いました。
2万人もいるからこそ、現実世界では
ちょっとイキッた感じになるのもとても今風。笑
配信で披露してる歌も、そこまで良くはないけど
好きな子の詩に音を乗っけて
曲にしたのはフツーに良かったです。
まぁ、それは詩が良かったからかもだけど。笑
でもなー、それを配信に流して
政治的なものは金になる
でも、リスナーは興味なさそうだったしなー
もうやらんわー
とか、クソムーブ決め込んでて
自業自得感ハンパなしw
ただ、ジギーの恋愛的なすれ違いの感じは
それこそアイゼンバーグが主演した
『ソーシャル・ネットワーク』を思い出させる。
そして、意外とジギーの友だちの良いヤツ感。
ストリーミングミュージシャンとして
2万人のフォロワーを抱えるジギーのことを
アイツは天才だよ。アーティストだ
なんて言ってくれるしね。
冗談なのか本気で思ってるかはイマイチわからんけど。
でも、ジギーのライラに関することにも
茶化すでもなく、止めるでもなく、
良い距離感で見守ってるような感じは素敵でした。
対して、お母さんのエヴリン
ジギーに対してエヴリンはクラシック好きで
シーンに合わせ、エヴリンの心情を表すような
クラシックが流れていたのは良かった。
自身が代表を務める施設の方では
暴力夫の手から逃れた母子の
息子の方であるカイルがよく出来た子なのは明らかで
自分の息子と比較しちゃう感じもよくわかる。
しかし、それにしたって
カイルに対する思いが強すぎるんだよな(。-∀-)
けっこう序盤から食い気味だったけど
曲が受け入れてもらえてウキウキで帰ってきたジギーは
メシいらず、その分のメシをカイルに持ってくとか
いや、もうストーカーじみてて恐ぇよw((((;゚Д゚))))
暴力親父とこではたらくより
"自分が薦めた"大学にいってほしい!
と、学校にまで押し掛けにくるのは
やっぱエヴリンのがやべーヤツ感あるよなw
こういうのが出てくるとA24って感じするw
何で見聞きしたかは忘れたけど
善意の押し付けは悪意になる
的な言葉を思い出しました。
エヴリンの言動はまさにそれな気がします。
そんなやべー親子の結末も
お互いがお互いの思い人にフラれたことで
ジギーはエヴリンの施設を訪れ、
エヴリンはジギーの動画を見る
と、お互いが歩み寄る姿勢を見せます。
冒頭の配信のシーンで歌ってた曲を聴くエヴリンと
エヴリンの施設を見て回るジギー
そのときの曲が2人を表しているような歌詞だったのも
ラストシーンの演出としてもgoodです。
その中で、エヴリンはジギーの最初の動画を再生。
2人が向き合う中で
見てくれてありがとう
また来てね
動画を始めたての幼いジギーの言葉で締めるの
これはグッドエンディング!
と、いう感じで
意外とけっこう楽しめました。
冒頭で言ったような感じなので
少なくとも日本では
ホラーやスリラーのイメージが強いA24ですが
数打つホラー、スリラー系より
たまに来るこういう系の作品の方が
ホラー、スリラー作品よりハマることがあります。
中でも、役者監督系は良い。
今作も良かったけど、これまで観た中での
個人的なNo.1のA24作品は
ジョナ・ヒル初監督作品『mid90s』だしなぁ。
ホラー、スリラーよりも
こっち系に力入れてくれないもんかね。笑
ってことで、パンフレットも購入。
ジュリアン・ムーア(エヴリン)
フィン・ウォルフハード(ジギー)
アリーシャ・ボー(ライラ)
ビリー・ブック(カイル)
それぞれの短いコメントに加え、
今作は製作者の中に名前を連ねている
エマ・ストーンのコメントもあり。
豊富なプロダクションノートと
監督であるジェシー・アイゼンバーグと
ジギーを演じたフィン・ウォルフハード2人への
文字数多めのインタビューもあって、
作品の補完としての内容も十分。
なかなか満足度高めのパンフレットで何よりでした。
良かった作品ならパンフレットも欲しくなるけど
今年4本目の作品にて
ようやくのパンフレット購入作品となりました。
僕らの世界が交わるまで
の感想でした。
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